西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

なにか起きるまで目に見えない、インフラの安全対策。でも巨額の資金がかかるとしても、取り組んでいかなければならない課題なのです。

2025-01-30 12:52:39 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

あまりにも衝撃的なニュース...
 ↓
道路陥没が拡大、一つの大きな穴に 埼玉県、水は河川に「緊急放流」


一方で、こういった事故自体は規模の大小はさておき、日本中で数多く発生しています。
実際、国土交通省道路局によると、地下に空洞が出来るなどして起こる陥没は、全国の道路で年1万件前後発生しているとのこと。
過去、西宮市においても同様の事案が発生し、メディアで大きく取り上げられたことがありました。

今回の件で、個人的に衝撃を受けたのが、
-----
●破損した下水道管の敷設は1983年。
→敷設後、40年少々しか経っておらず、定期検査でも「直ちに修繕が必要な状況ではない」と判定されていたということ
-----
でした。
水道管の一般的な耐用年数はもっと長いと言われており、この事件は当該自治体にとっても衝撃的だったことでしょう。

繰り返しになりますが、こういった事案は日本全国どこで発生しても不思議ではありません。
それを防ぐためには事前の調査と、対策こそが重要。
こういった分野は多額の資金を必要とする一方で、目に見えないがために、後回しにされがちです。
しかしながら、やりたいやりたくないではなく、絶対にやらなければならないこと。
そう思っています。
 ↓
老朽化対策が急務です。@2012年12月のブログ

こうした対策を進めるためにも避けては通れないのが財政の健全化。
だからこそ、しっかり過大に向き合い、現状を改善できるよう取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


物価上昇を受け、学校給食費の値上げが決定。ただし、保護者が支払う給食費の値上げは早くても令和8年度以降とのことです。

2025-01-29 14:15:32 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

本日の教育こども常任委員会で、学校給食費について
-----
●小学校:現行一食当たり275円→305円(30円、10.91%の値上げ)
●中学校:現行一食当たり325円→360円(35円、10.77%の値上げ)
-----
という内容で値上げする考えが示されました。
 ↓


なお値上げ実施は令和7年度分からですが、同年度中は国の交付金を充当するとのこと。
なので各家庭が令和7年度に支払う給食費は、現状のままとなります。
 ↓


国でも、給食費無償化について議論されており、今後の方向性には不明な部分が多くあります。
そうした点も含めて、西宮市でも今後、保護者負担がいつから?どうなるか?は分かりません。
実際、令和7年度についても上にある通り「値上げする。ただし交付金を活用するので、同年度の保護者負担は増えない!」となっていますし。
なお私は今回の「子育て支援策として、保護者の負担を軽減する!」という交付金活用の方向性は、高く評価しています。

で、今回の値上げの背景ですが。
給食費のうち食材費と配送委託費は保護者負担とすることが、学校給食法で定められています。
よって、近年のすさまじい物価上昇の速度を踏まえると、値上げせざるを得ない...ということになるとのこと。
実際、市の資料でも
-----
●献立内容の工夫を重ねることで内部吸収すべく取り組んでいるが、物価上昇は内部努力による吸収可能な範囲を超える状況が続いており、学校給食の質の維持が困難となっている
●使用できる食材が制限され、献立内容の質の低下が課題となっている
●令和7年度(R7.4~12)契約予定の委託米飯における主原料(精米)費が前年度比で約1.5倍となり、近年にない大幅な値上がりとなることが決定的であり、実質副食費が現在の水準からさらに減額されるため給食の質の維持ができない
-----
等、きわめて岸しい内容が列挙されています。
そういう意味で、給食費の値上げ自体はやむを得ないのだろうと思います。

一方で、保護者が実際に負担する金額については、うーん…と思うんですよね。
国の動向は措くとしても、少なくない自治体が給食費の無償化に踏み切っています。
結果、市が配布した資料でも、値上げ後の給食費について見ると
-----
●小学校の一食当たり単価は中核市61市中43位と、下位3分の1以内
→実際に保護者が負担する単価は61市中12位と、上位20%以内
●中学校の一食当たり単価は中核市61市中46位と、下位3分の1以内
→実際に保護者が負担する単価は61市中16位と、上位3分の1
-----
と、西宮市では一食当たりの単価が比較的低い水準に留まっているのに比べて、保護者の負担額はかなりの上位に食い込んでいます。
いろんな場面で思うことですが、ほんま「子育てするなら西宮」はどこへ。。。
 ↓


