西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告 ~システムの適正化×①

2012-01-30 17:15:02 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

戸田町の「珉珉」が閉店して以来、絶えて行く機会のなかった「珉珉」を
門戸厄神駅の近くで発見し、早速、来訪。
・・・にしても、中華でビールってのは、たまりませんな。
幸せすぎる。

さて本題。
管財課の方は掲載しておきながら、こちらは完全に放置してしまっていた
もう一つの一般質問です。
実は、市の財政に直接影響を及ぼすと言う意味では、
こちらの話の方が、遥かに重要度は高いのかも???というくらい、
結構重要な話なのですよ。
ただ、根っから文系人間の私にとっては、
かなり難易度の高い話でしたが。
それでは早速、始めます。

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続きまして、大きな二つ目の項目、
システムの有効活用についてです。

本年3月策定の「第3次西宮市情報化推進計画」は、
本市の基幹システムは
「システム構造の複雑化が進み、運用保守に対する負荷が増大」している
という問題意識を示した上で、
こうした「既存システムの構造、連携のあり方などを総合的に見直し、
全庁的な視野での全体最適化を追及する」という方針を述べています。
そして、そのための具体的な取り組みとして
「各システムのスリム化・オープン化」
「内部情報システムのハードウェアの共有化促進」の二つをあげています。
そこで今回の質問では、適正な形で「各システムのスリム化・オープン化」
「内部情報システムのハードウェアの共有化促進」を実現するため、
現状の問題点を明らかにするとともに、
必要な改善策を提案していきたいと思います。

では、その前に、この二つの言葉が意味するものを、ご説明します。
まず、「各システムのスリム化・オープン化」について。
↓資料の④をご覧下さい。↓
「gainennzu20120130.pdf」をダウンロード

本市システムの主要部分の多くは
ホストと呼ばれる巨大なコンピューター上に搭載されています。
ところが、この形には、
 ○ホストが大きくなりすぎる上、
 ○個々のシステムの入替や改善に多額の費用が必要となる

 ○個々のシステムの中身の把握が困難になる
など、多くのデメリットが存在します。
そこで市は、現在ホストに搭載されているシステムのうち
可能なものはサーバーと呼ばれる小規模なコンピューターに
搭載するよう改めるとともに、その過程において、
 ○個々のシステムの中身を把握し、
 ○より安価にシステムの入替・改善ができる形に改めよう
としています。
これが「システムのスリム化・オープン化」の大まかな内容です。
サーバーの単価がホストに比べて著しく安価になってきていることもあり、
一般的に、ホストからサーバーにシステムを移行することで、
システム全体にかかる費用は大幅に削減できると言われています。

次に「内部情報システムのハードウェアの共有化促進」についてです。
本市が保有するシステムのうち、
既にサーバーに搭載されているものを見ていくと、
一つのサーバーに一つのシステムだけが搭載されている事例が
多くなっています。
しかしながら技術の進展もあり、
現在では、1台のサーバー上に複数のシステムを搭載することが
可能になってきています。
各サーバーに適切な数のシステムを搭載することで、
必要なサーバー数を削減し、
システム全体にかかる費用を大幅に削減することが可能になります。
これを進めていこうというのが
「内部情報システムのハードウェアの共有化促進」の大まかな内容です。

私は、市が「各システムのスリム化・オープン化」
「内部情報システムのハードウェアの共有化促進」を
今後の重要な取り組みとしてあげていることは妥当だと考えています。
しかしながら本市の現状を考えると、
これらの取り組みを適正に進めることができるのか、
強い懸念を抱いています。

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本当は、今日のブログではもっと別のことを書くつもりだったのですよ。
が、そちらの方は、ギリギリまでの調整の結果、
お蔵入りになってしまいました。
ま、市側に、こちらの意図を汲んでもらえたということなので、
むしろ、ありがたいことだとは思いますが。

というわけで、今日は、ここまで。
それでは失礼いたします。


駅立ちのお知らせ。

2012-01-27 15:32:58 | 主張・広報と活動のお知らせ

例年に比べると、忘年会が比較的少なめやったな~、と思ってたら、
なんのこたあない、新年会に、その分が流れてきただけのような。
次男の夜泣きのこともあり、若干、寝不足状態が続いていますが、
なんやかんやと、お声掛けいただけるのは、ありがたいことですな。

