西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

教室や運動場の不足を防ぐための住宅抑制策の廃止が決まったそうな。一つの時代の終わりを感じますね…

2024-12-02 12:41:42 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

明後日から一般質問が始まるというのに、今なお事前調整がまとまり切らず。
かなり前倒しで調整を始め、完了させてしまうことの多い私としては、まあまあ珍しい展開ですね。
その分、攻めた内容にできるところも多いと思いますので、乞う・ご期待。

さて、本題。
少し前の話ですが、11/20の教育こども常任委員会で「教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱」が廃止される旨、報告がありました。
この指導要綱、教室不足や運動場不足を未然に防ぐため、一定規模以上の戸数を有する共同住宅等の住宅開発に対して、延期や中止、計画の変更などを求めるもの。
各小学校区の状況によって、それぞれを「予測地区」「監視地区」「特別監視地区」「準受入困難地区」「受入困難地区」に指定し、市から開発事業者に対して協力を要請するというものです。
具体的な内容は以下の通り。
 ↓


一時は、かなりの数の小学校が、なんらかの地区に指定されていました。
が令和10年度には、地区指定を行っている全小学校区において教室不足が解消できる目処が立った、とのこと。
これを受けて、令和8年9月30日をもって指導要綱を廃止するという判断に至ったそうです。
つくづく時代は変わったな…と思います。
 ↓
【ご参照】
小学校区の地区指定が一部見直され、「準受入困難地区」と「監視地区」の間に新たな区分が設けられました。@2016年12月のブログ

人気の住宅地として名をはせる西宮市でさえ、少子化による大きな影響にさらされつつある。
その一つの現れが、今回の指導要綱廃止という姿で現れていると感じています。
であれば猶の事、強い危機感を持って、より魅力的なまちづくりに取り組まなければなりませんね。
しっかり励んでまいります。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


総合教育会議で示された「教育行政の課題と今後の方向性」には概ね賛成。とは言え、具体論とかスケジュールが示されていない辺り、ビミョーなんですよね...

2024-08-01 14:55:43 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

今日の午前中は「市長と教育委員会等で構成し、大綱の策定、教育の条件整備など重点的に講ずべき施策や、児童・生徒等の生命・身体の保護等緊急の場合に講ずべき措置についての協議・調整を行います」という総合教育会議の傍聴へ。
4月に就任した新教育長が参加しての、初の総合教育会議。
テーマ的に興味のある内容が含まれていたこともあり、行ってきましたよ。
 ↓


ちなみに強い興味があったのは、
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1.西宮市の教育行政における課題と今後の方向性
(1)不登校対策
(2)部活動の地域移行
(3)幼児教育の質向上と待機児童対策の両立
-----
といったあたり。
こちらについてはPDFを用いて、教育長からの説明がありました。
 ↓
令和6年度第1回総合教育会議 資料(議題1)(PDF:1,468KB)

以下、雑感。
「文教住宅として期待されること」として
-----
1.安全・安心な教育環境
2.質の高い教育・子育て環境
3.文化的・健康的な住環境
-----
の3点を挙げたことには、概ね賛成。
一方で「質の高い教育・子育て環境」については、幼児教育や低学力層支援に特化しすぎな印象を受けたんですよね。
低学力層に限らず、個々の学力に応じた支援、とても大切だと思っていますが、そこらへんについての意識はどうなんやろな...と。
 ↓


また方向性に異論はなくとも、そのための具体策等が見えない等、色々と気になる点が多くありました。
例えば、不登校対策として「様々なデータを用いて不登校の原因を科学的に分析」っていうけど、「様々なデータ」って今、把握できているもの?
それをどう用いるの??
違うなら、どういったデータをどのような手法で集めるの???
「学びの多様化学校の設立」って、多額の費用が必要になるはずやけど、この財政状況でホンマに可能なの????
等々。
 ↓


また、部活動の地域移行についてスケジュールを示すのは大切だと思います。
でも指導員の確保や保護者負担といった、世間的に様々問題になっている課題についてはどう考えてるの?
このスケジュール案を実現するための取組スケジュールは??
といった辺りがなければ、実現なんかできないのでは???と思うんですよね。
 ↓


