西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

12/7(木)午前10時から出番を頂いた、一般質問。財政状況を改善するために必要な取組を多岐にわたって取り上げ、追及します!

2023-11-30 13:21:28 | 主張・広報と活動のお知らせ

既報の通り、12/7(木)の午前10時から一般質問の機会を頂き、登壇します。
質疑する内容を示した発言通告書は、こんな感じ。
 ↓


せっかくなので、過去に行った質問等で関連するものを【ご参照】という形で挙げたうえで以下、項目の紹介です。

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1.市立幼稚園の人員体制と、今後のあり方
①複式学級
②人員適正化
③今後の方針

2.行政財産の目的外使用にかかる使用料の減免
①デイサービスセンター
②幼稚園
 ↓
「ほとんどの事業者さんからは料金を頂いてます。でも外郭団体や一部の事業者だけは無料ですよ!」ってのは不公平でしょ??? @2019年8月のブログ

3.公共施設と事業・施策の際限ない増大防止
①公共施設
②事業・施策
 ↓
【ご参照】
市政報告75号「公共施設の総量縮減」@2023年10月発行

4.「職員200人削減」の実現可能性と、支出削減効果
①実現可能性と費用削減効果
②対象
③具体策
④予算編成への影響
 ↓
【ご参照】
「200人削減!」の定義や効果がまるで見えないのは大問題。議論の根本となる、この部分を12月議会で明らかにしたいと思っています!@2023年11月のブログ

5.人員削減と給与水準見直しのための具体策
①技能労務職の人数
②給与水準
③給料表
④管理職の割合
⑤手当
 ↓
【ご参照】
課長になったら責任は増すし、仕事も増える。でも給料は上がらんし・・・ではダメなんです! @2015年7月のブログ
市政報告74号「特殊勤務手当について」@2023年7月発行
■■■■■■■■

発言通告を提出した時点では、既に当局との調整も概ね完了!というのが、通常のパターン。
が今回4&5については、到底納得できる水準まで仕上がっておらず、まあまあヒリヒリする感じですね。
こういうのも、それはそれでよい♪

財政危機を迎えている本市の収入を増やし、支出を減らすと共に、働きがいのある組織を作るため、問題点の指摘と改善策の提案等を行いたいと思っています。
よりよい方向に市政を向けることができるよう、しっかりと準備・調整など進めてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


市長によると、今はまだ財政危機ではないそうな... 正副市長の12月ボーナスを削減する議案が提出され、賛成多数で可決されました。

2023-11-28 14:24:16 | 主張・広報と活動のお知らせ

「本市の厳しい財政状況に鑑み、市長及び副市長の期末手当の減額を行う」とのことで、12/8支給の正副市長ボーナスを減額する提案が、本日の市議会本会議に提出。
賛成多数で、この内容の通りに進めることが確定しました。
 ↓


で、この内容について、私が所属する総務常任委員会で審議されたんですよ。
石井市長も出席したので複数質疑したわけですが、その中で驚いたのが以下のやり取り。
冗長に過ぎるところや重複するところは省きましたが、音声データを確認しながら書き起こしたので、ほぼほぼ正確な内容だと思います。
それでは、どうぞ。

