西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告@高木地区の新設小学校について ①

2013-06-27 19:41:03 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

なんやかんやで無闇とバタバタしています。
これ、もう少し続きそうな予感。
議会中は昼間時間帯が完全に拘束されてしまうので、
やらなきゃいかんことが、なかなか進みません。
困ったもんだ。

さて、一昨日に一般質問終えました。
色々とネタはあるのですが、まずは標題の件について。
こちら、私のブログをご覧頂いている方で、
興味と関心をお持ちの方多いことかと思いますし、
結構、色んな情報も出てきましたので。
それでは、早速始めます。

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私は現在の厳しい教育環境を改善するため、
高木小学校区内に新設小学校が設置されることを
前向きに受け止めています。
一方で小学校新設を高木小学校区だけでなく、
より広い地域全体の教育環境向上の機会と捉えるべきだとも考えています。
そこでここからは、こうした観点から質問します。

まず新設校の校区についてです。
市は、取得地の面積に合わせて新設校の適切な学級数を18~24学級、
適切な児童数を630人程度として、地域に三つの校区案を提示しました。
資料裏面の図①をご覧下さい。
図① 高木小学校区と新設小の校区

現在の高木小学校区を黒線で、
そのうち今回の校区設定と関連する町を赤線で囲みました。
当初、市が提示したのは
「新設校予定地の薬師町と隣接する野間町・林田町を校区とする3町案」
「新設校予定地の薬師町と
 隣接する野間町・林田町・伏原町を校区とする4町案」
「新設校予定地の薬師町と
 隣接する野間町・林田町の全域、伏原町の一部を校区とする3.5町案」
「新設校予定地の薬師町の一部と
 隣接する野間町・林田町・伏原町の全域を校区とする3.5町案」
の四案でした。
私は、町は住民自治の基本単位であり
分割するべきではないと考えています。
この点についての市の見解を明らかにするべきです。

次に、より広い視点から校区設定について考えます。
図②の赤線で囲まれた部分をご覧下さい。
図② 周辺学校区と町の分割情況
現在、
林田町と荒木町が高木小学校区と樋ノ口小学校区に、
大森町が高木小学校区と瓦林小学校区に、
南昭和町が高木小学校区と平木小学校区に分割されています。
一方で高木小学校区と校区を接する小学校のうち、
瓦林小学校区は受入困難地区・準受入困難地区に次いで
厳しい状況にある監視地区、
広田小学校区・樋ノ口小学校区は監視地区に次ぐ予測地区に
指定されています。
とりわけ瓦林小学校は校庭面積の不足のため
敷地内に学童を設置することさえできない等、
きわめて厳しい環境に置かれています。

今回の新校設置により、
現在の高木小学校区は二つの小学校区に分割されます。
長期的には地域内の児童数に比べて
学校規模に余裕が出てくる可能性が高いでしょう。
こうした点を踏まえ、分割されている町の統合も含めて、
隣接する小学校との校区再編を検討するべきではないでしょうか?

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あと、例のテレビ放送が軽くまとめられたものを見つけたので、
↓貼り付けておきます↓。
TV出た蔵」のまとめ@とくダネ!

というわけで、今日はここまで。
それでは失礼いたします。


雑感@テレビ放送を見て。

2013-06-26 09:54:51 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

本日、テレビ放映されました。
結局、もったいない論争になってしまうのは残念ですが仕方がないんでしょうね。

そこを問題にすることが本意ではないので、
(参考記事  、  )
あまり、どうこう言いたくありませんが
「余ったからもったいない。だから食べてもいい。」を許すと、
「どうせ余るんやし、もったいないから食材を持って帰ろう。」とか、
「余るとか余らんとか関係ないわ。私らのお昼ご飯はこれやし。」とか、
「晩ご飯にするからタッパに詰めて帰ろう。
 そのために多めに作ろう。」
ということにもなりかねません。
実際、「食材を持って帰っている職員がいる!」という情報は
市の内部調査でも出てきました。
先方は、そうした情報が寄せられた自体を必死で隠そうとしていましたが。

「小さな子供なので、突然休むことも多い。
 だから廃棄がすごく多くなる。」
という趣旨の話も出ていました。
が、それをいうなら、欠席がほとんどない時期もあります。
でも、そんな時期でも食べることが常態化している場合、
食べてしまうんではないでしょうか?