市に言わせれば「現在の厳しい財政状況で、給食費無償化に取り組むことなど不可能!」ということになるのでしょう。でも、だからこそ、こうした施策を実現できるよう、行っている事業や施策は勿論、人事給与制度や外郭団体のあり方・入札制度、随意契約のあり方といった様々な課題について不断の見直しを進め、人手と財源を生む。
そして、それを充当する形で、先駆的な子育て支援策を実施していく。
そうした姿勢こそが必要だったと思っています。

実際、私は過去の議会質疑においても、財政危機が明らかとなる前から、こうした指摘を行ってきました。
それに対して、市は「市としても、子育ての経済的な負担の軽減に取り組んでいく必要があり、そのために必要となる財源については、行政経営改革をしっかりと進め、既存事業のスクラップ・アンド・ビルド、歳入確保などに取り組まなければならないと考えております」などと答弁していました。
が、結局「行政経営改革」なるものに顕著な効果は見えず。
結果、財政難に陥ってしまったことについて、忸怩たる思いでいます。
 ↓
少子化対策には保育料見直しや給食費無償化、多子世帯への支援等、巨額の支出を伴う事業が必要。その実現には人手・財源の捻出が不可欠です!@2023年3月のブログ 

と愚痴っぽい話になってしまい、すみません。
なにはともあれ、よりよい市政を実現できるよう精進してまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


市が発行する広報啓発物は298種類、年間発行費用は約1億8800万円。なのに90%近くは発行しているだけ・効果検証さえしていないとはこれ如何に!?

2025-01-27 15:18:01 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

外郭団体と人件費に関する話の報告を済ませて、ちょっと一段落ついた気分になっていましたが、実は12月議会で行った一般質問の項目はあと2つあるんですよね。
というわけで、今日は、そのうちの一つについてのご報告ですよ。
それでは、どうぞ!

■■■■■

市が行う広報啓発事業についてです。
議会事務局の協力を得て、本市が行う広報啓発物を調査しました。
資料①をご覧ください。
 ↓


隔年発行のものも含めて、最も近い年度に発行された広報啓発物は298種類、発行費用は約1億8800万円。
庁内で印刷しているものもあり、実際にかかった費用はより多額です。
しかも全広報啓発物298種類のうち効果検証をしていないものが258種類と、実に86.5%に上ります。

その中には広報・啓発物の必要性自体に疑問を持たざるを得ないものが多数あります。
例えば、土木局が作成している「緑のカーテンパンフレット」。
つる性の植物をネットにはわせ、日よけにする植物のカーテンの作り方などを説明するパンフレットですが、花と緑の課の窓口と本庁受付横のチラシ置き場に置いているだけ。
効果検証もされていませんし、同種のものはネットはもちろん、園芸店やホームセンターなど様々な場所で入手できます。

例えば、交通安全運動のチラシ。
市内各小学校、保育所、関係団体約80か所へ10部~100部、高齢者交通安全啓発推進員約320人へ年4回1回あたり5部~50部程度を送付していますが、送付後どのように利用されたか確認さえしていません。

例えば、「人権週間」チラシ。
同様の目的を持つ「人権週間」ポスターが市広報掲示板(190部)や公共施設・学校などに掲示される中、更に公共施設・学校で配架する必要があるか疑問に思います。

また必要性は理解できても方法に疑問を持たざるを得ないものもあります。
例えば、「二十歳のつどい案内チラシ」や「二十歳のつどい実行員企画周知チラシ」を広報掲示板に掲載すると共に、市内公共施設等に一部ずつ配布していますが、この年代の方々が広報掲示板や市内公共施設のチラシを見るのか、疑問に思います。
また選挙啓発チラシを市民課のカウンターに置いているという事例なども理解に苦しみます。
以上、挙げたものは一部に過ぎず、同様の事例は枚挙にいとまがありません。

そもそも、広報啓発すること自体が目的化していないか?
必要だとしても、効果検証さえしていないのは問題ではないか?
よりよい広報啓発方法はないのか?
財政難のおりがら、こうした視点を持って、全ての広報啓発事業を精査・検証すると共に、今後のあり方を深く考えるべきです。
それでは以上の内容を踏まえて3点、質問します。

■■■■■

という内容ですよ。
具体的な質疑内容については次回以降ということで、今日のブログは、これにて失礼いたします。


もうすぐ終了してしまう、西宮北口駅北西&JR甲子園口駅南のAI防犯カメラ事業。早期復活のため、是非、アンケートへの協力をお願いします!