大きく深刻な問題ばかりであり、「なるほど、それなら任せておいて大丈夫やな!」という話にはならないのは、よく分かります。
また、敢えて好意的に見るなら、今回示されたのは「西宮市の教育行政における課題と今後の方向性」であり、私の言っていることは、細かすぎるとも言えるかもしれません。
一方で、こういう壮大な話はぶち上げるものの、具体的な内容を掘っていくとグダグダだったり、ちっとも中身のある内容はなかったりというのも、よくある話。
なので、ここはしっかり追いかけていかねばならないな..と改めて思っています。

というわけで、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。


チョコチョコ、ご質問頂く中央図書館移転後の跡地の利用方針。現状、今後の方針は「白紙!」だそうですが。。。

2024-07-22 15:53:47 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

今朝も元気に駅立ちするべく阪急・西宮北口駅に向かったところ、北東・北西とも先客あり。
慌てて向かった門戸厄神駅×北東側には先客はおらずで無事、実施できました。
駅立ちも折り返しを超えて、残るは3ヶ所のみですね。
ポスティングは、まだまだ続きますし、真っ黒に日焼けしつつ、引き続き、頑張ります。

さて、本題。
西宮市立中央図書館を阪神西宮駅北側に移転予定なのは、既報の通り。
 ↓
西宮市立中央図書館(@川添町)を、数年のうちに阪神西宮駅×北側に移転する予定だそうです。@2022年11月のブログ

上記ブログでは、「2024年から2028年の間で…」という話でしたが、実際には2030年ごろになるようですね。
以下、昨年11月に開催された総務常任委員会での配布資料です。

【阪神西宮駅×北側開発予想図】


【スケジュール(?)】


で、上のブログで取り上げている内容から「やや変わったのかな???」と思っているのが、西宮市立中央図書館移転後の跡地の利用方針。
以下、今年3月の本会議における共産党・三好さつき議員からの中央図書館×跡地利用についての質問に対する回答です。
 ↓
-----
現在、中央図書館が入居する教育文化センターには、中央図書館のほか、郷土資料館、市民ギャラリー、平和資料館が入居しています。
このうち、中央図書館が移転するのは、阪神西宮駅北側エリアの公民連携事業による複合施設建築物が完成する2030年頃の見込みであるため、跡地の利活用可能となるのは、早くても7年以上先の第6次総合計画の期間中となります。
中央図書館移転後の利活用については、財政構造改善に向けた取組項目等も考慮して、より広い見地から効果的な活用策を検討したいと考えています。
検討に当たっては、財政構造改善基本方針等の市の全体的な方針に即することを基本として、必要に応じて関係機関、民間事業者等と連携し、学識経験者や地域関係者等の意見なども考慮しながら、適切に進めていきたいと考えています。
-----

前掲のブログを書いた当時は「郷土資料館を拡充すると共に、一部は貸し出すことを検討」となっていました。
が、どうも今では「まだ大分先やし、今の時点では白紙!」ということに変わった模様。
後段の財政構造改善基本方針以下の文章を読む限り、「売却して財源確保に使いたい…」という意向があるようにも感じますが、ここらへんは、なんともよく分からないところですね。

当該図書館の跡地利用については、ちょくちょく質問やご意見を頂くこともあるので、ブログにて紹介させていただきました。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


一人1台タブレットは警報発令時に、役に立つのか?普段から準備を進めてこそ、いざというときに活用できるようになるはずなわけで。

2024-06-03 15:31:32 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

西宮市も含めた広範な地域で大雨が降り、警報が発令されたのは先週火曜日のこと。
 ↓


我が家では、前日の夜から「明日は警報が出るかも!」ということで子供達が大盛り上がり。
学校の休みが確定した当日の朝は、お祭り状態になっていました。
昔から変わらぬ子供の姿ですよね、これって。
我が身を振り返っても、そうでしたもの。

一方で、私が子供だった時代と大きく異なるのが、ICT教育が導入されていること。
西宮の公立小中学校では「タブレットは毎日、持ち帰り!」を基本運用としていますし、「明日、警報が発令される可能性が高いことは事前に分かっていたはず。なぜオンライン教育が実施されないのか?」と疑問に思っている方も多いのではないかと思います。
というわけで、今日は、そこらへんについて。

