MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

女の手配師 池袋の夜

2023-11-20 20:08:56 | 邦画
1969年というとまだ日活の屋台骨が傾いてない時代である
世にっていうか日本映画がプログラムピクチャー全盛期として各社で二本立て興行している時代に
併映用にと流行の歌謡曲、それも森進一とか青江三奈とかの女心を切々と歌詞に認められていたり
夜の女の恋情を歌詞に載せていたりでヒットしていた時代に
東映さんがこう言った歌謡映画のプロットのいわゆる言葉は悪いがスケコマシ的な女を食い物にしているような男を演じさせたら、天下一品の梅宮辰夫って言う男優さんありきで
ほとんどこう言った女を食い物にして生きる歌謡映画を独占的に制作してシスタームービーながら本編Aムービーをも凌ぐ勢いだったのね
 
他社がそれに指をくわえて見てるだけっていうのも芸がないとこう言った歌謡曲を主題歌にして日活さんが青江三奈さんのヒット曲を集中的に使って
「女の警察」シリーズっていうのをAムービーとして歌謡アクションドラマとして小林旭さんで作ってスマッシュヒット
そう多少のエロチックシーンも加えてヒットさせたけどコチラはアクション映画だった
って事でエロチックの要素をさらに前面に出して作ったのがこの作品
ですから主演に日活の第五の男和田浩治を主演に青江三奈さんのヒット曲のタイトルまんまに
夜の池袋で蠢く男と女の世界を描いたコチラは歌謡風俗映画
 
売春斡旋の世界でのし上がろうとする男に和田浩治さんを持ってきたものの
梅宮さんみたいな天性のナンパ気質どころが皆無でして
まぁこれほど硬派ちゅうか硬質な演技しかできない和田さんは完全ミスキャストとしかいいようがない
この後日活ロマンポルノを支えていくことになる武田一成監督でも芯となる女優さんがこれまたまだ女を出し切れてない集三枝子さんという事で
まぁなんともプロットと俳優さんとの演技がこれほど乖離していて全くチグハグな映画も珍しかったかな
 
できればロマンポルノとしてリメイクしてくれてたら結構な作品として生まれ変わっていたのかもって
こんだけ柔らかい内容の作品を全く硬質な演技で見せられるこっちの身にもなってほしい
ってかここまで未パッケージでいたのが当然のような気がする
私でさえこのような作品が日活で作られてたなんて知らなくて
もう店頭でパッケージ見ただけで即買いでしたが・・・
 
1969年製作、日本映画、日活作品
武田一成監督作品
出演:和田浩治、集三枝子、青江三奈、郷鍈治、奈良あけみ、桑山正一、鈴木やすし、由利徹、谷村昌彦、高樹蓉子、藤田憲子、飯田モコ、久本有紀、森みどり、若水ヤエ子、新井麗子、夏木ミミ、田中マリ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カラダ探し

2023-11-20 05:05:16 | 邦画
この作品も「ヒッチハイク」同様の理由で一緒にセットレンタルとして組み込んできた作品
げにも映画の情報とくにこう言ったジャパニーズホラー系の作品は
敬遠しておりますから
どんな微細な情報もシャットアウト状態ですよ私には
さらにジャケットは一瞥しただけだったってことでいや恐ろしいことに
円盤をプレイヤーに入れて、いざ本編が始まって
ん???これはひょっとして
ひょっとしなくてもなんとハシカン主演の映画だったんですね
いやある意味知らないことは恐ろしいっていうか
儲けたって感じできちんと視聴することに・・・
 
ハシカンさんがJKですからねぇ
ってみんな二十歳すぎて董が経ちすぎた男女優さんたちが高校生の制服着てるっていう映画
まぁ世代的に高校生と同世代でいくら集団であってもお客さんを呼べる役者さんがいないってことでまぁそこは大目にみましょうよ
しかしこう言ったジャパニーズホラー系のメジャー作品を見るのは実質初めてでして
日本映画を積極的に見て行こうっていう企画を企てていなければハシカンさんの主演作を見逃すところでしたが
 
ジャパニーズホラーにあんまりいいイメージを持ってない私に言わせてもらうならば
これってホラー作品として製作されたの?って聞いてみたくなった作品
たしかに人体真っ二つに切断されたりハシカン含めて6人の男女が毎夜殺されるって言うループ系ホラー作品と言っていいとは言え
思うんだけどわたしが思ってる音や突然のなんとかで視聴者をびっくりさせるようなシーンが皆無でして
ジャパニーズホラーという作品を見ないで勝手に想像して毛嫌いしていたことを謝らなければいけないのかも
 
まぁでも私に言わせてもらうならホラーテイストを醸す作品と言った方が正解かもっていうくらい全く怖くもなんともない作品でしたし
原作ありき、さらにコミック化されたのちの映画化って言う王道作品でして
違った見方をすればハシカンさんともう一人の男の子はある意味クラスでは無視されるタイプな子が
そのクラスのイニシチアブを取る派手目な女子とスポーツ万能の男子って言う取り合わせ自体がある意味学園青春ドラマの雰囲気を醸していたりと観れる作品。
 
そんなわけで学園ドラマの要素が根底にあるのでどこか青春ごっこの要素も含まれてヒーローヒロインとのロマンスがはいるのは致し方ないかな
そういやエンドクレジットでわかったんですが主演のは男の子って千葉ちゃんの次男坊だったのね
前に見た兄貴の方の「聖闘士星矢 The Beginning」では演技する表情の端々に若き日の千葉ちゃんの面影が真剣佑クンにはみて取れたんですが
この次男坊さんの眞栄田郷敦クンにはそんなもんは見えず角ばったお顔の輪郭だけが千葉ちゃんのDNAが見てとれてたのが・・・
 
やっぱハシカンさんは奇跡の一枚の美人さんですよね
どちらかというと二枚目半的な役柄の作品が多いからねぇ
でもふとしたこう言った表情はどこからみても二枚目美女
鑑賞に値する美女っぷりでした
 
こういうような製作側が恐怖感を煽る映画っていうのでなければジャパニーズホラー作品も少しは見てきてもいいかなって思わされたけど
先に見た「ヒッチハイク」あれは完全にあかん作品だってもう一回確認できた作品といえる映画だった。
ホラーはやっぱ作る側のセンスと豊富な製作資金だよね
 
2022年製作、日本映画、「カラダ探し」製作委員会作品、WB配給
羽住英一郎監督作品
出演:橋本環奈、眞栄田郷敦、山本舞香、神尾楓珠、醍醐虎汰朗、横田真悠、柳俊太郎、西田尚美、柄本佑
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする