西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

補足@高木小学校区の教育環境向上について。 ②

2012-10-30 11:19:21 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

今更にも程があるのですが、前から気になっていた
「猿の惑星 創世記」をWOWOWでやっていたのでみました。
色々含めて面白かったけど、気になることが一点。
猿の惑星って時代背景的なものもあり、
「核戦争の危機に対する警鐘」的なトーンが強い作品という
イメージが、とても強いのですよ。
でも、なんか、最新作は違うんですね。
今は、やっぱり、バイオハザード的な感じのほうが受けるんやろか?

と、どうでもいい話はさておいて、本題の先日のブログの続きです。
ここからは先日の大社小同様、高木小についての質疑を
そのまま掲載しますので、ご覧ください。

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【質問】
次に、準受入困難地区に指定されている高木小学校に関してです。
高木小学校は、校地面積は13,587平米と通常ながら、
児童数1,143人、学級数35と大規模校です。
校区北側には、11,092平米(試算28億)と、
9,602平米(試算25億)の2つの大きな社宅用地など、
学校として整備可能な面積のある土地がありますが、
これらを取得して分校を整備するつもりはないか。
お答え下さい。

【答弁】
高木小学校については、現在、
通常学級が33学級、特別支援学級を含めると35学級と
過大規模校であり、
理科室・図工室などの特別教室を使用する時間割の編成や、
音楽会などの学校行事の分割開催、過密化に伴う児童の安全確保など、
学校運営上の様々な課題を抱え、厳しい状況が続いております。
また、同校区内には住宅開発の可能性が考えられる土地が多くあり、
今後も児童数・学級数の増加が見込まれております。
このようなことから、
同校の教育環境における課題を解決する必要があると考えており、
教育委員会としましては、課題解決に向け、
あらゆる可能性について検討してまいりたいと考えております。

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大社小に関する質問への答弁の
「土地を取得して校地を拡大することは考えておりません」
と、高木小に対する答弁の
「あらゆる可能性について検討してまいりたいと考えております」
の両者を並べると、かなりの温度差があることは明らかです。
で、行政文書では、こういう表現の違いというのが、
非常に重要なわけで。

というわけで、ここらへんが、私が、
「高木小については、かなり土地取得に色気がありそうな。。。」
と思った根拠なのですよ。
このへんのことは、是非とも、ブログではお伝えしておきたい!
と思ったので、市政報告と思いっきり重複する内容であるうえ、
時期的にも後にはなってしまったのですが

敢えて、書かせていただきました。

続報あれば、またご報告します。
それでは今日は、このへんで失礼します。


補足@高木小学校区の教育環境向上について。 ①

2012-10-24 12:34:27 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

今日は阪神香枦園駅で駅立ち。
終わってみたら、395枚配布と、あと5枚で400枚突破だったことが判明。
気分の問題といえばそれだけなのですが、
なんか、すごい残念やな、これ。。。
もうちょっとだけ、頑張ればよかったような。
でも考えてみると、この駅、昔は軽々400枚以上、配ってた駅なんですよね。
JRさくら夙川駅の開業後、特に北側からの乗降客数が
相当減っていることを実感します。
ほんで、こういうことを考えると、
しみじみと人の流れの変化を感じますね。

と、それはさておき、本題に。
一昨日から広報活動を開始した最新の市政報告に、
高木小学校区に関する記事を掲載しています。
ざっくり言うと、
「高木小学校区の教育・子育て環境改善が必要。
 市も、この点については問題意識を持っている可能性が高い。
 この問題について、今後適切な行動をとるためにも、
 是非、皆様のご意見をお寄せいただきたい。」
という内容のものです。

(↓詳しくは、こちらの右面に記載の通りです。↓
 http://www1.ocn.ne.jp/~shigi/report/31b.pdf )
で、この記事中の、
「私は、市は高木小学校区の現状を強く問題視しており、
 土地取得も含めた解決策を模索している可能性が高いと
 考えています。」
という部分について、もう少し、補足が必要だと考えていまして。

記事中にある「6月議会において、以下の質疑が行われました」
の質疑は、同じ会派に所属する今村議員が行いました。
で、実は、この質疑では、高木小学校区の問題とは別に、
大社小学校区のことも取り上げられていました。
↓そこでの質疑はこちら。↓

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【質問】
大社小学校は、校地面積10,229平米と、やや校地が小さいです。
大社小学校の北側隣接の4,152平米の社宅用地(試算11.2億)を
取得して校地を拡大するつもりはないか。
お答え下さい。