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【澁谷】
市長が、本市の財政が危機的状況にあると認識したのはいつ頃か?
  ↓
【市長】
危機的状況というのは、とても主観的なところもある。
私としては危機的状況という表現よりも、構造を改善しなければならない状況にあるということについて明確にいつとは答えられないが、市長に就任した後、早い時期から財政が硬直していることは認識していた。
構造改善の旗をしっかり掲げるときが今来たと思っている。
  ↓
【澁谷】
再来年度には予算編成ができなくなるかもしれないという答弁が、総務決算特別委員会で財政から出てきたが、そういった状況は特に危機的ではないとお考えということか?
  ↓
【市長】
予算が組めなくなるというようなことがないようにするのが私の仕事と思っている。
予算が組めなくなるということはモチロン危機的であり、そうした危機的なことになる可能性があるということは認識している。
  ↓
【澁谷】
予算が組めなくなるかもしれないということが公式の場で言われて、新聞等で報道され、いろんなところで騒がれ、私共としても、とても心配している。
それは危機的状況ではないのか?
予算が組めなくなって初めて危機的な状況なのか?
予算が組めなくなることが危惧されている今の状況は危機的ではないのか?
  ↓
【市長】
危機的状況を回避するために全力を尽くしていきたいと考えています。
  ↓
【澁谷】
分かりました。
市長は、今は危機的状況ではないとお考えということですね。
驚きました。
  ↓
【市長】
危機的状況ではないとは言っていないが、危機的状況にならないようにするために最善の努力をすると申し上げている。
危機的状況ではないと言っているわけではない。
  ↓
【澁谷】
「危機的状況にはならないように頑張る」と言うことは、つまり、今は危機的状況ではないと考えているということですよね?
今は危機的状況ではないと市長は考えているということだと私は理解しますし、それ以外、理解のしようがない。
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なんか、禅問答みたいやな...
中身については読んで頂いたとおりですが、こんな答弁していいんですかね。
「いや、だって今は危機的状態ではないんですよね?市長そう言ってますやん」てな感じで組合との交渉や、各所管の危機感に対しても、悪い形での影響が及ぶ気がして仕方がない。
私的には、予算が組めなくなったときって「危機!」とかではなく、既に詰んだ状態ちゃうの???と思うわけで、ここまで財政危機であることを認めたがらない感覚がよく分かりません。

で、そんなことをつらつら考えつつ、本会議場で会派の代表として討論をしてきました。
内容は以下の通り。
 ↓
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会派・ぜんしんは「議案第82号 市長、副市長及び常勤監査委員の給与条例の一部を改正する条例制定の件」について意見を付した上で賛成します。

9月の決算特別委員会 総務分科会での質疑において、当局から「早ければ、令和7年度か8年度には、予算編成が困難になるかもしれない」という答弁が示された後、突然、当局の動きが慌ただしくなりました。
しかしながら現在の財政危機(先程の総務常任委員会での質疑で、市長から「今はまだ財政危機ではない」旨の発言があって驚いたわけですが)、これが、まるで寝耳に水の出来事であったかのような市当局の動きと、市長の現状に対する認識にはきわめて強い違和感を持っております。

私共、会派・ぜんしんは本市の財政状況は、きわめて厳しいという認識に立ち、継続して市政運営に対する指摘と意見を続けてきました。
そもそも本市財政は近年、多額の基金取り崩しを前提とした予算編成が常態化しており、今後の市政運営がきわめて危機的状況にあることは明らかでした。
実際市が9月議会で示した「令和4年度決算のポイント」には「赤字基調である財務体質の改善が必要」と明記されています。
また12月補正時点では、実に128億5100万円もの基金取り崩しを前提とした予算編成となっています。

そもそも危機を顕在化させず、未然に防ぐことが最大の危機管理であり、それこそが市長・副市長の責任です。
コロナのように突発的に起きた事態なら違う話もあるのでしょうが、本市財政が遠くない将来こういう事態に陥りうることは十分、予見されていました。
そして、そうした事態に陥った要因が同じく9月の決算特別委員会で示されたとおり、経常経費の高止まりにあり、人件費の抑制が大きな課題であることも明らかでした。
にも関わらず、それに対する具体的な改善策に取り組んでこなかった。
そのために、このような事態に陥ってしまった。
そして今に至るも、今後の具体的な対策等を示すことさえできず、多くの市民や市職員に大変な不安を覚えさせることになってしまっている。
これは紛れもない人災であり、石井市長をはじめとする市の経営層の責任は重大です。

