「おしん」に続いて「はね駒」とは、再放送のチョイスが渋すぎる...
あまりの懐かしさに、ついつい見てしまっているのですが、さて、いつまで続くものやら。。。
↓
てな、どうでもよいにも程がある話は措きまして、代表質問のご報告の続きをば。
それでは早速、始めます。
■■■■■
【質問】
予算編成過程の公開に対する、市の見解は如何でしょうか?
また政策調整会議や総括室長会議において、市の重要課題を議論することで課題を明確化すると共に、議事録を公開する等、「OPEN」な市政実現のために必要な取組を進めるべきと考えますが、市の見解はいかがでしょうか?
↓
【答弁】
まず、私が示した「OPEN」とは、「市民に開かれた市役所」ということを指しており、市政について市民の皆様に分かりやすく説明し、関心を持っていただくことで、地域にとって自分に何ができるか、地域課題を「自分ごと」として考えていただき、市役所と市民とが協働できるような取り組みを進めていきたいという思いから申し上げたものであります。
そのために、私自身も地域に出て市民の皆様の意見をお聞きし、対話することを通じて、市政に何が求められているかを知り、その意見を市政に反映させてまいりたいと考えております。
次に、予算編成過程の公開につきましては、透明性の確保と説明責任を果たす観点から、予算要求や査定の状況などの情報を公表する自治体も増えてきておりますが、予算編成は、新年度の政策形成に関わる作業であり、その過程において実施予定の事業内容などの情報を公表することについては、課題が大きいと考えております。
また、厳しい予算編成スケジュールの中、これらの情報を事前に公開することは作業的にも困難であることから、本市では、各年度の予算編成方針と編成スケジュール、その結果である予算の概要についてホームページで公開しております。
議員からご紹介いただいたように、予算編成過程の公開について進んだ取組みをされている自治体もあることから、そのような事例を研究するとともに、まずは予算案確定後の効果的な公開方法について検討してまいります。
次に、政策調整会議及び総括室長会議ですが、各局の施策及び重要事務事業等について、全庁的な周知徹底と協力の確保等を図るため、意見及び情報の交換を行うことを目的として開催しております。
昨年4月から意思形成過程以外の部分について、業務執行に影響を及ぼさない範囲で、質疑内容の公表を市ホームページで行うなど、情報の開示に努めているところです。
重要事項の意思形成については別途案件ごとに、関連部局等が集まって協議を行うことが現実的な運用と考えております。
その過程においては、これまでも重要な施策、事業の決定を行う前に、議会に対して適宜報告し、ご意見をいただいており、また市民の皆様からは、パブリックコメント、各種説明会等で、意見聴取等を実施している場合もございます。
今後とも、できる限り時機を逸することなく、丁寧にご説明することで、議会や市民の皆様と情報の共有に努めてまいります。
↓
【意見・要望】
市長が考える「OPEN」の定義を示したうえで
-----
●予算編成過程の公開につきましては、透明性の確保と説明責任を果たす観点から、予算要求や査定の状況などの情報を公表する自治体も増えてきております
●事例を研究するとともに、まずは予算案確定後の効果的な公開方法について検討してまいります
-----
とのことでした。また
-----
●政策調整会議及び総括室長会議は、各局の施策及び重要事務事業等について、全庁的な周知徹底と協力の確保等を図るため、意見及び情報の交換を行うことを目的として開催している
●重要事項の意思形成については別途案件ごとに、関連部局等が集まって協議を行うことが現実的な運用と考えております
-----
とのことでした。
予算編成については結構かと思いますが、意思形成については強い違和感を持っております。
12月議会で取り上げた通り、西宮商工会館の建替えについては全庁的な意思決定がなされないまま、なし崩し的な形で話が進められていました。
議会質疑でも取り上げた通り、福祉部局と産業文化局で、市が保有する土地の貸付に対する整合性が取れていないのは大きな問題ですし、計画には他にも多くの問題が含まれていました。
しかしながら、仰るところの「現実的な運用」では、こうした問題が明るみに出ることはありませんでした。
↓
【ご参照】
西宮商工会館の建替えについて@市政報告60号・右側×2020年2月発行
行政経営改革基本方針についても、同様の疑問を持っています。
