衛星劇場で拾った1964年製作公開の日活映画
葉山良二さんの主演ということとモノクロ画面ということから多分にシスタームービーなんでしょうね
未パッケージ作品ですから蔵出し作品になるのかな
こんなことって映画だけの世界観でしょ
一般警察官は地方公務員ですからこの映画のように警視庁捜査四課の刑事である葉山良二が事件関係者を自殺させてしまった不祥事からなんと神戸三宮署への左遷人事
それで腐る葉山にタイトルが被る
彼は新任時代に拳銃紛失しておりその拳銃が使用されて殺人事件が起きてから拳銃を憎み
その関係で密売人を強要尋問の果てに自殺されて左遷の憂き目に・・・
一方神戸では拳銃密売のヤクザ組織を壊滅せんとしてるものの街ぐるみで警察を締め出して
今日も拳銃密売の現場を押さえんと手入れに行くものの町ぐるみの連絡網で警察の目をごまかしている始末
そんな中に葉山が赴任してきて面が割れていないと潜入捜査を個人的に始めてしまうものの
なんと拳銃取引を掴み勝手に潜入するものの、取引直前に運び屋が殺されて拳銃 50丁は奪われてしまう
捜査陣は殺しと拳銃密売の両面での捜査になるが・・・
再びナイトクラブでの取引との情報で捜査陣はそれぞれクラブに集まるが
そこに拳銃横取りの殺人犯、取引相手の女ボス、拳銃を横取りされたヤクザ、そいつに雇われた殺し屋ともう悪党どもの集団と刑事たちでのいくつ巴になるのか大団円では拳銃撃ちまくりの銃撃戦でしたねぇ
見てるこっちも誰が誰だかわからないが何故か銃音聴くとワクワクできるという作品です
これが娯楽であり映画だって思えるんだよね
ハミ出し刑事としての葉山さんとか殺し屋郷鍈治さん、女親分の白木マリさん
拳銃ブローカーのヤクザの親分に菅井一郎さんに供給元の中国マフィアの大滝秀治さん、更に人情刑事の佐野浅夫と適材適所のキャスティングと黄金期の日本映画界は役者さんも揃っていたことを改めて知らしめられる実にいい感じの日活映画でした。
鈴木瑞穂さんが刑事のと一人としての出演とナレーションとの二役だったのね
1964年製作、日本映画、日活作品
小杉勇監督作品
出演:葉山良二、吉行和子、白木マリ、菅井一郎、郷鍈治、深江章喜、大町文夫、佐野浅夫、山田禅二、庄司永建、野呂圭介、藤岡重慶、大滝秀治、三崎千恵子、花村彰則、木島一郎、榎木兵衛、長弘、島村謙二、玉井謙介、野村隆、千代田弘、鈴木瑞穂