この話についての、自治体の行動の根本指針は、文部科学省初等中等教育局から発令されている「感染症や災害の発生等の非常時にやむを得ず学校に登校出来ない児童生徒の学習指導について」という通知だそうな。
 ↓
感染症や災害の発生等の非常時にやむを得ず学校に登校できない児童生徒の学習指導について(通知)@文部科学省HP

こちらの通知では
-----
●非常時に臨時休業又は出席停止等により児童生徒がやむを得ず学校に登校できない場合であっても、児童生徒の学習の機会を確保することができるよう、平常時から非常時を想定した備えをしておくことが重要
●非常時に登校できない児童生徒が発生した際の学習指導に関し、あらかじめ可能な対応策等について、地域や学校、児童生徒の実情等を踏まえて検討を行い、保護者等の理解を得ておくなどの取組も必要
●平常時から積極的なICT環境の整備とその活用を推進するとともに、非常時を想定して、例えば端末や通信環境が整っていない場合には学校に整備された端末やルータ等の貸出し・持ち帰りを積極的に行えるようにしておくこと、自宅等からの接続を試行しておくことなど、自宅等においてもICTを活用して学習を継続できるよう環境を積極的に整えることが重要
-----
と平常時から、いざというときにICTを活用した授業を行えるよう、準備を進める重要性を強く謳っています。
ここはとても納得できるところですね。

一方で、文部科学省としては「あくまで、登校しての授業が基本。オンライン教育は、やむを得ない場合の代替手段!」というイメージが強いのかな...という感覚を持っています。
例えば、「基本的な考え方」の中に「一定の期間児童生徒がやむを得ず学校に登校できない場合などには、例えば同時双方向型のウェブ会議システムを活用するなどして、指導計画等を踏まえた教師による学習指導と学習状況の把握を行うことが重要」という一文があります。
個人的には、この「一定の期間児童生徒がやむを得ず学校に登校できない場合」といった表現からも、「あくまで、登校しての授業が基本!」というイメージが伝わってくるように感じるんですよね。

で、ここで、とりわけ問題となるのが「一定の期間」という部分。
というのも、西宮市教育委員会の認識によると
-----
●同時双方向型のウェブ会議システムの活用が求められるのは、「一定の期間」児童生徒がやむを得ず学校に登校できない場合
→一日で終わる気象警報は、「一定の期間」には該当しない
→そもそも警報が発令されて臨時休校になる場合が発生することも前提に入れて、年間のカリキュラムを組んでいる
  ⇓
1日で終わる気象警報発令時に、オンライン教育で対応する必要はない!
-----
ということになるようなので。
なるほどなあ...

個人的には、1日で終わる警報発令時なんかは、別にいいのかな...と思ったりもするんですよね。
上にも書きましたが、そりゃあ警報が出た日とか嬉しかったですもの。。。

一方で、であるなら「一定の期間」については、きちんと定義づける必要があると考えています。
極端な話、
-----
●ある先生は「2週間以上連続して、はじめて一定期間!」と思っている
●別の先生は「3日以上なら、一定期間...」と思っている
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という違いがあった場合、後者なら「普段から、準備しておかなければ...」という感覚になるでしょう。
でも前者の場合、実際にそのような長期間に及ぶことは考えづらいですし、「平常時から準備しておこう!」とはなりにくいように思います。

だからこそ、まずは「一定期間」について、きちんと定義づけするべき。
その上で「『一定期間』以上、登校出来ない状態が続いている事例を把握→それらの学校・学級でオンラインが活用できていない場合、注意・指導!」という流れをつくるべきと思います。
そうなってこそ、全ての学校・学級で「一定の期間児童生徒がやむを得ず学校に登校できない場合に、同時双方向型のウェブ会議システムを活用する」ことが可能になるのではないかいな...と。
そして、それが自然になってくれば、いずれ、「警報が発令されれば、タブレットを利用してオンライン教育を実施する!」という学級も多く出てくると思うんですよね。
実際、今回の警報発令時にも、そうした対応を行った学級があったように聞いています。

といったところを教育委員会とは協議しており、なんらかの進展を得ることができるよう、取り組んでいきたいと思っています。
冬になれば、また学級閉鎖も多く発生することと思いますし、ちょっとずつでも前に進めて行かなければなりません。
大金はたいて推進している一人1台タブレットですもの、活用しなければ勿体ない!

