今日で年内、役所に来るのはおしまい。
大掃除対応モードが着々と進んでいる控室の風景も、いかにも年末!って感じですね。
というわけで、年内(たぶん)最後のブログ更新ですよ。
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過去に議会等で取り上げ、目に見える成果を挙げることができた話は様々あると自負しています。
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【ご参照】
しぶや祐介HP×活動実績
その中でも、強く印象に残っているものの1つが、学校の漏水に関わる話。
2007年12月議会で、
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●同じ学校であるにも関わらず、年度によって水道料金が大幅に異なる例がある
●利用人数がほぼ同じにも関わらず、学校によって年間の水道料金が大幅に異なる例がある
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等、明らかに異常な事例が多数存在すること、原因は漏水・不適正な使用にある可能性が高いことを指摘。
その後、指摘を受けて行われた調査の結果、10小学校・3中学校・1養護学校で漏水が発覚。
その後、市立小中学校等の水道料金が7,000万円/年も低下した!という話がありました。
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【ご参照】
しぶやの市政報告20号×表面@2010年2月発行
その後、担当部局からは「定期的に水道使用量をチェックする体制を構築した!」と説明を受けており、一定、安心していました。
さすがに、もう、こんなことは起きないだろう...と。
ところが、ちょっと気になることがあって、昨年度の各校の利用水量を確認してみたところ
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●前年同月と比べて、利用量が大幅に増えている
●同規模の他校に比べて著しく利用量が多い
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という学校が複数存在したんですよね。
ところが市側に確認してみても、その原因等をきちんと調べていない模様。
これ、一体どういうことや???と。
で追及していくと、どうやらチェック機能が完全に形骸化していたようなんですよね。
「水道利用量を入力して、昨年度より増えていれば黄色塗りで表示されるようにはなっている。でも黄色になった場合、どのように対応するかはルール化されていない…」って、おいおい。。。
ちなみに私が異常を感じて指摘した学校の一つを確認したところ、やはり漏水が確認されたそうです。
アタマイタイ。。。
所管も今回の件については、いたく反省しているようで
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●毎月の検針結果が、前年同月の1.5倍を上回った場合
●2ヵ月連続で前年同月を上回った場合
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は漏水調査を開始するよう改めるとのこと。
また「6ヵ月ごとに過去数年の数値と比較し、最高数値を上回っていれば、漏水調査を開始する」こともルール化すると約束しました。
しかし、なんという。。。
重要なのは、漏水していた場合、早期に発見して対応すること。
にも関わらず、単に入力して終わりでは、なんのためにやってるんだか...という話ですよね。
こういう形だけ整えてるけど、実際には全然役に立っていない業務が沢山あるんやろな。。
つくづく、信用できんな...と思う話が多すぎる。。。
こういうのが、今回だけの特殊事例とも思えないですし。。。。
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【ご参照】
やっぱり是正されていなかった、お金の取り扱い。リスク管理という観点から、こうした問題こそ徹底的に是正するべきです!@2020年3月のブログ
年内最後のブログを、こんな内容で締めなければならないのは、なんとも悲しい話。
来年も油断することなく、様々な課題に注意を払っていかなければならないということなんでしょうね...
なお、ちょっと飛び飛びになってしまっている一般質問のご報告の続きは、新年から再開予定です。
改めて、年内お世話になった、あるいは興味と関心を持って頂いた多くの方々に、心から感謝申し上げます。
今年一年ありがとうございました&よいお年をお迎えください。
それでは今日&今年のブログは、これにて失礼いたします。
国も、基金の見直しに意欲を示していると報道される、今日この頃。
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河野行政改革相 数値目標定めていない基金など廃止の方針示す @2023/12/22付・NHK WEBニュース
ただ、どうも西宮市は逆の方向を向いているようなんですよね。
というわけで、今日はそんな話をば。
昨日の民生常任委員会で、「(仮称)西宮市環境まちづくり基金の設置について」が審議されたとのこと。
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これ、ザックリまとめると
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●近年、企業から環境施策に使用して欲しいという趣旨で寄附を受けている(主なものはスーパーのレジ袋代金の寄付)
→が、年度途中にいただくと、計画的に活用することが難しい
●環境施策の財源とする基金を設ければ、計画的に施策を推進するために活用できる
→中核市は62 市中 19 市(30.6%)が同様の基金を設定している
→が、西宮市にはそういう基金がない...
