11月の新作DVDがリリースされる前に邦画としてこいつは消化しておかなければいけなかった作品
そう最近実に多くなってきてる城定秀夫監督の非エロチック作品
そうつまり一般映画作品なのだ
この作品は井上かえる氏による角川から出版されたライトノベルで“第26回スニーカー大賞「優秀賞」受賞作”の映画化
受賞時『私たちのアングラな日常』だったのが角川さんから出版時に『女子高生の放課後アングラーライフ』と改題されて出版された
“アングラーanglerとは釣り人ちゅう意味”だそうだ非公認クラブで“アングラ”との掛け言葉とか
そして城定監督によって映画化された時には“女子高生の”が削られている
主演は女子アイドルの世界はここんとこほとんど知らない世界になっていまして
なんと“♯2i2”というアイドルグループのリーダー的存在の十味(そーみ)というアイドルが主演を務めてるようでして
この作品でJKを演じてる4人さんのうち平井珠生(「アルプススタンドのはしの方 」)さんを除いてあとはまるっきりお初の人ばっかだったけど
そこは城定監督ちゃんとそれぞれ4人の役所の個性をしっかりと描いてくれてましたねぇ
っていうかJKの制服姿だとほとんど目立たないのに、いわゆる私服Tシャツになると十味さんのオッパイのおっきさが気になっちゃって(汗
やっぱなんとかやらのの杵柄でして城定監督きっかりと十味さんのお色気まで引き出してくるとこなんぞは
やっぱ只者監督ではないやね
ってことで東京で些細なことから親友だったクラスメイトたちからイジメを受けていた主人公のめざし
父親の転勤で関西地方のとある港町に引っ越してきて
これまた女子校に転校ってってことで
イジメに合わないようにって何箇条かの禁止事項を書き出していためざしだったが
その名前めざしってことと関西人特有の歯に絹着せぬ物言いと態度で
何と白木須椎羅っていう魚名前の釣道具屋の娘が寄ってきて
何とめざしの名前から非公認部活海釣りクラブへのご勧誘
関西人特有の無遠慮な近寄りにイジメトラウマが発生しそうになるが
何と非公認の釣り部へのご勧誘ってことで、自分に決めた戒律を破る方向にある意味無理強い的に持って行かれるめざしの心模様を点描しつつ
イジメのトラウマから解放されていくめざしの姿を描いた作品
まぁその過程においてちょっとトラウマが再燃したりっていうちょっとしたクライマックスを経てめざしの姿を見てるだけのちょっとしたいい映画ちゅうか
青春映画って言っても良いのかなぁ
86分の掌品ではあるものの見てて爽やかな感動を味わえる作品
個人的には城定監督には一般映画よりはエロチック作品を撮って欲しいけど
世の中の傾向としては城定さん自身も一般作品でも城定節全開で一応ちゃんと見られる作品を撮れてしまわれる
JKと城定監督ちゅうたら私は早く「女子高生に殺されたい」が見たいんだけどなぁ
舞台は関西の港町になってるけど、どうやら三浦半島でロケしていたようですね
2023年製作、日本映画、映画「放課後アングラーライフ」製作委員会作品
城定秀夫脚本・編集・監督作品
出演:十味(♯2i2)、まるぴ、森ふた葉、平井珠生、宇野祥平、西村知美、中山忍、 カトウシンスケ、三遊亭遊子、藤田朋子