そうした観点からも市長・副市長の給与減額は当然のことであると受け止めています。
一方で、これは取るべき責任のあり方とは異なります。
こうした事態を招いた最大の要因である人件費抑制のため、人事・給与制度の抜本的改革や会計年度任用職員も含めた職員総数の削減を実現すること。
そして、それを大前提とした事業の見直し、業務の効率化等の行政改革に取り組むことで、本市の財政構造を根本的に是正し、持続可能なものとすること。
これこそが遅きに失したとは言え、正副市長が本来果たすべき責任のあり方です。

改めて、市長は、危機意識に欠けた行政運営を続けてきた結果、このような状況を招いたことを強く自覚するべきです。
また市政運営の実務面を預かる立場として、その自省を持って、早急に抜本的な行政改革に取り組むべきです。
以上、指摘して、会派・ぜんしんの賛成討論とします。

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なお市議会としても現在、議員報酬削減に向けた協議を進めています。
近日中に、その内容も明らかにできるかと思いますので、その点、申し添えておきます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


【政策実現】定員に余裕のある留守家庭児童育成センターでの/小学5・6年生の児童受入/保護者が育児休業取得中の児童受入/が実現しました!

2023-11-24 09:52:39 | すべての人にやさしいまちを実現するために

定員に余裕のある留守家庭児童センターでは
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●小学5年生以上の児童も受け入れるべき
●保護者が育児休業を取得中の児童は受け入れるべき
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という内容について質疑し、前向きな回答を受けたのは昨年6月議会でのこと。
  ↓
【ご参照】
「子育てするなら西宮」を掲げる以上、その理念を基本に施策の方向を考えるべき。育成センターでの児童の預かりについて、前向きな答弁を得ました!@2023年7月のブログ

この度、この内容が実現されることとなり、市政ニュース11/25号で発表されました。
掲載された内容はこちら。
なお5年生以上の受入は、まずは!ということで深津小学校でのモデル実施のみなので、その点ご容赦下さい。
 ↓


とりわけ小学5年生以上の受入については、早々に進めて行くべきだと以前から主張してきていました。
が、色々とできない理由を述べ立てて、非常に後ろ向きだったというのが、これまでの話。
けれども今回は担当課長以下、前向きに取り組んでくれた結果こういった結論が出たわけで、この経過を高く評価しています。
 ↓
【ご参照】
育成センターでの4年生受入が進んでいます! ~余裕がある施設は、5年生も受け入れるべきでは?@2020年11月のブログ

ちなみに、この件を中心になって進めてくれたのが先般、設立された「財政構造改善推進部」の部長に新しく就任された方。
 ↓
【ご参照】
「200人削減!」の定義や効果がまるで見えないのは大問題。議論の根本となる、この部分を12月議会で明らかにしたいと思っています!@1週間ほど前のブログ

優秀で真面目な方だけに、さぞかし頭を抱えていることやろうなあ...
先日行われた市長の定例記者会見を見る限り、「財政構造改善推進部」ってのも作ってはみたものの、どんな役割を担い、どういう仕事をするのかという最も重要な部分について、具体的な考えはないんやろうな...と感じました。
挙げ句の果てには、「財政構造改善推進部」という名前さえ忘れていたようで、これやと職員さんもテンションだだ下がりやろな...
 ↓
【ご参照】
令和5年11月17日 定例記者会見 - YouTube×1:06:20経過頃~

閑話休題。
今回ご報告した留守家庭児童育成センターの件もそうですが、やはり本会議場での質疑は、いろんな物事を動かす大きな機会になり得ると実感しています。
今回頂いた機会も、しっかり活用できるよう頑張ります!
それでは今日のブログは、これにて失礼します。


12/7(木)の午前10時から、本会議場で質疑の機会を頂きました。充実した内容にできるよう頑張ります!

