華道家 余田紫甫(志穂) 

いけばな嵯峨御流・華道家 余田紫甫の海辺の街での楽しいくらしと花を愛する日々

夢を追い続けること

2007年03月09日 | Flower
感動をくれた”平成の花咲じいさん”こと梶元昌弘先生。
元、小学校の校長先生、大学講師。
わかりやすく心に響くお話しをしてくださいました。
日本文化を愛し、和服を誉めてくださった後、本題の先生が育てている藤の話へと入って行きます。
それは先生の奥様がお花のお稽古で持ち帰った一本の藤の木が始まりです。
それを庭に植えて根付かせて、今では一本の木で、25m四方の棚に
約16000の花房をつける大木にさせたのです。
藤のシーズンに庭を無料で開放し、毎年2万人の人が遠くからも観に来られるそうです。
口コミで有名になり、TVで取り上げられ、その歳に”平成の花咲じいさん”と紹介されたところ
ご本人も気に入られ自らをそう呼んでらっしゃいます。
希望の方から100円だけ頂き住所を書くと翌年の見頃をハガキでお知らせしてくださるそうです。
今回の全員に竹花器手作りされたり、そのお心にとても感動いたしました。
そして驚いたことに、梶元先生は数年前に肺癌と診断を受けたそうです。
一番に思ったのはこれからフジの世話をどしよう?だったそうです。
それが力強いフジに生きる力をもらったっとフジを育てる間に病気の進行が止まってしまい。
今も元気に毎日フジの手入れをされてるそうです。
拝見していても本当にお元気そうに顔が輝いていて、パワー漲る感じなんです。
先生の講演はホントに素晴らしくて言葉の一つ一つが心にのこりました。
その名言のいくつかを達筆でしたためて、全員にコピー配布してくださいました。
あれから、、何度も何度も眺めています。

夢...二十歳でも夢のない奴は老いぼれだ、百歳でも夢を追う奴は若者なんだ

睡眠は小さな死 目覚めは誕生

=四季の心=

春.....人に接する時は春の様に温かい心

夏.....仕事をする時は夏のように燃える心

秋.....ものを考える時は秋のようにすんだ心

冬.....己を責める時は冬のようにきびしい心


藤棚は”見上げれば麗しい 見下ろせば雅”と自ら形容されるように、、、
屋上も開放されて、そこから雲海さながらのフジも観れるそうです。
フジの花言葉は”あなたを歓迎します”
先生の言葉その通りですね。
JR和泉砂川駅から徒歩10分。今年は観に行ってみたい。

真竹で出来た花器に彫られた”夢”とい文字。真竹はいつまでもこの青さを保つそうですよ。
大事に大事に使い続けたいです。

着物で出かける楽しさ

2007年03月09日 | Myself
太閤園にて嵯峨御流華道大阪司所の講演会&華展の慰労会がありました。
一年の締めくくり、楽しい話を聞いて、美味しい物を食べる会と言うわけです。
今までこの様なお出かけは、洋服で当たり前の様に出席してましたが
今年から着物を着る機会を大事にするぞ。
前日から実家泊まりこみ!
式典でないので小紋にしました。
紺地の紅型に薄緑の花柄の帯で春らしく合わせてみました。
(帯可愛くってひと目惚れ!)

朝、思ったより着付けが早く済んだので、、、腰の手術をして入院中の父の病院まで
お見舞いがてら着物姿を見せに行く、、、父絶賛!まったくの親バカ!
自分で和服姿がなんだかうれしいい。鏡ばかり見る。
やっぱりすれ違う人が必ずの様に観るのでその視線も嬉しい。

開場に着くと、司所の大先生方や仲間の方が、、
口を揃えて、”今日はどうしたの~~”の後に、”とても綺麗よ~~”と誉めてくださった。
よっぽど海で真っ黒になったりタンクトップ姿で走り回る様な印象が強いのだわ。
イメチェン、キャラチェンして早く着物姿を板につけなくては、、、
(実は私この世界ではちょっと異端児なのかも始めて気付く、、、)

着席すると、
この会の記念品として講演される講師の梶元先生の手作りの竹器が配られたてました。
150人は超えるであろう参加者全員に手作りとは、、
そして梶元先生のお話しが始まった、、
いきなり冒頭で、、私は日本文化が大好きで、それを大事にしてくれる人も好きです。
特に和服姿の女性が本当に好きです。っと壇上から熱い視線を投げて頂き(笑)
和服の素晴らしさを熱弁され、実は記念品の竹器はまだ余分があるのですが
今日は和服の方にのみ、それを差し上げたいと申されて、、
講演後自ら会場内を(和服は30人程だったそうです)器を配って歩かれた。
こんなラッキーにも巡り合えた♪(すばらしい講演と竹器の話は後ほど)

家に帰ってもまだ着物脱ぐのが惜しくて、、、
ちょっと早めの夕食に、近所で人気のお寿司やさんに母を誘う。
年始に入院したが、、すっかり元気な母の快気祝い!!
お店のメニューには筍、ほたるいか、菜の花、、のれそれ、
こんなとこに嬉しい”春”がありました。
和服にちなんでききりと冷えた日本酒を、、、、(最後はこれか!)