同計画に関連して、総務常任委員会の正副委員長が各局部長級を対象にヒアリングを行いましたが、その結果、明らかになったことは計画の意味・位置づけの認識さえ各部局によって大きく異なるということです。
こちらも「関連部局等が集まって協議を行う」「現実的な運用」が、あまり良い形で機能していないということの証明ではないでしょうか。
様々な大きな支出を伴う事業について、市内部から疑問・不安に思う声を聞く機会も多々ありますが、そうした声が、市で最も高い役職に就く方々が集う「政策調整会議及び総括室長会議」で上がることもないようです。
なぜなら答弁にあった通り、こうした会議は「各局の施策及び重要事務事業等について、全庁的な周知徹底と協力の確保等を図る」ことを目的としているからなのでしょう。
しかしながら、こうした姿勢は市内部での闊達な議論を阻むものであり、市長が掲げた「情報フルオープン」からも、「市の情報がしっかりと伝わり、市民とのコミュニケーションが取れている」状態からも程遠いと思います。
「私自身も地域に出て市民の皆様の意見をお聞きし、対話することを通じて、市政に何が求められているかを知り、その意見を市政に反映させてまいりたいと考えております」とのことでした。
政治家を自任される市長の姿勢として当然だとは思いますが、市の重視する姿勢として、殊更に「OPEN」を掲げる以上、他市と比較しても「開かれた市政」であると実感してもらえるような施策を進めることこそが重要なのではないかと、私は思います。
なお、この件につきましては7項目目の「市長の選挙公約について」と重複する内容もありますので一旦措きまして、一項目目、『はじめに』については以上とします。
■■■■■
てな感じです。
ただ、ここらへんの話については、私、そこまで重視しているわけでもないんですよね。
というのも...な話があるので、次回以降で、そこを述べている代表質問の7項目目・「市長の選挙公約について」をご報告します。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
3月議会の代表質問でも少し取り上げましたが、
-----
●ごみ収集を職務とする市職員(32歳)が勤務時間中に職場を抜け出し...
●同僚職員(26歳)を誘い、ごみ収集車を私的に利用して実家に保管していた塗料缶を回収...
●それをごみ処理場に移動する際、運搬中にペンキを垂れ流していたことにより、事件が発覚...
-----
という不祥事が今年2月に発覚しました。
↓
【ご参照】
●令和8年では遅すぎる。もっと早くに、ごみ収集の効率化に取り組むべきです!@2020年2月のブログ
勤務時間中の職場抜け出しは、地方公務員法35条に定められた職務専念義務に違反しています。
また明らかになった行為は、同法33条に定められた信用失墜行為の禁止に該当します。
当然、厳しい処分が行われてしかるべきところですが、行われた処分は以下の内容にとどまりました。
・・・ゆるい、ゆるすぎる。。。
↓
なお公務員に下される処分は、大きく以下の二つに分けられます。
-----
●法に定められた処分である懲戒処分
●法に規定はなく、慣例的な形で行われる、懲戒処分ではない処分
-----
で当然、法に定められた処分である懲戒処分が、より重い処分ということになります。
上の事例で言いますと「口頭厳重注意」と「文書訓告」は懲戒処分ではない処分。
ものすごくザックリした言い方をすると、「次から気を付けや~」ということを口頭・もしくは文書で注意されるだけですね。
これだけ不祥事が続発する中、勤務時間中に職場抜け出して、こんなことやって問題になった二人の片方でさえ、口頭で注意されるだけって...
↓
【ご参照】
●市政報告58号×左面@@2019年8月発行
また勤務時間中に、実家からペンキ缶を持ち出した当人に対して下された処分も、懲戒処分のなかで一番軽い処分である戒告(≒注意)に留まります。
懲戒処分の中には、免職・降任・停職・減給・戒告などがあるのに、これどまりか...
説明に来た担当は「遊びに出てたとかに比べると、悪質性は低い。指導を徹底するなど、再発防止に努める。」的なことを言っていたのですが、いやいや勤務時間中に、公用車を私用で利用するって、むしろ悪質性が高いでしょうよ。
再発を防止したいと思うのであれば、こういう不祥事が発覚した時に厳しい処分を下すことこそが重要なわけで、これじゃ「へえ、こんな悪質なことやっても、この程度の処分しか下されへんねや...」という逆のサインにさえなりかねないと思うのですが...