さて、本題。
毎度恒例の市政報告×2011年12月議会号が完成しました。
12月議会では一般質問を行いましたので、
中味は、ほとんど、それ一色です。
↓内容は、こちら。↓
【表面】 http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/28a.pdf
【裏面】 http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/28b.pdf
(裏面の一部はデータ量が重すぎるため、消してあります。
 悪しからず、ご了承ください。)

というわけで、この市政報告を持っての恒例の駅立ちもやります。
今のところ、決まっている日程は、↓こちら。↓

2/2(木) 阪急・西宮北口(北東)
2/3(金) 阪急・西宮北口(北西)
2/7(火) 阪神・香枦園
2/9(木) 阪神・西宮

寒いけど、頑張ります!
よろしくお願いします。

と、簡単ですが、今日は、ここまでで。
それでは失礼致します。


産業振興できますか? ②

2012-01-26 19:04:42 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

あー、とうとう、「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」を
読み終えてしまった。。。
こら、「義珍の拳」以来、久しぶりの、このジャンルでの殿堂入りか?

と、どうでもいい趣味の話はさておいての本題。
えらい長いことほったらかしてしまった、標題の話の続きです。
前の話では、主に、
「市の職員さんが産業振興に対する適性を持っているんだろうか?」
という観点からの話を書いてみました。
ですが、この続きは、もっと違う観点からの話です。

産業振興と一言でくくっても、色んな観点からの話があります。
で、その中で、最も大きいものは、
 ○政府・国家が
 ○次代の日本を牽引する産業部門を見つけ出し、
 ○当該産業に対して補助金を支給するなどの手段で、
   保護・育成しようとする
いわゆる「産業政策」だと言えるのではないでしょうか。
マスコミさんの論調なんかでも、
「こういうところに力を入れるべきだ!」
的な話は多いと思っています。
でもね、私、個人的には、こうした政府の活動にも、
きわめて否定的なのですよ。

仮に、風力発電業界(別に、太陽光発電でもなんでもいいのですが)が、
今後、大いに発展する産業だとした場合、当然、多くの民間企業が、
ほっておいても、その業界に参入するはずです。
なにせ、日本には1万以上の大企業、50万以上の中堅企業、
300万以上の小企業があるのですから(中小企業庁・調査)

それだけ多くの企業と、そこに努めている数多の企業人が
気付かないにも関わらず、お役人さんだけが、
「この産業が、今後、発展する!」
と気付く産業ってあるんかいな???
と思わずには、いられないわけで。
百歩譲って、見つけられるとしても、それならそれで、
「数ある企業の中でも、この企業こそが有望だ!」
と目利きすることなんか、できるんかいな???
という疑問が、わいてきます。

経済学の分野に重要な考え方は色々とありますが、
その中のとても重要な考え方の一つが、
「自由な取引環境の下で、自由な競争が行われたとき、
 経済は最も効率的なパフォーマンスを示す」
というものです。
逆に言うと、本当に産業を振興したいのであれば、
そうした条件を満たす「自由な市場」をつくることこそが重要であり、
そのために尽力することこそが政府(地方自治体も含めて)が
やるべきことだという話になります。
そのために、政府(地方自治体も含めて)ができることは、
大きくは二つに集約されます。
一つは、公的企業の民営化に努めることであり、
もう一つは規制緩和を進めることです。

同年代以上の方々の中には、
旧電電公社時代、東京-大阪間の電話料金が3分400円だったことを、
ご記憶の方々も、多いかもしれません。
で、そこらへんのサービスが、民営化後、どうなったかについては、
今更いうまでもないですし、
「今から、国営に戻すべきだ!」
ということをいう人もいないでしょう。
そもそも、電電公社が国営のままであった場合、
携帯電話がこんなに普及することさえなかったんではないかいな?
と思いますし、そうであれば、グリーやらモバゲーやらが、
ここまで成長することもなかったわけで。
これらは、いかに公的企業の民営化が、
産業振興という観点から重要かということを
如実に示している例だと言えます。
これは、もっと、幅広い分野についてもいえることです。
(ただし、市場による、自由な競争にまかせておいても、
 効率的な環境にならない場合も存在します。
 こうした事態のことを「市場の失敗」と呼び、大きくは
 自然独占が発生しているとき・外部性が存在するとき・
 情報の非対称性が存在するときの3つが挙げられると言われています。
 ここらへん、書いていくと、長くなりすぎるので、
 興味のある方はネット上で検索していただければと思います。)