こうしたことに加えまして。
テレビ放映された味付けの話もそうですが、
自分たちが食べることを前提にしているなら、
より大人にとっておいしくするために食感を残すべく、
具材の切り方を大きめにすることなども考えられます。
それを小さな子供達が口にして、
のどを詰まらせたりしたら大事です。
実際、過去、別の自治体で子供が給食をのどに詰まらせて、
大きな事故となったこともあります。

廃棄を少なくするための取り組みは必要ですし、
そこへの取り組みは進めていくべきです。
でも、それと決められたルールを破って食べていたことを
「もったいないから」の一言で正当化するのは違うと思っています。
引き続き、この問題、色んな観点を持って取り組んでまいります。


また取り上げられていました。

2013-06-23 08:21:54 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

↓例の保育所給食の件が、また大きく取り上げられていたのでアップ。↓
今回の記事は、とても丁寧。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130622-00000542-san-pol

これまでもいうべきことは適宜ブログに書いてきたので、
特にコメントはありませんが、一応ということで。

それでは失礼いたします。

【6/25追記】

この記事の内容について本日、
フジテレビ「とくダネ!」さんの取材を
受けました。
言うべきことは言ったつもりでいるので、
あとは先方がどう料理されるかだけ。
「まな板の鯉」ですね。
真意を酌んで頂けることを期待しています。


【6/24追記】

この問題について、コメントを頂いた方のブログが、
とても綺麗にまとめて下さっていたので、ご紹介します。

http://yunishio.blogspot.jp/2013/06/blog-post_23.html

他にも同じくコメントいただいている通り、この話、
「規則違反か、もったいないからしょうがないか」
という話ではないんですが。。。
難しいものです。。。


議会報告。

2013-06-18 18:51:12 | 主張・広報と活動のお知らせ

昨日、議会が早めに終わったので、ポスティングしていたのですが、
その最中に門扉に引っかかり、えらいことになってしまいました。
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これで頭にタオル巻いて、でっかいリュック背負って、
汗だらだら流しながら走ってるんやから、完璧な変質者ですな。
暫くの間、すれ違う人の視線が痛かったこと。
ばったり出会い、安全ピンで留めて下さった奥様に大感謝!です。
それにしても、改めて写真を見ると、
「暴漢に襲われた後」というFACEBOOKで頂いたコメントは、
なるほどやな。

さて本題、6月の議会役職を決める通称・役選が昨日終わり、
今年の役職が決まりました。
というわけで、私に関わる部分のみ、簡単なご報告をば。

私の所属は今年も変わらず総務常任委員会。
会派内で幹事長を務めるのも継続。
但し、今年は総務常任委員長からは外れました。
これで、今年は遠慮なく色んなことを突っ込めます!
実は、ここが一番うれしかったりする。

で、違うところで言いますと、移転・新築問題を中心に、
色々とネタがある病院問題特別委員会に委員として入ることになりました。
あと、議会の運営に関わる事項を協議する「議会運営委員会」の委員長にも
つきました。
議会的には、正・副議長と正・副議会運営委員長を会わせて
「四役」と呼ぶことになっており、結構重量級の役職なのです。
こういう時に、なんか、しみじみと、
「自分も中堅になってきてるんやな~」
と感じます。
その分、ますます頑張らないと!ですね。

という簡単なご報告でした。
でわでわ失礼いたします。


6月議会開始。

2013-06-15 00:47:02 | 日本と世界に貢献するまちをつくるために

今日から6月議会開始。
というわけで、毎年6月議会の恒例行事!
今年一年間の各議員の議会内での役職・所属委員会等を決める
一連の流れ(通称、役選)が本日、始まりました。
こちらについては粛々と役目を果たしてまいります。
が、それとは別に一点、ご報告事項を。

↓今日から議場の本会議場に国旗と西宮市旗が掲出されました。↓
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↑自席からの議場風景。↑

これ、昨年12月議会に提出された
「議場への国旗・市旗の掲出を求める請願」
が賛成多数で可決されたのを受けて、
今議会から掲出されるようになったものです。
よいことです。

個人的には、「そら掲出するべきやろ。」と
なんの違和感もなく思ったのですが、
ここに至るまでには相当な紆余曲折がありました。
「断固反対!」
の会派もあれば、
「会派内の意見がばらばらなのでまとまらん!」という会派もあり。

これまでも議場への出入りの際には、慣例的に一礼していたのですよ。
でも正直なところ、なにに対して一礼しているのかが甚だ謎やな、と。
道場に出入りするときとは、また全然違うしなあ。
なので今回、ちゃんと一礼する対象ができて、うれしい限り。

という軽いご報告でした。
さあ、やっと終わったし帰ろっと。
でわでわ失礼いたします。


駐車場って、どの位いるんやろうか?