こんなんで「厳正に対処しました!」とか言われても。。。
↓
【ご参考×市配布資料から抜粋】
この件については、ほかにもいろいろ思うことがあるので、後日、絡める形でブログにアップします。
正直、愕然とするくらい感覚が違いすぎるよな...
と、そんなボヤキはおきまして、ここからは新型コロナウイルスにかかわる続報を列挙します。
以下、ご覧ください。
①
4/7から学校教育活動を再開する方針が明示されました。
また4~5月の郊外行事についても、実施についての考え方が示されました。
↓
②
学校園で新型コロナウイルスへの感染が判明した場合の考え方が示されました。
↓
③
長期休業に伴い、できなかった授業内容についての考え方が示されました。
↓
④市保有施設の閉館期間が当面、4/15まで延長されることになりました。
↓
特に関心をお持ちの方が多いであろうと思われる内容のみを抜き書きしていること、ご理解いただけると、ありがたく。
情報量も、あんまり多すぎると、それはそれでハードルが高い...と思われる方もいらっしゃることと思いますので。
というわけで、今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。
春は出会いと別れの季節ですね。
西宮市役所でも、本日、4月1日付・春の異動内容が公表されました。
↓
↑
いろいろと思うところもありましたが、ひと際、興味深かったのはシステムを所管する情報管理部長に「総務省からの出向による採用者」が着任すること。
これ、いろいろな意味で自前主義の強い西宮市としては、かなり珍しいことですね。
興味津々。
さて本題、なんやかんやで随分ご無沙汰になってしまっている3月議会での代表質問のご報告ですよ。
それでは早速、始めます。
■■■■■
行政経営改革の推進で示された『「OPEN」、市民に開かれた市役所』について質問します。
『「OPEN」である市役所とは、市の情報がしっかりと伝わり、市民とのコミュニケーションが取れていることを指します』とのことでした。
市長は選挙公約でも『「情報「フルオープン」構想』を掲げており、その中で
-----
原則全ての行政情報を公開し、IT等の活用で「見える化」を徹底します。
「見える行政」によって、市役所への信頼度向上につながります。
-----
との内容を上げていることから、殊の外「OPEN」に思い入れを持っておられるものと思います。
一方で、現在の西宮市政が以前と比べて格段に「OPEN」な形で運営されていると感じたことはありませんし、他の自治体と比較して「OPEN」になっているとも思いません。
最近だと、商工会館の建替えや、大谷記念美術館への支援決定は、その顕著な事例と言えるでしょう。
↓
【ご参照】
●商工会議所が「新商工会館」建設計画を示しました。でも、この話、おかしな点が多すぎるんですよね...@2019年10月のブログ
●また出た、得意のギリギリまで隠しての既成事実化攻撃... ほんと産業文化局って。。。@@2020年2月のブログ
「OPEN」の定義は様々あろうかと思いますが、普通に考えれば、比較的多くの自治体で言われている「開かれた県政・市政」と同じ意味を含むものと思われます。
こうした方針を掲げる自治体においては、
-----
●市政における重要な課題が何なのか?
●その課題について、どのような議論がなされているのか?
●どのようにして課題の洗い出し・意思形成が行われ、意思決定がなされているのか?