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なので、西宮市でも基金を作りたい!
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という話ですね。
素直な気持ちで聞いていると「なるほど、それはいいですね!」と言ってしまいそうな、この話。
でも、よくよく考えれば、西宮市には「緑化基金」があるんですよね。
だったら、それを受け皿にしてしまえばいいし、「それでは趣旨と異なる...」というなら緑化基金自体の趣旨を変えるなりして、統合改編してしまえばいいのでは???と思うのですよ、私は。
こういうところでも、少しでも業務負荷を減らすよう考えるべきだと思うのですが、どないでしょ?
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「なんとかして、自分の所に自由に使えるお金を持ってきたい、それによって、新たに事業を始めたい!」というのは役所に限らず、組織というものの根本的な習性なんですかね。
でも、いつも言ってることですが「人が足りない、仕事が多い、業務負荷が大変...」等と言うなら、新しく、なにかを始めるときに厳しくチェックする姿勢は、とても重要だと思います。
今やっている仕事や事業を見直すのも、もちろん重要ですが、そこには過去の経緯もあり、スパッと切ることのハードルはかなり高いはず。
それに比べれば、新しく始めようとしていることを厳しくチェックするってのは、まだしもやりやすいと思うんですよね。
そこに対しても、なかなかブレーキがかかりにくいのは辛いなあ。
これだけ厳しい財政状況に追い込まれている以上、尚のこと、そう思います。
なんとか厳しくチェックしていかなければなりませんね。
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【ご参照】
それを全戸配布する必要がありますか?根本的に欠けているコスト意識を一朝一夕に改めることなんてできないんやろうな...と、改めて。@今月初頭のブログ
こういう役割も果たしていくことが出来るよう、いろんな角度から、しっかり目を光らせていきます
それでは今日のブログは、このへんで失礼します。
市内×公立小学校は、今日で終業式。
サンタさんが来てくれたご家庭も多いでしょうし、盛り上がっている子供達、多そうですね。
というわけで(?)今日は学校や子供達に関係するお知らせブログですよ。
それでは、どうぞ。
①
この度、西宮市教育委員会として
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●来年度から、中学校の卒業式を兵庫県公立高校の入試後に改める
●令和6年度から令和7年度にかけて春休みを2日間延長し、1学期始業式を4月9日にする
●中学校・義務教育学校(後期課程)の授業時間を月2回、週1時間だけ減らす
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と決定したとのこと。
より詳しい内容は、こちら。
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この見直しは
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●令和3年度に教育課程検討委員会を設置
→長期休業日の短縮の試行期間を令和7年度まで延長し、その間の教育課程実施状況を検証することとした(目的は、学習指導要領の確実な実施及び教育課程の円滑な運用)
→他にも、春季休業日が短期間となることが教職員に逼迫感を生みだし、児童生徒を受け入れる十分な体制が整わない可能性があることが課題
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といった議論が行われてきた結果とのこと。
私としては、主張してきた「中学校の卒業式日程の見直しを!」が、ようやく実現したわけで良い知らせだと思っています。
ただ、できれば今年からにしてほしかった...という思いは拭えないわけですが。
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【ご参照】
●近隣自治体の多くで、中学校の卒業式日程が見直されています。そんな中、西宮市だけはこのまま!なんて、あり得ないでしょ... @2023年6月のブログ
●中学校長会が日程の検討開始&教育委員会も協議予定。中学校の卒業式日程見直しが前に進みそうです!@2023年6月のブログ
個人的には、夏休みを中心に長期休業期間をもっと短くして、普段の授業時数を短くしてもいいように思うのですが、どんなもんなんでしょうね。
それによって普段の授業時数を減らせるなら、普段の先生方の働き方にも、余裕が出るはず。
