東北地方太平洋沖地震から2週間が経ちました。
横浜でもこの地震は、いつもと違う不気味な長い揺れでした。
もう少しで終わるはず、と自分に言い聞かせてましたけど
途中で、もっとすごい揺れに変わるのではないか・・と不安でした。
後で現地の様子をテレビで見て被害の大きさに驚きました。
更に、その後にきた津波の映像は
余りにリアルで恐ろしかったです。
その場にいた人たちの恐怖は、想像もつきません。
それうえ、目の前で津波に巻き込まれる人がいても
助けられないのですからやりきれなくて辛くて苦しかったと思います。
ただただテレビの画面を見入っているだけの自分でいいのだろうか、と心苦しい気持ちです。
その後も街中が火の海になり、石油タンクの炎上、
そしてどんな影響を受けるか予想もできない原発事故の報道が不安をあおります。
現地は余震だけでなく、食事や寒さや病気や将来の生活や、家族の安否など
数えきれないストレスが重なり、本当に大変な事だと思います。
それとは、とても比べものにはなりませんが
私の所でも、変化がありました。
東京に住んでいる母を説得して、横浜に避難させて10日ほど経ちます。
当初は「私は1人で大丈夫。早く帰る」と言ってましたが、今は「もう少し様子を見る」に変わりました。
実家は、ビルの9階にあり揺れも大きく
留守の家の中がどうなっているか心配だといいます。
また母にとっては、自分が来た事で子供に迷惑かけたく無い、と言う思いがそれ以上に大きいのです。
その母が、時間がたつにつれ、電話で知人に
「1人で揺れているビルにいるのは、とても怖かった」と話す様になりました。
少し落ち着いて本音が出せるようになったのかも知れません。
父が亡くなって葬儀が終わる頃から母の気持ちが不安定になり
私たちと心を通わす事が困難な日々が続いていました。
勘違い、思い込みで自分1人が孤立していると母は考えるようになっていました。
父の死を自分のせいと、思い込んでいたのも一因だと思います。
ずっと母を支えてきた私たち子供や孫にとっても
母の突然の変わりようは理解しがたく、心を痛めていました。
私たちとの関係に、距離を置いていた母が
震災に会あい、突然家族を亡くした人びとの悲しみを画面から触れ
自分より大変な人がいる、自分と同じ悲しみを持つ人がいる、と
気持ちを共有したのでしょうか?
母の言動が変わってきました。
「迷惑をかけたくない」と言わなくなり、頼ってくれるようになりました。
表情も言葉使いも行動も、以前のように穏やかで優しくなっています。
自分の悲しみより、人をいたわる気持ちを取り戻してくれた様な気がしています。
家族の死は心の中を気付かぬうちに傷付けます。
でも、きっと立ち直っていくものです。
周りの応援が有れば、さらに頑張れるはずです。
母もこれから、まだまだ辛い時間を迎えると思いますが
少しずつ乗り越えるがうまくなるのではないでしょうか。
横浜でもこの地震は、いつもと違う不気味な長い揺れでした。
もう少しで終わるはず、と自分に言い聞かせてましたけど
途中で、もっとすごい揺れに変わるのではないか・・と不安でした。
後で現地の様子をテレビで見て被害の大きさに驚きました。
更に、その後にきた津波の映像は
余りにリアルで恐ろしかったです。
その場にいた人たちの恐怖は、想像もつきません。
それうえ、目の前で津波に巻き込まれる人がいても
助けられないのですからやりきれなくて辛くて苦しかったと思います。
ただただテレビの画面を見入っているだけの自分でいいのだろうか、と心苦しい気持ちです。
その後も街中が火の海になり、石油タンクの炎上、
そしてどんな影響を受けるか予想もできない原発事故の報道が不安をあおります。
現地は余震だけでなく、食事や寒さや病気や将来の生活や、家族の安否など
数えきれないストレスが重なり、本当に大変な事だと思います。
それとは、とても比べものにはなりませんが
私の所でも、変化がありました。
東京に住んでいる母を説得して、横浜に避難させて10日ほど経ちます。
当初は「私は1人で大丈夫。早く帰る」と言ってましたが、今は「もう少し様子を見る」に変わりました。
実家は、ビルの9階にあり揺れも大きく
留守の家の中がどうなっているか心配だといいます。
また母にとっては、自分が来た事で子供に迷惑かけたく無い、と言う思いがそれ以上に大きいのです。
その母が、時間がたつにつれ、電話で知人に
「1人で揺れているビルにいるのは、とても怖かった」と話す様になりました。
少し落ち着いて本音が出せるようになったのかも知れません。
父が亡くなって葬儀が終わる頃から母の気持ちが不安定になり
私たちと心を通わす事が困難な日々が続いていました。
勘違い、思い込みで自分1人が孤立していると母は考えるようになっていました。
父の死を自分のせいと、思い込んでいたのも一因だと思います。
ずっと母を支えてきた私たち子供や孫にとっても
母の突然の変わりようは理解しがたく、心を痛めていました。
私たちとの関係に、距離を置いていた母が
震災に会あい、突然家族を亡くした人びとの悲しみを画面から触れ
自分より大変な人がいる、自分と同じ悲しみを持つ人がいる、と
気持ちを共有したのでしょうか?
母の言動が変わってきました。
「迷惑をかけたくない」と言わなくなり、頼ってくれるようになりました。
表情も言葉使いも行動も、以前のように穏やかで優しくなっています。
自分の悲しみより、人をいたわる気持ちを取り戻してくれた様な気がしています。
家族の死は心の中を気付かぬうちに傷付けます。
でも、きっと立ち直っていくものです。
周りの応援が有れば、さらに頑張れるはずです。
母もこれから、まだまだ辛い時間を迎えると思いますが
少しずつ乗り越えるがうまくなるのではないでしょうか。