-----
こういった、きわめて重要な点を市民に対して広く公開していくための取組が進められています。
例えば、予算編成過程の公開です。
鳥取県では全ての事業について、所管課からの要求書と、それに対する財政課長、総務部長、知事の査定状況が公開されています。
公開される項目は部局別の予算額や各事業名と要求額・査定額に加えて、各事業の背景や目的、事業概要、全体経費、財源内訳等も含まれます。
また事業が不採択となった場合や、大幅に減額された場合には、その理由も公表しています。
こうした手法を取ることで、誰がどのような理由で事業を提案・採択・不採択したのか?あるいは減額したのか?という事業の取捨選択の過程とその理由、事業採択の理由や、事業間の優先順位づけが広く明らかにされます。
『市の情報がしっかりと伝わり、市民とのコミュニケーションが取れている』「『「OPEN」である市役所』を目指すのであれば、こうした取組みも進めるべきではないでしょうか。
また政策決定過程の明確化と、その内容の開示も重要です。
例えば吹田市では「企画会議」を「市の行政運営の基本方針、重要施策等について協議、検討する会議」、「政策会議」を「市の行政運営の基本方針、重要施策等について審議、決定する会議」と位置づけ、その内容を公開しています。
その上で、この両会議の位置付けも含めた「政策決定及び調整のための会議、市の意思(方針)決定までの基本的な流れ」を示し、「本市の執行機関としての意思決定は、起案文書による決裁で行いますが、審議、調整等により情報共有を要する案件については、必要に応じて、下記の手続きを経て、行うものとします」と明示しています。
↓
【ご参照】
●政策決定のための会議@吹田市HP
一方、本市においては政策調整会議や総括室長会議が定例的に開催されていますが、多くの場合、その内容は単なる情報共有に留まります。
市の重要な役職にある方が集まり、定例的に開催される、役所で最も人件費の高い会議が、このような形となっているのは非常に勿体ないことです。
政策決定過程の明確化・公開性の確保という観点から、政策調整会議や総括室長会議において、市の重要課題を議論することで課題を明確化すると共に、議事録を公開する等、真に「OPEN」な市政実現を目指すべきではないでしょうか。
■■■■■
てな感じです。
目指すところを達成するために重要なのは、ほわ~んとしたキャッチコピーとかではなく、それを実現するための具体策だと思うんですよね。
それがなければ、結局、キャッチコピーはキャッチコピーのままで終わるしかないわけで。
というわけで、ここまでの内容を踏まえての具体的な質疑の内容を、次回以降のブログにてご報告します。
それでは失礼いたします。
今日は市内公立小学校の卒業式ですね。
通勤途中にも、かっこよく決めた男の子や、綺麗に着飾った女の子の姿を多数目にし、微笑ましい限り。
もっと落ち着いた状況開催出来たらよかったので、そこは本当に残念ですが。。。
さて本題、新型コロナウイルスに関わる情報提供です。
昨日、市が
-----
●3/23~3/25の13時から16時の間、小学校の校庭を開放する
●春休み期間中、中学・高校の部活動を再開する
●入学式は予定通り、開催する
-----
等の内容を決定した旨、報告がありましたので情報共有しておきます。
詳細は以下の通り。
↓
もはや言い古した内容ではありますが、一刻も早く状況が落ち着いてくれることを願うばかりです...
それでは簡単ながら、今日のブログはこれにて失礼いたします。
西宮市では毎年、監査委員が行う行政内部の監査とは別に、
-----
●外部の公認会計士が
●特定のテーマを定めて、監査を行う
-----
という「包括外部監査」が実施されています。
これ、ずさんな公費支出が問題になるなど、従来の監査制度が形骸化しているとの反省に立って、1997年の地方自治法改正で制度化されたものです。
専門の知見をお持ちの方がされているだけあって、例年、監査終了後に示される報告書には、興味深い内容が多いんですよね。
先日、配布された令和元年度分の中にも気になる内容が複数ありました。
↓
その中から今回、取り上げたいのは、現金の管理に関する指摘。
以下、その内容です。
↓
■■■■■
市教育委員会が所管する教育施設では、物品の販売等により利用者から現金を収受する施設が多数存在する。市教育委員会が所管する教育施設における現金管理を確認した結果、各施設において現金の管理方法が統一されておらず、現金出納簿の作成や現金出納簿と実際在高の定期的な照合(照合者と確認者によるダブルチェックを含む)が殆どの往査対象教育施設で実施されていないなど、現金の管理が不十分である例が散見された。また、市教育委員会は、現金の管理を各施設に委ねているが、各施設における不十分な管理方法を把握できていないなど、各教育施設に対する指導・監督が不十分であると言わざるを得ない。
従って、市教育委員会は、公金について西宮市の会計規則等、準公金については各所管において定める規定に基づいた管理を順守するよう指導すべきである。
■■■■■
で、なんで、ここを問題視しているかというと
-----
●2014年に若竹生活文化会館の金庫からお金が盗まれた
⇒その反省を踏まえ、若竹生活文化会館では金庫の運用が見直された
●ところが2017年になって、今度は同じ建物内にある若竹公民館の金庫からお金が盗まれた
⇒若竹生活文化会館では見直された運用が、若竹公民館では見直されていなかった...
