日本映画のタイトルでは”七人“っていうのはヒット作の象徴のように使われてきてまして
ってことでこの作品三年ぶりに手の怪我を治してこの街に帰ってきたミュージシャンの二谷英明が新しいバンドを作るために後6人のメンバー集めで視聴者を掴むって言う王道のジャズアクションドラマ
なんと石原裕次郎ではなく水の江滝子さんが製作、熊井啓が脚本を書いた1961年の作品
古き良きプログラムピクチャーの各社の未パッケージ化作品をパッケージ化してリリースしてくれてるベストフィールドから「二谷英明 銀幕の世界 Vol.1」というDVDを中古店で見つけて購入してきて視聴した作品

癖のある七人のジャズバンドメンバーにもそれぞれドラマをしっかりとバックボーンを明確にしており
その中で小高雄二さんが準主役級のドラマを持たせて物語の幅を広げ
さらに二谷の三年前から続いてる土地のヤクザとの揉め事そのメインプロットとして
持ちらにはアクション映画としての面白さと映画としての派手さをしっかりとみせてくれており
小高雄二さんのサイドストーリーに楽団メンバーたちの絆の強さをきっちり表現してくる熊井啓の作劇も素晴らしい
ある意味隠れた傑作作品だったって言ってもいいような作品だった
DVDに付録としてついていたプロフによると和泉雅子さんのデビュー作品だったそうで
なんと当時13歳で杉山俊夫演じる大学生の恋人役という設定
まさかの13歳に見えないっていうのは映画マジックなんだろうな
1961年製作、日本映画、日活作品
松尾昭典監督作品
出演:二谷英明、葉山良二、小高雄二、吉行和子、沢本忠雄、杉山俊夫、小沢昭一、桂小金治、近藤宏、神山繁、木浦佑三、梅野泰靖、武藤章生、江幡高志、内田良平、沢たまき、宮崎準、和泉雅子、野呂圭介、小野良、玉村駿太郎、神戸飄介、長弘、木島一郎、野村隆、近江大介、神山勝伊豆見雄、今村弘玉井謙介