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●感染者の大量発生に伴い、発生届の入力作業・感染者への第一報等に大量の積み残しが発生
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●保健所から感染者に連絡を取ることができているのが発生届受領の2日後…
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という状況と聞いたのが、先週半ばのこと。
その後の感染拡大状況を見ると、状況が更に逼迫していることは確実でしょう。
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感染が確認された方の不安や、初回対応の遅れによって不測の事態が発生することへの懸念を考えると、年齢層が若く、既往症等もない方々への連絡方法の見直しなど、考え得る、あらゆる手段を講じるべきだと思っています。
明日、保健所をはじめとした市の現在の状況について、議会が説明を受ける予定になっていますので、そこら辺についての情報共有もさせていただきます。
さて本題、飛ばしに飛ばしまくっている12月議会での一般質問のご報告の続きです。
内容は「高齢化の進行等により、弱まる地域の力を強くするために!」という観点から行った質疑の、具体的な内容です。
なお前段については、以下をご覧ください。
それでは早速、始めます。
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【ご参照】
大規模災害発生時に、きわめて重要になる地域の力。向上に向けた具体策を講じるべきです!@2022年1月のブログ
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【質問④】
地域団体の負担軽減、団体間の連携強化のための具体的取り組みを推進するべきと考えるが市の見解はどうか?
【質問⑤】
団体の垣根を超え、共同して地域の抱える課題に取り組むことができるよう、地域団体の統合につながる補助金・交付金の創設や、地域担当職員の設置などに取り組むべきと考えるが、市の見解はどうか?
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【まとめて答弁】
~現状に対する市の取組と認識の話。内容に大きな関係がないため割愛~
これからの持続可能な地域活動に向け、地域団体の負担軽減や、相互の連携強化などを考えていく必要があることは認識しており、これまでもそうした議論は行ってまいりましたが、解決すべき様々な課題があり、具体的な取組までには至っておりませんでした。
しかしながら、こうした問題意識は地域福祉や生涯学習をはじめ、庁内の各部署において共有されており、現在、課題解決に向けた検討など、具体的な取組に繋げていこうとしております。
地域で活動する各種団体は、地域住民の日常生活の様々な場面において地域の課題解決や魅力あるまちづくりに向けて取組んでおり、先ずは、そのような地域の実情や課題等を一元的に把握する必要があると考えています。
今後の検討を進めていくためには、庁内において地域で活動する各種団体の現状や実態の把握など横断的に情報共有を図りながら、地域力の向上に向けての課題を整理し、ご指摘にあります各団体の運営に係る事務負担の軽減や補助金・交付金の整理など、庁内各部署におけるこれまでの取組とも連携して、より良い地域活動に向けた支援策などについても検討してまいりたいと考えております。
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【意見要望】
~答弁内容の確認なので割愛~
まずは現状把握に努める。
そのうえで、具体的な支援策を検討するという方向性は理解できるものと受け止めています。
一方で、地域の実情は悠長な、のんびりした取組を気長に待つことができるような余裕のあるものではありません。
「近年、個人の価値観やライフスタイルの多様化などから、地域の“つながり”の希薄化が進んでおり、地域活動への参加者が減少してきております。また、地域活動者の高齢化による担い手不足などにより、これまで通りの地域活動の継続が困難となることも予想されています。」という答弁の内容は、私が議員として、あるいは一人の市民として地域活動に携わって感じていること、そのものです。
こうした状況の中で「地域力の向上に向けてその地域に住む住民が主体となり、行政と協働しながら住みやすいまちづくりを目指す」ために重要なのは「参画と協働」「シチズンシップの醸成」といった言葉を唱えることではなく、目に見える、具体的な取組を推進することです。
そして、そのためには、多くの市職員が言葉面だけで地域を語るのではなく、広く地域の実情を知り、地域の活動を実際に支援することが重要です。
そうした観点から一点、再質問します。
市職員が積極的に地域活動に参加するよう、取り組むべきと考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁】
市職員もひとたび仕事を離れれば、一市民であり、地域の活動に参加することにより、地域の現状や課題を知ることができ、そうして得た知識や経験を活かして業務に取り組むことが大切であると考えております。
これまでも参画と協働の研修や新人職員研修などを通じて、地域に対する職員の意識向上を図ってまいりました。
今後も引き続き職員に対して地域活動への意識の醸成に取り組んでまいります。
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【再質問】
(ここからは台本なし。
正確な内容に興味お持ちいただける方は、こちらの私の1時間3分くらいからをご覧ください)
●市が、地域力向上のために市民に対してできることは原則、広報・啓発に留まると考えている
→が、市職員にはもっと直接的な働きかけができるはず
●強制できないし、する筋合いのものでもないことは理解している
→が、本当に地域の力が重要だと思うなら、市自身がそういう姿勢を見せるべき
●研修以外の具体的な手法を考えるべきと考えるが、市の見解は?
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【市長答弁】
●市職員が地域に入っていくことが大切だと思っている
→人事制度等に反映することも含めて、前向きに研究していく
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【最終・意見要望】
●必ずしも、人事制度に反映せよと言っているつもりはない
→なにか具体的にできることがないかと考えている
●市はすぐ研修というが、研修にどこまで効果があるのか非常に疑問
→本来業務である、選挙の投開票業務の人数集めにさえ苦労しているのが現状…
●そもそも議場に出席している市の重役級は地域活動に参加しているのか?
→自分たちが参加していないのに、言われたところで説得力がない
●どうすれば地域の力が強くなるか?は答えのない問題
→気持ちを活動として示すことが重要であり、一歩ずつでも具体的な取組を進めていくべき
●私もこれまで同様頑張っていく
→市にも言葉だけでなく、きちんとした取組を見せてほしい
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と、質疑の内容は以上です。
大災害が発生した時のことなどを考えても、きわめて重要な地域の力。
これを大切と思うなら、ただ口先だけでお題目を唱えていてもしょうがないと思っています。
なによりも大切なのは具体的な内容を示し、それを前に進めること。
そうした観点から、しっかり取り組んでまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
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市内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者数は以下でご確認いただけます。
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市内の感染状況@西宮市HP
市立学校・幼稚園・保育所や市立病院等での新型コロナ感染者確認状況、市内でのクラスター発生等、最新の情報は以下でご確認頂けます。
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記者発表資料・市長記者会見×2022年1月@西宮市HP
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