柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

あなたの気持ちを伝える方法はいくらでも・・・

2011年05月09日 | 赤ちゃんのお葬式
いつもコメントを頂くユウさんから
子供用にアニメなどが書かれた霊柩車があればいいのに?
と言うメッセージを頂きました。
お返事が長くなりそうなので、こちらに書きますね。

葬儀に携わるスタッフは、遺族と接する時間が長いので
家族を亡くした悲しさや苦しさを肌で感じてしまいます。

何とかいい方法で、送ってあげたい!と皆、思うものですね。

しかし、予算を大幅にオーバーしては、本当にいい仕事とは言えません。
採算がとてれて余力があるからこそ、勉強も新しい試みもできるはずです。

お子さんの葬儀は、親御さんにとっては身を切られる想いがあるでしょう。
『この子に最後にしてあげられる事は?』と問い続けているでしょうね。

棺や骨容器をあえて、子供用に取り寄せるより
普通の木棺を親御さんの手で、子供に合った棺になるよう
細工をしてもらう事でも、十分に気持ちを支える事が出来ます。
家族写真を張り付けたり、絵を書いたり、洋服を貼りつけたり・・・

それには急いだ日程では無理ですから、その調整も必要です。
何日かお子さんと一緒に過ごす時間も作れますね。

霊柩車も工夫次第でしょう。
マグネット式の看板のように、アニメとか動物を作っておけば
出棺時だけでもドアに貼りつけ、あとで外すこともできるでしょう。

高いコストの出来あいを求めるより、その時、その子への対応ができる方が
柔軟性があって、優しさがもっと出せる気がしませんか?

私の知り合いが、そういうものを作れる人なので
どうしても、ということであれば、お問い合わせください。

考えれば色々と、想いは形になるものです。