ベストフィールドという会社からDVD -box2巻組で全十三本がリリースされてる

日活のシスタームービー「機動捜査班」シリーズの第六作目がこの「暴力」という作品
前作「機動捜査班 東京危険地帯」で脚本が長谷川公之、宮田達男に戻ったって思ったら
この作品第四作の堀守夫原作、松村基生・遠藤三郎脚本の作品に・・・
1961年の12月公開ということで61年最後の作品ということに

なんと今までは開巻の日活映画のロゴが35mm用を使用していたものが
ようやくシリーズ6作目にしてシネスコ版の新ロゴに変わってきてましたねぇ

この後どうなって行くのか未だわかりませんが二作目の「機動捜査班 罠のある街 」からほぼヒロインとしてして出演してこられた香月美奈子さんが出演されておらず
ヒロインには清水まゆみさんでしたねぇ
オープニングは警視庁捜査四課による家宅捜索で拳銃やポン刀に九寸五分とかの凶器が押収されるシーン
現在だと凶器準備集合罪とかで禁固刑ですが
なんと立花はたった1日で保釈されてくる、そしてチャカを欲しがるという設定に・・・
実は立花と赤間は今では勢力争いをする状況であるものの
実は根っこは一つで戦前は榊組で兄弟だったのが、榊が没落して2人は競い合う仲になっていた
そんな立花のキャバレーでみすぼらしい菅井一郎が酒をねだっている
なんと榊親分の現在の姿で、今は一応堅気として娘清水まゆみと生活している
そこになんと網走で榊の息子と同房で死水を取ったという井上昭文がやってきて
息子さんのためにも榊組を立て直して見せると・・・
井上昭和文は「機動捜査班 都会の牙 」では刑事として出演されていましたよね
そして獄中で死んでいく榊の息子には「機動捜査班 秘密会員章 」で新人青山恭二刑事を育てる大宮刑事を好演していた上野山功一が演じていたんですね
ってことで拳銃の密売で立花と赤間の二組を手玉にとって拳銃密売で踊らせ
今でいう半グレを使って二組を噛み合わせ
さらに榊を一応立ててこの界隈を仕切ろうって言うお話でしたが
大団円では警察隊も、井上を追い詰めて行く際に拳銃撃ち返していたような・・・
シスタームービーとしては79分と尺が今までで一番長い尺の作品になっていた
シスタームービーとしては79分と尺が今までで一番長い尺の作品になっていた
このあとはboxのVol.2になるんですね
1961年製作、日本映画、日活作品
堀守夫原作、松村基生・遠藤三郎共同脚本、小杉勇監督作品
出演:青山恭二、清水まゆみ、井上昭文、小園蓉子、森塚敏、宮崎準、菅井一郎、山田禅二、上野山功一、長弘、花村典昌、弘松三郎、長尾敏之助、中台祥浩、河合健二、野呂圭介、柳瀬志郎