で、なんやかんやと書いてきましたが、
私、地方自治体の産業振興も、本質的な問題は一緒だと思っています。
だからこそ、職員さんの適性の話以前の問題として、
「市が、今後発展していく産業や、埋もれているサービスを探し出して、
 産業振興につなげていくのだ!」
的な話は、本質的に無理があると思っています。
酒蔵ルネッサンスやら、B-1グランプリやらのような、
「多くの方に、それを見つけていただくための場を作るのだ!」
的な話は、まだしもですが。

本当に産業振興したいなら、むしろ、要らん市の関与は減らした上で、
民営化できるものは、どんどんしていくというのが、本来の道だと
思うんですよね。
市がやらんでもいいのに、やってるようなこと、一杯ありまっせ、
プールとか駐車場とか。
病院かって、そうちゃうの???と。

という、素直な気持ちを書き綴ってみたブログでした。
それでは失礼いたします。


いいことだ。

2012-01-23 12:17:54 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

うちの事務所は、かなり、エコを心がけているので、
とにかく、この時期は寒いのですよ。
とりわけ、足元が、寒い寒い。
で、なんかいいものないかな~、というのは前から思っていたのですが、
妻の買物に付き合って、ニトリをぶらついてたら、↓こんないいもの↓を発見。

Photo
早速、今日から使い始めたのですが、こら、ええわ。
見た目的に、どうやねん???という話は残りますが、
そんなことよか、ぬくさのほうが圧倒的に重要ですわな、私的には。

さて、お知らせ。
今年から、花見時期の夙川での、露天商の出店を禁止することを、
市が決めたとのこと。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004757833.shtml
いい話です。

この話については、以前から議会でも、多く取り上げられていました。
周辺地域で力を入れて活動している議員さんを中心にした問題提議が、
数多く行われており、私の知っている限りでは、
「出店を禁止するべきだ!」
という方向性のものばかり。
そら、そうですわな。

暴力団系の話はおくとしても。
ゴミの現状をはじめとして、近隣の方々にかかる迷惑のことを考えると
「風物詩」というような意見でくくれるものではないと思うんですよね。
露天商も、花見に行く人も含めて、
みんなが、きちんとしたマナーを守りさえすれば、
こういう問題に対するとらまえ方も、変わってくるとは思うのですが。

久しぶりに、今年は、ベビーカー押して、
夙川に花見に行ってみようかな~、と思う話でした。

>にーの様

正直、私も、議会で、これが配られたとき、ちょっと吹き出しました。
他にも、ちょっと受けてた人が複数。
なんだかなあ、という感じです、ほんと。

>さくら様

アクタの駐車場と芸文センター南側のタイムスのお話、
とても参考になりました。
確かに、そうですよね。
車での来客に、赤ちゃん本舗の利用者が多そうだというのは、
私も同じように思います。

>税金が足りない!と言う前に、することが多いですよ。

本当に、そう思います。
そういったところにはメスを入れていかなければなりませんし、
そもそも、そういうことが起きないよう意識変革を図っていくこと、
自然と、そうなる仕組みを作ることが大事だと思います。
ご意見、肝に銘じます。

>パブコメ出しますね。

ありがとうございます。
何とか、市立中央病院の話を 、
地に足のついた、よいものに変えていきたいと思います。

勇気付けられる、あたたかいコメントを頂き、ありがとうございました。
いろんなことを、あきらめず、頑張っていきます!