2025-01-24 18:56:51 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

依然として、西宮市にとっての大きな課題であり続けている、阪急・西宮北口駅×北東地域でのガールズバー&居酒屋の客引き問題。
甲子園口はかなり落ち着いてきたようにも聞きますが、西宮北口については、なかなか改善の兆しがみえない...というのが正直なところかと。
で、これへの対策の一環として、
-----
●AI機能を搭載した街頭防犯カメラを設置
→併設したスピーカーから通行者に対して、客引きについて行かないよう啓発放送を実施
→AI機能で撮影範囲内における滞在人数をカウントし、撮影範囲内の滞留人数が増加した際には、スピーカーから客引き行為の禁止を訴える音源を放送
→撮影範囲内に複数人の滞留が一定時間続いた場合、客引き防止指導員のスマートフォン宛に自動でメール送信され、指導員による現場確認や注意喚起の迅速化を図る
-----
といった事業が、県により実施されています。
詳しくは、こちら。
 ↓
兵庫県との連携によるAI防犯カメラを活用した実証実験 第2弾について


この事業、現時点ではあくまで「実証実験」であり、今月末を以て終了となります。
が検証の結果、「効果あり!」となったなら予算化され、本格実施になる可能性も高いはず。
そして是非とも、そうなってほしいと思っています。
その一環として、よろしければ是非、以下からリンクしているアンケートへのご協力お願いします!
 ↓
客引きストップ!プロジェクト×AIカメラ実証実験のアンケート


なお上のアンケートも、本日の「客引き、客待ち行為撲滅の対策会議」で配られたもの。
その会議上、県から以下2枚の資料も配付されましたのでご参考まで添付しておきます。
 ↓

 ↑
西宮市内の還付金詐欺、非常に件数も多く、被害金額も多くなっています。
改めて、皆様、十分ご注意ください。
個人的に一番、効果的な対策は固定電話はやめてしまい、番号表示のない携帯にかかってくる電話には出ないようにすることかな...と思います。

あと、こちらも興味おありの方はどうぞ。
 ↓


という簡単なお願い&広報ブログでした。
それでは本日は、これにて失礼いたします。


負担の適正化という観点から見直し自体は評価できる。でも施設種別に横串ささなきゃダメですよ!

2025-01-23 15:49:30 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

1/25付・西宮市政ニュースに「施設使用料を改定」という記事が出ていました。
「使用料の適正化に向けた取組を進めています」と書いてありますが、端的に言うと「値上げします!」ということになろうかと。
というわけで今日は、これに関連して思う話など。
 ↓


本市だけでなく全国的な流れとして、公共施設について
-----
●施設を利用する方と利用しない方の負担の公平性確保が必要
→施設利用者に応分の行政コストの負担を求める必要がある
→定期的に公の施設の使用料を改定する(≒値上げする)
-----
という話があり、私も大きい方向性については妥当と受け止めています。
公共施設を全く利用しない方にすれば「維持修繕等に、自分の税金が過大につぎ込まれるのは不公平!」という話になるのも、よくよく理解できます。
そういう意味で、利用する方・しない方の公平性がきわめて重要なのは当然のことでしょう。
なので前回、料金改定の話があったときにも色々とあったものの最終的には賛成しました。
 ↓
【ご参照】
料金見直し自体に反対ではありません。でも市民に負担を求める以上、もっと先にやるべきことがあるでしょ?@2019年9月のブログ
 ↑
それにしても、この時にも「市民に負担増を求めるのであれば、市が行政経営改革を実施し、効率的な行政運営を進めることを前提に、市民に対する十分な説明と共に実施するべき!」と主張していますね、私。
つくづく、いろんなことが変わらんもんやな…と。

