西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

中央病院を、どうするのか?

2010-02-26 18:59:27 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

「えらい短い、あっさりした内容やった」とか、
「市長がつっかえる度、ハラハラした」とか、
「えらい読み間違えが多かった」とか、
「中盤過ぎた辺りから、ごっつい、しんどそうやった」とか、
「市長室長が水汲んであげたり、副市長が椅子を動かしてあげたり、
 周りの人も大変そうやった」
などなど、本来求められる方向性とは全く関係ないところで、
いろいろと注目を集めた、先日の市長による行政方針演説。
その中で、市立中央病院のことが触れられていたので、↓抜粋↓。

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中央病院については、「改革プラン」を着実に推進するとともに、
施設の老朽化対策や耐震化、さらに立地の問題など
諸課題を解決するため、総合的な観点から検討を進め、
新年度には今後の方向性を明らかにしてまいります。

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・・・えらい呑気なことを言ってますな。

名前はカッコいい「改革プラン」に示された、
収支計画上の目標数値は、毎年のことながら達成できず。
そもそも、「改革プラン」に示された、きわめて楽観的な目標数値でさえ、
毎年、市から8億円以上もの補助金をつっこむにも関わらず、
毎年億単位の赤字を計上し続けるというトホホな計画なのですが。。。

1975年に建設された建物は、もうすぐ築後35年を迎えます。
「老朽化対策」と言うなら、考えてるのは、
建替えor移転・新設ということなんですかね???
しかしながら。
今の場所で建替えるためには80億~100億円程度の資金が
必要になるようです。
移転・新設なら土地取得にかかる費用が発生するため、
より多くの資金が必要になることも想定されます。
「そこまで抜本的なことを考えず、とりあえずは耐震化でしのごう!」
と考えたとしても、そのために必要な費用は約10億円!
百歩譲って、
「そもそも、入院患者が多数存在する病院施設を対象に、
 大規模な騒音・振動を伴う建替工事or耐震工事ができるのか?」
という疑問を、おくにしても。
そのために必要な莫大な資金を、この厳しい財政状況の中、
どうやって調達するつもりなのでしょうか?

私は、市立中央病院に関して、もっと真剣に考えるべきは、
「県立西宮病院・兵庫医大等、多数の総合病院が林立する中、
 毎年、軽く10億円以上の資金を投入して、市立病院を保持し続ける
 必要があるのか?」
という、きわめて根本的な点だと思っています。
公立病院の存在意義が、
「採算的な面など、色々な問題があるため、
 民間では果たしにくい、救急・産科・小児科機能を持つことにある!」
というのは、よく言われることですが、残念ながら、
市立中央病院には、このいずれの機能もありません。
繰り返しになりますが、このような病院に、
毎年巨額の資金を投入し続ける必要があるのでしょうか?

「どうしても西宮市には、具体的に○○○○○といった医療機能が必要だ。
 そして、その機能を保持するためには、
 どうしても市立中病院が必要なのだ。」
ということなのであれば、私はむしろ採算を度外視してでも、
市立中央病院を保持し続けるべきだと考えます。
それは行政としての責務だと考えるからです。
しかしながら、現在の中央病院は、断じてそうではありません。
(もちろん、医師を除く病院関係者の人件費の抜本的見直し等、
 きっちりと必要な措置を取る!という前提にたっての話ではありますが。)

市がなすべき役割は、本市にとって必要な医療機能を見極め、
その機能を果たすために必要な施策を打つことであり、
明確な目的もなく、自前の病院を持ち続けることではありません。
百歩譲って、仮に、西宮市が現在、
 ○どうしても必要な医療機能がある
 ○が、現在はそれが満たされていない
という状況にあるとしても。
それならそれで、市内に多数存在する総合病院に対して、
 ○必要な医療機能を明示する
 ○それに応えてくれる病院に対しては、補助金を投入する
といった手段を取ることで、必要な医療機能を満たすことは可能です。
この方が、毎年軽く10億円以上の資金を投入し続けながら、
見るべき成果もない現状より、はるかに効率的に
市にとって必要な医療機能を充実させることが出来ると思うのです。

繰り返しになりますが。
私は、財政的な影響、現在、市立中央病院が果たしている機能も
考慮した上で、市立病院の必要性自体を検討するべきだと考えています。
「新年度には今後の方向性を明らかにしてまいります」
と言っている以上、明確な方向性を示し、
それを実行してもらわねばなりません。
今後の行方をしっかりと見守ってまいります。


対応が、ゆるすぎませんか?