-----
という話があったんですよね。
↓
【ご参照】
A課)金庫から金を盗まれた。今後、金庫で長期間、現金は保管しないようにする!→3年後:B課)同じ金庫から、今度はうちの部署の金を盗まれた...→ってなんで???@2017年11月のブログ
で、それを踏まえて「今後、こんなことが起こることのないよう、全庁に徹底します!」と、市は約束。
ただ当初から、その内容には疑義があり、「ほんまに全庁で是正されるんかいな???」と懸念していたんですよね。
で、やっぱり、少なくとも教育委員会内では是正などされていなかった...と。
↓
【ご参照】
だから注意喚起だけじゃダメなんですってば。しかし、つくづく、こういうことが徹底されんよな...@2018年4月のブログ
なんか言うのも虚しくなってくるのですが、今度こそは、この問題、是正してもらわないと困ります。
こういうのを置いておくと、不正の温床にもなりかねないわけですし。
で、そういう観点からは、そもそも役所の中で、現金を取り扱う機会をできる限り、減らしていくことも重要だと思うんですよね。
例えば、市には、審議会・委員会といったものが山ほどあります。
現状、こうした会の出席者への報酬・謝金等に当日の現金払いが多くあるようですが、これを口座振込に変えれば業務上の手間も減るし、金銭管理上のリスクも減るわけで。
ここらへんも詳しく調べて、追いかけていきたいと思っています。
というわけで今日のブログは、この辺で。
それでは失礼いたします。
新型コロナウイルスの感染防止のため、市立小・中・高・養護学校が3/3(火)から春休みまで臨時休校されているのは既報の通り。
そんな中、以下の通り、市立小・中学校に登校日を設定することになったとのお知らせがありました。
↓
-----
小学校:3/26(木)または3/27(金)
中学校:3/24(火)または3/25(水)
-----
↑
正確な登校日時・持ち物については、通学している学校から3/18(水)以降に連絡があるとのことですので、暫し、お待ちください。
なお当日の内容は、通知表の受け渡し・春休み中の生活や家庭学習&新学期に向けての連絡等とのこと。
また、今回の登校日は授業日数に含めない&少しでも体調が悪い場合は家で休養してください!との留意事項が付されておりますので、ご注意ください。
↓
西宮市立小・中学校 登校日のお知らせ@西宮市HP
閑話休題。
今回の新型コロナウイルスに関わる対応については賛否両論、様々な立場からのご意見をお聞きしております。
で、その中で、つくづく思うのが「今後、どの程度、感染するか?悪質化するか?という点への見解によって、立場が大きく異なってくるんやろうな...」というところ。
現在、世界的に取られている対応は、最悪の場合を想定したものである面が強いように思うんですよね。
一方で、「最悪の場合のイメージが、どうにも湧きにくい...」という向きも多いことかと。
というわけで、本棚から引っ張り出してきた「人類が知っていることすべての短い歴史」で見つけた、それを想起させる内容を以下、引用抜粋。
少々長いですが、お付き合い下さいませ。
↓
■■■■■
~前略~ その病気は、豚インフルエンザともスペイン風邪とも呼ばれ、たいへんな猛威をふるった。第一次世界大戦は四年間に二千百万人の死者を出したが、豚インフルエンザは初めの四カ月で、同じだけの命を奪った。最初の世界大戦におけるアメリカ軍死傷者の80%近くは、敵の砲火ではなく、インフルエンザで命を落とした。部隊によっては、死亡率が80%にも達した。
豚インフルエンザは、1918年春の発生時は普通の非致死性の感冒だったが、どういうわけか、数カ月を経てーどこでどう変化を遂げたのかわからないがーより恐ろしい疫病に変容した。患者の1/5は軽い症状ですむが、残りの4/5は重症となり、多くの場合、死亡する。ある者は数時間のあいだに息絶え、ある者は数日持ちこたえた。
