本市では2018年度以降、有印私文書偽造容疑や公共工事の入札情報漏洩、学校校舎内での盗撮、同僚からの窃盗等による職員の逮捕が相次いでいます。
また、それ以外にも数々の不祥事が問題となってきました。
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【ご参照】市政報告62号×2020年8月発行
そんな中、今度は、持続化給付金の詐取容疑による逮捕が発覚しました。
容疑が事実であれば、という前提での話ですが。
監査局という最も公正さを求められる職場に勤務している市職員が、コロナに苦しむ方々を救うために行われる事業を悪用しようとしていたということの悪質さに、言葉を失います。。。
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持続化給付金詐取、容疑の西宮市職員逮捕 兵庫県警@2020.9.28付 日経新聞WEBニュース
私は、もともと
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●公務員には真面目な人が多いし、そこでの不祥事発生率が社会全体に比べて著しく高いということは考えにくい...
→不祥事が多いという印象が強いのは、職業上、なにかがあった時に取り上げられる度合いが高いからでは???
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と考えていました。
そういう考えからすれば、西宮市の現状は明らかに異常であり、人数に占める不祥事発生率も、明らかに有意に高いと言えるでしょう。
そして、その背景には組織全体の澱(おり)や澱み(よどみ)がどうしようもなく染みついているという事実があるように思えてならないのです。
明らかな犯罪行為を行う職員に、そもそもの資質上の問題があったことは否定できないと思っています。
考えるのと、一線を越えるのとでは大違いですし、多くの職員が、このようなことに手を染めるなどということは、到底考えられないですし。
でも、これだけ不祥事が発生する背景には、どうしようもない士気の沈滞や、著しい風通しの悪さといった要因が強く強くあるように思えてならないのです。
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【ご参照】
これだけやれば一気に問題解決!などという特効薬など、どこにもないのでしょう。
一歩ずつ、具体的な取組を重ねていった先にしか、状況が改善されることなどありえない。
そう考えています。
到底、職員への訓示や、議会・市民への謝罪などで、事態が好転するとは思えないわけで。
引き続き、具体的な指摘・提言などを積み重ねてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。