2010-02-24 12:08:17 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

きっかけは、先月、頂いた一通のメールでした。ご意見の趣旨は、
 ○図書館所蔵の借りたい本を借りにいったところ、
  前に借りた方が貸し出し期間を大幅に過ぎているにも関わらず、
  返却していないため、借りることができない
 ○図書館は返却督促はしたらしいのだが。。。
とのこと。
個人的に、ちと気になる話ですな。

図書館については、ちょうど他にも調査中のことがあります。
というわけで、そのことも含めて、色々と確認したところ、
この話については、メールでの指摘があったとおりの事実があり。
図書館としては
 ○延滞資料については、郵便・メールで督促をしている
 ○が、それ以外の対応はしていない
ということが分かりました。
あわせて、延滞図書全般に関する、督促の内容について、
どういう状態になったら?どのくらいの頻度で?といったところを
色々と聞いてみても、どうにも要領を得ないという、トホホな状態が
明らかになりました。

延滞については、うっかり忘れもあるでしょうし、
どこまで厳格に対処するべきかという話も、あるかもしれませんが。
故意としか思えない未返却者・同じことを繰り返す常習者に対しては、
貸出を中止する等、
もう少し、きちんとした対応を考えるべきだと思うんですよ。
どうにも、図書館の対応や考え方は、いろんなことについて、
???と思わせられることが多すぎます。

この話については、、図書館側から
「今のところは未定だが、今後、対応を検討していく」
という趣旨の答えをもらうことはできました。
どこまで額面どおりに受け止めていいものやら、
判断に困る答えではありますが、言った以上は、ちゃんとしいや、と。
こっちは、ちゃんと覚えてまっせ~。

先方に対するプレッシャー &
できる範囲ではありますが、
頂いたメールには、きちんと対応してますよ~、
という広報も含めてのブログでした。
それでは失礼。


小連体・中連体の再開が決定しました。

2010-02-22 11:51:14 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

まずは、↓こちら↓の左側・上部分をご覧下さい。
しぶやの市政報告16号×表面@2009年2月発行
と、心配していた小連体・中連体ですが、
どうやら今年度からの再開が決定したようです。
以下、「平成22年度 主要な事業等の概要」より引用。

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西宮市立小学校連合体育大会及び
西宮市(原文ママ)中学校連合体育大会の開催

平成19年度より中止となっていた小中連合体育大会を、
11月初旬に実施する。
小連体は6年生、中連体は全校生を対象に、
甲子園球場で一堂に会し、集団生活を通した健やかな身体づくりと、
教員の指導力の向上などを狙いとして実施する。

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なにはともあれ、よかったな、と。
個人的には、ここらへんの事業の再開に消極的な姿勢を感じさせる!
という感覚自体に信じ難いものを感じますが、
ま、再開する以上は、野暮なことは言いっこなしですな。
めでたし。

という、プチお知らせでした。
それでは失礼。


狼少年???

2010-02-17 17:36:17 | 市政全般に関連すること

本日で、無事、駅立ち終了。
明日も、どうやら雨は降らなさそうですし、
ポスティングもできそうな。
これで、ようやく恒例の市政報告活動も、(ほぼ)完了できそうです。
うれしい限り。

さて本題。
昨日、3月議会に関連する分厚い資料が一式、届きました。
で、その3月議会のメインは、もちろん予算審議。
というわけで、まずは、↓こちら↓をご覧下さい。
「SKMBT_C20310021716470.pdf」をダウンロード

私的に言いたいことが、まとまっている記事だったので、
引用させてもらいました。
ここに書いてある内容に、補足も含めてポイントを列挙すると、
↓こんな感じ↓でしょうか。
 〇厳しい経済情勢を反映して
    ・法人市民税は前年度予算費-19.8%、
     8億140万円減の32億4400万円
    ・個人市民税は前年度予算費-7.6%、
     28億9670万円減の351億9260万円
  等、市の収入の根幹をなす市税収入は
  -29億5750万円の大幅減。
 〇残り86億6000万円となってしまっている基金を、
   更に大幅に取り崩すことによって、
   基金残高は37億9100万円まで減少。
 〇今後も歳出が歳入を大幅に上回る状況が続くと予想。
   結果、基金は平成23年度には完全に底をつく。
・・・むう。