共働き家庭にとっても、いろんな意味で安心度が増すでしょうし、給食が出てくる期間が長くなるのもありがたいでしょう。
子供たちも、あれだけ休みが長いと後半飽きてダレてくるように思うんですけどね。
②
少し先の話ですが、令和7年度から西宮東高校のコース編成について
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●現行の「数理・科学コース」を「科学探究科」に
●現行の「人文・社会科学コース」を「社会探究科」に
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という形で改編するとのこと。
こちらも詳細を以下でご覧下さい。
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と、こんな感じです。
公立高校の再編もですが、色々なものが変わっていくということであり、しっかりと今後を見守っていきたいと思います。
↓
【ご参照】
年功序列過ぎるし、係長が多すぎる上、手当が手厚すぎる。これらも西宮市の人件費が高くなる大きな要因であり、是正するべきです!@前回のブログ
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
2025年度に県立14高校を6校に再編する件、「西宮市の西宮北、西宮甲山の新校名は『西宮苦楽園』で、通学区域は第2学区と神戸市北区。現西宮北の校舎を使う。普通科を設け、うち1学級は文理探究科(推薦)とする。」だそうな。
「新校名(仮称)」とは言うものの、ほぼ決定なんでしょうね、報道のされ方から見るに。
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新設の兵庫県立6高校、校名決まる 北神戸総合/神戸学園都市/西宮苦楽園/三木総合/姫路海城/播磨福崎@12/21付・神戸新聞NEXT
個人的には、北高の名前が残るのかな???と思っていたわけですが、「全ての学校で校名を変え、新たな気持ちで出発!」的な感じなんですかね。
どこまでいっても、こういう話って「100%正解、全員納得!」みたいなのはないんやろな...と思いつつ。
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ハルヒの北高、消失せず 県立高校再編で統合対象の西宮北高校、校舎・施設は存続へ @2022/11/18付・神戸新聞NEXT
さて本題。
前々回ブログの後半で、本市職員の給与水準は国・県・類似都市のいずれと比べても著しく高いという話を取り上げました。
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【ご参照】
現場業務に携わる技能労務職員の数が多すぎる上、職員(とりわけ技能労務職)の平均給与が高すぎる。これが本市の人件費が高くなる、最大の要因です。@前々回のブログ
というわけで、今日はその続きですよ。
早速どうぞ。
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そうなっている大きな要因の一つが、一定以上の年齢で、職位が上がらなくても給与が上がり続ける給料表にあります。
資料⑧をご覧下さい。
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とりわけ人数が多い主査級や係長級の給料が、40才代以上でもかなりの間差額で昇給し続けるため、結果として50才以上の給料がきわめて高くなっています。
国だけでなく、近隣自治体等と比較しても、この傾向は顕著であり、本市の給料表は早くに昇進した若手への見返りに薄い一方、長く、その職位に留まっている高齢層に手厚い形になっています。
こうした給料表の構造は、人事院勧告が求める若年層への処遇改善や「職員の役割・貢献に応じた処遇等の実現」「役割や能力・実績等をより反映し、貢献にふさわしい処遇を実現」といった方向性とも矛盾しています。
こうした現状を是正するため、各級における号数を少なくする、高齢層が該当する各級における上位号間の上昇カーブを緩やかにするといった見直しを行うべきです。
また給与水準の高さについては、管理職の人数が多すぎるという問題もあります。
資料⑨をご覧下さい。
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一般行政職で見ると、係長級以上が半数近くを占め、概ね3人に1人が係長という員構成。
そして係長489人に対して、その部下に当たる職員は825人と、係長1人に1.69人の部下しかついていないという現状。
これは、きわめていびつな形です。
(なお資料⑨は昨年度のまだ8級制だったときの内容です。)
