相変わらずの「機動捜査班」シリーズの第五作目
前作「機動捜査班 都会の牙」では脚本家が、松村基生、堀守夫、遠藤三郎の三人共作に変わっていましたが、再び長谷川公之&宮田達男になぜか戻っていました
この間にお二人は「拳銃横丁」の脚本執筆していたのかな
再び大宮刑事としての青山恭二主演ですが
クレジットでは香月美奈子さんと二枚看板でしたし
また内田良平さんがラス悪として出演してるってことで
毎回役は変わるもののほとんどここまでレギュラーって言っても過言ではないお二人ですな
ちなみにこのシリーズのBox第一巻のセンター写真の
青山恭二が拳銃構えてるシーンはこの作品だったのね
江東地区を覆面パトロールしてる四課の機動捜査班っていうことで
今回はシマを巡っての二大組織と内田良平の小さなシマの三組織が江東地区をものにしようと三つ巴の争いっていうか
小狡い内田の小組織が二大組織を手玉にとって潰し合わせるお話
香月美奈子さんは内田良平さんの情婦でしたねぇ
菅井一郎さんの組が仕切ってるクラブアニータって第一話の「機動捜査班」でも出てきてましたが
ロケさせてくれるクラブってそんなないんですね
外観の店名ロゴの英字で記憶のどこかに残っていた・・・
単なるヤクザの組織争いに今回は株券詐欺を絡めて内田が山田禅二を手玉にとり
菅井一郎には自分の情婦香月美奈子を提供して
最終的には偽株券で得た2000万を持って千葉までの殺人逃避行ですね
千葉県警に連絡とって海岸にまで追いかける機動捜査班の大宮刑事
拳銃は構えるものの
こちらからは一発も撃たないとこは長谷川公之さんのリアリズムだったんでしょうかねぇ
前作との大きな違いでしょうか
二丁の拳銃をありったけ撃ち尽くすのは内田良平さんだけでした
1961年製作、日本映画、日活作品
小杉勇監督作品
出演:青山恭二、香月美奈子、内田良平、小園蓉子、山田禅二、菅井一郎、宮崎準、弘松三郎、相原巨典、藤岡重慶、松本染升、長尾敏之助、野呂圭介、星ナオミ、河野弘、長弘
小杉勇監督作品
出演:青山恭二、香月美奈子、内田良平、小園蓉子、山田禅二、菅井一郎、宮崎準、弘松三郎、相原巨典、藤岡重慶、松本染升、長尾敏之助、野呂圭介、星ナオミ、河野弘、長弘