が、大きな方向性としては仕方ないと思うものの「ちょっと待て!」と思う話もあるのですよ。
その論点は、主に
-----
●施設の分類を適切に行うべき
●利用料金を算出するための前提を揃えるべき
-----
の2点です。
以下、もう少し詳しくいきますね。

本市における施設の使用料金の算出方法ですが、
-----
●公共性が高く、市場に任せても整備されにくいものほど、利用料は低く抑える
●使用者が特定の方に限定される度合いが高いほど、利用料金は高くなる
-----
という考え方に基づいて、まず受益者負担の割合が決まります。
 ↓

ということは、同じタイプの施設は同じ受益者負担率にしておかないと、料金設定がおかしくなってしまうということ。
ところが実際に、おかしくなってしまっている事例があるんですよね。
例えば、上の図に出て来ている船坂里山学校には運動場と体育館がありますが、船坂里山学校全体で受益者負担率が決められているため、負担率は25%。
一方で、他の運動施設・体育施設全体の受益者負担率は50~75%と、より高く設定されています。
いや、これ、あかんでしょ…
これが1点目の「施設の分類を適切に行うべき!」という話ですね。
 ↓


で、ここからは2点目の「利用料金を算出するための前提を揃えるべき!」というお話。
市が述べている考え方では、上で述べてきた受益者負担率に「算定基礎」をかけて施設使用料が決まる、ということになります。
なお「算定基礎」の内容は、こちら。
 ↓


で面妖なのが、ここに含まれている「目標稼働率」なんですよね。
上には「過去3か年の平均稼働率や平均利用者数に基づき設定」としてあります。
ところが実際には、各部署が鉛筆ナメナメで決めている模様。
結果、以下のように、過去3年間の稼働実績が大きく異なる施設なのに、目標稼働率は同じ50%になっていたりします。

【若竹生活文化会館】


【消費生活センター】


【勤労福祉センター】


 ↑
こんなに過去実績が違う施設の目標数値を同じにしたらアカンでしょ…
これを認めたら、使用料金なんかムチャクチャ恣意的に決められてしまうじゃないですか。。。

つくづくと思うのが、細かく見ていかないと、いろんなところでトラップしかけてくるよな...ということ。
この件、急激な使用料改定を避けるため、料金改定の上限を1.5倍までとしているため、今回はそこまで大きな影響は出ていません。
とは言え長期的に考えると、施設の種別を揃え、条件も揃えて、個別施設の稼働状況を見て調整していくべきなのは言うまでもありません。
料金改定は3年ごとが基本ですし、しっかり今後の推移を見ていかなければなりませんね。

というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


外郭団体に多くの問題があることも、役員在任期間が長期に及ぶOBがいることも認めた西宮市。なんで、そういうところを先に改めようとしないんですかね...

2025-01-20 10:14:57 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

お正月に妻の実家に帰省した際、本棚で見つけた「生物と無生物のあいだ」。
昔、かなり話題になってたのに読んでなかったよな...と思い、借りてきたのですが、帯の「読み始めたら止まらない」の通りなおもしろさ。
個人的にはビッグバン宇宙論並みに面白かったですよ、これ。
興味のある方には是非どうぞ。
 ↓


さて本題、1回飛ばしてしまった外郭団体に関する一般質問の続きですよ。
前々回のブログで報告した、なんとも歯がゆい答弁を経てのやりとりの続編です。
それでは、どうぞ。

■■■■■

【意見要望・再質問】

「自らの身を律することこそが最優先であるべき!」という質問に対する答弁は正直よく分かりません。
「計画にお示しした項目に留まることなく優先的・積極的に取組を進めていく」とのことでしたが、なぜ、それを先にやらずに市民に負担を求めようという話になるのか、私には皆目理解できません。
「個々の外郭団体について、改めて課題を整理した上で各課題についての対応を検討するとともに、外郭団体全体に関わる課題についても整理し、対応を検討」するとのことでした。
本来、こうした見直しをこそ、市民に負担を求める前に行うべきではないのでしょうか?
「できる見直しはやりつくした。時間がかかるものについても方針は定めた。その内容は極めて厳しいもの。それでも、どうしても、このままでは財政がたちゆかないから市民に負担を求めざるを得ない…」という順序であるべきではないのでしょうか。