加えて、手当についても見直しが必要です。
資料⑩をご覧下さい。
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本市では、係長級より下の主任・班長に対しても、主任には月額15,000円、班長には月額12,000円の給料の調整額(いわゆる手当的なものですね。以下、手当と呼びます)が支給されており、その総額は年間・約5千万円に上ります。
このような手当を支給している自治体自体が稀な上、支給している自治体でも秋田市・枚方市・姫路市のように支給額は月額1,500~3,000円程度と、本市の条件は突出しています。
また6月議会で指摘し、「検討の必要性について検討する」という、よく分からない答弁があった特殊勤務手当についても、今こそ抜本的に見直すべきです。
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【ご参照】
●「著しく危険・不快・不健康または困難な勤務等」に従事する職員に支給するとされている特殊勤務手当。この見直しを進めるべきです!@2023年8月のブログ
●「見直しの必要性について検討」ってなんじゃらほい?特殊勤務手当についての質疑の具体的な内容をご報告します!@2023年8月のブログ
●実務はすべて民間委託されていて、市職員が行うのは指導監督だけ。なのに特殊勤務手当を支給するとかおかしいでしょ!?@2023年8月のブログ
それでは以上の内容を踏まえて5点質問します。
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と、こんな感じです。
質疑の詳細については次回以降ご報告してまいります。
それでは失礼いたします。
保育業務のICT化には
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●保育士及び保護者の利便性向上
●保育士の負担軽減
●保育士の魅力向上や人材確保、人材育成
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等の効果が期待できることから、推進するよう求めてきました。
その結果、今年度から公立保育所全園への保育支援システム導入&利用に必要なタブレットの全園配備が決定。
先行して導入された2園では、いずれも良好な経過を示していることは既報の通りですね。
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【ご参照】
上手くいけば、デジタルトランスフォーメーション(=DX)の好事例。保育支援システムの今後に大いに期待します!@2023年9月のブログ
その後、当局としても着々と準備を進めてきてくれており
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●瓦木みのり、北夙川、上之町、鳴尾北、浜脇の5園でも1月から導入
●残り17園でも2月から導入
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することが決定。
導入以降は、保護者・保育所管の連絡のやり取りや、保護者からの欠席連絡をアプリでできるようになるとのことで、よい感じですね。
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一方で、ICT導入に合わせた業務の見直しや効率化については今後、協議を進めていくとのこと。
これも一方の本丸であり、しっかりと進捗状況についてのアンテナを張り、見守っていかなければなりませんね。
とは言うものの、ここまでの展開を踏まえて、しっかりきっちり進めてくれるものと、ある程度、信用してはいますが。
それにしても、この話、財政危機が報じられるようになる前だからこそ前に進んだわけで、つくづくタイミングって大事やな..と思います。
いくら良い話でも、今のような状況で提案したところで、おそらく黙殺されるだけでしょう。
しみじみ健全な財政状況を保つことが重要やよな...と思います。
てなことをつらつらと思いつつ、今日のブログは、このへんで失礼します。
毎月第3日曜日恒例の公園水路清掃も、年内は昨日がラスト。
前日と打って変わった寒さに、ひょええ...と思いながら始めたスタート時点の様子はこちら。
↓
んで約1時間経過後、すっかり体もポカポカ温かくなりました!状態での水路の様子はこちら。
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いやあ、スッキリしますね、こういう風になると。
こういう目に見える成果が短時間で出るお仕事、大好き。
さて本題、一般質問のご報告の続きですよ。
ここからは、お待たせしました!の人件費削減のための具体策シリーズです。
それでは、どうぞ!
