柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

遺影撮影会っていいですね

2012年04月18日 | 葬儀の世界
お年よりは、話をするのが好きです
聞き手が熱心に話し相手をすると、とても生き生きとした表情をします

ディケアーに通ってくるお年よりも、職員さんとの会話を楽しみに
している人が沢山います

その時の何とも言えない表情や姿を、是非写真に納めたいと、いう気持ちから
ご家族の許可を貰って、写真撮影会を行っているディケアーセンターがあります

そこでは、館長さんとご本人とプロのカメラマンの3人が話合いを行う中で
写真撮影が行われるそうです

お一人に90分かけていろいろな思い出話などをしてもらい
その楽しそうな姿を50枚位撮影するそうです

それをポートレートにしてディケアーセンターの廊下に
ズラーと張り出しています

みなさんがちょっとおしゃれをして、実にいい笑顔で写っています
「ハイポーズ」と撮った写真とはまるで違います

結果として、これなら本人らしい、素晴らしい遺影写真にもなる
という事で撮影会は好評のようです

すでに2年半ほどで70名の方が撮影をされてます
とても素晴らしい企画だと思いませんか?

私は遺影写真はとても重要なものだと、以前から感じています

葬儀場でよく耳にするのは
「すごくいい写真だね」という言葉です

「今日の祭壇は素晴らしいね」と言いう言葉の10倍は聞きます

遺族にとっても会葬者にとっても
式場の中にいる故人は、写真でしか感じません

その写真を見ながら式は進んでいきます

それがその人の輝いていた頃で
最も、その人のイメージが出ているなら

例え若いころの写真であっても一向に構わないと思います

私も母も以前、プロカメラマンの丸谷さんに
写真を撮っていただきましたが
二人とも、遺影写真は絶対にこれだ!と思っています