今月も韓国映画は面白そうな作品がリリースされるんですね
まずはこの作品2011年に曽根圭介が、発表した同名小説を韓国が映画化した作品
もちろん原作は読んでませんが
韓国映画にそれなりにハマってる私ではあるんですが、そんな私でもお顔とお名前を一致させて役者さんを覚えるにはまだまだな状態で
っていうかそっちを二の次にして
韓国映画が描く人間のドロドロとした欲望を、ある種のエグさを持って描くとこにハマってる訳でして
そんなこんなである程度の作品をそれなりに観てきていれば、この役者さんはよく見る、この女優を見たことがあるといった感じで名前を覚えようとせずに見てる訳でして
この作品でも主要キャストを演じてる男優さんは見覚えのある人たちだったし
この作品も女優さんがちょっと美人さんだったし
貧しい夫婦の母親とその妻を演じてる女優さんは初めてなのかなぁ
それにしても韓国映画のバイオレンス描写などは直截描写は映像的に避けてるもののちゃんとその半端ないバイオレンス感はしっかりと描けるとこがすごいやん
ちゃんと見どころになってるんだもんね
国策として映画を世界戦略の位置としてk -Pop同様の位置づけにしてるお国柄には
羨ましい限りですよね
国がしっかり予算にしても人材育成にしてもバックアップしてるのは実に恨まやしい限りですよね
それぞれの事情は異なるが、いずれも金銭的に崖っぷちな状態で“今のどん底から抜け出したい”と切望する男2人と女2人のは物語に
さらに様々なワルがこの4人に金の匂いを嗅ぎつけて絡んでくるお話
その一人、親から受け継いだ刺身食堂の経営に失敗して公衆スパでバイト暮らしをしているジュンマン
母親は認知症が入り、妻は義母の介護と清掃のアルバイトでなんとか食いつないでいる
そんな彼が夜勤を終えて店内清掃中に、職場のロッカーの中に残されていた10億ウォン入りのヴィトンのバッグを見つける。このバッグは誰が残した? その人物はどうやってこの大金を手に入れた?
って思いつつ、どうしようか悩みながら忘れ物倉庫にしまう
店のテレビでは海岸にバラバラの女の死体が上がったというニュースを映している
港の出入国管理官テヨンは恋人が借金を踏み倒して逃亡してしまい
保証人として町のヤクザで闇金業者から返金を迫られていた
主要な男女4人の個々のエピソードを並行して描いていく群像劇のスタイルを採ってるものの、途中で、実はこの作品時系列をいじってるってことを観客にわからせてくれており
この時系列のいじりがわかることによって4人の男女の関係と謎を少しずつ観客に明かしていく仕掛け
これって原作通りなのかな
そしてこの男女4人が交錯し、さらに一癖も二癖もありそうなワルが関わってくるという
人物相関が分かると実にスッキリしてくるんですね
そして10億ウォンを入れたビトンのはバッグをオープニング運んできてスパのロッカーには入れる男
エピローグでロッカーの鍵を見つけてロッカーからヴィトンのバッグを出して運び出す女
これはシンメトリーになっていたんですね
日本ではこのような作品を映画化さえ出来ないという体たらく
こう言った映画を見て何も感じないのが今の日本映画界のは現実なのね
2020年製作、韓国映画(日本公開作品)
曽根圭介原作、キム・ヨンフン脚本・監督作品
出演:チョン・ドヨン、チョン・ウソン、ペ・ソンウ、ユン・ヨジョン、チョン・マンシク、シン・ヒョンビン、チョン・ガラム、チン・ギョン、パク・チファン、キム・ジュンハン
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