アメリカでは、1918年8月下旬、ボストンの水兵たちのあいだで最初の死亡が記録されたが、疫病はあっという間に、国じゅう至るところに広がった。学校も公共の娯楽施設も閉鎖され、どの地方でも人々はマスクを着用したが、効果は見られなかった。1918年秋から翌年春にかけて、アメリカでは548,452人がこのインフルエンザで死亡し、イギリスでは、22万人、フランスとドイツでもそれに近い人数が死亡した。第三世界の記録は当てにならないので、全世界での合計は誰にも分らないが、二千万人は下らず、おそらく、五千万人に近いと思われる。推定値によっては、一億人としているものさえある。
~中略~
この1918年のインフルエンザに関して、多くのことが、ほとんど、あるいはまったくわかっていない。謎のひとつは、海洋や山脈やその他の地理的障害物に隔てられたあちこちの場所で、どうやって突然、ほぼ同時に発生したかだ。ウイルスは宿主の体の外ではせいぜい数時間しか生きられない。だとすると、どうやって、マドリードとポンペイとフィラデルフィアで同じ週に現れることができたのか。
それに対する信憑性の高い答えは、おそらくウイルスが潜伏していて、ごく軽い症状か、まったく症状がない人たちによって広められたというものだろう。通常の発生でも、およそ10%の人がインフルエンザに感染するが、症状がまったく出ないので、気づかずに活動を続け、病気を大きく広めてしまいがちだ。
1918年の発生が広範囲に及んだことはこれで説明できそうだが、ほぼ時を同じくしてあちこちで爆発的に発生する前、どうして何カ月もおとなしくしていられたかについては、いまだ解明されていない。それよりもっと謎なのは、ウイルスが人生の盛りにいる人たちをおもに狙い撃ちにしたことだ。インフルエンザは通常、幼児や高齢者にいちばん打撃を与えるが、1918年の発生においては、二十代、三十代の死者が圧倒的に多かった。高齢者のほうは、以前同じウイルスに暴露して抵抗力ができていたということも考えられるが、なぜ、幼い子どもたちが発症を免れたかはわかっていない。そして、いちばん不可解なのは、ほかの大半のインフルエンザと異なり、1918年のインフルエンザがなぜあれほどまで猛烈な致死力を持ったかだ。その点は、いまだ手がかりも得られていない。 ~後略~
■■■■■
もちろん現時点で、新型コロナウイルスがどのような変容を遂げていくのか(あるいは遂げずに消えていくのか)は誰にも分りません。
でも過去に、こうした事例が存在したこと、その詳細について未だ(おそらく永久に)謎な部分が多いということを知っておくと、また思う内容に違いが出てくる面もあろうかと思うんですよね。
危機管理の要諦が、最悪の場合を考えて、早期対応することにあると考えるなら、尚更なわけで。
つくづくと事後になってみないと、正解なんて分からないのだと思ったりもします。。。
というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。
新型コロナウイルスに関連して、
-----
●学校などは休みなのに、幼稚園・保育所はなぜ開けるのですか?
●臨時休業により、学習することができなかった内容についてはどうなるのですか?
-----
のように、頂く機会が多い質問ってあるんですよね。
そういった「よくあるご質問」に対して、市からの回答がまとめられたページがありますので、以下、ご紹介。
↓
https://www.nishi.or.jp/shisei/koho/2020_koronaibennto/20200310_co_y.html
ところで、お気づきの方もいらっしゃることかと思いますが。
新型コロナに関する広報は、あくまで市が発する情報をそのままお伝えするにとどめてきたのですよ、私。
色々と思うことはありますが、状況が状況だけに、極力、事態の鎮静化に努めなければならない。
そのためには、行政に協力していくことこそが重要!