毎度毎度、この時期になると、
「財政が厳しい、財政が厳しい」ということを
言っている気がします。
一方で、結果的には、西宮市の財政は
なんとかなってきています。
ですが、いよいよ基金残高がここまで減ってきたとなると。
これ、ほんまにほんまにヤバイ状態だと
思わずにはいられません。
打ち出の小槌的な話や、魔法の裏技的な話が、
そうそう出てくるとは思えませんし。

「狼が来る、狼が来る」と言い続けてはいますが、
来なけりゃ、もちろん、それに越したことはありません。
でもね、今の状況は、本当に狼(=財政破綻)が
来かねない状況にあると思うんですよ。
それを避けるために、まず真っ先に取り組むべきは、
抜本的な業務の見直しと事業の取捨選択であるはずです。
小手先の対応だけでは、どないもこないもなりませんぜ、これ。

警鐘を鳴らしつづけつつ、なんとかできることを
やっていきたいと思います。
ほんまにほんまに、しゃれにならん事態に陥らないためにも。


今後の展開が楽しみです。

2010-02-13 09:50:54 | すべての人にやさしいまちを実現するために

雨が降らなかったもので、結局、昨日は駅立ちを決行しました。
これで残る駅立ちは門戸厄神駅のみ。
頑張るぞ~。

さて、2月10日に市民文教常任委員会にて、
件の「西宮市立幼稚園振興プラン」に関する所管事務報告があったので、
傍聴してきました。
その際、配布された資料が、↓こちら↓。
「20100213.doc」をダウンロード

質疑の内容も含め、概要を要約すると、
 ①外部委員を含めた検討委員会もしくは審議会を設置する。
 ②その中で、幼稚園・保育所が抱える様々な問題を検討し、
   (仮称)「西宮市の幼児教育のあり方」を作成する。
 ③「西宮市立幼稚園振興プラン」については、統廃合も含めて凍結・延期。
   ①の場で検討し直す。
というところでしょうか。

いろいろと質疑も行われたのですが、結局のところ、
上に配布された資料以上のことは、よく分かりませんでした。
というか正直なところ、役所方としても、
それ以上のことは何も決まっていないのではないかという感じです。

とはいえ、幼稚園と保育所の所管が全く別!という
今の環境は、どうやら改善されそうです。
これ、とても大きな改善かと。
今後の展開によっては、認可された幼稚園・保育所にとどまらず、
認可外施設のあり方も、この場での議論・検討の対象に
含まれていくことでしょう。
というか、この問題に真摯に取り組もうとするなら、
当然、含まれなければなりません。

なにはともあれ、パブリックコメント等で寄せられた多くの市民の意見が、
行政方の対応に、このように大きく影響を与えたという意味では、
この結果は、非常に好ましいものだと思っています。
今後の展開を楽しみにしつつ、しっかり見守っていかねば、ですね。
なにせ、「子育てするなら西宮」ですから。


日程変更のお知らせ

2010-02-10 09:41:34 | 主張・広報と活動のお知らせ

週間天気予報によると、なんだか、この時期には珍しいほど、
雨が続くようですね。
やな感じ。

というわけで、本日と金曜日に予定していた、
門戸厄神&西宮北口での駅立ちを中止・延期します。
新しい日程は、また確定次第、ブログ上にてお知らせします。

しかし、この天気が続くとなると、
今週・金曜日と来週・月曜日に予定していた、
恒例のポスティング大会も、一旦、延期せざるを得ないような。
困ったもんです。

ちなみに、先行して、夜のマンションポスティングは
実施しています。
こっちは、あんまり天候は関係ないので、やりやすい。

という簡単なお知らせでした。
それでは市民文教常任委員会の傍聴に行ってきます。


保護者負担の公私間格差縮小に本気で取り組むべきです。

2010-02-09 17:10:32 | すべての人にやさしいまちを実現するために

今、.jpを経由して、学生インターンを受け入れているのですが。
そのうちの一人と話していると、
「うちのお父さんとお母さんは42~3才なんですよ~」
という衝撃の発言が。
それ、俺と対して変わらんやんけ、と。
思えば、遠くにきたもんだ。。。