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「人員削減と給与水準見直しのための具体策」についてです。
財政危機の顕在化を踏まえ、10月に公表された「西宮市財政構造改善基本方針」において、「本市の財政上の課題」として「硬直化した財政構造が、本市の財政運営上の大きな課題」「人件費総額が中核市 62 市中2位となっており、経常収支比率を押し上げる最大の要因となっている」という内容が示されました。
本市が財政危機を脱するために、人件費の削減を避けて通れないのは明らかです。
そして、そのための目標として示された20億円以上の削減は、職員数200人削減だけでは到底実現できないことが、先程の質疑で明らかになりました。
↓
【ご参照】
200人削減を実現できたとしても、削減できる費用は10億円以下。20億円の目標には到底、届かないことが判明したわけですが...@一週間前のブログ
さて人件費を削減するためには、「職員数の削減」と「給与水準の見直し」という二つの視点が必要です。
そこで、その双方について、問題を指摘すると共に、改善策を提案していきます。
まず職員数についてです。
資料⑥をご覧下さい。
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総務省公表の決算カードを基に調べたところ、2021年度時点で本市の技能労務職の人数は420人。
対して、中核市(62市)における技能労務職の人数の平均値は197人でした。
本市の技能労務職員数は中核市平均と比べて倍以上。
人数が200人以上も多い上(←いみじくも、市長が削減目標としてぶち上げた人数とちょうど同じですね...)、面積500㎢以上・人口50万以上と、本市より明らかに規模の大きい姫路市、鹿児島市に次いで多く、技能労務職の削減は必須です。
なお技能労務職の採用については財政危機に陥り、人件費の高さが最大の要因とする一方、10/25付・市政ニュースでごみ収集業務を行う衛生作業員5名とゴミ焼却業務を行う施設技能員4名を募集。
今後、用務員も募集したいと考えているという話が伝わってくる等、あまりにも危機感がないという点については、強く指摘しておきたいと思います。
次に給与水準についてです。
資料⑦をご覧下さい。
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一般行政職の西宮市職員の平均給与月額は417,226円。
一方、兵庫県は377,354円、国は405,049円、類似都市平均は363,649円。
西宮市職員の給与を100とすると、県職員は90.4、国は97.1、類似都市平均は87.2となっています。
次に、技能労務職の西宮市職員の平均給与月額は413,145円、兵庫県は368,123円、国は328,416円、類似都市平均は352,752円。
同じく西宮市職員を100として比較すると県職員が89.1,国が79.5,中核市では85.4。国・県・類似都市のどれと比べても本市職員の給与水準が大幅に高い水準にあることは明らかです。
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ただ給与水準が高い!という点については、闇雲に「とにかく、全員の給与を下げるべきだ!」と思ってはおりません。
むしろ頑張らなくてもサボってても、給与が上がり続ける、そういう仕組みになっている。
そういうところこそが問題だと思っており、ここについては次回以降のブログで取り上げようと思っています。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
12月議会も本日で終了。
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今議会も色々ありましたが、一番盛り上がったのは本日、議員提出議案として提出された「議員報酬を1年間、5%削減する!」という議案。
賛成・反対それぞれの立場から、各会派・議員が、議案への賛否の姿勢も含めて示すべく行った討論の数は計10件。
単純計算で、議員の4人に1人が討論したことになるわけで、過去にもあまり例のない盛り上がり方(?)だったように思います。
なお、この件、私が所属する会派・ぜんしんは賛成。
議案自体も賛成26反対14の賛成多数で可決されました。
私が行った会派としての討論内容は以下の通りです。
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会派・ぜんしんは「議員提出議案 第3号 西宮市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当支給条例の一部を改正する条例制定の件」について賛成します。
以下、理由を申し述べます。
9月議会において本市財政の危機的状況が明らかになりました。
このような状態に陥った最大の要因は経常収支比率の高さにあり、その原因が人件費率の高さにあることは市自身が認めているところです。
今般の財政危機の最大の責任が、こうした課題に向き合わず、具体的な改善策を講じなかった石井市長をはじめとする市の経営層にあることは明らかです。
市長には自らの職責の重さを強く自覚し、職員の人事給与制度全般の適正化と歳出削減に取り組むよう、改めて、強く求めておきます。
会派・ぜんしんは本市の財政状況は、きわめて厳しいという認識に立ち、継続して市政運営に対する指摘と意見を続けてきました。
とりわけ今般の財政危機の原因である経常経費の高止まりと、その最大の要因である人件費の大きさについて警鐘を鳴らすと共に、具体的な問題点を指摘し、改善策を提案してきました。
2017年3月議会で提出され、賛成多数で可決された職員定数を増員する議案についても、我々は反対しています。
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【ご参照】
職員定数を増員する議案は賛成多数で可決されてしまいました。可決されたことはもちろん、このような議案が提出されてきたこと自体、とても残念に思います。@2017年3月のブログ
持続可能な行政運営を実現することは、議会として果たすべき重要な役割の一つであり、それを前提に、報酬に相応しい役割を果たすことこそが議員としての本来の責任の果たし方である。
