MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

人喰海女

2022-04-09 23:08:00 | 邦画
昨日書いた「海女の戦慄」のDVDには特典映像として現存するプリントから起こした
この作品がついてきておりまして
この作品自体も74分の作品ですが、保管が悪くて70分程度しか現存してなかったらしく
一本のDVDとしてはリリースできないと特典映像としてワンパケージにして普通に倍額販売だったのね
「海女の戦慄」ついでに見させてもらいましたが、過去にチャンネルNECOで見てるのよね
感想としては初見の感想を大事にしたいので、レビューは「人喰海女 」を参考にしていただいて
 
ここでは再見して感じた事をちょこっと付け足しておきます
昨日の記事ににも書いたんですが、コチラの作品には丹波哲郎さんが出演されていて
この人悪人、さらに小悪党として御木本伸介さんと芸がしっかりしてる人が脇を固め
さらに殿山さんが悪を捜査する田舎の刑事として
出演者も豪華版だし
一番はヴァンプ女優として主役をはってる三原葉子さんの演技力がしっかりしていて
面白さ、B地区ポチのがお色気と各段に海女ジャンルの映画として進化していたなぁ
 
1958年製作、日本映画、新東宝作品
小野田嘉幹監督作品
出演:宇津井健、三原葉子、丹波哲郎、万里昌代、三ツ矢歌子、平田昭彦、殿山泰司、御木本伸介、松浦浪路
 
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12番目の容疑者

2022-04-09 17:07:05 | 韓国映画
シネマート新宿の恒例企画興行<のむコレ2021>で上映された韓国映画
時代設定は1953年、という事で
ちょうど朝鮮戦争が休戦調停を結んだ年ですよね
そんな休戦が結ばれ、一応の平穏な生活を人々が迎えたソウルの小さな喫茶店オリエンタル茶房に集まり
一杯のコーヒーを味う芸術家の8人
 
そこに見かけぬ一人の紳士が現れて・・・
おなじみさんの一人が、昨晩ここの常連さんが殺された
って噂話を始めると
そんな情報を持ってない人々でしたが
件の見かけぬ紳士が突然口を開いて・・・
 
ほとんどこの喫茶店店内で交わされるワンシチュエーションの会話劇でして
見てるこっちはある意味舞台劇を見てるような錯覚を受けますので
私は舞台劇の映画化かと思い。見終わって調べてみてもどこにも原作原案が舞台劇って言うことは出てきませんでした。
って事で舞台劇風に作った会話劇だったようで
 
実質この作品のテーマはいわゆる朝鮮戦争の元となった今次大戦前からの日本統治を北側から日本の敗戦を受けて中国とソ連の共産主義が大勢を占めて
一方アメリカを中心にした連合軍が南朝鮮で民主主義をって事で
自ずと思想が合うわけもなく戦争が起きてるわけで
ある意味大国の代理戦争が同一民族間で起きた悲劇ですが
それを元にして韓国は軍事国家として、共産主義者の洗い出しを行なっていて
その赤狩りが根底に流れてるテーマでした。
 
そういうことでいつもの韓国映画とはちょっと色合いが違いすぎる作品でした
ちょっとそういう事で私の肌には合わない作品だった
そうこの紳士は軍のレッドパージを目的として諜報活動していた軍人さんで
彼の主導で、一つの殺人事件をきっかけにして店内10人の思想信条が克明に暴露されていくという2時間弱の作品
 
コレは韓国人でなければわかり辛い内容の作品だった
ってことでこの諜報員の暴力描写があるのみで、後は会話主体で進むので、なんだか他人事のお話ってこともあったりで
途中何回かオチていたような気もするんですね
一つふに落ちないのはお客8人、店主夫妻に諜報員と11人しか出てきてないのよね
後は回想シーンでころされた人物は出てくるけど
12人目って一体??????
 
2019年製作、韓国映画(日本公開作品)
コ・ミョンソン監督作品
出演:キム・サンギョン、パク・ソニョン、ホ・ソンテ、キム・ドンヨン
コメント (2)
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