引き続き、こうした問題にも取り組んでいきたいと思います。
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。


上手で得意な人をのばすことは、もちろん重要。でも苦手でやりたくない人にも最低限はやってもらうことも、負けず劣らず大切だと思うわけで。

2024-04-26 13:06:13 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

先日の議会運営委員会において、
-----
●4/16開催の中核市議会議長会において、第19回議会報コンクールが開催された
→「西宮市議会だより」9月定例会号(第157号)が審査員特別賞を受賞した
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ことが報告されました。
これは嬉しい!
 ↓
西宮市議会だより157号@2023年9月定例会号


なお某新聞社の編集部長である審査員のコメントは
「各常任委員会所属の議員名を記載しているのは議員活動の一端が分かって良い。
 意見の分かれた議案も各議員の賛否を一覧表にまとめており、レイアウトも記事、写真、イラストがバランスよく配置されている。
 市民から公募した表紙の風景写真も季節感があふれる。」
というもの。
それぞれの賛否が分かるように掲載している辺りは大昔、市議会だよりのデザイン等を大幅に変更した際にこだわった内容であり、嬉しいですね。
参考までに当時のブログを貼っておきます。
 ↓
【ご参照】
「西宮市議会だより」を変えるのだ!@2009年8月のブログ

さて本題、代表質問のご報告の続きですよ。
それでは、どうぞ。

■■■■■

【質問】
『これからの教育を支える基盤的なツールとしてICTは必要不可欠であることを認識し、本市の教育理念である「夢はぐくむ教育のまち西宮」を基本に、学校・家庭・地域が緊密に連携し、自主的・自律的で創意工夫のある学校教育を進めてまいります。』とのことでした。
述べられた考えに異論はありませんが、具体的な内容が見えません。
また、こうした話の前提として、各校におけるICTの活用状況や教える側の知識・能力を一定の水準まで底上げし、揃えていくことが重要と考えます。
現状と、こうした考えに対する見解をお聞かせ下さい。
 ↓
【答弁】
GIGAスクール構想が始まった令和2年度より、効果的な活用を促進させるために、全ての小中学校へ指導主事が出向きICT活用研修を実施して参りました。
その結果、機器やツールの操作方法は浸透しましたが、学校や教員間で利用格差があることが浮き彫りになりました。

令和4年度に教員を対象にしたアンケート調査によると、「ツールの使い方はわかるが、授業での使い方が分からない」といった結果が出ました。
それは、学びの場面には個別最適な面と、協働的な面と2つの要素があり、前者は児童生徒それぞれが個別学習を行う際にデジタルドリルを利用するといった場面が想定しやすいのに対し、協働的に意見交換する場での活用について場面が想定しにくいためと考えられます。
そこで、現在では授業づくりを中心に、ICTを活用する場面を模擬授業として示すといった、より具体的な研修を実施しています。

また今年度からICTを活用した教育が組織的に推進されるよう「ICT活用推進計画」の作成を各校に依頼し、それを用いて教育委員会が各校の活用推進の進捗状況を把握しています。
それを基に指導主事が学校に出向いて、各校の活用状況に応じたICT活用研修を実施することで、市内全体の指導力の向上に努めています。

さらにICTの活用においては、教員がその使い方や機能を理解することは大切ですが、学習指導要領で示されている「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、学びの質を高める授業改善に結びつけることが重要だと認識しております。
教育委員会としましては、各校の情報教育担当者を対象に、児童生徒が主体となる授業づくりに向け、連携協定を締結している兵庫教育大学から講師を招いた情報教育研修を毎年実施していることに加え、次年度は教員の学びを促進するために、ICTを活用した授業づくりの考え方や、その具体例を示したオンデマンド研修の充実を図ってまいります。
今後も引き続き、教員に対して、活用状況に応じた研修や情報提供に努めてまいります。
 ↓
【意見要望】
過去の経緯も含め、難しい課題に前向きに様々、取り組んでおられることは一定評価したいと思います。
一方で、全体の水準底上げこそが課題であり、きわめて重要という点について今一度、意見を呈さなければならないと感じています。