2013-06-13 18:52:23 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

5/23の日経平均暴落後、なんとなく13,000円位まで下がったら
押し目かなと思っていたのですよ。
そこまでいけば調整も一巡やろ、と。
が、これは、とても素人に手が出せるようなもんではなさそうな。
こわいこわい。
日経平均843円安、異次元緩和前の水準まで下落

と、そんな話は置いておいて本題へ。
最近、ある方と話をしている中で、
 〇マンションの維持・管理等にかかる費用の中で、
   大きな割合を占めるのが機械式立体駐車場
 〇なので、
マンションを購入してから大体10年ぐらいでやってくる
   大規模修繕の時に機械式立体駐車場が問題になってくることが多い
 〇そもそも、機械式立体駐車場は使い勝手が悪いことが多い。
   しかも最近は住民の高齢化・そもそも車を持たない世帯の増加等の
   要因もあって、空きが目立つ場合が多い
 〇なので、空きが目立つ場合には埋めてしまうなどして、
   維持管理等にかかる費用を軽減することが重要
的な話をお聞きする機会がありました。
なるほどなあ。
うちのマンションは大規模修繕自体、も少し先っぽいのですが、
これ考えておくべきことやよな、と。
もろ条件に当てはまるし。

と思って聞いていたら、この話の続きに、
私の仕事に関係することがでてきました。
なにかというと、
「という流れの中で、駐車場の設置台数を減らそうとしたときに、
 自治体が義務づけている駐車場の設置台数が問題となるケースがある!」
という話でして。
なるほどなあ。

当然のように、西宮市にも集合住宅に対する駐車場の設置義務台数が
定められています。
具体的には以下の通り。
------------------------------------------------------------------------
単身者住宅で専有面積が40㎡以下⇒住宅戸数×25%
単身者住宅以外で近隣商業地域・商業地域⇒住宅戸数×35%
単身者住宅以外でその他の用途地域(50戸以下)⇒住宅戸数×60%
単身者住宅以外でその他の用途地域(51戸以上)⇒住宅戸数×80%
単身者住宅以外でその他の用途地域(125戸以上)⇒住宅戸数×100%

 ※換算戸数50戸を超えるごとに来客者用駐車場1台を設置する。
------------------------------------------------------------------------

確かに、これ問題になる場合もあると思うのですよ。
大規模修繕の時期に、大量の駐車場の空きがある上、
今後、それが埋まる見込みもない。
で、維持管理等に膨大な費用が必要。
でも条例の絡みがあるから台数を維持せざるを得ない!
というような。
「住宅戸数×100%の駐車場台数が必要!」とか言われたら、さもありなん。

というわけで、この話、もう少し調べて、
必要であれば具体的な政策提案に結びつけていきたいと思います。

というわけで、今日はこの辺で。
それでは失礼いたします。


一般質問のご案内。

2013-06-11 13:37:23 | 主張・広報と活動のお知らせ

6月議会で一般質問やります。
6月25日(火)の午後3時頃から約一時間一本勝負。
テーマは
------------------
1.水道事業について
2.子育て支援施策について
3.高木小学校区内への新設小学校について
------------------
の三本立て。
それぞれ準備中なので、具体的な報告等については、また別途。
と言いながら、この中の「3」について、
調べていく課程で愕然とする話があったので、そこだけ先にご報告をば。

少し前のことですが、「3」の準備のために過去、教育委員会が
作成・公表した「高木小学校区の将来の児童数推計」の過去5年分を
もらおうとしたのですよ。
まずは過去に教育委員会がたてた児童数の予測と
実際の児童数の推移を比較したいと思ったので。
ところが、教育委員会からは3年前までのものしかないといわれまして。