2023-11-22 17:55:02 | 主張・広報と活動のお知らせ

本日、12月議会で諮られる諸議案等について、会派での事前勉強会がありました。
その中で示された、12月補正予算での新たな財政基金繰入金(=歳入が足りないため、新たに基金を取り崩さなければならないお金)が27億5,603万円という巨額にのぼったんですよね。
なので「現時点での、今年度の基金繰入の合計はいくらですか?」と確認したところ「128億5,100万円で、昨年の同時期よりも多い」とのこと。
プロである財政担当部局からの「不用額(=予算には計上したが、実際には使わなかったお金)も出てくるし、決算は締めるまで分からないが、基金から53億円を取り崩さざるを得なかった2019年度の事例もあり、厳しい決算になると考えている」という発言から、今年度も覚悟が必要だということなんでしょうね...
財政危機発覚後なんの対策も講じられていない以上、当たり前といえば当たり前の話ではあるのですが...

そんな中、12月議会において本会議の出番を頂きました。
12/7(木)の午前10時からで、概ね1時間一本勝負です。
 ↓


この機会に正すべき、改めるべきことが山ほどあると思っています。
本市にとっての根本的な問題点を、少しでも改めるための機会とせねばなりません。
職責に堪えられるだけの働きができるよう、しっかり準備整えてまいります。

興味と関心お持ちいただける方には、是非是非よろしくお願いします。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


全国的に値上げが進んでいる水道料金。西宮市でも数年以内に、値上げが避けられなくなるかもしれません...

2023-11-20 16:12:14 | 安心して暮らせる安全なまちを実現するため

公園清掃→地域会議→イルミネーションの準備手伝い→秋祭りの最後の片付け、と充実しているにも程があった昨日のハードスケジュール。
こないだまで暑いくらいだったのに、いよいよ年末!という感じになってきましたね。
 ↓


そんな中、ご質問頂いた内容があったので、ご紹介をば。
市政ニュース最新号の4面にて上下水道事業の決算結果が発表され、
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●水道・下水道ともに黒字も厳しい経営状況が続く見込み
●皆さんの生活に不可欠なサービスなどの提供を安定的に継続して行っていくため、経営戦略について社会情勢の変化等を踏まえた見直しを図りつつ、効率的な事業運営に努めます
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といった内容が掲載されていました。
 ↓
市政報告 令和5年11月10日号×4面


上に書かれている内容とも重複しますが
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●人口減・家庭用機器の節水能力向上に伴う水道料金収入の減少
●水道施設の老朽化に伴う更新費用の増大
●耐震化推進に必要な費用の計上
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といった要因は全国的なものであり、今後、多くの自治体で水道料金の可能性が進められる可能性が高いと思われます。
実際、お隣の宝塚市では来年度からの値上げが確定していますし、
 ↓
水道料金改定案、宝塚市議会可決 来春から値上げ@2023/10/7付・毎日新聞

「水道料金 値上げ」でググってみると、こんな記事も出てきます。
 ↓
「しれっと上げやがって」全国で水道料金上がる “10倍”予測も 老いて破裂する水道管@TBS NEWS DIG

で、我が西宮市ですが、実は既に平成28年10月に水道料金の見直しがなされています。
ただし、当時の見直しは
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●値上げになる世帯と値下げになる世帯があった(とは言え、多くの世帯では値上げだったと思いますが...)
●値上げ幅は、概ね抑制されたものだった
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こともあり、そこまで大きな話題にはならなかったように感じています。
 ↓
【市政ニュース×平成28年4月25日号】


この料金改定を実施した際、「これで西宮市の水道料金は、令和10年度までは値上げの必要はない!」と聞いていました。
ただ、その後も利用水量の減少傾向が続いていることに加え、昨今の物価高騰に伴う電気料金等の値上げに伴い、その時期が前倒しになることも想定されるようです。
そこらへんが、市政ニュースでの書きぶりに反映されているということなんでしょうね...