それでは失礼いたします。


「ザ・チェック!西宮」について。

2012-01-19 16:12:50 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

年末年始に増えてしまった体重を戻さねば!という気持ちもあって、
買った↓この本↓、どうやら、かなり、お勧めのような。

30代から始める「タフな体」のつくり方
私、趣味の空手のこともあり、拳立て・腹筋・スクワットなど、
いわゆる筋トレは定期的にやっているのですよ。
ところが、この本に書いてあるメニューのうち、
ハードとされているコースを多めにやると、いろんなところに筋肉痛が。
器具はいらんわ、かかる時間も短いわ、一見楽そうな運動ばかりやわ
なので、なめてたのですが、正直びっくり。
正月太りや運動不足でお困りの皆さんは、よろしければ、
是非、ご覧&お試しあれ。

さて、前前回ブログの続きを、またもや飛ばして、
今日は、標記の件について。
ちょっと、腰が砕けそうなネーミングですが、
これ、昨年の8月6日と7日の二日に渡って実施された、
「西宮版事業仕分け」とやらのことです。
念のため。
で、これについての結果報告が、ようやく12月議会で行われたので、
遅ればせながら、そのご報告など。

ところで、前段で「ようやく」と書いた理由は、
9月議会が始まる前の時点から、
「早く報告してくださいよ~、早く報告してくださいよ~。」
ということを言い続けてきたにも関わらず、
結局、報告がこの時期になったことがメインです。

で、報告についてですが。
中味についての感想は、正直なところ、実施前にブログで書いたことと、
あんまり変わりありません。
ちなみに、市側のやってみたうえでの総括&今後の方針は、
↓こんな感じ↓なのだそうです(クリックで拡大します)。

Konngonituite20111226
う~ん、やっつけ仕事感、満載。
そして、この感覚、私には、全く理解できません。

ついでに言うと、上のやっつけ仕事感満載のA4ペラ1の紙は、
委員会開催に先立って行われる、
正副委員長への事前説明の時には、ありませんでした。
当日になって、ペロッと一枚配られたのは、
「我々が聞きたいのは、今回評価対象となった個別の事業に対する、
 仕分け結果とか、それを踏まえての市の対応ではないですよ。
 それは事前に配布される資料さえ見れば分かる話ですし。
 我々が知りたいのは、やってみた結果、どうだったのか?
 その結果を踏まえて、今後、どうするのか?
 という点ですから、それを本番では、きちんと説明してください。」
ということを、事前説明の時に、ギャンギャンに言いまくった結果だと
思われます。
しかしまあ、なんちゅう、テキトーな。。。

一応、先に言っておきますが、私、
「市の関係者ではない外部の目で、虚心坦懐に事業を評価しよう!」
という、いわゆる外部評価的手法に、反対なわけではありません。
ただし、今回の事業仕分けについては、
 ○そもそも事業の存続を前提として行われていること
 ○公募のはずの評価委員に、地域団体関係者が多いことなど、
  人選面での違和感を感じること
 ○対象とされた事業に強い恣意性を感じること
 ○上の理由もあって、いわゆる費用対効果が非常に低いと思われること
などの理由から、評価できないと思っています。

つくづくと、こういう事業って、きちんとした目的意識もなく、
流行に乗っかる感覚だけでやるべきものではないと思うのですよ。

で、私自身の目的意識なのですが。
外部評価の最大の強みとして、
「過去のしがらみがあって、所管の部署だけでは
 整理しきれないような事業を見直すのに、非常に有効」
という点があげられると考えています。
だからこそ、そこらへんを活かすべきだと思うんですよね、
どうせ、今後もやりつづける気でいるということなのであれば、
外郭団体への補助金とか、職員手当ての見直しとか、
職員の給料体系とか、それこそ、外部評価をてこに
抜本的に見直すべきものは、いくらでもあると思うのですよ。
ちょっとずれるのかもしれませんが、
西宮市立中央中央病院の存続の必要性とか、
アサヒビール跡地の購入とかも、そうした視点で見ることができるなら、
十分すぎるほどに、やる価値ありだと思います。

今のままやったら、どう考えても、ただのポーズでしかないわな~、
と思いつつ。
それでは、失礼いたします。


こんなところに廃止の効果。

2012-01-16 12:23:24 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

改めて、すごかったですね、市立西宮高校。
で、それに関連して、個人的に、
興味深い角度から書いている記事を見つけたので、↓貼っておきます↓。
公立の星、市立西宮高校の冒険@Football Weekly
というわけで、前回ブログの続きは一回パス。