そう思っていましたので。
でも、やや状況が落ち着いてきたこともあり、今日は、ちょっと物申したいと思います。
対象は「よくあるご質問」に記載された一番上の内容、「情報公開」に関して。
まず前提として、私、無用な混乱を避け、ある意味、正しく恐れるためにも、可能な範囲で情報は公開するべきだと考えています。
そういう観点から見ると、西宮市の情報公開には問題があると思うんですよね。
例えば、西宮市内で発生した感染者に関する情報は、こちら。
↓
↑
職業は「介護士」と書かれているだけで、それ以外の情報はありません。
これで発症前に「介護施設へ出勤」となっていたのでは、市内の介護施設に通所されている方や、入所されている方が心配に思うのは当然だと思うんですよね。
せめて、どの市の介護施設に勤めていたかぐらいは開示したらええんちゃいますの???と。
というのも、例えば、尼崎市の感染者に関する情報はこうなっています。
↓
↑
「職業」についての記載は、「介護士(兵庫県第10例目の患者が利用する伊丹市内デイケアで勤務)」。
行動歴も一定程度、開示されています。
この程度の情報開示はできるし、するべきなのでは???と思うんですよね。
風評被害を避けるためにも、個人情報を守るためにも、一定の配慮が必要だというのは、もちろん分かります。
でも、お隣の自治体であるにもかかわらず、ここまで情報開示の度合いが異なるということには強い違和感があります。
なので、ここらへん是正を求めていくべきだと思っています。
なんせ、市が重視する方針の一つが「OPEN!」でもあるわけですし。
というご報告とお知らせでした。
それでは今日のブログは、この辺で失礼します。
新型コロナウイルス感染症の影響で、マスクの流通量が不足している昨今の状況を踏まえ、市が職員用に備蓄していたマスクを医療機関・社会福祉施設等に提供することが、本日、公表されました。
配布対象事業者は西宮市医師会、西宮市歯科医師会、西宮市薬剤師会、障害福祉サービス事業者、介護福祉サービス施設事業者、私立保育所、私立幼稚園等で提供予定数は20万枚。
3月9日に医師会に2万枚、薬剤師会及び歯科医師会に 各1万枚を先行して配布しており、その他の施設等に16万枚を順次配布予定とのこと。
市広報資料は以下の通りです。
↓
「20万枚!」と聞くと、すごく多いように感じたりもしますよね。
一方で、上に挙げた仕事に従事されている方の人数を考えると、せいぜい一人あたり一週間から十日程度分にしかならないそうで、つくづく、えらいことやなあ...と。
という簡単なご報告でした。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
新型コロナに関わる対応の一環として、3/15(日)に予定されていた消防団の操法大会も延期が決定しました。
年明け以降、毎週日曜日は訓練だっただけに、やや虚脱感...
ちなみに私が10年前、選手として出場した時、我が浜脇分団は優勝したんですよ。
今とは画質がまるで違う、当時の写メ証拠写真もアップしておきます。
しかし、あれから、もう10年も経つんか。。。
↓
さて本題、3月議会で行った代表質問のご報告ですよ。
それでは、どうぞ。
■■■■■
【質問】
不祥事の多発を受けた、市役所の再生についてです。
「再発防止は当然のこと、組織そのものの問題点から目をそらさず、不祥事とは無縁で、市民の皆様に信頼いただける組織に再生することこそが私の責務であると考えています」とのことでした。
市は不祥事の多発を受けて昨年10月に職員アンケートを実施しました。
回答には自由記述も含まれていることから、現場の意識に根差した多くの具体的な課題が含まれていると思われます。
そうした声を真摯に受け止め、示された課題を着実に改善していくことこそが「市民の皆様に信頼いただける組織に再生する」ために極めて重要だと思いますが、アンケート実施から4カ月がたつにもかかわらず、未だ、その内容は開示されておりません。
早急に内容を開示すると共に、示された課題の解決に真摯に向き合うべきと考えますが、市の見解は如何でしょうか?