で、「なんで?」と確認してみたところ、
「教育委員会が作成・公表している児童数推計は、
 あくまで、
その時点での予想。
 それに基づいて将来の施設計画等は考えていく。
 しかしながら予想はあくまでその時点での予想なので、
 予想期間の終了後に内容を検証するという考えは持っていないし、
 検証したこともない。」
という返事が返ってきまして。
・・・おいおい、ちょっと待て。。。
競馬やるにしても、もっとちゃんと過去の記録とか追うぞ。
そんなもんを根拠に、
「現・高木小学校区に新設する小学校区は、
 このぐらいの規模で大丈夫です!」
とか言われて信用できるわけないやんけ。

先方があまりにもひどいので、
こっちで過去の資料を探してみました。
そしたら、ほんの五年前の予想と現実とではなんと200名以上も
児童数がずれていたりもしています。
でも、そんな推計、向こうは捨ててしもたから持ってもいないし、
当然、その理由なんか知ったこっちゃない、と。
てゆうか、そんな風に予測と結果が大幅にずれたという認識自体が
全くないわけで。
これまでも推計の信用性の低さとか改善が必要な点とかを
何度も指摘してきたのですが、
そんなのは全くなんの意味もなかったと言うことなんやな、これ。
ほんま、ええかげんにせえよ。。。

もうね、どこから突っ込んでいいものやら分からんですよ、これ。
こんないい加減な仕事の進め方ってあるんかね。
でも、ちゃんと指摘やらつっこみやらしていかんとアカンねんよな。。。
なんという脱力感。。。

という完全な愚痴ですいません。
ほんま、教育委員会は別格やなと改めて痛感しつつ。
それでは失礼いたします。


学校給食食材の放射性物質検査について。 ②

2013-06-07 17:03:06 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

今日は次男の2歳の誕生日。
歳がいってからの子供はかわいいとは言いますが、いや、ほんま。
で、それも含めて(?)、改めて
先日のブログの続きなど。

まずは、その後、変わった点についてです。
↓こちらが先日のブログでUPした検出された当時のHP↓
検出された当時の西宮市HP
↓で、これが現在のHP↓
現在の西宮市HP

ざっくり言うと、変わったのは、
 ○以前は「検出せず」としていた記述を、検出下限値未満であることを
  示すため、「<1.0」という表記に変更。
 ○参考として「国が定める規格基準値」を下に追加。
というところです。
これは前回のブログで書いたところの、
「これまで、ずっと『検出せず』になっていたところに、
 いきなり具体的な数値が出てきたら、そら焦るわな。。。」
という感覚を踏まえて、当局方に依頼したもの。
まずは客観的な状況について、
もう少し分かりやすく示す必要があると考えたので先方にお願いしました。
で、これについては市の担当者さんも、とても速やかに対応してくれました。

が、もちろん、これで終わりではありません。
この問題に対する、これまでの市側の見解は
「国が示した基準値以内なら、給食食材として使用する」
というものでした。
しかしながら、ここまで、継続して検査をしてきた中で、
概ね、正常な数値についての感覚は固まってきたように思います。
これまで、市が継続して食材の放射性物質検出検査をしてきた結果、
ほぼ全ての食材が1.0Bq/kg未満でした。
ここに突然、20Bq/kgとか30Bq/kgとかが出てきたら、
やっぱり正常値とは言えんと思うのですよ。

で、そこらへんも踏まえて、市側と交渉中なのですが。
具体的な数値がどこかはさておき、
「国の基準さえ守ってれば、それでよし!」
というところからは、一歩踏み出そうとしてくれているようです。
ここについては継続して取り組んでいきます。

蛇足ですが、この問題についてはいろんな形で、
多くのご意見を頂きました。
「子供には限りなくゼロに近いもの、検出下限値未満の物を与えたい」
というご意見がある一方で、
「農薬等、他にも問題がある中で、
 放射性物質だけを、そこまで問題にするべきなのか?」
「少しでも限界値を超えた食品は使用できないというルールを
 徹底すべきなのか?」
「そのルールを行政として採用すべきなのか?」
等、様々な考えがあるのが現実だと思っています。

