柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

子供じみていますかね・・・

2011年05月07日 | 
焼き肉のチェーン店で集団食中毒が発生し、現時点で4人の死亡者が出ています。
生肉は家庭では食べれませんが、専門店でメニューに書かれていれば
絶対に信用して食べてしまいますよね。
生肉の法的な規制や調理方法など、問題は多種に及び簡単ではない、と思いますが。

この店は1皿100円が売りだったそうです。
食中毒を起こしたユッケは300円を切ってましたよね。
最近はこれでもか!と言うほどに安い店が話題になって。
確かに安ければ消費者は喜んで来るのでしょうが。

100円で売るにはいくらで仕入れるのでしょうか?
薄利多売、と言っても利益が薄ければ、仕入れを少しでも安くする
これが商売の常識ですよね。

仕入れを安くするなら、どうしたって質は落ちますよね?
大量仕入れでも、卸す方も商売ですから
人件費を削るだけでなく肉質も片目つぶる状況があるのじゃないでしょうか。

人件費落としたら、衛生管理も怪しくなります。
一度捨てた部位でも、使いたくなったりするでしょう。
卸す方だって生きていかなきゃならないし。

牛を育てる人も
解体する人も
仲卸する人も
店で売る人も
皆、そこそこ利益を出さなきゃいけない、
食べにくるお客さんだって、何かを売って収入を得ているのだから
買う時には、売る人の最低限の利益は確保してあげなきゃ・・・

安いお店がテレビに出るたびに
この仕入れは元は、これで大丈夫なのか?と
気になります。


私は子供みたいだと言われるかもしてませんが
それぞれが働きが報われるくらいの潤いが必要で
それがあるから品質が保たれる、と思っているのですが。
きっと、
「おばさん、おかしい!」
といわれ、通用しないでしょうね。