興味深かったのは中段以降の↓この部分↓。少し長いですが、引用します。

 兵庫県の公立高校が全国大会へ出場することの難しさは、その練習環境だけではない。兵庫県の公立高校受験には長年「総合選抜制度」が実施されていた。各学校の学力レベルの平均化や通学の便宜などを考慮して始まった総合選抜制度は、公立高校の合格者を校区で分けて、通学する学校を決める制度だ。全体の成績上位10%は希望する学校へ行けるが、そのほかの90%は生徒に学校選択の自由がない。そのため、能力の高い選手を集めて、チームを強化することが困難なのだ。私が通っていた学校のサッカー部でも、中学時代に県選抜に選ばれた選手が二人いたが、その選手だけでチーム力が上がることはなかった。西宮市では2009年度の受験者から、制度が廃止になり、現在の3年生はその一期生でもある。  

 「総合選抜制度の廃止は、チーム作りにとても大きな影響を及ぼしました。廃止が決定してから、魅力ある学校を作る、偏差値の高い学校にすれば、選手の親も安心して、市西を選べるだろうと考えていた」と大路監督。  

 市西サッカー部の半数が西宮少年サッカースクール出身者だ。地元のクラブ出身者が揃って同じ高校へ進学できたのも、総合選抜制度が廃止されたからだろう。

政治色の全くない、専門ブログにこういった内容が掲載されているのは、
実に面白いですね。
私も、この内容には、強く同感です。
手前味噌ですが、しみじみと、総合選抜制度の廃止は、
大きかったな~、と。

素晴らしい。
もちろん、選手・関係者の皆様の大変な努力は大前提として。

きちんとした取組みを続けていれば、継続して結果が出てくる。
これこそ、ちゃんとしたお仕事をすることの醍醐味ですね。
というわけで、色々と頑張ってまいります。
それでは失礼いたします。


産業振興できますか? ①

2012-01-13 12:37:56 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

一昨日で十日戎も終了。
列の後ろの方から小走りでついていった程度ですが、
一応、10日早朝の開門神事も走ってきました。
今年こそ、ちょっとは景気も好転してくれるといいのですが
って毎年言ってる気がするな。
というわけで、今日は、景気に関連しないこともない話ということで、
12月議会で報告された「第2次 西宮市産業振興計画 素案」について。

これまでもいろいろと書いてきましたが、
私、行政(それも市町村レベルの地方自治体)が「産業振興」という
大きなネタに取り組むことに対して、あまり肯定的ではありません。

あくまで一般論ではありますが。
そもそも、市役所を勤務先として選んでいる方の多くは、
「公益の増大を目的とする仕事に従事する公務員になりたい」
と思ったからこそ、公務員をしているはずなわけで。
で、そういう方って、あまり商売的な考え方に向いている方では
ないと思うのですよ。
そんなこともあり、私個人は、そもそもの資質として、
「公共の利益の増進」を旨とする公務員という職業についている方と、
「個々の企業の利益の増大(+その総計としての対象域内産業全体の
 利益の増進)を目標とする産業振興」というのは、
あまり食い合わせがよくないと思っています。

これに加えて、市役所の性質上、業務の中に、
「利益をうまにゃならん!ふやさにゃならん!
 とにかく売上を確保するのだ!費用を削減するのだ!」
という観点が最大限重視されているものはありません。
である以上、(あえて卑近な表現を使いますが)商売に必要な、
こうした感覚や、そのために必要なスキルを磨く機会も
なかったはずなわけで。

というわけで、ここらへん、まとめて、敢えて語弊を恐れずにいうと、
「そもそも、商売に適性も関心もあまりない上、
 そういう仕事をしたこともない人に、
 ほんまに産業振興なんかできるんかいな???」
と思わずにはいられないのです。
あくまで個人的意見ではありますが。

で、それに加えて。
産業振興的な話は、具体的な効果が出ているかどうかこそが
肝だと思っています。
である以上、最も重要なのは、
 ○市は現状と課題を、どのように分析しているのか?
 ○市は、それらに対応するため、
  どのような具体的取組みを進めるのか?
 ○その取り組みに、どのような効果があり、
  どれだけの成果を上げることができるのか?
といったあたりだと思うのですよ。
で、そうした観点から、今回の(前回もそうでしたが)、
「第2次産業振興計画 素案」を見ると、
なんとも言えない違和感が募ります。
それは、同じく12月議会で報告された
「西宮市障害福祉推進計画」
「西宮市高齢者福祉計画・西宮市介護保健事業計画」
の素案を見たときには、全く感じることのなかった感覚なわけで。
↓例えば、これ、ほんまに現状であり課題なんやろうか?と。↓
「gennjoutokadaihoka20120113.JPG」をダウンロード
仮にそうであったとしても、
↓これが、その課題解消につながるんやろうか?、と。↓
「omonatorikumi20120113.JPG」をダウンロード

