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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

怪奇タクシー 風の夜道に気をつけろ!

2023-11-12 20:08:22 | 邦画
個人的に店頭でこのジャケット見てそのままホラーコメディなんだろうなと思って購入してきちゃいましたが
実に面白くない作品
まぁキャスト見てもらうとそれなりの方々を揃えているのだけど
どうしたらこんなつまんない作品が出来上がるんだろうかって言うほどに首をかしげたくなるドイヒーな作品
一応漫画が原作らしい
 
ってことで寝落ちしそうになるのに耐えに耐えての70分間でしたが
映画的には怪奇タクシーに乗った幽霊が目的地に着くまでタクシー運転手に語り聞かされる三つの怪奇譚って言う寸法になっている
 
まずは運転手が顔のない免許証を拾い客である幽霊に”お宅の?“って聞くとこから始まる
男が車に撥ねられて入院、身元を証明する免許証があったけど顔が違う。
目が覚めるとそこは病院で、記憶もないし持っていた免許証に写っている人物も自分じゃないし、じゃあココはどこ?私はだれ?って病院抜け出して自分探しを始めたものの
なんと一目惚れされた看護師神田うのにまとわりつかれる
しかし神田うのさん老けられましたねぇ
まぁこの男が整形してたちゅうことで・・・

JKやOLのスカートの中のスマホ盗撮魔が女の子に見つかってそのまま拉致され山中に連れて行かれてリンチ寸前窮鼠猫を噛むの喩えでなんとか4人を石で殴り倒したものの
山中の道に迷い不思議な一軒家にたどりつきそこで一晩泊めてもらうことになったが・・・
そこの家の長女にはお顔と反対の後頭部にも大きなお口が髪で隠されていて
その口に入る食べ物は生きた人間ってことで
ここでもなんとか家族たちを倒して逃げ出すものの
通りがかったクルマに助けられるがそのクルマ運転していたのは先ほど倒した女たちだった・・・
このエピソードだけ映画オリジナルだそうで
サンドイッチのパンみたいなのの前後の二編は原作漫画からってことのようです

合コンでの引き立て役に借り出されるヒロイン、これまた男にモテない顔に傷のある女にアゴでこき使われてたが
車買い換えたらってそのクルマ地獄から逃げ出したクルマであって
その引き立て役がなんと目を惹く美人に変身
合コンで一人目だったために傷女がクルマ取り上げてこれまた超美人に変身したと思いねぇ
結局その女、合コン中に腹から悪魔が逃げ出して・・・

なんか3話あったもののタクシー運転手のお話ってことで継ぎ目無しに展開されていく訳で
その切り替えに幽霊役の稲田直樹が使われるっていうことで
まぁおもろうないんだけど稲田直樹の幽霊だけが実に良かった(完全地で行けてた)作品
個人的には稲田がタクシー運転手だと見る前は思っとったんよ
 
2022年製作、日本映画、「怪奇タクシー」製作委員会作品
夏目大一朗監督作品
出演:稲田直樹、水野勝、神田うの、熊田曜子、団長安田、杉浦太陽、黒谷友香、西山なすな、山田邦子、なんしぃ、ざわちん、暁月ななみ、ダイアモンド⭐︎ユカイ、緑川静香、有野晋哉、鹿目凛、濱津隆之、山本高広(声のみ)
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メグレと若い女の死

2023-11-12 05:05:39 | 洋画
メグレ警視といえば、これまでも度々映画化されてきたジョルジュ・シムノンが生み出した世界的人気探偵小説
そうか警視ですから探偵はおかしいか犯罪小説とすべきだな
そんなメグレ警視を身長180センチ、体重100キロという原作にほぼ忠実と言える大柄な体型のジェラール・ドパルデューが演じている
監督もなんと8年ぶりの映画だとかでパトリス・ルコントが監督を務めている
こんな映画を公開しないわけにはいかないじゃありませんか
っても撃ち合いもなければなんの派手さもないんだけど日本でも一応劇場公開している作品
 
パリのモンマルトルのヴァンティミーユ広場で、シルクのイブニングドレスを着た若い女性の刺殺体が発見される。血で真っ赤に染まったドレスには5か所もの執拗な刺し傷。この事件の捜査を依頼されたメグレ警視は、そのでっかい体を丸めるようにして捜査を開始する
ちゅうてもなんとお一人で聞き込み捜査、ほとんど手掛かりのない事件
まずはそのシルクのドレスと彼女の持ち物や貴金属履き物などの落差から唯一の一点もののドレスから聞き込み開始
 
死体が誰なのか、どんな女性だったのかを調べていくうちに
そうなんですここのブログでも何回も描いてるようにヨーロッパは今でも階級社会ですから
この作品の舞台となってる50年代はその階級意識がまだまだ派手に人々の間に根強く残っていた時代
そんな時代に若い女性には不釣り合いな高級なドレスが彼女を特定する唯一の手がかりに・・・
メグレ警視は捜査を進めていくうちに、こう言ったパリにはやってくる若い娘たちの生態を知ることになり
この子たちが上流階級の若い男たちの性の捌け口となってるどこまでたどり着く
 
そんな一人の女性を自ら助けてしまうメグレ警視ではあるものの
ようやっとそう言った境遇の女がこの身元不明の女性であると突き止めて
今度は彼女がどうして殺されなくてはいけなかったのかを追求していくわけですが
映画は一応最初の方でちょっと犯人像を見せているのですが・・・
なんとか結末は以外な方に流れていくんですね
まさかの犯人の殺人犯のいない事件だったとは・・・
 
ネタバレになるのでここいらで辞めておきますが
なるほどそうきたかって言うような意外性ではありましたが
都会と田舎のギャップ、お金持ち階級とそうでない人っていうか都会に憧れてやってくる若い女の子たち
現代にも通じるこう言った埋められない乖離変化警鐘とも取れるような作品でしたが映画的にはちょっと地味だったかなぁ
 
フランスの収入に対しての徴税率乃高さに反発してロシア国籍(共産国ですので種入説は一律13%ってーのが気に入ったようで)を取得したドパルデューさんはこのたびのウクライナ侵略に対してどー思ってるのかなぁ
 
2022年製作、フランス映画
パトリス・ルコント共同脚本・監督作品
出演:ジェラール・ドパルデュー、ジャド・ラベスト、メラニー・ベルニエ、オーロール・クレマン、アンドレ・ウィルム
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