ICTが得意、あるいはそこまで行かなくても格別な苦手意識を持っていない教師であれば、ある程度ほっておいても、あるいはきちんとした研修を行い、注意喚起するなら取組を進めるでしょう。
そのための、いわば手法やツールの提供的な側面から見るなら、様々述べられた前向きな取組は一定評価出来るものなのでしょう。

しかしながら組織として取り組む以上、負けず劣らず重要なのは全体の水準の底上げです。
答弁では『「ICT活用推進計画」の作成を各校に依頼し、それを用いて教育委員会が各校の活用推進の進捗状況を把握しています。それを基に指導主事が学校に出向いて、各校の活用状況に応じたICT活用研修を実施することで、市内全体の指導力の向上に努めています。』となっており、水準底上げのための対応は、あくまで「研修の実施」に留まっています。
本当に、これでICTが苦手で後ろ向き・消極的な教師の意識を向上し、有効活用につなげることができるのでしょうか。

教育だけでなく、行政全般として必要不可欠でありながら、ともすると軽視される視点の一つが全体の水準を担保・確保することです。
ここにこそ重きを置き、具体的な対策を積み重ねることがきわめて重要だということを強く指摘しておきます。

■■■■■

この件、以前から継続して追いかけているところですが、「最低でも、この水準を担保する!」という考えが弱いと感じてなりません。
でも組織が仕事として行っている以上、この問題から避けて通ることはできません。
この点を忘れず、具体的案取り組みを積み重ねていってもらいたいと思います。
それでは今日のブログは、これにて失礼します。


【広報】公立幼稚園・保育所の統廃合についての方針が示されました。

2024-02-11 09:13:06 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

本日は、金曜日にUPするつもりだった重要事項のご報告ですよ。
それでは早速、始めます。

西宮市は、公立幼稚園・保育所の統合等による認定こども園の設置を進める方針を示しています。
これに則り、第一号として浜脇幼稚園と浜脇保育所を統合。
第一号となる公立認定こども園は2025年4月に開園する予定です。
これが「西宮市幼児教育・保育のあり方 アクションプラン〔part1〕」等で示され、実施に向けて進められている内容ですね。
 ↓
actionplan1.pdf (nishi.or.jp)

そして、この度、「アクションプラン〔part2〕」が示され、浜脇以外の一部地区についても方針が明らかになりました。
具体的な内容は以下の通り。

【鳴尾ブロック】

【上甲子園ブロック】

【広田ブロック】

現時点ではUPされていませんが、このプランの全体等について、より詳細な内容は近日中にこちらに掲載されるはず。
よろしければご参考まで。
 ↓
西宮市幼児教育・保育のあり方|西宮市ホームページ (nishi.or.jp)

なお今回、方針が示されなかった甲東・大社・山口・塩瀬の各ブロックについては「アクションプラン〔part3〕」で示されるとのこと。
まずは今後の推移を見守るということになるんでしょうね。

関係される方、興味と関心おありの方も多いと思われることから、取り急ぎの広報とさせて頂きます。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


【政策実現】PTA運営ハンドブックと、PTAへの入退会届ひな形が完成。西宮市HPに掲載されました!

