6月から、西宮市議会議員としての新しい任期が始まり、
各会派の構成や人数にも変更がありました。
で、本日は、その変更を受けて、議会棟内での引越しをやってます。
ま、要するに、会派の所属人数が、
○議会全体に占める割合が高くなった会派は、より広い部屋に
○議会全体に占める割合が少なくなった会派は、より狭い部屋に
引っ越すということですな。
私が所属するにしのみや未来は、
四年前に、この引越しがあった時と比べると所属メンバーの総数が
一名少なくなったこともあり、部屋の移動があるのですよ。
私個人としては。議員になってから、初めての経験。
まあ、それ自体は、どうでもいいことですが、
とにかく、この環境では役所にいても、仕事にならん。。。
というわけで、ちょっくら事務所に引き上げてきて、
ブログの更新など。
それでは、先日の続きです。
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(「市が計画に示した施策だけで、
待機児童を近い将来に解消することは不可能だと確信しています。」
という前フリを受けて)
そこで私は、保育所待機児童解消のための具体的施策として
一定の基準を満たす認可外保育施設に対する補助を
早急に実施するべきだと提案します。
理由は、大きく三点。
一点目は、保育ママ・保育ルームには補助金を与えているにも関わらず、
認可外保育所に対しては、一切補助しない現状には、
大きな問題があると考えるからです。
保育ママ・保育ルームは認可外保育の一形態です。
行政が守るべき大原則の一つが、「公平性・平等性」です。
この観点からすれば、自治体の独自施策として保育ママ・保育ルームを
推進・補助しているにも関わらず、
認可外保育施設に対しては補助しない、という現状は矛盾しています。
二点目は、これが最も重要な理由ですが、
認可外保育施設に対する補助の実施によって、
本市の待機児童数は大きく減少する、という点です。
また、申請から約二年かかる新園の開設と異なり、
認可外保育施設に対する補助は、市の決断によって即時、実施可能です。
↓表④をご覧下さい。↓
「hyou-4.pdf」をダウンロード
認可外保育施設に対する補助制度、
いわゆる認証保育制度を既に導入している東京都の基準に合わせて、
本市の認可外保育施設の2010年4月1日時点での状況を試算しました。
東京都基準の認証保育所制度を導入したと仮定すると、
待機児童は最大0~2歳児で434名、就学前児童全体で687名減少します。
また比較的、容易に対応できると思われる
「開所時間を延長することで条件をみたす施設」
「土曜日に開所することで条件を満たす施設」
もあわせると最大、0~2歳児で600名、就学前児童全体で958名もの
待機児童を減少させることが可能です。
補助制度が導入されれば、新規参入の動きが強まり、
一層の定員増も期待できます。
一定の基準を満たす認可外保育施設に対する補助の実施が、
待機児童解消に絶大な効果を持つことがお分かりいただけると思います。
三点目は、認可保育所の開設にくらべてコストがかからないという点です。
東京都の認証保育所の基準をみたす認可外保育施設は20施設、
定員合計は687名です。
この施設の運営に対して、東京都の基準通り、運営費補助を行うと
西宮市の負担金額は年3.97億円。
一方で、同じ人数を認可保育所で受け入れるためには、
民間保育所で年5.29億円、公立保育所で年13.08億円もの
市負担が発生します。
これに加えて、認可保育所で同規模の待機児童対策を行うためには、
市は億単位の施設整備費を負担しなければなりません。
こうした点からも、
一定の基準を満たす認可外保育施設に対する補助の実施が、
効果が大きく・即効性も高く・費用も比較的少なくてすむ、
本市の現状に鑑みて、きわめて好ましい施策であることは明らかです。
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と、ここまでが前段です。
次回以降は、ここまでの話を踏まえての
具体的な質疑のご報告に移る予定です。
よろしくお付き合いくださいませ。
それでは失礼いたします。