ちなみに近隣市の2ヵ月分の上水道料金を税抜で比較すると
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【20㎥】伊丹市1740円 尼崎市2000円 宝塚市2740円 川西市2800円で、西宮市は2190円
【40㎥】伊丹市4640円 尼崎市4640円 宝塚市5740円 川西市5800円で、西宮市は5290円
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となっています(宝塚市は値上げ後)。

伊丹市・尼崎市に比べて、西宮市の水道料金が高くなっている理由は「両市は比較的平坦な地形→西宮市は北部地域があり、南部地域でも丘陵地帯がある→加圧送水が必要となり、中継槽施設が多くなる→減価償却などの負担が重くなる...」といったところだというのが市の見解です。
これに加えて、私は職員数が多いのも1つの要因だと思っていますけどね。
ほんま常に出てくるよな、多すぎる人件費問題。。。
 ↓
【ご参照】
一般質問のご報告 ~水道事業の組織・人員効率化について① @2014年8月のブログ
一般質問のご報告 ~水道事業の組織・人員効率化について② @2014年8月のブログ

いずれにしても、今後の展開をしっかり見守りつつ、必要な指摘・提案など行っていかなければなりません。
西宮市で生活する全ての方の生活に直接影響する話だけに、情報提供にも努めてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


【広報】11/27(月)午後2時から六湛寺公園で「阪神タイガーズ日本一西宮市民報告会」が開催されるそうです。

2023-11-17 15:30:42 | 主張・広報と活動のお知らせ

本日の市長定例記者会見で、11 月 27 日(月)午後2時から六湛寺公園(北側)にて、「阪神タイガース日本一西宮市民報告会」を 開催することが決定した旨、発表されたそうです。
岡田監督に加えて、選手の方々も数名お越しになり、岡田監督・選手へのインタビューや花束贈呈、六甲おろしの合唱等が行われるとのこと。
より具体の内容はこちら。
 ↓


お好きな方にはたまらん内容ですよね、きっと。
これは告知しなければ!というわけで、取り急ぎの広報でした。
それでは失礼いたします。


「200人削減!」の定義や効果がまるで見えないのは大問題。議論の根本となる、この部分を12月議会で明らかにしたいと思っています!

2023-11-16 14:57:17 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

最近、職員の人事・給与話について、市の偉い方々と意見交換等する機会が多いんですよね。
思うこと・感じることは山ほどありますが、つくづく、これまで主張や指摘してきた内容で、改善すべき課題はほぼ網羅できているよな...と実感しています。

そんな話の中でカチン!ときた一つが、
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●会計年度任用職員の中に古株でボス化してしまい、誰も指導も注意もできなくなっているような職員がいろんなところにいる
→そういう職員には指導するのが当然であり、他部署への異動も行うべき
→それでも改善できないなら、契約打ち切りも考えるべき!
-----
という話をした時のこと。
そんなん、当たり前やし、他の自治体ではフツーにやっているところが多いでしょ!?と。
ところが、それに対して「ほんと、そこは問題で困ってるんですよ。よかったら議会で指摘してもらえませんか?」という返事が返ってきたんですよね。
いや、その話なら、前から指摘し、改善も求めてきていますよ、私。
改善しなければならない立場にあるトップ層が、ここまで放置してきたあげく、この期に及んで、そういう感覚でいることには強い憤りさえ感じています。
つくづく後手後手な上、危機感薄いよな、うちのトップ層...
 ↓
【ご参照】
「○○課一筋、20年以上!」みたいな嘱託職員が大勢存在する西宮市役所。それって、組織の硬直化に直結してやいませんか???@2019年6月のブログ

危機感薄いよな...で言うと『赤字体質の改革に向け、来春から5カ年で取り組む「財政構造改善」の司令塔とする』ため、『政策局に財政構造改善推進部を6日付で新設し、部長級と課長級の職員を1人ずつ配置』したという話についても、そういう感覚を強く持っています(←『 』内は記事より引用)。
 ↓
支出超過の西宮市、財政改革へ新部署 赤字脱却の司令塔 「職員200人削減」目安に|阪神@11/6付・神戸新聞NEXT