【答弁】
校地の拡大については、
隣接地の取得によって運動場を拡げることが可能であり、
また移動上の安全性の問題、
新たに設置する仮設教室から特別教室などへの移動時間や
けがなどの緊急時の対応など、
教育環境面の問題の解決が可能な場合には、
土地を取得して施設を整備することも一つの方策であると考えます。

ご質問にあります大社小学校の北側に立地する企業社宅用地は、
学校とは道路を隔てているため
当該の土地を取得しても現在の運動場と一体的な利用ができないこと、
また北側道路の上部に陸橋を設置することが技術的に可能かどうか、
さらに土地取得に要する財源の確保など、
様々な問題があるとともに、
現在は社宅として使用され、多くの入居者が居られることから、
土地を取得して校地を拡大することは考えておりません。

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まあ、出来ない理由を並べ立てれば、そうなるんでしょうね。
ただ実際には、
「学校とは道路を隔てているため、運動場と一体的な利用ができない」
形になっている小学校、今でも既にあるんですけどね。

と、そのことはさておき、大社小学校に関する質疑を見ますと。
要するに、
「大社小学校の隣接地を取得して校地を拡大し、
 教育環境改善に努めるべきではないか?」
という質問に対して、
「土地を取得して校地を拡大することは考えておりません。」
という答弁があった、ということになります。
このこと自体の是非はおいて、
質問に対する答弁の内容を比較すると、
高木小学校に関する質疑と、大社小学校に関する質疑との間では、
明らかにかなりの温度差があります。
これが私が、
「土地取得も含めた解決策を模索している可能性が高いと考えています」
としている根拠なのです。

というわけで、次回は、改めて、両者の比較など行ってみたいと思います。
市政報告と重複する部分もありますが、その店、ご容赦くださいませ。
それでは失礼いたします。


公共施設マネジメントの話をもうちょっと。

2012-10-22 15:13:13 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

いつも、朝の駅立ちは新旧インターン生たちに協力してもらって、
一緒にやっているのですが、たまたま明日は「参加できます!」な
メンバーがいなかった(正確には一人名乗りを上げてくれたのですが、
その子は社会人で、たまたま明日が休みという吹田在住者。
そんなん、来てもらうには申し訳なさ過ぎる。。。)もので、
明日・火曜日の駅立ちはなし!と予定していたのですよ。
そしたら、どうやら、その明日だけ、雨がふるような。
なんか、むっちゃ得した気分やな、これ。

さて、公共施設マネジメントの話について、もう少し。
9月議会の最中に、毎年恒例の「事務事業評価結果報告書」が
出てきました。
で、私が所属する総務常任委員会に関連する部分を
決算審査前に読み込んでいたところ、
「歴史資料保存活用事業」という事業について、
「評価結果から明らかになった課題事項など」として、
「~前略~ 自治体の公文書管理のあり方が厳しく問われている現在、
 貴重な歴史資料が散逸等するなど、
後世の批判にさらされることのないよう、
 公文書館の整備に向けた具体的な取り組みが急務となっている
と書いてあり、「平成25年度以降で対応する予定のもの」として、
公文書館の整備に向けた調査研究
 公文書館開設準備委員会設置
 公文書館の整備

と、堂々と書いてあるのが目に付きまして。
いやいや、
そもそも、公共施設マネジメントで「施設の総量削減!」を
うたっているんですが、それとの整合性について、どう考えてるんですかね?
あと「資料を保管せにゃならん!」という話が、そのまんま、
「公文書館が必要!」という話に直結するって、どういうこと???
当然、ここらへんの話は議会で質さにゃなりません。

とは言うものの、いつも、ここにも書いている通り、
委員長という役割上、細かい話を自分ではやりにくいのですよ。
というわけで、同じ会派の今村議員にお願いして、
この件について、質疑してもらいました。
もちろん、当局方には、こちらの問題意識を事前に伝えた上で、
「この件、質問するから、ちゃんと準備しといてや~」
というネゴをした上での話。
で、その結果、先方から出てきた答弁は↓こんな感じ↓でした。
(議事録から、まるまる抜粋しているので、
 分かりにくい部分については、お許しください。)

「公文書館というもののあり方なんですけれども、ほかのところも、
 各地方自治体も中核市についても、国、県は、結構整備しているところも
 多うございますけれども、市町村のレベルでしたら
 まだまだ整備しているような実情はございません。