と、与太話はさておきまして、以前のブログで、
「西宮市立幼稚園振興プラン」のことを書き(?)ました。
で、その際に、意見に対する西宮市教育委員会からの
回答資料も掲載したのですが、この中に、
興味深い内容&数字が出ていました。
まずは、↓こちら↓をご覧下さい。

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平成20年度決算では、
市立幼稚園21園には127人の教職員の他に
保育補助員も配置し、
約12億円の人件費や維持管理費等の運営経費が
かかっていますが、
このうち1,782人の園児の保護者が
約2億円負担していますので、
市が投入する額は約10億円となっています。
6園廃止による削減額は3億円弱を見込んでおります。
また、私立幼稚園と8,253人の園児の保護者には、
市から約5億円を補助金として支出していますが、
このうち国が約1億円を負担していますので、
市が投入する額は約4億円となっています。
所管する県からの運営補助金は14億円弱が支出されています。

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上の内容から計算しますと、
市立幼稚園⇒園児1,782人:補助金・10億円⇒約56万円/年・人の補助
私立幼稚園⇒園児8,253人:補助金・19億円⇒約23万円/年・人の補助
ということになります。
両者の差額は約33万円。
これを月割りすると、約27,600円になります。
要は、私立幼稚園に通う園児が存在する家庭が受け取る
国・県・市からの補助は、市立幼稚園に通う園児が存在する家庭に比べて
毎月27,600円少ない!ということです。

その結果、私立幼稚園の保育料は、市立幼稚園の保育料に比べて割高!
と保護者が感じる料金設定になっています。
でもね、仮に、園児一人ひとりに対して、市立・私立に関わらず、
同じ金額の補助金を行政が投入したとすると、
私立幼稚園の保育料の方が市立幼稚園より、
はるかに安くなるんですよ。

私は、私立幼稚園が果たしている役割も、
市立幼稚園が果たしている役割も大きくは変わらないと思っています。
にもかかわらず、双方に大きな料金格差が存在することには、
どうにも納得しかねます。
保育所・幼稚園間の格差や、認可外施設・在宅児童の存在も
視野に入れると、この格差は、より一層、増していきます。

過去にも散々書いてきていますが、「幼稚園の保護者負担の格差」
という問題に絞って言いますと。
市は「公私間格差の是正」ということを言いはするものの、
そのための具体策は見えてきませんでした。
一方で、先日実施されたパブリックコメントでは、この点の是正を求める
多数の意見が市に寄せられました。
市が、こうした意見に、真摯に取り組もうとするのであれば、
この問題から逃れることはできません。
多数寄せられたパブリックコメントの結果も踏まえて、
明日の市民文教常任委員会にて、今後の方針が示されるという話を
聞いています。
というわけで、明日は、しっかり、その内容を傍聴してきます。
ご報告は、また別途。
それでは失礼いたします。


夢はでっかく???

2010-02-05 19:18:47 | 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまち

昨今、話題の地球温暖化問題。
西宮市としても、この問題に対応するために、
壮大な計画を立てています。
それに関する、市の広報内容が↓こちら↓。
http://www.nishi.or.jp/contents/00012489000300025.html

計画によると、
「西宮市における温室効果ガスの削減目標を、
 2020年度に1990年度比10%削減、
 2050年度に70%削減」
とのこと。
すごいな、これ。
いや、もちろん、それが実現できれば、大したもんやとは思うんですけどね。

個人的には、この計画、到底、意味のあるものとは思えません。
なぜなら、
 ○誰が?何を?いつまでに?どういう方法で?という、
  計画を実現するために必要な具体的な内容が、きわめて???。
 ○それぞれの対策による削減効果目標等が、全く示されていない。
 ○市がやることしか書かれておらず、例えば、
  二酸化炭素排出量の大きな割合を占める産業部門が
  実施することについては、ほとんど記載がない。
  また、そこに対して、市のどの部署が働きかけていくのかさえ
  明確にされていない。
 ○対策の推進、進行管理を行うとされている組織の名前は
  挙げられているが、現実的に、それらの組織で、
  こうした対策が推進できるとは思えない。
   etc.etc.
等、非常にトホホな点が多いと思っているからです。
特に、実効性がない辺りとか、自分達が働きかけにくい部分については、
口を閉ざしている部分については、う~ん、お役所の計画!
という感想を持たずにはいられません。