『「財政構造改善」の司令塔』という触れ込みの割には
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●当初、机さえなかった
→というか政策局自体が場所パンパンで「机どこに置くねん...」と言うことで騒ぎになったレベル
→組織設置から10日が過ぎた今日の時点で、未だに部の所属は部長と課長だけであり、実働部隊は“0”
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という話なんですよね。
いろんな所に話を聞けば聞くほど、
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●局レベルで問題意識や感覚が全く異なっており、すりあわせさえ困難なのが現時点での大きな課題
→そんな中、「局」より下の「部」を新設して(西宮市の組織は、基本的には「局」→「部」→「課」→「係」の4層構造)、「部」が“司令塔”になるという感覚が理解できない。。。。
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と感じずにはいられない。
異動されたご本人達の感覚は分かりませんが、「なにをさせたいのか、したらよいのかも分からない状況でかわいそうに...」的な感覚を、多くの職員からも持たれている“司令塔”への異動ってのは、ほんまキツイやろな...と。

そういう話関係で、現時点で最もよく分からないのが、上の記事中の『石井登志郎市長はうち20億円以上を人件費抑制で賄う意向を示し、実現に向けて「職員200人の削減が目安」としている』という話。
そもそも、
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●「200人」は、どこから出てきた数値なのか?可能なのか?
→それは正規職員のみなのか?会計年度任用職員も含むのか?
→基本的には定年退職(もしくは65才到達による再任用終了)か、自己都合退職になるはずだが、それ以外の方策はありえるのか?
→それによる費用削減効果は、どの程度が見込めるのか?
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という議論の基礎となる部分が、全くわからないんですよね。
というのも
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●令和10年度末までの定年退職予定者は、事務・技術職を合計して100人程度。
→技能労務職等、他の職種を含めても200人には到底、及ばないはず。
●その全部を退職不補充というわけには到底いかないはず
●自己都合退職者数は分からないが、どちらにしても完全不補充というわけにはいかないはず
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ということを考えると、市が200人もの職員数削減を実現できるとは考えにくいんですよね。
実際、舌の根も乾かないうちに、職員募集の記事を10/25付・市政ニュースに掲載しているくらいですし。
 ↓


また百歩譲って200人削減できたとしても、それによる収支改善効果は20億円には遠く及びません。
ここまで、根本となる部分が???だらけだと、議論にもなんにもならないと思うんですよね。

というわけで、こういう議論の前提となる内容について、12月議会で明らかにするべく担当部局との協議・調整を始めました。
立場上、担当の方々は決して口にはしませんが、話していても「そんなん、私らの方が聞きたいですわ...」という雰囲気をプンプン発しているように感じています。
最悪、根拠も具体策も、なんにも出てこなさそうな気さえするぞ、これ...

なにはともあれ充実した質疑ができるよう、12月議会に向けての準備を進めてまいります。
と宣言して、今日のブログは、このへんで失礼します。


重要なのは、進捗状況や徹底度の「見える化」を進めること。依頼や通知だけではダメなんです!

2023-11-13 14:30:02 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

昨日は公園清掃からの、消防団×定例訓練。
訓練終えて、家で一息ついてたら、中学以来の悪友から「今から十三に出てこい!」と連絡があり、思わず行っちゃいましたよ。
つくづくと古くからの友人ってのはいいもんですね。

さて本題、先月末から今月初めにかけて行ってきた視察のうち、今日は茨城県について。
茨城県へは「業務改革及び自治体DXの実現に向けた取組みについて」ということで伺ってきたのですよ。
出てきた話は様々ありましたが「なるほど、そういうことか...」と腑に落ちた話が一つありまして。

茨城県さんが大きな成果としてあげている話の一つが、電子決裁率の向上でした。
これ、
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●平成17年10月より導入されたものの導入以来、長年にわたって10%台と低調に推移していた
→が知事就任後、4ヵ月で電子決裁率ほぼ100%を実現した
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という話です。
ただ、イマイチ納得しがたいと感じていたんですよね、行くまでは。
 ↓

