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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

メンドウな人々

2024-01-17 05:05:44 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうと言う企画と
今作は的場浩司で視聴した作品
普段はヤクザ演らしたら天下一品の凄みを隠せない的場浩司がスイーツおじさんの素顔さながら普通のおじさんを演じてるって言うのが見たかっただけのお話で見たんですが
 
なんとこの作品“青春と食と地方”をテーマに映画製作していこうって生まれた“ぼくらのレシピ図鑑シリーズ”と言う映画製作活動で地方の地域密着であると同時に地方のFCとの連携で作られていく作品の様ですね
で、この映画はその三作目なんですが
第一作は見てないものの、第二作目の「夏、至るころ」は日本映画を積極的に見ていこうって言う企画と、なんと原案・監督池田エライザ作品と言うことで見ておりまして
その時は福岡の田川のお話だったんですが
今作は富士山が見える町富士吉田を舞台に高校のうどん部が作る“吉田うどん”のお話をメインに高校生たちを主人公にしたアオハルを描いた作品
 
っていうかうどん部で気付かされました。表題の“メンドウ”っていわゆる“麺道”と“面倒”がかかっていたのね
ってもこっちの“面倒”くさいお話ではなくメインテーマは、登場人物みんなそれぞれに悩みがあって、それを日常の中で乗り越えられずに暮らしており
ってとこはある意味“面倒な人々”ではあるんですが
そんな人たちが一歩を踏み出していこうって言うとこで終わる作品だから
この映画もある意味平板に綴られていくだけで一歩踏み出すようなきっかけとなるような盛り上がりはないものの
 
彼らが接していく中でそれぞれが踏み出す一歩を見つけると言うとこは的場浩司にしてもいいおっさんなんだけど
その一歩を踏み出す踏ん切り自体はいくつになっても人間って青春なんだなぁって
思わさせてくれた作品というのかなぁ
 
このシリーズの一作目も機会が有れば日本映画を積極的に見ていこうって言う企画の一本として見て見たくなりました
ってのもこの三作目と同じ監督作品でもあるので・・・
 
筒井真理子さんの鸚鵡返しの演技は秀逸でしたよね
ぜってぇ的場さんに興味あるような雰囲気出すぎでしょ
 
まぁこう言った企画で作られる作品ていうのは地方振興に意味もあるので2年に一本の割ではなくもっと作られてもいいような気もしますが何せ映画ってお金がねぇかかるし
こう言うのに国から補助ってでないのかねぇ
地元還元って代議士先生がパー券のキックバックの一千万でも出してくれりゃ領収書もちゃんとでるし政治資金規制法にもひっからずに映画は作れる、選挙にはきっと勝てるよ
地元振興だからね
 
2023年製作、日本映画、山梨放送・映画24区作品
安田真奈脚本・監督作品
出演:片岡千之助、藤嶋花音、柳明日菜、大迫一吹、翔、佐藤鯨、鳴海翔哉、瑚海みどり、坂本ちえ、西山宏幸、内山由香莉、上村健也、筒井真理子、的場浩司

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