これが、我が会派の基本的な考えです。
そうした観点からも、過去の経緯からも、一律に議員報酬を削減するという内容が、議会として適切な対応と言えるか、疑問があるのは事実です。
一方で、議決機関としての自らの職責を考えたとき、結果として、再来年度には予算編成に支障が出る可能性があるという事態を招いてしまった責任があることも事実です。
また厳しい財政状況の中、職員全体についても給与削減が避けられない可能性が高いと思われます。
先般の総務常任委員会での質疑において、局長級が自らの意思で給与総額の概ね5%を減額する考えであることも示されました。
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【ご参照】
基金を食いつぶしまくって令和10年度に収支を均衡させたところで、手遅れなのでは?当面の目標は、一定以上の基金が残っているうちに、早期に収支均衡を達成することであるべきです!@前々回のブログ
こうした状況の中、一般職員に比べて、意思決定に遙かに近い場所におり、重い責任を負う議員として、また市当局に厳しい対応を求める者として、自らの立場と姿勢を形で示す必要があると考えます。
よって趣旨に全面的に賛同するものではありませんが、議会としての責任の取り方の一つとして、今回の提案に賛同します。
以上、会派・ぜんしんの賛成討論とします。
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てな感じです。
それにしても、つくづく議会の意見は多様だと思います。
というわけで簡単ながら、今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。
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●海草がなくなって、海の環境が荒れる「磯焼け」が各地で問題になっている
→その原因の大きな要因の一つとされているのがウニ
→なのでウニを捕って、キャベツ食べさせて養殖して出荷することで、ウニが減って海の環境もよくなるし、地元も潤うし一石二鳥!
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という話なんかは、前から知っていて興味津々でした。
が、キャベツを食べて育ったウニは味が薄く、あまり美味しくない...なんて話は初めて知ったぞ。。。
(↑ あくまで著者の経験に基づく、個人的見解とは思いますが)
また磯焼けの原因や状況も、ほんの少し場所が違うだけで大きく異なり、それぞれへの対策も当然大きく異なる!みたいな話、とても興味深かったです。
とても面白かったので、興味おありの方は是非どうぞ。
↓
さて本題、今日は一般質問のご報告は飛ばして、本日の議会運営委員会で決定した話ですよ。
西宮市議会でも過去、複数回に亘って「議会を欠席し続けている議員については報酬を減額するなど、なんらかの措置が必要!」という内容が提議され、協議を進めたことがありました。
が毎回、強力に反対する会派があったりで話がまとまらなかったんですよね。
そんな中、昨年から今年にかけて、国会で某議員の長期欠席が問題となりました。
↓
ガーシー議員側、国会欠席理由は「国家権力による不当拘束の危険性」…陳謝しなければ除名へ@2023年2月付・読売新聞WEBニュース
また本市議会でも当選早々、連続して議会を欠席する議員が現れる...という事態が発生しました。
こうした事態を受けて、私が所属する会派・ぜんしんとして、この問題について改めて協議するよう、議会に関わる課題等を審議してルールを決める「議会運営委員会」に提案。
時間はかかりましたが、本日、
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●180日以上、連続して欠席する議員の報酬は50%削減
●1年以上、連続して欠席する議員の報酬は100%削減
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することが決定しました。
議論と取りまとめに協力して下さった、議会運営委員会メンバーをはじめとする全ての関係者に心から感謝します。
明らかな問題があったからこそ、前に進んだという面があるのも事実でしょう。
が、これまでは実現できなかった見直しを進めることができた背景に、選挙を経て、新しい議員が増えたことがあると実感してもいます。
これからも様々な見直しを進めていけるよう、問題意識を持って取り組んでいかなければなりませんね。
と簡単なご報告ブログでした。
それでは本日は、これにて失礼いたします。
「計画作るのが仕事!」みたいなことになってるのって、なんとかならんもんかいな...と思っているのは前からのこと。
例えば、今年の9月に「西宮市マンション管理適正化推進計画(素案)」について「この計画って、どうしても作らないといけないものですか?その根拠って、どこにあるんですか?」と確認したところ「絶対、作らないといけないものです!その根拠は法律に明記されています!!」てなことを仰ったものの、全くの嘘だった...という話がありました。
↓
【ご参照】
つくづく信用ならんことが多いよな... 計画作成にかかる手間を考え、なくても困らない計画は極力つくらないようにするべきです! @2023年9月のブログ
んで、その後、なんの説明もないままだったんですよね。
が、つい最近になって同じ内容をパブリックコメントにかけた結果を12月議会にかけるとやらで、も一度、同じ方が来られました。
なので「そもそも前の話について、どう思ってるんですか?」と確認したところ、「議員が求めていた内容と自分が思っていた内容が異なっていたことで、議員が求める回答にそぐわなかった。それはこちらの認識不足で申し訳なかった。ただし嘘をついたつもりはない。」という回答が、たいして申し訳ないとも思ってないんやろうなあ...という雰囲気がバリバリに伝わってくる態度で返ってくるという一幕がありまして。
いや、そぐうもなにも「作成は義務付けられているのか?」と何度も確認したのに「義務付けられてる」って言いきってたんですよ、そちらさん。
それが事実と異なり、あれから3ヵ月も経つんやから説明の1つくらいあって当然やと思うんですけどね。
そら、こんな「THEお役所」みたいな姿勢で仕事してる職員さんがいる以上、クレームも絶えんわなあ...
