今月最初の韓国映画です。
どうやら、WOWOWのジャパンプレミアムでOAされた後にDVDリリースされた日本未公開の韓国映画です
「乱暴な記録」って主人公の刑事というか、悪徳刑事だった元刑事が
ある意味マスコミってもこれまたお金目当てのパパラッチみたいなやつにおっかけられて
自分のために純色した刑事の汚名を晴らそうと孤軍奮闘して巨悪を一人で倒すお話
ある意味韓国映画らしい悪徳刑事であったり、巨悪が警察なんかものとも思ってんし
主人公も自分は借金で首が回らなくて、麻薬を横から奪おうとしたために
当日自分に着いた新米相棒が殺されてしまったものの
死人に口なしと彼に汚名を着せたものの
何と脱北してきた、これまたお金しか目にないトップ屋さんと、自分のために殉職した刑事の汚名(っても彼自身がそう言って罪を逃れただけなんですが)を、残された家族のために晴らす行程を
トップ屋さんが特ダネとして独占記事としてビデオに録画していく訳で
その悪を追い詰めていく過程が実に激しい格闘シーンばっかで
それを称して「乱暴な記録」ってことなんですが
これが公表されることは最後までありません
韓国映画ですから、刑事残されたほとんどが賄賂や買収されていて、主人公も刑事辞めるまでは、本当に悪徳刑事の見本みたいな人物として描かれていて
殉職した刑事はその悪徳ぶりを知らずに警察官として職に殉じて死んでいったわけですが
主人公は先に書いたように彼に汚名を着せて摘みを逃れてしまうんですが
別に脱北Noトップ屋が現れて正義感に目覚めたわけではないのも事実ですが
殉職した刑事の家族が健気に生きている姿が彼を何かに目覚めさせたかもしれませんが
いきなり巨悪に向かっていく唐突感に見てるこっちもちょっと唖然としたのもじじつですが
さて主人公の頭には新人相棒を殉職させた時に頭で受けたナイフの刃片が残ってて
肝心な時に激しい頭痛が襲ってきたりするのは、こう言った映画のお約束ですが
主人公を務めるのは悪党面したチョン・ドゥホンという役者さんですが、どうやらイ・ビョンホンのスタントマンWOWOW務めてこられた方が
初めて表舞台に出てこられたようですね
って事で、ほとんどのアクションシーンをご自分で演じておられるんですが
その激しい格闘シーンはナイフ、刀、バット、鉄パイプとかが使われていて
そんなかで圧巻なのはなんか車のワックスの缶みたいなものを使って
その蓋を使って相手の首を斬りまくるんですね
韓国映画で見る格闘アクションというよりは、一人vs多人数での踊るような格闘シーンはどこか香港映画を見てるかのようでしたが
こういうシーンではナイフとか刃物が刺さったり肌を斬ったりする擬音が実に文字通り効果的にこっちに痛みを感じさせてくれるんですね
最初に肉斬り音を使った黒沢監督に感謝せねばなりませんね
韓国の警察は本当におバカか悪徳しかいないんじゃないかと思わせてくれる作品
警官の仕事を全うしようとする警官は早死にするって思わされる映画
しかし、トップ屋さんを脱北者にする意味があったんだろうか
2018年製作、韓国映画(日本未公開作品)
ハ・ウォンジュン監督作品
出演:チョン・ドゥホン、リュ・ドックァン、ソ・ウナ、チョン・ウィガプ、チェ・ジェホン、キム・サグォン、クォン・ヒョンジュン