柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

提案します 「故人や遺族と触れ合う葬式」

2008年07月02日 | お葬式
お葬式って、通夜に来る人の方が多いのはご存知ですか?

通夜に100人の会葬者が見えると、翌日の葬儀、告別式は
30人位の方しか見えないのが最近の傾向です。

故人の知人友人は、葬儀、告別式に参列してお別れをするのが一般的
通夜は遺族、親族の為の物でした。

告別という、本来のお別れの場には1/3の人しか見えません。

男女を問わず、年齢を問わず、多くの人が仕事をするようになった現代では
仕事が終わっって通夜の会葬に来る人が多くなってしまったのです。


デモネ、告別式なら、花を棺に入れる時に故人と対面することが出来ますが
通夜では、故人の顔を見ることも出来ず
ただ「焼香をするだけ」の為に来ているような物です。

また、通夜でも告別式でも、現状では遺族に声を掛けることも出来ません。


コレじゃ【お葬式=焼香】という形式重視のお葬式ですね。


 そこで私は提案します!!
●会葬に来た方が、故人のお顔が見れるように
●会葬に来た方が、遺族と言葉が交わせるように
 そんなお通夜にしませんか!!


そこで ① 通夜の日は、5時に遺族、親族が集まって
      お寺様に、通夜の読経をしていただきます

    ② 読経が終了したら、お寺様は退席されます
      この時、お帰りいただいても、その場にご一緒されても
      構いません

    ③ 棺を焼香台のそばに置き蓋を開けておきます
      遺族、親族は自由に会場を動けるようにしておきます

    ④ 6時に会葬者が見えたら、先ず焼香をしていただき
      棺の中の故人と対面してもらいます
      その後、遺族や親族は会場のあちらこちらで
      会葬者にご挨拶をしたり、生前の故人の様子などを
      お話ししていただきます
      そうする事により、どんな方がお参りに来てくれたかよく解ります
      お寺様にも思い出話に加わっていただいてもいいですね

    ⑤ 会食を用意するなら、その場でも、別の部屋でもいいですね
      遺族や親族が、会葬者に直接、会食をお薦めすることも出来ます
      ふれあい重視で、会食が無くてもいいかもしれません

    ⑥ 対面やご挨拶が終わった方から、三々五々解散をしていただきます
      場合によっては、遺族や親族が出口までお見送りすることも出来ます


翌日の、葬儀、告別式は通常な流れになりますが、通夜で十分に告別の意味合いは
なされていますので、少数の参列でも寂しさは違うと思います

こんな通夜の方法はどうでしょうか?



通夜の開式時間を1時間早めるだけで、こんな中身の濃いお葬式が出来ますし
故人を送る本来の意味があると思いませんか?

葬儀社や、お寺様の中には「そんな、告別の状態なら通夜とは呼べない」
という方がいるかも知れません。

名詞にこだわるなら、何か別のネーミングをしてください。

いかがでしょう。

私、コレを広めたいんだけど
皆さん、良いとか、ダメとか、何かコメントくださいな。

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そこに書いてくださいネ。