外郭団体への元職員の就職などは、その最たるものです。
就任について「市が一定の関与を行うことが多いものの、統一的な基準や手続きは定めて」いない。
任期等についても「市として基準を設けて」いない。
「役員としての在任期間が長期に及ぶ元職員がいることも事実」であり、「外郭団体役員への元職員の就任に関する基準の設定について、他市での運用も参考にしつつ検討してまいります」とのことでした。
要は、今の段階で決まっていることは何もない。
この対応の鈍さと危機感のなさは一体何なのでしょうか。

一点、再質問します。
外郭団体に関する多くの問題について「いつまでに」「何を実施するのか」を明確にすべきと考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁×再質問】

先程の答弁内容と重複いたしますが、まずは「各外郭団体の役割や個々の業務が時代に見合ったものであるか、市の人的・財政的関与が適切であるか」などの視点から、現在における外郭団体の「必要性」をしっかりと検証すべきと考えております。
その検証を踏まえた各外郭団体における今後の方針について、財政構造改善実施計画期間内の出来るだけ早期にお示ししたいと考えております。
 ↓
【最終意見要望】
今後の方針をできるだけ早期に示したい旨、ご答弁頂きました。
言いたいことはまだまだありますが、大項目4(人事給与制度)に関する質疑と通底する内容が多いため、一旦切り上げ、次の質疑に移ります。

■■■■■

この内容から、既に掲載済の人事給与制度に関わる問題に移行するというわけです。
煎じ詰めれば、私の言いたいことは「市民に負担を求めるより先にやるべきがあるでしょ!?」ということ。
つくづく、こうした問題に目を背け、放置してきた結果、ここまで西宮市財政を悪化させてしまった石井市長以下、現執行部の責任はきわめて重大と思います。
 ↓
【ご参照】
日本一高い職員給与はほっといて、市民に負担を求めるなんてあり得ない。まずは西宮市職員の給与に関わる問題を知って下さい! 
「人件費抑制は不可欠!」と考えてるなら、なぜ先に取り組まないのか?難しい課題からは逃げる姿勢が目に余ります!
元々、西宮市より給与水準が高かった芦屋・宝塚・川西各市は時間をかけて見直しを進めてきた。西宮だけは、そういう当たり前の取組をしてこなかったということですよね?
財政危機の最大の責任を負うべきは、市長以下の執行部。市民に責任転嫁しているようにさえ見える姿勢は、あまりにも無責任であり不誠実です。

引き続き、厳しい姿勢で現市政に対峙してまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


こども消防士のパレードで被ったヘルメットをもらえないってどういうこと???と思ったら、単なる手違いだったそうで...

2025-01-16 15:55:58 | 主張・広報と活動のお知らせ

西宮市は毎年1月17日に阪神・淡路大震災による犠牲者を追悼するため、ご遺族や市民の方々が哀悼の気持ちをささげていただけるよう西宮震災記念碑公園で献花を配布しています。
なお令和7年は震災発生から30年という節目を迎えることから、市役所前六湛寺公園においても献花を配布するとのことです(献花はなくなり次第、配布終了)。
また防災意識を高めるための啓発事業として、市役所第二庁舎で、震災当時を振り返るパネル展示や動画放映、紙芝居「じしんがおきた日」の読み聞かせも実施するそうです。
日付的には一日早いお知らせとなってしまいますが、この機に改めて、様々なことを思い、考える機会にしていただければと思います。
 ↓
追悼の気持ちを献花に―1月17日 西宮震災記念碑公園・市役所前六湛寺公園@西宮市HP

さて、震災をはじめとする大規模災害のことを考えるとき、忘れてならないのは西宮市職員で構成される消防局と、西宮市民で構成される消防団。
その出初式が、先日12日に開催されたので、私も消防団員として出席してきました。
そこで毎年盛り上がるのが、希望した子供達が消防自動車に乗ってパレードに参加する「こども消防士パレード」。
なのですが、それに関連して「以前はパレードの時にかぶったヘルメットを貰えた。なのに、今年は貰えなかった…」というイヤな話を聞いたんですよ...
「これも財政難の影響か???」と思ったものの、いや、そこケチったらあかんやろ…と。
というわけで早速、消防に確認しましたよ。
 ↓