 西宮市におきましてもこれをどのような形で、
 前年の公共施設の利用とか、もしくは箱物をつくるとしてでしたら
 それに要する費用と費用対効果の面も当然考えないといけないと
 思っておりますので、現時点では、他市の状況を注視しながら、
 西宮市にとってあるべきあり方を模索している
のが現状でございます。」

「なにがなんでもつくるんや!」
というトーンからは、かなり下がっているように感じるので、
まだ、なんぼかマシな話ではあるような。
でも、それって、事務事業評価に書いてることと、大分違いまっせ~。
それはそれで、どないやねん???と。

しかし、ほんま、手段と目的が混同されとるな。
ほんで、ほんま、ハコ物つくるん好きやなあ。
こういうのを見るにつけても、さっさと具体的な中身とスケジュールを
示さんことには、公共施設マネジメントの話って、どんどん、
おかしな話になりかねないように思えてならんのですよ。

まさか、一回、軽く釘をさしただけで、市側が、
この話を綺麗に引っ込めるとも思っていません。
なので、この話、おかしなことになってしまわないように、
今後も注意深く展開を見守っていこうと思います。
しかし、ほんま、なんだかなあ、と。

というわけで、今日のブログは、これまで。
それでは失礼いたします。


駅立ち日程のお知らせ。

2012-10-19 12:02:31 | 主張・広報と活動のお知らせ

糖質ダイエット、恐るべし。
誘惑に勝てずビールと日本酒飲んだり、うどん食べまくったり、
必ずしも無茶苦茶ストイックに実践してるわけでもないのですが、
3週間チョイで、ほぼ3kg減。
そこまで無理してる感じもしてないし、
もともと、そんなに太っていたわけでもない(と思っている)ので、
こりゃ、すごいわ。
というわけで、興味のある方は、是非、どうぞ。

という個人的にも程がある話はさておき、駅立ち日程のお知らせです。
毎度恒例、9月議会の終了を受けての市政報告配布を
以下の日程で実施します。

10/22(月) 阪急・西宮北口×北東・アクタ連絡通路
10/24(水) 阪神・香枦園×改札前
10/25(木) 阪急・門戸厄神×東改札前
10/26(金) 阪急・甲東園×東階段下
10/30(火) 阪急・西宮北口×北西・公園内
11/5(月)  阪神・西宮×えべっさん口

配布する市政報告は、いつもの通り、HPからご覧頂けます。
よろしければ、こちらも、是非、ご覧下さい。

多くの方とお会いできることを楽しみにしつつ。
それでは失礼いたします!


公共施設マネジメントについて。 ②

2012-10-16 11:25:38 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

日曜日の神輿で声を出しすぎたせいで、しゃべるのがしんどい、しんどい。
昨日に比べりゃ、ずいぶん、マシになったものの自分の声とも思えんような、このかすれ声はなんとかならんもんか。。。
加えて、毎年のことながら、体も、いろんな部分がボロボロ。
にも関わらずの、この爽快感!
やっぱり、祭りは参加するのが俄然楽しいな。

さて本題、先日のブログの続きです。
施設総量の縮減については「今後20年間で施設総量を10%以上縮減、50年後に20%以上縮減」という数値目標を掲げているというのは、こないだ書いた通りです。
で私が、そもそも、この数値目標自体の妥当性に対して強く???と思っているというのも、これまた前に書いた通り。
あと、前回は書きませんでしたが、「20年後とか50年後の計画って言われてもなあ。。。」という思いも、これまた、強く持っています。
が、その点については敢えて措いて、もう少し別の観点から見ていきたいと思います。

配布された資料によると、市が保有する施設を延床面積別で見た場合、41%を住宅施設(=市営住宅)が、36%を学校施設が占めています。
この両者の合計は77%。
一方で、他の社会教育施設・福祉施設・行政施設などの延床面積は、それぞれ5%以下に留まっています。
となると、単純に数字から見て、目標を達成することを考えると「市が所有する施設の大部分を占める市営住宅と学校施設の面積を減らしていかないと!」ということになります。
でもね、それ、そんなに簡単なことかいな???と思うのですよ。
ほんでまた、市がこれまで示してきてる方針とも合わん部分があるんではないかいな???と。

遠い先のことは分からんというのは先にも書いたとおりですが、そもそも、現在、市内の学校施設は非常に不足した状況にあります。
「これをそもそも、削るべきなのか???」という考えが当然、最初にあってしかるべきでしょう。

