日活の昭和36年から38年にかけて十三本も製作公開された「機動捜査班」シリーズのシリーズ3作目。
相変わらずのベストフィールドから発売の「機動捜査班」シリーズのDVD−Boxからの鑑賞です
監督の小杉勇はじめ、 脚本も「警視庁物語」の産みの親長谷川公之を迎えて、宮田達男との共同脚本で
二本撮り三本撮りのような作品ですが
コチラはドキュメンタリータッチから離れてのドラマ主体の犯罪捜査映画だし
機動捜査班員自体が捜査四課っていうことで
組織犯罪への捜査です
主役刑事も青山恭二ですが、前2作では中堅大宮刑事でしたが、今作のは大宮刑事は上野山功一
青山は捜査四課新人刑事木村刑事に変更されてて
二組の暴力団が闇カジノというか賭博場を巡っての縄張り争いを壊滅するお話
役柄は主役含めて悪党の嵯峨善兵、ヒロインに香月美奈子とほとんど変わりがないところと月一本のペースで公開されてるところからまとめ撮りしてた気がするんですよね
なんと松原智恵子さんのデビュー作品でもあったようで
当時16だどそうで健康そのものの松原さんでしたねぇ
青山恭二の妹役でした。
捜査過程で暴力団に脳震盪させられた隙に暴力団組長の嵯峨善兵に拳銃と警察手帳を奪われ
暴力団の言いなりになる新人刑事のお話に終始してましたが
こう言う具合に役者が変わらずに役が変わると言うかちょっとシリーズものとしては
やはり月一だったら前作のイメージが消えないまま新作見ると言う
プログラムピクチャーの弊害以外のなにものでもないし、
ある意味観客不在的な作りがはたしていいのか悪いのか
ストーリー的に青山の犯罪組織への忠誠的に変わってしまったところから
彼の立ち位置の代わりようから、途中から潜入捜査に変わったってわかってしmすところはちょい難点
香月美奈子さんは今回はヒロインとしてはかなりな儲け役だったかな
尺的に無理なんだろうけども
松原さん自体手帳と拳銃等同等な役所だったらもう少し見栄えのする作品になり得たと思うけど・・・
六本木だろうが青山だろうが、道路日本普通に都電が走っているのが普通の風景だったんですね当時は
1961年製作、日本映画、日活作品
長谷川公之・宮田達男共同脚本、小杉勇監督作品
出演:青山恭二、松原智恵子(新人)、香月美奈子、近藤宏、上野山功一、嵯峨善兵、草薙幸二郎、宮崎準、天草四郎、河野弘、長尾敏之助、福田文子