で、結論から言うと、この話、消防局の手違いだったとのこと。
曰く、「本来、持ち帰ってもらう予定だったが、手違いで回収してしまった。コロナ禍の影響で、ここ5年実施できていなかったので、すみません...」という話だったようです。
それはそれで色々と思うところもありますが、「回収して来年以降も使います!」という話ではなかったということには一安心。
なお、今後の手続的には
-----
●「こども消防士パレード」で消防車に乗った小学生(というか、ご家庭)全てに、申込時に申請されたメールアドレスで連絡する
→希望者は事前申込みの上、各消防署等に取りに来て頂く形で対応する
-----
という形になるそうです。
というわけで、こども消防士パレードに参加されたご家庭の皆様には暫し、消防からの連絡をお待ち下さい。

いろいろ言いたいこともありますが、明日で阪神淡路大震災から30年。
その際、甚大な力を発揮してくれた消防に、この日程であーだこーだ言うのも野暮な気がしますし、この程度で抑えておくことにします。
十分、意図は伝わっていることと思いますし。
というわけで今日のブログは、このへんで失礼します。


財政危機の中、真っ先に見直すべきは市職員の待遇に関わる問題。中でも、外郭団体問題は超重要です!

2025-01-14 11:33:36 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

会派的に今年になって一番盛り上がったのが、十日のえべっさんでの福男選び。
内側から門を支える係で大迫議員(右から三人目)が大写しになっていたのですが、早い早い!
流石は、今でもしっかり鍛えている元甲子園球児!!
 ↓
NHK神戸放送局×西宮神社で“福男選び”


てな話はさておき、本題へ。
12月議会での一般質問のご報告として、外郭団体に関わる問題を取り上げたブログ。
 ↓
外郭団体について多くの指摘を受けているのに改善せず、高齢・長期在籍のOBも放置。それなのに市民負担だけは求めるって、どう考えてもおかしいでしょ???@2024年12月のブログ

気がつけば、その後、1ヵ月も続きを報告できていませんね。
ものすごくザックリと内容をまとめると
■■■■■
市民に多くの負担を求める「財政構造改善」とやらを進めるなら、真っ先に取り組むべきは、自分達の待遇に関わる問題。
ところが、その象徴的な存在でもある外郭団体については
-----
●競争なしで特定団体に施設管理を丸投げ
●高齢かつ長期に亘るOBの在籍を放置
●過去から指摘されている問題にも知らんぷり
-----
等、多くの課題があるにも関わらず、具体的な改善策が示されていない。
そんなんアカンでしょ...
■■■■■
ということになろうかと思います。
というわけで、その前談を踏まえての具体的な質疑について、以下ご報告です。
それでは、どうぞ。

◇◇◇◇◇

【質問①】
市民に大きな負担を求める財政構造改善を進める以上、自らの身を律することこそが最優先であるべきと考えるが、市の見解は?
 ↓
【答弁①】
財政構造改善については、計画期間内に年間40億円の改善額を生み出すことが必要であることから、実施計画素案では、市の事業全体を見たうえで、市民サービスに影響のある項目についても計上しています。
しかし、まずは、内部事務改革による経費削減など市民生活に影響の少ない部分について、重点的に取り組むべきとの考えがございます。
このため、内部経費適正化によるコスト削減の取組や事業レビュー等を進め、内部経費の見直しを検討してきたことに加え、人件費の抑制については、「定員管理計画」に基づき人員の抑制を図るとともに、給与水準については、国や近隣他都市の水準を参考としつつ、本市独自の制度で均衡を失しているものについて早期に適正化を図る予定でございます。
計画期間内に財政構造改善を図るうえで、市民サービスに一定の影響が生じることは避けられませんが、その影響が限定的なものや前述した内部経費に対し、計画にお示しした項目に留まることなく優先的・積極的に取組を進めてまいります。