実効性がない計画って、作る手間が、ほんま、もったいないと
思うんですよね~。
「国からの指示で作らなきゃならんので、とにかく作った」
という面はあるにしても。
例えば横浜市のように、もっと遥かにきちんとした計画を立てている
自治体が沢山あります。
こういった例を参考に計画を作成したほうが、
効率も遥かによければ、実効性も高い、完成度の高い計画が
できると思うんですけどねえ。
なんで、一から作ろうとするんだか。
いろんな意味で、いる業務・いらない業務の仕分けを進めるとともに、
事業の効率化を図るべきだと思うのです。
でなければ、そら、各部署の業務負担も重くなる一方ですし、
実務部隊の残業時間も増えますぜ、と。

>ひかる様

>ベテラン・若手ともいい面あります。大事なのはバランス。

>子供達にとっても、保護者にとっても、
>先生が正規か非正規かなんて分かりませんし、関係有りません。

等のご指摘、仰るとおりだと思います。

>お金ないから非正規を増やしてるんでしょうが、
>いいこと、仕方ないことなんでしょうか???

>待機が700人もいる中、贅沢でしょうか?
>このままでいいのでしょうか?

この問題の根本には、
「団塊以上の既得権を守るために、団塊Jr以下が割りくってる国」
というご指摘の類似形である
「正規職員の既得権を守るために、若い非正規職員が割を食っている」
という構図が、強く関係していると感じています。
当然、「いいこと、仕方ないこと」だとは思いませんし、
「贅沢」だとも思いません。

私は、現在の市の正規職員の給与体系を大きく見直すとともに、
保育に関わる臨時職員の待遇改善や、
私立保育所に対する補助方法の見直しに取り組むべきだと考えています。
それが保育士さんの年齢構成の適正化にもつながり、
ひいては、子供たちにとっても、保護者にとっても、
好ましい保育環境を作ることにつながると思っています。
ただ、実現への道のりは非常に険しいですが。

ご指摘、しっかりと受け止め、今後の議員活動に反映するべく
頑張ってまいります。
コメント頂き、ありがとうございました。


一般質問のご報告@「子育てするなら西宮」実現を! ⑥

2010-02-04 13:15:20 | すべての人にやさしいまちを実現するために

この時期に駅立ちをやってると、
「寒いのに頑張ってるね~」
といった感じの声を、多く、かけていただけます。
ありがたい限り。
もう、それだけで、しばらく寒さを忘れて頑張れる気がします。
明日もしっかり頑張るぞ~。

さて長きに渡り、お付き合い頂いた一般質問のご報告も、
ようやく今日で終了です。
今日の内容は、これまでの質疑の内容を踏まえて述べた、
私から市への要望です。
今日も今日とて長いのですが、お付き合いくださいませ。

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本年8月に「西宮市立幼稚園教育振興プラン(素案)」が
公表されましたが、素案の公表後、大変な混乱が生じています。
理由は多数存在しますが、要因の一つとして、
「西宮市立幼稚園教育振興プラン」という名前自体に
如実に現れている問題点。
すなわち、本来、「市内の幼稚園全体」という視点から
幼稚園行政を考えるべき教育委員会が、
市立幼稚園のことしか考えていない、
という姿勢があること。
そして、その姿勢を根本的に改めることの必要性を
強く指摘しておきます。

「今後、幼稚園教育の更なる充実を図るため、
 教育委員会事務局に幼稚園教育担当を配置することが
 必要であると考えて」いること、
「私立幼稚園との連携がスムーズに行くように、
先に述べました幼稚園教育担当におきまして、
窓口の任務も担っていく必要があると考えて」いる、
ことをご答弁いただきました。
部署・窓口の設置は当然として、これを機会に、
これまでの「私立幼稚園のことは、自分達・教育委員会とは関係ない」
と考えているとしか思えない、従来の姿勢を改めていただきたい。

