本日で予定していた駅立ちは全て終了。
5駅6ヶ所という、いつもの行程で実施し、多くの方にお受け取りいただき、
また、お声がけも頂きました。
心から感謝です。
もちろん、いつも手伝ってくれている、我がインターン卒業生達にも。
さて、本題。
低入札価格調査制度の話は一回パスして、
私的には、時事ネタな話など。
例年、この時期には、市は、来年度の予算編成に向けて、
予算の作成やら、内部の調整やらに取り組んでいます。
で、この時期に、うちの会派は、市の来年度の予算編成に対して、
会派としての考えやら意見やらをまとめたものを
「予算要望」として、毎年、提出しています。
もちろん、ここに述べた考えを市政運営に活かしてほしいという
思いがあってのことです。
で、昨日、会派のメンバー7名が全員揃って、
予算要望を提出するとともに、その中の重要事項を説明するべく、
市長室に伺いました。
相手方は、市長・両副市長・教育長の計4名。
↓ちなみに、提出した予算要望は、こちらです。↓
「h24.doc」をダウンロード
毎年のことですが、一年間の会派の政策活動の集大成として、
どこに出しても恥ずかしくない内容だと思っています。
(とは言うものの、かなりの分量なので、相当なマニアの方以外は、
スルーしていただければ、と。)
で、その中で、昨日、えらい、激論となった話が、
例の中央病院の話でして。
↓少し長いですが、具体的には、こちら。↓
中央病院の現在の給与費は、中央病院移転整備等検討委員会(以下、検討委員会)の答申書に示された給与費(開業7年目より黒字になるシミュレーション)と大きく乖離している。答申書によれば、現在の平均給与より看護職で26.0%、医療技術職で25.2%、技能労務職で28.5%の給与を下げなければならないと示されている。この削減率はたいへん高いハードルであり、早急に取組みを始めなければならない。
中央病院の経営健全化ができなかった最大の原因は、医業収益に占める給与費の割合が75.1%と非常に高いことである。また、決算資料の改革プランによれば、平成22年度に一般会計からの長期借入金16.4億円により資金不足(不良債務)を解消したにもかかわらず、平成23年度より新たな資金不足が発生し、5年間で7.5億円~10億円の累積資金不足額が発生することが明らかになった。病院経営にとって資金不足の発生は大きな問題であり、後に負担を残さないためにも緊急に解消すべき課題である。解消のためには医業収益の大きな増収が望めない現在の状況では、今まで手をつけなかった給与費の削減に早急に取り組むよう強く要請する。
病院の移転・建替えを行うのかどうかにかかわらず、病院を存続するためには、新年度において、直ちに地方公営企業法の全部適用を行い、病院経営に精通した事業管理者を採用するとともに、給与、契約などの実質的な権限を事業管理者に委譲し、年功重視の給与体系から業績スキル重視の給与体系への変更並びに医業収益に対する給与比率の適正化に取り組むことを要請する。
また、これらの取組みに一定の目途が付くまでは、病院移転のための土地購入や設計・建設工事契約などを凍結することを強く要請する。
私のブログを覧頂いている方ならば、
先刻、ご承知の内容かとは思いますが。
うちの会派としての主張(もちろん、私の主張も)は、
ここに書いてあるとおりです。
はっきり言って、人件費部分に手をつけることなしに、
中央病院の経営状況が好転することなど、ありえません。
このことは、市が、これまで中央病院の経営改善のために、
計画を立てて、複数回に亘る取り組みを実施したにも関わらず、
結局、目に見える成果を上げることはできなかったという、
過去の実績を見れば、明らかです。
で、こちらとしては、ごく当たり前のことを書いただけでしかない、
この部分について、激論となった理由を、
つらつらと考えてみたので、それについて。
一つは、最後の二行の中にある、「一定の目途が付くまで」という表現を、
どういう意味で受け取るか、という部分だと思うのですよ。
私は、この部分について、
○年限を切っての具体的な計画の提示
○それを踏まえての、具体的な取り組みの開始
が、最低限の必須条件かな、と思っています。
逆に言うなら、これさえないのであれば、
到底、病院の建替えには賛同できません。
で、もう一点は、議会の存在意義・位置づけに対する
認識の違いにあるのかな?と。
最近、いろんな場面で感じることが増えているのですが。
先方は、突き詰めると、議会や議員というものに対して
「あんたらは、黙って、市の言うことを聞いていればいい。
あんまり、ややっこしいことを言うな。」
ぐらいに思っているんやろな~、と感じるのですよ。
あえて乱暴な言い方をするなら、昔の議会と同じ追認機関であってほしいし、
お墨付きをくれる機能さえ、あればいいと。
でもね、こちらに言わせれば、
そんな議会なら、あってもムダやし、いらんでしょ???と。
それ、今、議会が求められているものとは、明らかに、違うんですよね。
もちろん、あくまで、こちらの感覚から見ての話ではありますが。
議会は、二元代表制の一方を担う、市政の監視機関です。
より建設的に、より良い市政運営を進めるためにも、
必要な意見を、きちんと表明することは、議会の責務だと考えています。
そして、それに基づいて、建設的な議論を行い、
しかるべき決断を下していくことによってこそ、
市政運営の質を、より高めることができるのだと考えています。
だから、うるさがられようが、疎まれようが、
これからも変わらず意見表明はしていきますよ。
それは、議員としての私(達)に与えられた責務だと私は考えていますので。
もちろん、これ、うちの会派としての姿勢でもありますし。
という、つらつらとした思いを書いてみました。
それでは失礼いたします。