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2021年1月の記者発表@西宮市HP
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先週の総務常任委員会において「収納対策の推進について」報告がありました。
これ、とても思い入れがある問題なので、今日はその話など。
市には市税、国民健康保険料、市営住宅家賃、保育所・幼稚園・育成センターの使用料、給食代等々、市民から頂かなければならないお金が沢山あります。
ところが、その中には、きちんと徴収できていないものもあります。
この徴収できていないお金(=いわゆる滞納金)の総額が一時期、西宮市全体で200億円近くに膨れ上がっていました。
このことに危機感を持ち、とりわけ滞納金額が多いにもかかわらず、きちんとした対策を取ることができていなかった国民健康保険の徴収体制について質疑と提案を行ったのが、2007年(=平成19年)6月議会でのこと。
この時、様々なやり取り等の中で学び・得たものは、この問題に限らず、今でも私の議員活動にとっての大きな糧となっています。
そして、この時、共に取り組んだ方々のことは、今でも勝手に同志だと思っています。
だからこそ、以来、この問題については強い関心と問題意識を持って、様々な指摘と提案を続けてきました。
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【ご参照×市政報告11号@2007年7月発行】
その間、指摘・提案した内容は着実に是正・推進されてきました。
その結果、西宮市の滞納金の総額は減少し、本来、徴収するべき金額全体のうち、どれだけを徴収できているかを示す収入率も上昇しました。
一時は200億円に迫る勢いだった滞納金の総額は60億円を割る水準まで減少、92%台まで低下していた収入率が98%近くまで上昇というのは素晴らしい成果。
この間の、担当部局の取組は高く評価できるものだったと思っています。
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一方で、依然として大きな課題が残っていました。
それは、
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●必要に応じて、訴訟や差押えといった法的手段にまで踏み込むことができているのは市税・国民健康保険料・市営住宅家賃など、ごく一部に限られている
→保育所・幼稚園・育成センターの使用料や給食代等、比較的、個人あたりの滞納金額が少額なものを中心に、事実上、払わない者得が横行している...
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という現実があったことです。
分野によっては確信犯的に滞納すれば、それで何のおとがめもない...という、この状況には、とても大きな問題があると考えていました。
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【ご参照】
「滞納額が少ないと、訴訟費用の方が高くつく。だから訴えません!」→だったら訴訟費用って下げられないの???@2017年11月のブログ
こうした状況を打破するため、私は
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●全部署における未収金徴収業務の整理・定型化
●差押え・訴訟等、強制力のある法的手続きを、全ての未収金に対して必要に応じて執行
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等の対策を進めるよう、求めていました。
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【ご参照×市政報告44号@2016年2月発行】
それが、この度の報告で、
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●債権の実現過程における処理⼿順とスケジュールを明確にする「標準的な債権管理事務モデル」を令和 3 年 4 ⽉に本格導入する
→法的措置についても、標準モデルの本格導入にあわせて全部署で取り組む
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考えが明確に示されました。
これが実現されれば、私が抱えていた問題意識は、ほぼ完璧に解消します。
色々と注文をつけることの多い私ですが、この度、示された内容は本当にすばらしいと思っています。
市の取組を、高く高く評価したいと思います!!
今後は、この内容を、きちんと実現することこそが肝要ですね。
期待し、信頼もしつつ、しっかり見守っていこうと思います。
それでは本日のブログは、これにて失礼いたします。