この問題については確定した見解が存在しない上、
非常に多様な考え方があります。
ですから、どなたにもご満足頂ける対応は難しいと実感しています。
しかしながら、なによりも大切なのは子供達の健康であり未来だと、
私自身は考えています。
どこまでいっても限界はありますが、この考えに基づいて、
精一杯頑張ってまいります。
大切な子供を持つ親の一人として。

それでは、失礼いたします。


学校給食食材の放射性物質検査について。 ①

2013-06-03 10:49:32 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

今朝は7時前から阪神香櫨園駅前にて、
今村議員の広報活動のお手伝い。
(ちなみに、今朝配った今村議員のチラシは、↓こちら↓。
 http://xdl.jp/policy/reconquista02/reconquista02.htm 
 ↑おもしろい(といってはなんですが)ので、是非どうぞ。↑)
んで、夜は午後9時から地域のお祭りの打ち合わせが入っているという
なかなかナイスなスケジュール。
他の行程も考えると、仕事上がりにそのまま祭りの打ち合わせに
行かざるを得ないようなので、こら、一日長いわ。

と、そんな愚痴は置いておいて本題へ。
西宮市は学校給食に使用する食材について、
事前に放射性物質測定検査を行い、測定結果をHPに掲載しています。
で、ご意見をお寄せ頂いたことで知ったのですが
5月23日に調査した牛肉から、
 〇放射性セシウム134が1.3ベクレル/kg
 〇放射性セシウム137が2.3ベクレル/kg
検出され、そのことがHPに掲載されていました。

↓その当時の該当箇所はこちら。↓
学校給食物資の放射性物質測定検査について@西宮市HP
平成24年1月の調査開始以降、市の給食食材からは
「すべての検体において放射性物質は検出されておりません」
であり、ここに掲載されている検査結果も当然のように、
他はすべて「検出せず」でした。
(「 」内はHPより引用。)

そんな中に突然、「1.3」とか「2.3」とか具体的な数字が出てきたら、
そら、びっくりするのが当然です。
正直、私もこの情報をお寄せ頂いてHP見たときには、
「これ、えらいことなんちゃうの???」
と思いましたし。
ただ調べてみると、そうとばかりも言い切れない問題のようで。

かなり、ざっくりした整理の仕方になりますが。
 〇国が示す基準によると、
   食品からの被ばく線量の限度は年間1ミリシーベルト
 〇この数値を超えないようにするために定められた食品
   (牛乳・乳児用食品・飲料水を除く)の基準値は
   一食当たり100ベクレル/kg
ということになっているようです。
(↓国の見解については、こちらで詳しい内容をご覧頂けます。↓
 http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201204/3.html )
「100ベクレル/kgまでOK!」という国の基準に比べると、
今回、西宮市の給食で検出された1.3ベクレル/kg・2.3ベクレル/kg
という数字は、相当低いと言えそうです。

あくまで個人的な意見ですが、
私、この問題についての国の見解は、あまり信じていません。
多くの子供達が口にするのである以上、
食品の放射線量は、できるだけ少ない方が良いと考えてもいます。
ただ、放射性物質が自然界に存在するものである以上、
完全な「ゼロ」というのは難しい面があるとも考えています。

例えば、「店頭での放射性物質“ゼロ”を目標」を謳い、
一定の評価を得ている某大手スーパーの検査体制にも
「検出限界値」が設定されています。

↓そのスーパーさんでの牛肉の「検出限界値」はこちら。↓
http://www.aeon.jp/information/radioactivity/results_tv_beef.html#latest
これによると、このスーパーさんでの検出限界値は、
おおむね5~9ベクレル/kgといったところでしょうか。
これらの数値は、あくまで、某大手スーパーさんが設定しているものであり、
絶対の安全性を担保しているものではないのかもしれません。
でも少なくとも、こちらに示された「検出限界値」と比較しても、
本市の「検出限界値」が非常に厳しい水準にあるということは
言えそうです。
そういう意味で、今回、こうした食材が給食に使用されたこと自体は、
問題にはできないと私自身は考えています。

ただ一方で、この話について調べ、当局の担当者と話をしていく過程で、
もう少し思うところがありました。
で、そうした内容について、積極的に対応して頂いている部分もあります。
なのでこの話、もうちょっと続けさせてもらいます。

それでは、今日はこのへんで。