ようやっと見られました、実はもう何回もこの作品(R–15版ですが)はBS、CSでOAされていたのですが
どうした影響か録画してなくて、今月の10日の深夜に日本映画専門チャンネルでの深夜枠で録画できました
佐々木浩久監督の作品だったんですね、彼の作品は「ナチュラル・ウーマン」とOP映画で「絶倫謝肉祭」を見ていますが、その関係でしょうか女装男子の小坂ほたるさんが
実に、いいところで出演されてくる
いわゆるOP映画になる前の大蔵貢が社長してエログロナンセンス作品を連発していた新東宝映画時代から
っていうか、日本の映画製作会社が、真夏に納涼興行として作り続けて来ていた
いわゆる怪談映画(今はJホラーにとって変わられてそのスタイル自体は綿々と続いてるようではあるんですが・・・)をピンク映画、それも大蔵映画で完全に意識して蘇らせた作品と言っていいだろう(実質公開は2018年のお盆興行だったようですし)
いや、ピンク映画なのにR–18もR–15もタイトルが一緒って言うのもあれですと言うことなのかDVDリリースでは”情欲“の二文字だけ削除されてましたが
主演の浜崎真緒さん初め、栄川乃亜さん、加藤絵莉さん、さらにこう言ったエログロナンセンスには欠かせぬしじみさんに、ベテラン佐倉萌さんと
ピンク映画なのに5人も、おっぱいペローんですし、かなりエロい作品
実はレズ友を殺した事で記憶を無くしたヒロインが、夫という男と暮らしてる間に
女医さんから記憶を取り戻す治療としてレズやらされたり
って”呪いの赤襦袢“はどこいった?って回想の劇中劇で説明されますが
赤襦袢じゃないよね襦袢は花柄だし、って事で実は“赤い腰巻”
実はヒロインの財産目当てに旦那や女医がグルになってヒロインを精神的に追い込むのが目的で、幽霊譚でヒロインを追い込みショック死させてしまうという単純なエロ映画なんですが
実はヒロインの財産目当てに旦那や女医がグルになってヒロインを精神的に追い込むのが目的で、幽霊譚でヒロインを追い込みショック死させてしまうという単純なエロ映画なんですが
女装男子が登場してからのクライマックスではヒロインが幽霊として登場して来て
旦那や女医が狂って自滅していくというここいらは完全に旧新東宝の怪談映画へのオマージュですねぇ
それも“四谷怪談”に登場する戸板返しをちゃんと表現していたとは
もう完全に昭和映画の復活でしょうか、何せ日本刀まで登場させますからね
実は全部知ってたヒロインが、旦那たちに罪を認めさすためにショック死演じて幽霊の芝居をしてただけってどんでん返しが2回もある映画
実は全部知ってたヒロインが、旦那たちに罪を認めさすためにショック死演じて幽霊の芝居をしてただけってどんでん返しが2回もある映画
エロの強度は違えどもこの作品は70分のR–18より85分あるR–15の方が怪談映画的には面白い作品になっていたんじゃなかろうか
時代的に憲兵とか傷痍軍人とか出してくるのは無理があるんだけども
旧新東宝へのオマージュとしては欠かせないキャラクターだったんですね
しじみさんはこう言った役をやらせたら右に出るものはいないですね
2018年製作、日本ピンク映画、OP•PICTURES作品
佐々木浩久脚本・監督作品
出演:浜崎真緒、栄川乃亜、加藤絵莉、しじみ、佐倉萌、野田博史、小坂ほたる、白石雅彦