2024-01-29 11:29:12 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

某中学校から、卒業式と入学式の案内を頂いたのですが、
-----
●教育委員会から学校に対して、各種行事の内容見直し・精選等を含んだ「学校現場における業務の適正化」に関する通知通達が発出されている
→これを受けて、学校としても式典のあり方を見直す必要に迫られている
→ついては控室はなくす、来賓席は自由座席、来賓紹介はなし...等の見直しを行う!
-----
ということで、よい感じですね。

こういう見直しは
-----
●教育委員会が学校側に見直しを求める
→それを受けて、学校が見直しを進める
-----
という形を取ることで、円滑に進みやすくなると思っています。
各校が個別に見直すとなると、反発も大きいでしょうし、腰もひけがち。
その点、「教育委員会が言ってるので...」という形にした方が、色々とやりやすいと思うんですよね。
そして学校に関連する分野で、今、最もそうした見直しが求められているのはPTA活動だと思っています。

PTA活動については
-----
●「同意を取ることなく、勝手に加入させられた」等の入退会に関する問題
●「役員選出の日に自分の病気のことを会員全員の前で説明し、了解を得なければ免除にならないと言われた」等の役員(委員)の選出に関する問題
●「学校園が取得した個人情報が本人の承諾なしにPTAに提供されていた」等の個人情報の取扱いに関する問題
●「知らない間にPTA会費が学校諸費用と一緒に引き落とされた」等のPTA会費の引き落としに関する問題
-----
といった点が問題視されることが多くあります。
とりわけ入退会や役員(委員)の選出に関する問題については、訴訟に至っている事案も全国的に散見されることから、早急な対応が必要と考えていました。

そこで私は2022年6月議会において、
-----
●「役員・委員・会員のためのPTA活動ハンドブック」を作成し、上に書いたような問題についての注意喚起を徹底すること
→それとあわせてPTA活動や役員(委員)・会員の役割・意義や注意事項を示した「PTA規約」「入退会届」「個人情報取扱規則」等のフォーマットを作成すること
  ↓
これらを広く、多くの方の目に止まる形で開示すること
-----
を求め、市側からも前向きな回答を得ていました。
 ↓
【ご参照】
訴訟に至る事例も散見されるPTA問題。関係者の負担軽減のため、市は積極的に活動を支援するべきです!@2022年7月のブログ
P協からの依頼やはたらきかけを前提に、「PTA規約」「入退会届」「個人情報取扱規則」等のフォーマットを整理する意向を教育委員会が示しました。@2022年7月のブログ

その結果、やや時間はかかったものの、この度、西宮市HPに「PTA活動について」というページが設けられました。
 ↓
PTA活動について|西宮市ホームページ (nishi.or.jp)

こちらに掲載された「PTA運営ハンドブック」には

【入退会に関する注意】

【役員選出に関わる注意】


【個人情報の取扱に関する注意】


【会費の徴収に関する注意】


等の項目が設定されており、注意事項が明確に記載されています。
教育委員会としては、
-----
●この内容をHPに掲載したことを校長側に通知した
→校長から各校のPTA役員に伝え、これを活用すると共に、その内容に則った活動を求めている
-----
とのこと。
実際に早速、見直しを進めているPTAもあるようで、地域でもチラホラそういう話を耳にしています。
この内容と、その存在を、より広く保護者に知って頂くため、新年度に保護者に配布する案内の中で紹介することも一案ですかね。

なお現時点では、HPに掲載されている入会届・退会届ともPDF形式な上、印刷してもこのままでは利用できない形になってしまっています。
こちらについてはWORD形式でもアップすることで、より各単位PTAで使いやすいようにしてほしい旨、依頼し、市教委からも快諾頂きました。
今後、ちゃんと反映されるかを見ていかなければ!
(なお質問した当時の話では「PTAという組織の性質上、市のHPにこうした内容を掲載するのは好ましくない。よって、PTA協議会のHPを作成し、そちらに掲載する方向で進めたい・・・」という話だったのですが、諸般の事情を踏まえ、西宮市HPに掲載する流れになったとのこと。
多くの方が関係する話だけに、色々とハードルも高かったことと思いますが、この度、きちんと形を整えてくれたことは評価したいと思います。)
 ↓


私は学校と保護者、地域をつなぎ、子供たちのより良い育ちや安心・安全な教育環境を守るという観点から、PTAの存在は極めて重要だと考えています。
一方で、現在のPTA活動の在り方の一部に問題があることも、また事実だと思います。
PTAの重要性を念頭に、その在り方をより時代に合ったものにするため、進めるべき取組を前につないでいきたいと思っています。
それでは今日のブログは、これにて失礼します。


園児が4人しかいないのにクラス数は2つ教職員は5人って、おかしくないですか?市立幼稚園のあり方を見直すべきです!

