華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

【お稽古】2005年8月2日

2005年08月02日 | Flower
飾成体

タンチョウアリアム
鶏頭
スモークグラス
サンデリアーナ(ドラセナ)
木苺の葉

花卉の持つ本性を抽象的に活かして、線・面・塊(マス)の三要素として捕らえ
作品の中に統調・斬層・対称・釣合いの四原則を取り入れる。
現代の生活空間にマッチした花態です。

今回の花材は面としての要素を持つものがなく、
最初は、かろうじてこれを面と見立てるような感じになりかけましたが
この面を活かしたいというそれぞれの熱い想いが見事作品にあらわれました。
どの作品も個性あふれて、すばらしい出来になりました。
また、一人で2作品まったくイメージの違うイメージで活けあげた方もいました。
まさに一期一会の花と遊ぶお稽古になりました。

ピンクの鶏頭がとても夏らしい。

2005/8/2作品