ライズ・オブ・ザ・レジェンド楚留香、覚醒す

楚留香って、中国ではルパンみたいに超有名な泥棒ってもルパン同様架空の人物だどそうで

日本人の私が知らないだけで小説界での超有名人

で映画化もかなりされてるようですが

全く知りませんでした

って言うのが見終わってネットで検索して得られた情報

 

で今作は、副題に“楚留香、覚醒す”ってあるように

名怪盗・・・中国では”盗帥“って言うらしい

というのは劇中楚留香の口から自分は“盗帥になる“と散々言ってい増して

なんとその楚留香が未だ小盗賊だった若き時のお話

 

若き楚留香は、江湖で予告してお宝を金持ちから奪い

それをまた金持ちに売って貧乏人にいる利益を還元していた義賊であった

ある日、神水宮の総帥となる慕千羽と偶然出会い、二人は恋に落ちる

そのころ、日本の侍が慕千羽だけが持つことを許される天一神水を狙っており

天一神水をめぐる陰謀に二人は巻き込まれながらも愛を深めていくのだった・・・
がその天一神水が盗まれて二人して取り返す戦いで楚留香は慕千羽のは命を救った代わりに命を落とす
が並外れた天一神水の霊力で楚留香の命を救ったために

慕千羽は神水宮の総帥から落とされた石室に20年の謹慎を言い渡されてしまい

 

楚留香は世間で”盗帥”としてその名を轟かせていくことになるものの慕千羽への愛に生きて20年慕千羽が許されて石室から出て来る日を迎えるのであった

って言う純愛物語だったんですね

 

2021年製作、中国映画（日本未公開作品）

ドン・ウェイ監督作品

出演：ディラン・クォ、カン・ニン、ツァイ・チュオン

 

そして、バトンは渡された

積極的に日本映画を見ていこうと言う企画で視聴した作品

いや完全に騙されたわ

この映画最初っから”泣いてもらいます“って言う製作意図で作られた作品でしたが

 

私は映画の情報全く入れずに見る人ですからねぇ

完全に騙されたじゃないですか、この騙しはあかんでしょ(褒めてます）

見終わってから予告編見たら、これは完全に見る前からネタばらししてるし

いやはや無の状態で見させてもらったからネタばらしされた後の気持ち良さは十分に堪能させてもらいました

永野芽郁さんと石原さとみさんと女優さんが素晴らしい作品でした

 

いや、原作ありきですが

悪人誰一人もでてこないのね

こう言う映画もいいもんですね

子役さんと石原さとみさんとの血の繋がらない母と娘の一家

田中圭さんと永野芽郁さんのこれまた血の繋がらない父娘の一家の

何気ない日常がそれぞれクロスオーバーしつつ点綴されていくんですね

 

オープニングではそれぞれの登場人物が紹介されます

石原さとみさんは男をとっかえひっかえの、ある意味したたかな女性像として紹介されているんですが・・・
そして一方の父親田中圭さんも実にいい人として、小学生時代にに運動会でバトンを飛ばしちゃったエピソードがトラウマと紹介される

石原さとみの義母に育てられてる泣き虫みぃたん

笑って人との距離を保ち続ける人生訓を持って自ら人が喜ぶならって、育ってきた永野芽郁さんのJK

 

ネタバラシできないもどかしさは書いててもあるんですが

この二組の家族が交錯することで

ラストは驚愕の事実が暴露されると

まさかの感動巨編に変貌していくとはねぇ

オープニングからもう伏線貼りまくりで、クライマックスで見事に回収される様に観客を泣かせる脚本が実に上手いのか、原作が良いのか

 

実に心地よく騙されました

予告編では完全にネタばらししてるので、ある意味無から視聴した私は正解だったようですね

 

血はつながっていなくても料理上手な田中圭のお父さんと、料理のプロとしてこれから生きていこうとする娘の永野芽郁が結婚報告に実家に行って

二人してご飯作る時に玉ねぎを切り刻む二人の包丁音と動作がシンクロしてるんですよね

こう言う手法が映画なんですよ

余計な台詞での説明いらないでしょ、なんか見てるだけで音だけで血のつながりは無くとも二人の心は繋がってるって言うのを絵だけで見せてくれる訳でして・・・

 

まさか卒業式で田中圭と石原さとみが同じ会場にいたとはね

鉢合わせしなかったんですねぇ

この映画に関してはかなり泣かそうって言うあざとさはあるものの、2時間10分以上も尺があるのに

長さを感じなかったなぁ

 

2021年製作、日本映画、映画「そして、バトンは渡された」製作委員会作品、WB配給

前田哲監督作品

出演：永野芽郁、田中圭、石原さとみ、岡田健史、大森南朋、市村正親、稲垣来泉