【質問②】
過去、包括外部監査は勿論、我が会派を含め、議会からも多くの指摘が外郭団体に対して行われてきている。
また非公募での施設管理の受託や、外郭団体全体での効率化など、外郭団体全体に関わる課題もある。
こうした観点も踏まえて、全ての外郭団体について抜本的な見直し策を検討し、示すべきと考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁②】
外郭団体は、市が直営で事業を実施するよりも、効果的、効率的にサービスを提供できるとの考えから、市が出資を行うなどして設立に関わるとともに、運営にあたって人的・財政的支援を行っている団体であり、市と連携して公益的な事業を実施することで、市民福祉の向上に対して重要な役割を担っています。
しかし、社会経済情勢の変化により、外郭団体に求められる役割も変化しており、その役割を十分に果たせるよう自律的な経営を進める必要がございます。
包括外部監査の指摘もふまえ、財政構造改善における外郭団体の見直しについては「各団体の役割や個々の業務が時代に見合ったものであるか、市の人的・財政的関与が適切であるかなどの視点から、統廃合や事業縮小を含めた検討を行う」こととしており、財政構造改善実施計画の素案においては、まず都市整備公社、土地開発公社、さくらFMの3団体について見直し内容をお示ししたところです。
そのうち都市整備公社については先月の民生常任委員会において、具体的見直し方針についてもお示ししましたが、他の団体についても、議員ご質問のとおり、これまで包括外部監査や複数の議員から、様々な指摘を受けてきております。
これまでのご指摘を踏まえ、個々の外郭団体について、改めて課題を整理した上で各課題についての対応を検討するとともに、外郭団体全体に関わる課題についても整理し、対応を検討してまいります。

【質問③】
複数のOB職員が在職期間10年を越えて、多額の給与を得ている現実がある。
包括外部監査の内容も踏まえ、元職員の外郭団体への役員就任や65才以上の在籍について、一定の基準とルールを定めるべきと考えるが、市の見解はどうか?
 ↓
【答弁③】
市の外郭団体の役員に元職員が就任する際には、外郭団体が求める要件に合致する元職員を推薦するなど、市が一定の関与を行うことが多いものの、統一的な基準や手続きは定めておりませんでした。
また、外郭団体の役員に就任した元職員の任期等につきましても、基本的には外郭団体の判断を尊重し、市として基準を設けているわけではございません。
これらの現状に対し、令和5年度の包括外部監査において、外郭団体役員へ元職員を推薦する際の基準を明確にするとともに、外郭団体役員への就任について慎重な判断を求める意見をいただいたところであり、ご質問にありましたように、役員としての在任期間が長期に及ぶ元職員がいることも事実です。
外郭団体においては、その業務の全部又は一部が市の事務事業と密接に関連しており、市の補完的役割を果たしております。
そのため、市の業務に関して豊富な知識と経験を有する元職員が即戦力として求められていると認識しています。
外郭団体の効率的かつ効果的な運用に資するため、議員からのご指摘も踏まえ、元職員の外郭団体における勤続期間や年齢の上限も含め、外郭団体役員への元職員の就任に関する基準の設定について、他市での運用も参考にしつつ検討してまいります。

◇◇◇◇◇

なにせ、まあ、ぬるいな...
このやりとりを経て、私から意見要望を述べると共に再質問を行いましたので、その内容は次回以降。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


アクタ地下駐車場の定期料金改定が決定。年間800万円の収支改善が見込まれます!

2025-01-10 15:33:29 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日・今日と、午前中は十日戎に伴う警戒・警備のため、消防団員として出動。
暦上は明日がお休みなので、ガチ混みするのは残り福の明日かな…と思っていたのですが、なんのこたない、よく混雑してますね。
流石のえべっさんパワー。
明後日には出初式もあり、毎年恒例の消防モードが続きますが頑張ります!

さて、本題。
西宮北口駅に直結するアクタ西宮の地下駐車場には
-----
●毎年約1.5億円の赤字を計上しており、累積赤字は20億円超
→2014年と2019年に消費税率の改定があったにもかかわらず、2010年以降、一度も料金を改定していない
→当該駐車場は人気が高く、希望しても購入できない事例も多く存在
→周辺相場と比べて割安
-----
という問題があります。
こうした状況を踏まえて、昨年6月議会で定期料金の改定を求めました。
 ↓
【ご参照】
開業後、間もない時期には「2037年度に累積赤字解消!」と豪語していたアクタ地下駐車場。ところが、今では累積赤字の解消予定時期は2077年度になっていまして...
状況改善のための取組を進めるとともに、長期的視点から必要な規模・あり方を考えること。この2つがアクタ地下駐車場には必要です!