 
というのも、事前に確認した資料では、この短期間での大きな成果について、
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電子決裁率を100%とするように指示したところ、職員からは「申請書に添付された大量の紙書類などをスキャンする仕事が余計に増える」という強い抵抗の声が上がりました。
そこで私は「決裁に本当に必要な書類のみを厳選して電子決済システムに登録し、大量の紙書類は別の場所に保管しておいて、確認したい人だけが見るようにしてはどうか」と解決方法を提案しました。
この私の提案に職員もそれならばできると納得して、2018年4月からわずか4ヵ月で電子決裁率ほぼ100%を達成し、コロナ禍でのテレワークもスムーズに進められました。
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と記されていたから。
もちろん、こうした運用面での見直しが重要であることは言うまでもありません。
でも運用の修正とトップの号令のみで、ここまで短期間かつ大幅に電子決裁率が向上するもんかね???と。

この点について、現地でやり取りしたところ
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●各所属あて通知を発出すると共に、各次長に対し取組の趣旨を説明し、部局内の監督と進捗管理を依頼した
→各所属の電子決裁率を月ごとに公表し、電子決裁率が低い所属には当該部局の次長等から電子決裁を利用するよう直接指示を行うなどの取り組みを行った
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というやり取りがあり、なるほどなあ...と。
通知や依頼は、西宮市でも普通に行われています。
でも後半で示されている電子決裁率の見える化を進めた上で、直接指示したという内容は、本市にはきわめて薄い感覚やよな...と。
そして、むしろ、こうした感覚を持つことこそが、改善のための行動を、単なる自己満足に終わらせず、具体的な成果を得るためには、きわめて重要だと思うんですよね。

例えば、西宮市では、会議に関連して時間の短縮、資料の簡略化が求められており、それに関するガイドライン等の作成も進められてはいるようです。
しかしながら実際に効果を得るためには、
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●課題における部署ごとの取組における進捗状況を見える化
→その内容に基づいて、見直しを進めるよう指導等を徹底!
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といった、茨城県におけるような取組がことのほか重要だと思うんですよね。
もちろん、会議時間の短縮や資料の簡易化に留まらず、あらゆる課題において現状を改善していくために重要だと考えています、こういう話。
 ↓
【ご参照】
会議や資料作成を効率化させるための第一歩。ここから取り組むべきは「徹底」です! @2022年9月のブログ

今回の視察、とても学びの機会が多い内容でした。
得た知見を市政に良い形で反映できるよう、しっかり努めてまいります。
それは今日のブログは、これにて失礼いたします。


来年度、工業用水道事業の料金改定が実現するとのこと。これで赤字転落→市民負担が発生...という最悪の状況は避けられました。

2023-11-10 15:17:46 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

ずっと気になっていた案件について、最悪の事態は避けられたという報告が9月議会でありました。
なかなか取り上げる機会がなく、報告が遅れてしまいましたが以下どうぞ。

話をザックリまとめると
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●地下水のくみ上げによる地盤沈下を防ぐため、大口利用者を対象に実施されている工業用水道という事業がある
  ↓
●/利用者が限定される/一度施設を建設すると、使用水量が減っても施設規模は下げられない/等の要因から、過去、市は一貫して/契約水量の減量は認めない/そうした考えは一切ない/と言明してきていた
  ↓
●ところが昨年3月、議会への報告もないまま、各事業者との契約水量の見直し(≒大幅な減少)を実施していたことが判明
  ↓
●その際、料金改定は行わなかったため、今後の収支は大幅な赤字に転落することが予想される

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というもの。
より詳しい内容は以下でご確認頂けます。
 ↓
【ご参照】
年間収入3.8億円弱の工業用水道事業。収入が一気に6千万円以上も減る契約見直しを気軽に進めるって、一体…@2022年3月のブログ

私は、どちらかというと契約水量を見直した上で、利用料金の設定を見直すべきだと考えていました。
だから上のブログにも書いてある通り、契約水量の見直し自体に反対ではありません。