2024-01-22 13:17:11 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

昨日も雨の中、元気に公園清掃。
雨脚が強まる場面もあり「テキトーなところで切り上げましょか???」と言ったりしながら、結局、最後までやっちゃうのはキャラクターですかね。
むちゃくちゃキレイになってご機嫌♪


さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
今日は、市立幼稚園の現在の体制の問題点&今後の方針についてのお話です。
それでは、どうぞ。

■■■■■■■■■

「市立幼稚園の人員体制と、今後のあり方」についてです。
資料①に公立幼稚園13園を園児数が少ない順に並べました。
ご覧下さい。
本年4/1時点で生瀬幼稚園は園児4人・教職員5人、南甲子園幼稚園は園児12人・教職員6人、山口幼稚園は園児17人・教職員5人、浜脇幼稚園は園児20人・教職員6人となっています。
 ↓

こうした小規模園には複数の問題があります。
一つは学級規模が小さすぎることによる子供達への影響です。
例えば生瀬幼稚園には2学級ありますが、各学級の児童は2名だけ。
子供達は、子供同士のふれあいの中で、健全な成長・発達の機会や、子供同士の関係性の作り方を学ぶ機会を得ると言われます。
そういう観点からは、一学級の児童数はより多い方が望ましく、異年齢の児童が一学級で学ぶ複式学級の導入を検討するべきです。

次に過剰に人員が配置されているという問題です。
園児数が20名以下の4園のうち生瀬・南甲子園・浜脇の3園には園長と教頭が配置されています。
教頭が配置されている理由として、
-----
●近隣の小学校長が園長を兼務している
●園長が会計年度任用職員のため、毎日は勤務していない
-----
といった理由を聞いていますが、ごく小規模な園に管理職が必要か疑問に思います。
また生瀬幼稚園を除く全園に園務員が配置されていますが、規模によっては配属する必要があるかを考えるべきです。

なお市は、市内を8つのブロックに分け、各ブロックに認定こども園を1つ存続させるとしています。
しかしながら現状と今後予想される更なる少子化を考慮すると、園によっては公立園としての存続の是非も含めて今後の園のあり方を考えるべきです。
それでは以上の内容を踏まえて三点、質問します。

■■■■■■■■■

と、こんな感じです。
次回以降のブログで、個別のやりとりについてご報告してまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


春休みが長くなったり、中学校の卒業式が高校入試の後になったり、いろんな見直しが行われるようです。ただし全部、来年度以降の話ですよ。

2023-12-25 15:35:35 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

市内×公立小学校は、今日で終業式。
サンタさんが来てくれたご家庭も多いでしょうし、盛り上がっている子供達、多そうですね。
というわけで(?)今日は学校や子供達に関係するお知らせブログですよ。
それでは、どうぞ。


この度、西宮市教育委員会として
-----
●来年度から、中学校の卒業式を兵庫県公立高校の入試後に改める
●令和6年度から令和7年度にかけて春休みを2日間延長し、1学期始業式を4月9日にする
●中学校・義務教育学校(後期課程)の授業時間を月2回、週1時間だけ減らす
-----
と決定したとのこと。
より詳しい内容は、こちら。
 ↓


この見直しは
-----
●令和3年度に教育課程検討委員会を設置
→長期休業日の短縮の試行期間を令和7年度まで延長し、その間の教育課程実施状況を検証することとした(目的は、学習指導要領の確実な実施及び教育課程の円滑な運用)
→他にも、春季休業日が短期間となることが教職員に逼迫感を生みだし、児童生徒を受け入れる十分な体制が整わない可能性があることが課題
-----
といった議論が行われてきた結果とのこと。
私としては、主張してきた「中学校の卒業式日程の見直しを!」が、ようやく実現したわけで良い知らせだと思っています。
ただ、できれば今年からにしてほしかった...という思いは拭えないわけですが。
 ↓
【ご参照】
近隣自治体の多くで、中学校の卒業式日程が見直されています。そんな中、西宮市だけはこのまま!なんて、あり得ないでしょ... @2023年6月のブログ
中学校長会が日程の検討開始&教育委員会も協議予定。中学校の卒業式日程見直しが前に進みそうです!@2023年6月のブログ

