これも積極的に日本映画を見ていこうと言う企画で視聴した作品
原作ありきな作品だったようですが
ちょっと前に政府主催だかなんだかよくわかんねぇけども
老後の資金が2000万円ないと老後年金だけでは生きていけないって言う時代になったって言われていたのですが
この映画によると人生100年の令和の時代ではなんと4000万円と政府よりも倍額が必要だってこの映画では結論付けてくれてましたが
もはやロシアがウクライナに侵攻して、世界が反ロシアとロシア派に分断されて
いつ第三次世界大戦が起きてもおかしくないような現実社会ではもはや老後のお金の心配ではなく、核で地球は壊滅してるかもしれないなぁ
そんなことを夢にも思わない時に作られた作品
まぁ時宜に合わせて作ったドタバタ喜劇ですよね
いわゆる昭和の映画会社が作っていたプログラムピクチャーの一ジャンルとしてあったくすぐりとかの小ネタをいくつも積み重ねて笑わせ
さらにハラハラのプロットをも随所にちりばめることで
観客を劇中の主人公に自己投影させて
最後にはハッピーエンドでホットさせるドタバタ喜劇を現代に蘇らせた作品だった
しかし、まぁよくこんな作品にこれでもかって言う役者と芸人をこんだけ集めたものですねぇ
三谷幸喜さんまで出演していたのには驚いたし、未だに元気な毒蝮三太夫の日本刀がすげぇ
街頭ビジョンのCMだけで哀川翔さん?って思ったら最後にちょっと出演されていたり
もうどんだけ俳優陣にお金かけてんのよ
主宰製作委員会のTBSってやっぱお金あるんですねぇ
ってここんとこ見てる日本映画のほとんどがTV会社の作品ばっかですよねぇ
映画会社が映画作らなくて、TV会社が映画作る時代なんですよね
本末転倒やないかい
こんな作品誰が見るんやって劇場公開されてた時には思ってはいたものの
見てる間はそれなりに映画の世界観にきっちりと私も嵌め込まれていたような
個人的には天海祐希さんはさほど好きな役者さんではないからねぇ
これって夫役の松重さんが実にいいんだよねぇ
自己投影っていうか、まるで自分自身を見てるような役所だったよね
お母ちゃんに家庭は任せっぱなし
さらに言うべきことは言えずにいい顔しちゃうから
葬式とか全部、果ては母親まで引き取ってしまう始末って
もう自己投影っていうよりは
典型的な日本のお父ちゃんって言うような人物でしたし
会社倒産して無職なのに、その現実を他人にはひたかくすっていうのも
なんか自分を見ていた感じでした・・・
完全に松重さんで見ていた作品だったよな
個人的には人とのコミュニケーションが苦手は私にはシェアハウスでの
さらに老人ホームでの生活はできないなぁ
完全なるコミュ障害な自分を知らしめられた感じでもありましたが
令和の時代で映画も変わってきてるはずなのに
昭和のドタバタ喜劇がこんな形で生まれ変わってきてるのにもちょっと感動していたかな
「そして、バトンは渡された 」の監督さんだったのね
そしてベテラン斉藤ひろしのホンだもんねとドタバタ劇に納得
2021年製作、日本映画、「老後の資金がありません」製作委員会作品、東映配給
垣谷美雨『老後の資金がありません』原作、斉藤ひろし脚本
前田哲監督作品
出演:天海祐希、草笛光子、松重豊、新川優愛、瀬戸利樹、加藤諒、柴田理恵、石井正則、若村麻由美、友近、クリス松村、高橋メアリージュン、佐々木健介、北斗晶、荻原博子、竜雷太、藤田弓子、哀川翔、毒蝮三太夫、三谷幸喜
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/b8/7ca861a8dfe804d204a6688b4812f990.jpg)