この項、もう少し続けます。


アクタ西宮北口の地下駐車場について。②

2012-01-10 14:36:05 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

いや~、出初め、寒かった~。
でも、今年は来賓さんたちの挨拶時間が比較的、短かったので、
助かったような。
実に、いいことです。

さて、先日のブログの続き。
これについては、平成21年3月の本会議場における一般質問で、
当時の市民局長が
「一定規模の商業施設には駐車場の設置が義務づけられており、
 同時に、買い物客の利便性を向上させ、
 来店を促すことにもつながっております。
 通常、この駐車場の運営に係る費用は、
 人件費や光熱水費などと同様、
 営利を生む上で当然必要となる経費で
 事業者において負担すべきもの
と考えております。」
という考えを、はっきり示してもいます。
それやこれやを考えるなら、まずは、以前のブログでも書いている通り、
「アクタ西宮のテナントを対象とした駐車サービス券の割引率を
 見直すべき!!!」
というところに、まずは手をつけるべきだと思うのですよ。

一方で、この話に対して、市側は、
先日の12月議会での質疑でも、それに先立つ控え室でのやり取りでも、
 ○件の駐車場の公益性(例えば、あれがあることによって
  近隣の違法駐車が少なくてすんでいる、とか)
 ○駐車場の負担がテナントにとって重くなる
   ⇒テナントが出て行くうえ、抜けたテナントを埋められない
     ⇒アクタのゴーストショッピングタウン化が進行
      という悪循環が想定される
といった市の考えや危惧する点を挙げて、現状を変えようという姿勢は
一切、示しませんでした。
そら、その危惧自体は分からんではありません。
でも、じゃあ、現状の問題点について、一体どう考えてるんですかね?
「公益性があるから、損を出してもかまいません!」
では、ちと乱暴すぎると思うのですよ。
(ちなみに、事前打合せでは、これに似た話をされました。
 う~~ん。。。)

根本的な解決法ではありませんが。
市が所有する駐車場については、
 ○都市整備公社・鳴尾ウォーターワールドが、市が所有する駐車場を
  無料で借り受け、
 ○そこから上がる収入を自社の収入としている
という問題もあります。
これ、実質的には、いわゆる「補助金」であり、
早急に、こうした現状は正すべきだと私は考えています。
例えば、これら、市が保有する駐車場を
 ○一括で指定管理制度の対象にし、
 ○市が保有する駐車場全体の経営状況改善につなげる
という形をとることで、駐車場事業(?)の採算を見えやすくすることは、
すぐにでも、できます。
もちろん、そのためには、市の決断が当然必要となりますが。
でも、こうした話についても、市はきわめて否定的なわけで。

で、まあ、元に戻りますと、病院も、本当に移転整備した暁には、
こういう話になりそうな気がして仕方がないのですよ、私は。
というか、順調に経営されている姿が、どうしても想像できない。。。
なんだかなあ。。。

という、愚痴交じりのブログでした。
皆さん、ほんと、お願いなので例のパブコメ
「移転整備するのなら、給与水準の大幅見直しが大前提!」
だけでいいので、書いて出していただければ、と。
上のリンクから、メール一本で簡単に送れますので。

それでは失礼いたします。


アクタ西宮北口の地下駐車場について。①

2012-01-06 18:19:36 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日の午前中は西宮商工会議所・西宮納税協会・西宮青年会議所・
西宮貿易協会の4団体が主催する新年名刺交換会。
この会に出席すると、いろんな方にお会いできるので、
こういう言い方はなんですが、私らみたいな不精者には便利で助かります。

ところで、こちらでの来賓挨拶の場で、市長が
アサヒビール跡地の購入の話や、それを前提とした中央病院移転の話等、
個人的には、非常にのりにくい話を熱意を持って話していらっしゃいました。
「近い将来、市の中心部に、これほど大規模な土地が
 再び、でてくる可能性は低い!」
ということも含めて、いわゆる箱モノ的な話に前のめりになる気持ちは、
分からんでもないような気もします。
伝記物とか読んでいても、そういう話、多いですし。
もちろん、あくまで一般論でしか、ありませんが。
でも、いつもの話の繰り返しになりますが、この手の話って、
もっと、長期的視点や、堅実に試算された前提によって、
決定されたものであるべきだと思うんですよね。
というわけで、今日は、それに類した、既にある問題の話など。