また市営住宅については、それとは別の意味で、深刻な問題があります。
市は、現在9959戸の住宅数を10年後までに約8600戸まで減らすという計画を示しています。
が、これ、単純な戸数だけで見ると、現在ある市営住宅の戸数のうち、8.6%を減らすということでしかないんですよね。
市営住宅の市が保有する公共施設全体に占める延床面積は41%ですから、市営住宅の8.6%削減は市が保有する施設全体の延べ床面積の約3.5%の削減にしかなりません。
もちろん、これは単なる戸数だけでの計算です。
なので、これが、どの程度、正しい数字なのかは分かりません。
でもね、こういうことを色々考えていくと、やっぱり計画を実現するための具体的なスケジュールと内容こそが必要だと思うのですよ。

そもそも、最近の市の動向を見ている限り、アサヒビールの跡地取得とか、病院の移転とか、防災センターの設置とか施設の総量を増やすことにつながるような話ばかりに熱心なように思えてなりません。
でもね、それじゃ、ダメですよ!というのが今回、こうした考えが示された背景にある最も重要な部分なわけで。
である以上、どう考えても、次に必要なのは、やっぱり、
「じゃあ、どうやって具体的に、これを実現するの?」
ということを示す計画だと思うのですよ。

本来は、アサヒビールの跡地を取得するとかせんとかも、市が保有する公共施設のマネジメント全体の中で位置づけて考えるべき話です。
泥縄感満載の、今の話の進め方は、どう考えても違うと思うのですよ。
なので、引き続き、今後の展開を見守るとともに、意見やら注文やら、つけていきたいと思います。

それでは、わたしゃ、これから午後からの委員会の準備に戻ります。
こっちも、かなり重要な話なので頑張ります!
ご報告は、また後日ということで失礼いたします。


公共施設マネジメントについて。 ①

2012-10-12 17:28:52 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

「趣味・食べ歩き」を満たすべく、久しぶりに讃岐うどん食い倒れツアー@香川に行ってきました。
日帰り強行ツアーで7店まわり、こんぴらさんにお参りして、
瀬戸大橋のたもとで夕日まで眺めるという充実のラインナップ。
それにしても、やっぱり、おそるべきやな、さぬきうどん。
どれもこれも美味い上に、店によって、あんなに違うとは。
とは言うものの、もう、しばらく、うどんは、なしでいこう。。。

さて、本題。
今日は、9月議会でも報告のあった「公共施設マネジメント」の話についてです。
西宮市が取り組む「公共施設マネジメント」については、直近の市政ニュースにも掲載されていました。
その内容の主だったところを要約すると、
---------------------------------
○市が、高度経済成長と人口増加に合わせて整備してきた多くの施設が、今後、大規模改修や建替えの時期を迎えるため、それにかかる維持管理などのコストは確実に増加する。
○一方で、近年の経済状況や少子高齢化の進行も踏まえると、今後の税収の伸びは期待できない。また、高齢化等の要素もあり、社会保障費は増え続けることが予想される。
○このままでは、公共施設を維持・管理し続けることが不可能になってしまいかねない。
○公共施設マネジメントとは、こうした現状を踏まえて、施設の機能改善やコストの削減などを積み重ねながら、将来を見据えて、中長期的に市全体の施設整備を進める取組みのこと。
○今後は、市民サービスの水準をできるだけ維持しつつ最少の経費で最大の効果を発揮するため、人口規模やニーズを踏まえた施設の統廃合・複合化を含めた全体的な最適化を進めていく。
---------------------------------
といったところになろうかと。
きわめて、まっとうな考え方だと思います。
こうした考え方に基づいて、ぐっと進んだ対策を進めている自治体もありますし。

で、9月議会では当然、市政ニュースに掲載されているよりも詳細な報告が行われています。
とりわけ大きいのは、
---------------------------------
○施設にかかる維持管理費を今後5年間で10%以上削減(平成22年度比)
○施設の総延床面積を今後20年間で10%以上削減。
 ⇒今後50年間で20%以上削減(平成22年度比)
---------------------------------
等、客観的な数値による目標を示したことでしょう。
目標値を示した以上、当然、これを達成するべく取組みを進めていかねばなりません。
ただ、ここには、ずいぶんと色んな問題があると思っています。
とりわけ重要なのは、施設の総延床面積の削減に関わる話です。