で計画全般について見ていくと、9月議会での同じ会派のたかの質疑の後も、あまり見直し話が進んでいる様子はないんですよね。
↓
【ご参考】
計画策定業務の見直しを、全庁的に進めるべきです!@たかの議員の9月のブログ
実際、最近でも「第3次西宮市健康増進・食育推進計画素案」「第4次西宮市産業振興計画素案」「第3次西宮市環境基本計画中間改定」「第二次西宮市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)改定」等々、
-----
●それって作成、義務付けられてないですよね...
→そんなん作ったって、西宮市役所が単体で関与できるところなんか、あんまりないでしょうよ...
→作るにしても、そんな分厚いのんが要りますのん???
-----
と思うような計画が、提出されまくってくるという形が続いていますし。
そんな中、「おっ、これは...」と思ったのが「第2次西宮市働きやすいまちづくりプラン(素案)」。
↓
↑
これ、もともと100ページくらいあったものを20ページくらいまで削った(表紙に汚いメモ書きで書いてる内容は誤り)ということで、高く評価できると思っています。
私が理解したところでは
-----
●そもそも雇用とか働き方に関する分野で主要な役割を果たすのはハローワークや労働基準監督署であり、西宮市が具体的に関与できる分野は限定されている
→なので西宮市ができることに限定して記述した。
-----
という話かと。
とても見やすく整理された、よい内容になっていると思いました!
人手がないだの、お金がないだのの話が極まっている、西宮市。
こういう分野からこそ、仕事を見直すべきだと思うんですよね。
作ったら、それで終わり(とまで言ったら言いすぎかもしれませんが)の計画を作ることが仕事ではないですよ、と。
この件、これからも厳しく追及していきますし、改めて全庁的な対応を求めていかねばならんな...と思っています。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。
昨日の総務常任委員会で、市の上位経営層について来年1月1日から1年間、給料を減額する条例が審議されました。
各役職の減額率は
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●市長は20%
●副市長は15%
●教育長・上下水道事業管理者・病院事業管理者は5%
-----
で、詳細は以下の通り。
↓
この議案の審議の過程で、私から
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●職員数の200人削減では、20億の目標には全然足りないことが明らかになった
→当面の問題は短期的に財源が足りなくなり、予算が組めなくなる可能性が高いこと
→一時的対策でしかないが、分かりやすく効果が確実なのは同様の一律報酬削減を一般職員まで広げること
→そういう考えを持っているのか?
-----
と市長に確認したところ、
-----
●これから具体的な対策を精査していく
→その中で、一律カットについても検討するが、今の段階ではやるともやらないとも言えない
→ただし、自分の思いとしてはできればやりたくない
-----
という回答がありました。
で、ここから続いたのが、総務局長の答弁。
曰く、
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●特別職の給与減額について、議会の承認が得られたなら、局長級についても給与の一部を減額したいと考えている
→財源の捻出を目的としたものではなく、市の重要施策について、特別職と共に決定する役割を担う局長級の職員として財政構造改善に向けた姿勢を示すものであり、全局長の総意で実施する
→額は管理職手当の40%(給与全体の4~5%)、期間は1年間
-----
というもので、いやいや、既に一律カット進められつつありますやん...
