お陰様で昨日、一年半ぶりの一般質問終了しました。
お忙しい中、議場まで足をお運び頂いた方、オンライン中継をお聞きいただいた方、気にかけてくださった方、質疑の調整に関係した職員の皆様、全ての方々に心から御礼申し上げます。
本当に、ありがとうございました。
で早速、その報告に入ろうと思うのですが、事前に予告していたこともあり、まずは制服の価格見直しの内容から。
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【ご参照】
【予告編】中学校の制服は、もっと安くならないのか?ただ今、調査・調整中です!@2021年5月のブログ
それでは早速、始めます。
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※2021/7/6追記※
ブログ掲載後、ご指摘があり、調査・確認した結果、
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●教育委員会から提供を受けた、基礎資料に重大な誤りがあった
(公正取引委員会資料には夏服が含まれていないが、市の数値には夏服が含まれているなど、比較対象として不適切)
→それを基に作成し、議場・ネット等で配布・配信した資料、およびそれに基づいて展開した以下の内容についても、線を引いた部分については誤っていた
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ことが判明しました。
修正するとともに、心からお詫び申し上げます。
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中学校の制服は入学時にまとめて支出が必要となることに加え、子供の成長に伴って買い替えが必要な場合もあるなど、家庭にとっての費用負担は大きいと思われます。
実際、2018年3月には、文部科学省が
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●保護者等の経済的負担が過重なものとならないよう留意すること
●保護者等ができる限り安価で良質なものを購入できるよう、取り組むこと
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を求める通知を発出しています。
資料③に、詰襟とスラックス、ブレザー、スカートなどの学生服に加え、制服に付随する品目であるシャツ・ブラウス・ネクタイ・リボン等、学校が指定する品目をまとめた制服一式の販売価格を、男子生徒・女子生徒に分けて、全国平均と西宮市で比較しました。
ご覧ください。
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※資料内容が誤っていたため、削除しました※
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なお
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●全国平均価格は2017年公表の公正取引委員会作成資料からの引用
●本市の価格は2020年度時点のもの
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です。
男子生徒の場合、全国平均で最も多いのは青色のセル、3万円未満で41.2%を占めています。
ところが西宮市の場合、3万円未満なのは全体の10%のみで、最も多い価格帯は緑色の35,000円以上40,000円未満の価格帯。
これが全体の50%を占めています。
また青色と赤色のセルの合計、35,000円未満の価格帯が全国平均では66.1%を占めているのに対して、本市では35,000円未満の価格帯は全体の30%しかありません。
女子生徒の場合、全国平均では青色と赤色のセル35,000円未満で全体の55.5%を占めていますが、西宮市の場合、35,000円未満なのは全体の10%のみ。
男子・女子いずれでも本市の制服一式の販売価格帯は緑色のセル35,000円より右側、つまり高い価格帯に集中しています。
本市中学校の制服価格が、全国平均に比べて高い水準にあることは明らかです。
さて先ほど述べた通知において、文部科学省は公正取引委員会が2017年11月に公表した、学生服の取引実態に関する調査報告書の内容を踏まえた取組を行うよう求めています。
その主な内容は
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●制服メーカー間や販売店間の競争を促すことは、安価で良質な制服が提供される可能性を高めることとなるため、コンペ・入札・見積もり合わせといった方法で制服メーカーや指定販売店等を選ぶこと
●学校が指定販売店等を案内している状況では、指定販売店等を増やすことが望まれる
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といった内容です。
しかしながら、本市では中学校20校中17校が指定販売店Aの独占販売、その他は2校がA以外の指定販売店が独占販売、1校のみ指定販売店2校となっています。
また多くの学校において、長年にわたって、指定販売店の見直しは行われていません。
こうした状況は早急に是正するべきです。
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と、ここまでが前振りです。
講釈はさておき、資料③を見れば、西宮市の制服価格が高いことは一目瞭然ですよね。
コロナによる影響も大きい中、家庭の出費を極力控えることにつながる取組、積極的に進めていくべきだと思っています。
この内容を踏まえての、具体的な質疑のご報告は次回以降のブログにて。
現状の改善に大きくつながる内容でしたので、ご期待ください!
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。