でも契約水量を見直すなら、契約水量あたりの使用料金も見直さなければ、工業用水道事業は大幅な赤字に転落してしまいます。
そして、そうなれば工業用水道事業を長期にわたって安定的に経営していくことはできませんし、最悪の場合、工業用水道事業には直接関係ない多くの市民が負担を被ることにもなりかねません。
それでは、あまりにも無責任。
そして、これまで議会にも説明してきた根本的方針(=契約水量を見直す考えは一切ない!)を、なんの説明もなく唐突に変更していたことは、あまりにも不誠実です。
なので私は当時、珍しく(?)激怒していました。

が厳しく指摘した甲斐もあってか、この度、来年度からの料金改定が実現、当面は黒字が確保されると報告されました。
今後の見通しは以下の通り。
  ↓


9月議会で明らかになった財政危機についてもそうですが、つくづくとしっかり監視していかなければならん組織なんやな...と痛感しますね、こういう話がある度に。
引き続き、様々アンテナを張り、おかしな話は徹底的に追及してまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


たまには、夢のある話。阪神西宮駅×北側が2030年に向けて整備される予定です!+1

2023-11-08 18:23:56 | にぎわいと活気のあるまちを創造するために

以前、「中央図書館を阪神西宮駅北側に移転する!」という計画があることをご報告しました。
 ↓
西宮市立中央図書館(@川添町)を、数年のうちに阪神西宮駅×北側に移転する予定だそうです。@2022年11月のブログ

この話、上のブログでも軽く触れているとおり、
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●市が民間事業者と連携して、駅前再整備で利用可能な土地を生むことを検討している
→なので、土地取得費用は0で施設整備が可能
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という話程度に、とりあえずは認識していました。
その整備内容について、民間事業者から提案があったのことで本日、総務常任委員会が開催。
その中で、思っていたより、スケールが大きかったようにも感じている、その内容や、市と民間事業者の役割分担等について報告がありました。
ごちゃごちゃ説明するより、プレゼン資料を見ていただいた方が分かりやすいと思うので、以下、貼り付けておきますね。
 ↓
【P1】

【P2】

【P3】

【P4】

【P5】

【P6】

う~ん、オシャレ。
ものすごくザックリ説明すると、
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●図書館を含む公民複合エリア+商業施設+住居施設を整備
●1階でバスロータリーを整備すると共に、2階をデッキでつないで施設間の回遊性を高める
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という感じですね。
エビスタができたときにも思ったことですが、阪神電車の南北を行き来するために、通行券取って地下をくぐっていた時代を知る人間にとっては、もはや同じ駅とは思えないレベル。
ちなみに、完成は概ね2030年頃を予定しているとのこと。

そもそも阪神西宮駅北側については、
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●市内主要駅すぐという絶好の立地にもかかわらず十分、活用されていない
→バスロータリーや停留所、駐車場が散在していて高度利用とは縁遠い状態にあり、いかにも勿体ない
→バス停留所で降車した方がロータリー内を突っ切って駅に向かうなど、安全上、問題がある
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等の状況があり、長年にわたって改善が求められてきましたが、なかなか改善が進んでこなかったんですよね。
そういう意味で、資料でも謳われているとおり、「快適な駅前空間づくり」「高度利用と賑わいづくり」が進められるという観点から、大いに評価できる内容と受け止めています。

一方で、現時点では
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●事業遂行にどれだけの費用がかかるのか?
●その中で、市がどれだけの費用を負担するのか?
●逆に、この開発によって固定資産税や住民税の増収はどの程度期待できるのか?
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といった内容は明らかになっていません。
ここらへんについては、しっかり追いかけていかなければなりませんね!
厳しい財政状況の中を進めて行く以上、いろいろな意味で十分な見返りが期待できる内容でなければならないと思っています。

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で、ここからは全く別の話。
現在、「厳しい財政状況を踏まえ、議会としても、身を切る姿勢を示すべき!」的な問題意識の下、議会運営委員会(=会派の代表が集まって、議会の問題について議論し、方向性を決める会議)において、議員報酬の自主減額について議論が進められています。
これについては色々と思うところ・感じるところもありますので後日、進捗を見つつ、機会があればご報告させて頂くかもな感じです。
まずは、取り急ぎのご報告でした。

ということで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。