なお、この内容は神戸新聞さんでも取り上げられており、有料記事なので出だし部分しか見れませんが貼っておきます。
↓
財政難の西宮市、局長級の手当40%カットへ 市長らの給与減と足並み 24年1~12月@神戸新聞WEBニュース
つくづくと給料の一律減額なんてこと、誰だってやりたくないですよ。
モチベーションの低下や、今後の採用にも影響するのは確実ですし。
でも現実問題として、そういうことまで検討せざるを得ない状況になってしまっている。
そのような状態まで陥らせてしまった責任の重さを、市長はもちろん、自分自身も含めて、それぞれの立場から強く認識しなければならないと改めて、思っています。
さて一般質問のご報告の続きですよ。
それでは、どうぞ。
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【再質問】
4つ目の質問で取り上げたとおり、職員数削減も含めた支出削減時期が遅くなればなるほど基金残高が少なくなり、予算を編成できなくなる時期が前倒しされることが懸念されます。
「5年間で40億円の収支改善を目指す方針としている」とのご答弁でしたが、そのペースで大丈夫なのでしょうか?
それまでに予算編成ができなくなることはないのでしょうか?
市としての見解をお聞かせ下さい。
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【答弁】
先程、総務局長が答弁しましたとおり、予算編成が出来なくなるということはあってはならず、そういった事態を招かないためにも、歳出削減や、歳入増加に向けたあらゆる対策を講じて、財政構造の改善を図る必要があると考えております。
総人件費抑制につきましても、今年度中に、一定の方向性についてお示ししたいと考えております。
↓
【再々質問】
まあ「頑張ります...」ということですよね。
ただ答弁いただいた内容が、私の思いとはずれています。
私が聞きたいのは、先程も申し上げたとおりで「支出削減時期が遅くなればなるほど基金残高が少なくなるし、予算を組みにくくなるけど、このペースで大丈夫なの?」ということなんです。
そこ、もう一度、答弁いただけますか?
↓
【答弁】
一つ前の答弁の繰り返し。
↓
【意見要望】
歳出と歳入のバランスが取れた、収支均衡の達成時期が後になればなるほど、本市財政は一層厳しい状況に陥ります。
また仮に一時的に収支均衡を実現したとしても、今後の更なる高齢化等に伴って一層、支出が拡大していくことは確実です。
当面、予算編成を続けることができたとしても、近い将来、再び、歳出が増大し、基金に手を付けざるを得ない事態になることも十分考えられます。
そうなったとき、基金が残り少なくなっていれば、今度こそ本当に予算編成ができないという事態に陥りかねません。
阪神淡路大震災の時には100億円以上の基金を取り崩すことになりました。
収支が均衡していても、一定の余裕を持って予算を編成するためには本市の財政規模であれば数十億円程度は財政・現在基金を持っておくことが必要です。
そう考えれば本来、本市の場合、最低150億~200億円程度の財政・減債基金を保有しておくべきだと私は思います。
今年度末で200億円程度になることが予想されている基金を食いつぶしていくことを前提に「令和10年度までに…」等という悠長なことを言っている余裕などありません。
この点、自覚するべきということを強く指摘しておきます。
そもそも税収が多く、住みたい町No.1と称されることも多い西宮市が、他の多くの自治体に先んじて、財政危機に陥るのは異常です。
これは長年に亘って、人件費が高すぎるという本市が抱える根本的な課題を放置してきた歴代トップの責任です。
当面の目標は、一定以上の基金が残っているうちに、早期に収支均衡を達成することです。
この機会に、徹底的かつ抜本的な行財政改革を推進して、この目標を速やかに達成し、本市の財政構造を持続可能な形に改めること。
これこそが遅きに失したとは言え、市長の果たすべき責任です。
このことを強く指摘して、人件費削減のために必要な具体策について指摘するため、大項目⑤に移ります。
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と、こんな感じです。
引き続きのご報告を次回以降のブログで行ってまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。