そもそも「今後20年間で10%以上削減。今後50年間で20%以上削減。」という目標値は、
---------------------------------
○政令市をのぞく人口40万人以上の都市における、市民一人あたりの公共施設の床面積を西宮市と比較してみた。
○すると、西宮市が他市の平均に比べて、一人当たり面積が広いことが分かった。
○というわけで、今後20年間で10%削減すれば、現在の他都市平均と、ほぼ同水準になる。
○なので「今後20年間で10%以上削減」という目標値を掲げてみた。
○また、それ以降は人口も減少が予想されることから、一人当たりの延床面積は同じ水準のままにしていても施設の総量は減らす必要がある。それを満たすためには「今後50年間で20%以上削減」が必要。
○なので「今後50年間で20%以上削減」という目標を掲げた。
---------------------------------
という理屈で導き出されています。

要するに、
---------------------------------
○今の西宮市は同規模の市と比較すると、施設の量が多い。
○だから総量を一人当たり面積で比較したら同水準になるようにしよう。
---------------------------------
という理屈でひねり出された数字だということです。
で、まず第一に、私はここに疑問を感じています。

そもそも、公共施設マネジメントが必要となる背景であるところの施設の老朽化・財源の逼迫・少子高齢化といった課題は、どこの自治体にも共通する問題です。
当然、最近では多くの自治体がこの問題に対して危機感を持っていますし、施設総量の縮減は、どこの自治体においても多かれ少なかれ、行われていくことでしょう。
そんな中「他市との平均」という考えだけで、施設の総量を考えていくというのは違うのではないか、と。
もっと簡単に言うなら、
「いやいや、他の自治体も、多分、だんだん減らしていきまっせ。
 それ、どないしますの???」
というところですね。

また、「人口40万人以上の都市」と単純に比較しているところにも違和感を感じます。
大阪・神戸という大都市に近接し、文化・商業施設等について関与する必要性自体が小さいと思われる西宮市と、そうした部分にも大きく関与せざるを得ない地方都市とでは全然、条件が違うわけで。
ここらへんも、非常に強く、疑問を感じるのですよ。

でも、それ以上に私が疑問に思うのは、この計画を進めていくにあたって絶対に必要なはずの、より具体的な内容が、今のところ示されていない、というところなのです。

と長くなってきたので、今日はこれまで。
それでは失礼いたします。


あたま、いたい。。。

2012-10-09 10:55:31 | 市政全般に関連すること

最近あった、大事な市側との意見交換の場にて、
アサヒビール跡地と中央病院に関する話について、

「我が大日本帝国は天壌無窮の神勅を受けた神の国である。
 よって、我が国が必勝の志を持って進む以上、
 必ずや勝利の道は開けるのである。

 すなわち、我が帝国において必要なことは、
 必勝の信念を持って、国民が一体となり、
 勝利へと邁進することである。

 然るに、勝敗の帰趨、未だ定かならざる段において、
 勝利せざる場合の話をするなど不届き至極。
 これ、偉大なる我が帝国の敗北を願うものにして、
 我が帝国の、いや増す栄光を信じざる国辱者である。
 非国民である!
 そのような言説、一顧だにする必要はない。
 その価値もない!!

 我々は、ただ必勝の念を持って、戦う。
 これによって、必ずや輝かしい栄光を得ることができること、
 これ必定である!!!」

的な考えを、聞かされました。
「上が、そんな感じやから、もう、どうにもなりません。。。」
的な話は、いろんなところで聞いてはいたものの、改めて、愕然。
う~ん。。。

・・・なにからつっこんだものやら、途方にくれるのですが。
市がやりたいことがあるというのは、そら、そうなんでしょうけど、
それが、うまくいかなかった場合のことを考えるのは当然やと
思うんですが。。。
これだけ大きい事業であれば、余計のこと。
ついでに言うと、必勝を信じて戦いさえすれば、必ず勝てる!というのも、
これまた、すごい考えやなあ、と思うのですよ。
こんなことで、いいんやろか。。。
いや、どう考えても、いいわけないよなあ。。。
それにしても、溝は深いなあ。。。
ほんと、とてつもなく、深い。。。

と、これ以上は、具体的に書きにくい話なんですよね、これ。
とか言いながら、あらかた、書いてるようなもんですが。

なんか、もやもやとした物言いになってしまい、すいません。
というわけで、今日は、このへんで失礼します!