強く要望しておきます。

「教育委員会と子育て関連部局の縦割りを排し、市全体として、
 子育て支援に取り組む体制を整えるべきではないか?」
との質問につきましては、
「教育委員会並びに健康福祉局において課題整理を行い、
 就学前児童の教育・保育を一体的に提供できる仕組みづくりを
 めざして」いくことをご答弁いただきました。
よく使われる「連携」という言葉ではなく、
「一体的に」という言葉が出てきたことを含め、高く評価します。
そもそも、こども部とは、こうした理念の下に
設立されるべき組織だったのではないでしょうか。

そして、こうした一体的対応を可能とする組織・体制の重要性は、
より一層増しているのではないでしょうか。
ご答弁いただいた通り、
「就学前児童の教育・保育を一体的に提供できる仕組みづくり」
にしっかりと取り組み、「子育てするなら西宮」という
本市の大看板にふさわしいまちづくりを進めていただきたい。
要望します。

預かり保育に関する答弁については、一定理解しました。
先程から申し述べております
「就学前児童の教育・保育を一体的に提供できる仕組みづくり」
の中で調査・研究を進めるとともに、実施についても検討して頂きたい。
要望します。
なお市立幼稚園での預かり保育実施のための条件整備として、
「保育料負担格差の縮小を始めとした、教育環境の整備」
が重要であるというご答弁を頂きました。
先程の質疑の中でもありましたが、
「保護者の保育料負担の格差」という問題は、
本市の子育て支援全体の中でも、
もっと重大な感覚を持って対処されてしかるべきものだと考えております。
同じように子供が幼稚園に通っているにも関わらず、
子供が私立幼稚園に通っているというだけで、
非常に高額な保育料を負担せざるを得ない。
しかも、実際の園運営にかかっている費用は
市立幼稚園の方が、私立幼稚園よりも遥かに高いにもかかわらず。
こうした現状は絶対に正していかなければなりません。
保護者負担の格差解消という問題には、
より一層、力を入れて、中味のある対応を進めていただきたい。
要望します。

続いて、保育所待機児童を解消するための
具体的な取り組みについて申し上げます。
ご答弁で示された、市が取り組もうとしている施策の方向性には、
「子育てするなら西宮」を名乗るにふさわしい、
先進的な取り組みがちりばめられていると受け止めています。
とは言え、急増する待機児童問題は、きわめて深刻です。
ご答弁いただいた施策にしても取り組みが中途半端であれば、
期待に応えるだけの効果の発揮は難しいのではないでしょうか。

再質問に対して、
「保育所の待機児童解消は
 本市の重要課題のひとつであると認識しております」
「待機児童の解消につきましては、
 今後とも精力的に取り組んでまいります」
というご答弁を頂きました。
非常に重要なご答弁だと受け止めています。
そうした認識に立ち、しっかりとした取り組みを積極的、
かつ大胆に進めていただきたい。
また、実際の業務の遂行にあたっては、
「時宜を逃さず機動的に対応することが不可欠でございますので、
 そのための体制や予算措置につきましても
 適切に対応してまいります」というご答弁のとおり、
機動性・機能性を重視して、取り組んでいただきたい。
要望します。

「市全体としての保育機能の拡充を前提に、
 保育所の年齢別の定員を見直すことが0~2歳児を中心とした
 保育所待機児童の解消に有効だと考えるが、どうか?」
という質問に対して、
「待機児童の解消に有効であると考えている」
というご答弁を頂きました。
こうした取り組みを進めるためには、繰り返しになりますが、
「就学前児童の教育・保育を一体的に提供できる仕組みづくり」
が重要です。
昨日の田村議員からのご発言にもありましたが、
従来の行政の枠組みを越え、「西宮で住み、暮らし、育つ子供のために!」
という視点から、この重要課題に取り組んで頂きたい。
「子育てするなら西宮」という素晴らしい看板を胸を張って主張できる、
そんな施策を推進して頂きたい。
また、そのために必要な組織・体制を整備するとともに、
必要な予算をしっかりと確保して頂きたい。
この点、強く要望しておきます。
それでは以上で、私の一般質問を終了させていただきます。
ご清聴ありがとうございました。

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というわけで、これにて終了です。
お付き合い頂き、ありがとうございました。
次回からは、また通常通り、いろんなネタに関しての
ご報告に戻りる予定です。
それでは失礼いたします。