麻雀破壊神 むこうぶち傀 山師

オールインで連続12話袴田吉彦の傀で作られてきた「高レート裏麻雀列伝　むこうぶち」シリーズも終わって間もなく

今度は金子昇を傀に迎えての新章再開

本日二本撮りだけの短命で終わった“麻雀破壊神”として一挙昼時間帯にチャンネルNECOでOAされたもののリアルタイム視聴でした

 

監督・脚本も片岡修二と変わりばえしませんし

前シリーズから下元史朗さんと及川奈央さんが続投

さらに雀荘のマスターとしては村野武範も

 

主演は変わっても、やってることは変わらないんですが

雀荘の無駄話みたいなものは最小限に抑えられ全編闘牌のシーンで作られており

なんと役柄として前シリーズでは傀と麻雀をする立場だった史郎さんが

今作ではモノローグによって闘牌手牌の説明から物語を回す役回りに徹していたような

ドラマはすべて麻雀勝負の手牌で描くと言わんばかりに全編麻雀打ちっぱなし

しかし余計な分を排した関係がある意味成功しているし

傀が紙袋とか余計なことも言わずに

見てる人間は基本を押さえてることを前提として作り上げているので

それが良い方向に向かっているようで、闘牌での緊張感が見てるこっちに作品としての面白さを倍増させていたような気がするんですが

何せ無理して再開させたのでしょうね、二本撮りで終わっちゃっていたようで

これでさらに続いて行ったら第一シーズンより面白くなっていたかもしれませんでしたが・・・

 

今作の敵役というかゲストキャラクターには川本淳市さん

彼が副題の“山師”と言う役所がめっちゃカッコいい

古井榮一さんの花会主宰の親分も地味ではあるもののちゃんと存在感を示していたのが良かったけど及川さんの役所が不明でしたが・・・
前シリーズ同様の役だったのでしょうか

2020年製作、日本Vシネマ、アドヴァンス作品

片岡修二脚本・監督作品

出演：金子昇、川本淳市、及川奈央、下元史朗、古井榮一、近藤廉、ひらがかんいち、板倉佳司、山本修司、山脇千文美、小笠原奈央、村野武範

BECKY ベッキー

これは実に拾い物の作品だったなぁ

映画の情報全く入れないから、大体ガーリーリベンジアクション作品と思ってジャケットの情報だけでセットレンタルに組み込んできたんですが

一応GEOさんのアクションの棚に置いてはありましたが

ライトなホラー作品と言っても通用するかもしれないなぁ

殺しがエグいし残酷人体破壊の造形はあるからねぇ

 

かなりの満足感で見終わって検索かけたら

なんと＜シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2021＞にエントリーしていた一本だったんですね

今回の＜シッチェス映画祭＞は同じテアトルグループということでキネカ大森からヒューマントラストシネマ渋谷日本移ってたってことも知らなかったなぁ

ってことで今度レンタルに行ったら同じシッチェス日本エントリーしていた「キラー・ジーンズ」を借りてこなくちゃって

思わされるぐらいこの「BECKY ベッキー」は、最高に面白かった

 

だってねぇ13歳のお姉ちゃんが、お父ちゃんを目の前でむくつけき4人の脱獄囚に目の前で殺されて

そのリベンジ（いやここでも乳の仇討ちですからAvengeですね、正確には↑はまだ見てへんかったからリベンジにしてあるけど）の殺しっぷりが実に半端ねぇ

たがが外れた暴力ってのいうのはここまで行くのかって昔サム・ペキンパーの「わらの犬」でも映画としてバイオレンスの極限を見せてくれてましたが

 

時代を超えて性別超えてさらに低年齢化それも未成年で見せてくれる

もうワクワクゾクゾクしながら1人殺される度にその殺しの美学（ってもかなりグチャですが）に酔いしれられる

ある意味ヒロインがローティーンので世代だからかなぁ

ポップでキッチュな殺人映画となってるのがもうサイコー

 

そうなんですよ主人公というかヒロインは13歳という思春期真っ盛りな女の子

母親を一年前に病死させたばかり

父親と週末過ごすために湖畔の別荘にやってきたきた

来る途中でも思春期のモヤモヤから道の駅で万引きしたりして父親に反抗しつつ別荘に着いたら

なんとお父ちゃん、今付き合ってる少年（ヒロインより年下）の子持ちの黒人シングルマザーを呼び寄せて（この機会利用してヒロインに婚約理解させようとし）たもんだから

余計反抗的にもなるわよね

 

ってことで別荘の森の中のは自分だけの秘密基地に逃げて行っちゃって

そこで彼女だけが欠落したまま、別荘に秘密のお金を隠したかなんかの鍵を取りにきた脱獄囚たちに3人は捕まって

鍵のありかを追求される拷問がはじまるが、彼らも全く知らなくて

 

拷問の末にお父ちゃんが殺され怒りに燃えたベッキーちゃん

怒り頂点でも徒手空拳

まずはティーンエージャーには身近な鉛筆と定規とかでぶっ刺して1人を倒す

もう1人は湖にトラップ貼って湖に落ちたとこをモーターボートのエンジンでズタボロに・・・

ね、殺しがエグいでしょ

 

囚人の一人の大男は彼女を殺そうとはしないのが救いでしたが

究極銃で今回大男も仕留める徹底ベッキーちゃん

ボスキャラは逆に痛めつけられるものの

まずはガスボンベでの火攻め、さらにクルマで当て逃げ、次に四輪バイクで草刈り機がついてるのでこれで人体破壊やで！

一人ずつ順番に血祭りにあげていくベッキー
その容赦ない殺しっぷりは13歳の少女のものとは思えないくらいの徹底ぶりに

見てるこっちは拍手喝采

ベッキー恐るべし

 

2020年製作、アメリカ映画

ジョナサン・ミロ、カリー・マーニオン監督作品

出演：ルル・ウィルソン、ケヴィン・ジェームズ、ジョエル・マクヘイル、アマンダ・ブルジェル、ロバート・メイレット