昨年12月議会で、
「アクタ西宮北口の地下駐車場は、指定管理者制度の対象施設である。
 で、その施設の来年度からの指定管理者が、公募の結果、
 前回に引き続き、同じ事業者さんに決まりました。」
という報告を受けました。
個人的に、この話について、特に疑義はありません。
妥当な選考方法でもあれば、選考結果でもあると考えています。
でも、それ以前に、この駐車場の費用負担のあり方について、
私は見直すべきだと考えています。

その問題点については、以前のブログで書いたことがありますので、
まずは、↓こちら↓をご覧いただければ、と。
アクタ地下駐車場についての私の問題意識①
アクタ地下駐車場についての私の問題意識②
その後、財務的な面から見た、アクタ地下駐車場の状況は、
ますます、悪化の一途をたどっています。

そもそも平成19年6月の時点では、
市は、アクタ地下駐車場の累積赤字を解消できるのを、
平成49年度と試算していました。
ところが、阪急西宮ガーデンズOPEN後の平成21年3月には
累積赤字の解消時期を「平成60年ごろ」に改めました。
で、今回、この報告を受けるのにあわせて、
「その後の経緯も合わせて、累積赤字が解消されるのは、
 いつ頃になりそうなんですか?」
という点を確認したところ、返ってきた答えは、なんと平成74年度。
阪急西宮ガーデンズのオープンという特殊状況があったとはいえ、
僅か数年間で、累積赤字の解消時期が25年も延びるようでは、
この試算自体、到底信用できません。
いや、平成74年度って、そもそも、あの建物自体、あるんですかね。。。
(ちなみに、この試算、今後についても
  ○収入は横ばいで現行水準を維持するものと仮定していたり、
  ○施設の老朽化にも関わらず、修繕等に関わる支出を
   現在の水準のまま、移行するものと仮定していたり
 と、なんとも信じがたい前提に基づいて算出されています。
 正直なところ、今後、累積赤字が解消される時期が、
 さらに延期することはあっても、早まることはありえへんやろな~、
 と思っています。)

と、前段は、ここまでで。
もうちょっと長い内容になりますので、続きは別途。

さあ、明日は消防の出初め式だ~。
正直なところ、寒くてかなわんが、頑張ります。
それでは失礼いたします。


すごいな、いちにし。

2012-01-04 09:59:25 | 近況報告など、プライベート的話題

例年の事ながら、新年のあいさつ的なものを書くと、
公職選挙法に引っかかるおそれがある、という話があるもので、
そこらへんは省いて、四方山話など。
で、そうなると、西宮市民的には、まずは、この話しかないでしょう。
一昨日は、家族と共に、私の実家で。
昨日は妻の実家で観戦してました、市立西宮。

一昨日の方は、結構、本格的なサッカー経験のある義弟の
「いや~、山梨学院のほうが選手のレベルは高いですよ。
 なんか、お金かけて集めてるなあって感じですわ。」
的なコメントを聞きつつ、UNOしながら、ちらちら見てる感じだったのが、
逆転した辺りから、もうテレビに釘付け。
三点目入ったときなんか、思わず、
みんなから、「よっしゃ~」的な声など、あがりつつ。
昨日のPKも、また、手に汗握らせてもらいました。
二試合とも、逆転勝ちというのが、これまた、すごい。
さすがに、明日の試合は観戦できないのが残念やなあ。
それにしても、新年早々、いいものを見せてもらいました。

という感じで。
普段の土日祝祭日は、なんやかんやで、
暦とは関係ない生活を送っていることが多いのですが、
例年、年末年始だけは骨休みさせてもらってます。
今年も、お蔭様で、ずいぶん、ゆっくり安ませていただきました。
なんか、体が重いぞ。。。
ぼちぼち、節制せねば。。。

というだらけたブログですいません。
次回以降は、通常モードに戻ります。
今年も頑張りますので、お気にかけてくださいませ。
それでは失礼いたします。