個人的には、夏休みを中心に長期休業期間をもっと短くして、普段の授業時数を短くしてもいいように思うのですが、どんなもんなんでしょうね。
それによって普段の授業時数を減らせるなら、普段の先生方の働き方にも、余裕が出るはず。
共働き家庭にとっても、いろんな意味で安心度が増すでしょうし、給食が出てくる期間が長くなるのもありがたいでしょう。
子供たちも、あれだけ休みが長いと後半飽きてダレてくるように思うんですけどね。


少し先の話ですが、令和7年度から西宮東高校のコース編成について
-----
●現行の「数理・科学コース」を「科学探究科」に
●現行の「人文・社会科学コース」を「社会探究科」に
-----
という形で改編するとのこと。
こちらも詳細を以下でご覧下さい。
 ↓


と、こんな感じです。
公立高校の再編もですが、色々なものが変わっていくということであり、しっかりと今後を見守っていきたいと思います。
 ↓
【ご参照】
年功序列過ぎるし、係長が多すぎる上、手当が手厚すぎる。これらも西宮市の人件費が高くなる大きな要因であり、是正するべきです!@前回のブログ

それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


中学校長会が日程の検討開始&教育委員会も協議予定。中学校の卒業式日程見直しが前に進みそうです!

2023-06-30 10:35:02 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

大学生時代を京都で過ごした私にとって、天下一品は思い出の味そのもの。
今でも時々、無性に食べたくなるわけですが、そんな私にとって「天下一品史上最強こってり」という煽り文句は、もう食べないわけにはいきません。
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というわけで遅ればせながらいってきましたが、ん~、やっぱりオーソドックスな奴の方が個人的には好きやな...
過ぎたるは及ばざるが如し、ってやつですかね。

さて本題、中学校の卒業式日程についてのご報告の続きですよ。
それでは、どうぞ。
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【質問】
早急に、卒業式の日程を公立高校入試後に改めるべきと考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁】
卒業式の日程については、教育課程の運営に係るものであり、学校長が判断することであることから、市内の中学校において日程を統一しております。 
近隣他市町で入試後に卒業式が行われるという発表がなされる中、中学校長会では4月より卒業式の日程の検討を始めました。
アフターコロナにおいて、生徒や教員にとってゆとりのある年間の教育課程の編成を目指して、授業時数を確保しつつ、総合的に判断することとしております。

教育委員会としましても、管理職や教員の代表と事務局で構成する教育課程検討委員会の場で、協議する予定としています。
第2学区内で卒業式の日程が異なっているという現状も踏まえ、変更が必要であると判断されれば、その時期も併せて、検討してまいります。
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【意見要望】

同じ第2学区の宝塚市・川西市・三田市・猪名川町の子供たちは、受験直前の大事な時期に勉強に集中できる。
ところが西宮市の子供たちは、同じ時期に卒業式がある。
子供達にとって高校受験は人生を左右する一大事であり、この違いは非常に大きく感じるだろうと思います。
結果が思わしくなかった子供たちの中には、日程のために人生を狂わされたと感じる子も出てくるのではないでしょうか。
教育委員会と各学校には、このことの重みを十分ご認識頂きたい。
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●中学校長会が卒業式の日程の検討を始めたこと
●教育委員会としても今後、協議する予定であること
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ご答弁がありました。

芦屋市も今年度になってから他自治体の様子を見て、日程変更を決断しました。
今回も後手に回っていることは非常に残念ですが、今からでも遅くはありません。
子供たちが受験直前の時期に勉強に専念できる環境であってほしい。
より落ち着いた、解放された気持ちで卒業式の日を迎えてほしい。
卒業式が、より良い形で記憶に残る一日となってほしい。
そう思っています。
是非とも再来年ではなく、来年3月の卒業式日程を公立高校の入試後に改めて頂きたい。
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一年前より、やや前向きな答弁に変わった印象ですが、いかがでしょう?
今後の展開を見守りつつ、しっかりおしりを押していきたいと思っています。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。