↓
【答弁】
~市の、これまでの取組。質問と関係が薄いため、割愛。~
昨年10月には、今後の不祥事防止に向けた取り組みの参考とするため、職員倫理や職場風土の現状についてさらなる把握をする必要があることから、不祥事が発生する要因、改善策について、自由に記載する項目も設け、全職員を対象に匿名で意識調査を実施いたしました。
現在の状況でございますが、当初調査の段階での回答率が低かったことから、再度調査を行い、現在結果の分析作業をしているところでございます。
今後、早急に分析を行い、年度内には結果の報告、公表をしてまいります。
また、今後の取り組みについてでございますが、調査における自由記載を抜粋しますと、不祥事の要因に関しては、倫理観、当事者意識の欠如といった個人的要素や、チェック体制の不備、職員間のコミュニケーションの不足、上司の適切な指導不足といった意見が、また、不祥事が続発している状況の改善に関しては、風通しのよい職場の構築など組織的な取組みが重要であるとの意見の他、研修制度の充実、処分の厳罰化や人事制度の改革をすべきなどの意見もございました。
このような様々な意見を参考とし、これまで取り組みに加え、 さらなる不祥事防止の改善に向けて対応してまいります。
↓
【意見・要望】
「昨年10月に」「不祥事が発生する要因、改善策について、自由に記載する項目も設け、全職員を対象に匿名で意識調査を実施」したことは高く評価しています。
一方で「当初調査の段階での回答率が低かったことから、再度調査を行い、現在結果の分析作業をして」おり、未だにアンケート結果が示されていないことに強い違和感を持っています。
回答率が31%と低かったことを残念に思う気持ちは分かります。しかしながら回答率を上げるために締切を延期し、未回答者に対する再調査を行うというのは施政方針にあった『「SMART」 効率的な事務執行』に反すると思います。
アンケートは
-----
●公務員としての倫理を意識しているか?
●公務員としての倫理が足りないと思える職員はいるか?
●不適正な事務執行や不正事項につながる業務上のリスクを意識しているか?
●職員間で情報が共有され、相談し合える環境にあるか?
●内部公益通報制度や公正な職務の執行の確保に関する条例の存在を知っているか?
-----
という5つの質問に「はい」「いいえ」で答える部分と、不祥事の多発を
-----
●どのように受け止めているか?
●要因をなんだと思うか?
●どうすれば改善できると思うか?
-----
を問う自由記述部分で構成されています。
回答率が低かったとは言うものの、最初の締切に応じて1883名の職員が回答しています。
これだけの回答があれば、5つの質問で問うている職員全体の倫理意識や知識に関する概ねの傾向は分かるはずです。
また自由記述で問われている原因や改善策についても、十分な回答が得られたのではないでしょうか。
そもそも回答率が低い背景には「これに答えて、なにか意味があるのか?」「忙しくて、アンケートに応えている暇などない...」「私には関係ない」等、様々な思いがあるものと思われます。
だからこそ、せっかく、きちんと答えてきた職員の自由意見を早期にまとめ、整理し、開示し、速やかに対応を示すことで「意見を出すことで変わる!」「自分たちの意見がきちんと反映される!」という実感を、持ってもらうよう努めるべきだったのではないでしょうか。
鉄は熱いうちに打て!と言います。
昨年10月に行ったアンケートについて「年度内には結果の報告・公表をしてまいります」というのは、いかにも遅い対応であり、非常に残念に感じています。
今回の対応の遅さを教訓とした上で、ご答弁にありました通り、「様々な意見を参考とし、これまでの取り組みに加え、さらなる不祥事防止の改善に向けて対応して」頂くよう、要望します。
■■■■■
これ、以前にもブログで取り上げた話ですね。
↓
【ご参照】
回答率の低さを問題視する気持ちも分かります。でも回答率を上げたいなら、やるべきことは他にあるのでは???@2019年12月のブログ
↑
どう考えても、4カ月もたっているにも拘らず、結果のまとめ&報告ができていないというのはあかんと思うんですよ。
こういう姿勢、改めてもらわねば困る...と、つくづく思います。
というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経営に影響を受けている市内事業者を対象とした無料相談会が開催されることになりました。
事前申込制で、詳細は以下の通りです。
↓
↑
国・県・市と様々な主体が様々な対策を打っていますが、それぞれの内容って、なかなか分かりにくいですよね。
先程、開催された災害対策支援本部会議でも「商工会議所を通じて広報するなど、多くの事業者に伝わるよう努力する」旨、確約はあったのですが、少しでも多くの必要とされる方に情報が伝わり、活用されることを願っています。
なお現時点での、市内事業者を対象とした支援策は以下の通りです。
↓
また同会議において
-----
●3月分の給食代は徴収しないことに決定した
●給食に利用予定だった食材については、
⇒一定期間、保管可能な食材は5月以降に使用することでめどがついた
⇒それ以外の食材は市場に流通させることで話がまとまった
ため、大量に廃棄が出る事態は避けられた
-----
との旨、報告がありましたので、こちらもお知らせしておきます。
以上、取り急ぎの情報共有でした。
それでは今回のブログは、これにて失礼いたします。