結果、2025年4月から料金改定を実施するとともに、定期券の発行枚数を増やすことが決定。
料金の変更内容は以下の通りに決まりました。
 ↓

 ↑
なお今回の見直しによる収支改善効果は年間約800万円とのこと。
「毎年約1.5億円の赤字」を考えると、焼け石に水感は否めません。
が、細かい見直しを積み重ねていくしかないよな…と。

個人的には、料金もっと上げられるのでは???とも思っています。
がプロである運営事業者とも相談した結果、「一度に20%を上回るような大幅値上げをすると、かなりのクレームが予想される」とのことらしく、ま、しょうがないか…と。
ただ「今回の改定結果を見たうえで、まだ改定余地があるようであれば、即、検討します!」という回答もあわせて得ており、そこは然るべき姿勢と受け止めています。
今回の速やかな対応とあわせて、評価できる姿勢ですね♪

なお今回はアクタ地下駐車場の事だけを取り上げましたが、フレンテなど、他にも市が保有する定期駐車場はあります。
そちらについても状況調査し、必要があれば見直すべきと指摘し、確約を得ました。
縦割りの極みな西宮市役所ですもの。
アクタのことを言われたのでアクタだけ。
同じことをやっていても同じ問題があっても、他では全く是正されていませんでした…
てなことは十分あり得るわけで。
 ↓
【ご参照】
A課)金庫から金を盗まれた。今後、金庫で長期間、現金は保管しないようにする!→3年後:B課)同じ金庫から、今度はうちの部署の金を盗まれた...→ってなんで???@2017年11月のブログ

いずれにしてもこの話、今後の経過を見ていかなければなりませんね。
引き続き、注目していきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


市政報告80号、完成しました。寒いけど、広報活動にも励みます!

2025-01-08 15:30:43 | 主張・広報と活動のお知らせ

昨日は西宮北口駅での駅立ち→ポスティング→商工会議所・青年会議所・納税協会・貿易協会の四団体主催×新年互例会→ポスティング→空手の新年初稽古という、なかなかにガテン系の一日。
なんですが、新年互例会での市長の挨拶に甚だ違和感があったんですよね。
いくつか気になったことはありましたが、とりわけ個人的に首を捻ったのが「西宮市の財政は大丈夫かと聞かれるが、大丈夫ではないようにしないのが私の仕事」という内容。
いや、むしろ「大丈夫なのか?」等と聞かるような状況にしないことこそが、市長の最低限の責務だと思うんですけどね。

さて本題。
ということで、12月議会で行った一般質問の内容を中心にまとめた市政報告80号が完成。
早速、駅頭での配布とポスティングを始めています。
内容はこちら。
 ↓
しぶやの市政報告80号×表面


しぶやの市政報告80号×裏面


まだブログに掲載できていない内容もありますが、12月議会での一般質問の大要は上にまとめた通り。
より詳細の内容はブログで報告していきますが、概要は十分ご理解頂けるものと思います。
「なぜ、西宮市が財政難に陥っているのか?この状況を脱するために、なにが必要なのか??」といった部分についての一つの切り口を、誰よりも分かりやすく明確に示していると自負しています。
よろしければ是非ご覧ください!

1年のうちでポスティングが一番タフなのは、なんといっても夏。
とてもじゃないですが、昼間の時間帯とかできませんからね...
一方で、駅立ちがタフなのはダントツで冬。
なんぼ防寒体制整えていっても、冷える冷える…
でも、そんな状態でも受け取って頂いたり、ましてや一声かけていただけたりすると寒さなんて吹っ飛ぶんですよね。
なにより、これを持っての広報活動は多くの方に市政が抱える課題や市政の現状を知って頂くと共に、様々なご意見等を頂くための大切なお仕事。
年に4回、20年間続けてきたからこその80号ですもの、今回もいつもと同じく頑張ります!

と自分を奮い立たせて、今日のブログはこれにて失礼いたします。
お見かけの節は是非よろしくお願いします!