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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

凶愛

2023-11-27 19:50:30 | OV
チャンネルNECOの11月15日の深夜枠でOAされた作品
実は天使もえさんの主演で「凶愛 デートレイプ」というこれまたスターボードからリリースされたこの作品の後続作品の方は前に見てまして
そのシリーズの第一作としてこの西野翔さんの「凶愛」という作品がリリースされていたのね
どうやらこの「凶愛」シリーズは二作品しかリリースされてないようで、これでこのシリーズはコンプリートってことですが、ちっともエロくもなくさして面白い作品とも言えない作品だった短命シリーズで終わってしまったのもある意味わかる気がする作品でした。
 
一応タイトルからもお分かりのようにヒロインに降りかかるDVのお話ってことで
エロさもヴァイオレンスもかなり中途半端な作品でしたねぇ
ヒロインである西野翔演じるスナックのママ山口真紀
DVというか、借金のカタに自分を他の男に売り渡し離婚して今はその夫から隠れて生活しており
スナックのお客様であるラーメンチェーン店オーナー並樹史郎演じるシルバーグレーの紳士橋本と浜辺を歩くヒロインだが
実は二人は過去に傷を持つ二人で真紀の母親の男だった橋本だったが彼のDVによって真紀の母は自殺しており
その自殺を契機として一念発起してここまでのし上がってきた人で
ある意味義父でもあるのだった
 
成長した真紀は、DVで苦しめられた千葉成樹演じる夫篠崎とも別れ今ではスナックを経営するようになり、女一人過去を封じ込め健気に生きていた。
そんなある日、真紀の店に橋本が客として現れる。真紀は義父の姿を見て凍りついた。さらに縁を切ったはずの元夫の篠崎も真紀の前に現れ
ストーカー行為を繰り返し、執拗に真紀の肉体を貪り始める
 
繰り返される人生の失望と諦めが真紀を自暴自棄にしていく。そして運命の糸は真紀に関係なく動き始めるのだった・・・
元夫はまたも借金のカタに元妻を利用しようとしていたのだった
義父は昔の贖罪を求めにやってきたのだった・・・
 
まぁ真紀に都合の良いようにプロットは回転していくだけのお話で
ヒロインの心理が重要視されるこのシノプシスに西野翔では力不足だったし濡れ場も少なくてヒロインの演技にも見てるこっち側にも実に消化不良の作品でしかなかった。
 
切り口の違う記事はコチラ 
 
2015年製作、日本OV、「凶愛」製作委員会作品
北沢幸雄脚本・監督作品
西野翔、並樹史朗、千葉誠樹、齋木亨子、徳永未夢、石毛誓也、松澤仁晶、石塚良博
コメント
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バービー

2023-11-27 05:05:35 | 洋画
もう今月のレンタル作品が洋画は完全に枯渇してきたようで
私自身こんな映画にまで手を出す始末っていうか
なんとあのバービー人形
ってもアメリカのマテル社のヒット商品バービー人形をなんとマーゴット・ロビーで擬人化して作られた作品
マーゴット・ロビー推しにはこんな映画でも見るに値するのがマーゴット・ロビー
 
まぁずーっと男の子をここまでやってきましたからねぇマテル社のおもちゃって言ったらトイガンくらいしか知らない世代ですけど
バービーの人形には彼氏としてケンっていう人形が作られてたり
バービー自体も時代の風潮に合わせて色々な黒人Verのバービーやその家族とかが作られ売られてきてるのくらいは情報として
 
ってことで最高に可愛い擬人化されたバービーでしたねぇ
こう言ったキャラが生かされてこの映画は完成されたんですね
そしてケンにはこれまた歌って踊れるライアン・ゴスリング
ハリウッドの俳優がこれほど豪華にバービー人形の擬人化にマッチするなんて
豊富な人材の宝庫ですよね
ってことでバービーワールドとして売られてきた数々の派生製品までをも擬人化してある意味リアル人間世界の権威主義とか覇権争いと言った醜い社会現象を風刺した映画だったのね
まぁ結論的にはムリクリ無難なとこに落ち着かせてきたし
人間世界に飛び込んだバービーのオチはなんと言ったらいいのか・・・
 
まさかピンクで彩られたバービーワールドがその主体を入れ替えることでまさにリアルワールドに生きる人間の醜い姿を浮き彫りにして最後はピンクワールドからピンク色が一切消えてのあのオチ笑うに笑えなかった
まさかケンが敵対する勢力の筆頭になるとはねぇ
でもこれはある意味カリカチャーされたものであってリアルワールドでは男対女っていう構造ではなく男女問わず共通ということかな
 
女と男を敵同士にすることで単純に物事の対立構造を見せられるものの
人としてその優劣は性別で区別できるものでは無い
“女も上層部に必要”ではなく“男女問わず優秀な人材は上層部に必要”なのだ
だからバービーランドが元に戻ったからといって、免罪符のようにケンは最高判事にはなれないことを知る
まぁマテルの商魂で作られてきたバービーやケン以外のキャストによって単純に擬人化されてピンクの世界で人生を謳歌するだけのキラキラ映画ではなく
バービーの世界観を通じてリアル人間界に一石を投じたまさかの題材でしたネェ
映画は見るまで本当に何が描かれてるか何を訴えてくるかがわからないが
まさかこんな風刺の効いた作品だったとは思いもしなかった
 
マーゴット・ロビーはバービー役に完全にあっており
言わずもがなですがこのバービーを演じるために存在していたかのような感じでしたが
何演らせても彼女は素晴らしい女優さんですが、はちゃめちゃなハーレイ・クィンの最新作が見たいなぁ
っていうかハーレイ・クィンもだけどバービーも彼女の代表作になるよねぇ
 
2022年製作、アメリカ映画
グレタ・ガーウィグ共同脚本・監督作品
出演:マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、ウィル・フェレル、エマ・マッキー、シム・リウ、アメリカ・フェレーラ、ケイト・マッキノン、ジョン・シナ、デュア・リパ、ヘレン・ミレン
コメント (2)
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