＜ピットクルーの活躍＞

山下の個人的なことだが、今年のＦ１日本ＧＰのチケットを買うことができた。

いつかは見たいと思っていたＦ１だ。

レースを知らない人でも知っているミハエル・シューマッハは

残念ながら昨年で引退してしまったけれど。

昨年までは三重県の鈴鹿で開催されていたので少々ためらっていたのだが

今年からは関東から近い富士のサーキットで開催されることになったのだ。

チケットを買う為には抽選で当選しないと無理なのだが、

今回見事に買うことができたのだ。うふっ。

これを楽しみに更に塾での仕事に気合を入れるぞ！


さてさて、Ｆ１を見てる方ならピンとくる今回の記事のタイトル。

「ピットクルーの活躍」だ。

ピットというのは、Ｆ１カーがサーキットのコースから戻ってきて、

タイヤ交換やガソリンの給油、マシンの調整をする場所だ。

その作業をする人をピットクルーと言う。

ここでの作業を他のチームより迅速に行うことで、

レース結果が大きく変わってくる。

１秒速く作業を済ませることだけでも随分な違いなのだ。

拮抗した中のコースでの勝負で１秒縮めることは並大抵ではないのだ。

んん？Ｆ１の話はもういい？


それを踏まえた上でいざ自分たちの日常を考えると、

Ｆ１でいうピットに似ているものは家庭ではないだろうか。

家で自分のコンディションを整え、家族の声に励まされ、

いざ、朝になれば大人なら会社へ、子どもなら学校へと出て行く。

外で勝負？(仕事や勉強)をして家族のもとへ帰ってくると、

温かく迎え入れ、また明日への準備をする。


子どもの目線で考えれば、自分の家が快適であればあるほど

学校や塾などの外で頑張れるのではないだろうか？

この我が家が快適となるかどうかは親の力にかかっている。

ただ快適と言ってもそれは子供にとって楽な状態だけを指すのではない。

自分の性格、人格を信頼してくれる親。

甘やかすだけではなく、時に厳しくしてくれる親。

小さなときからしつけを教え込んだ親。

良い事と悪い事を分からせてくれた親。

栄養たっぷりのご飯をいつも食卓に用意する親。

挙げれば様々だが、親の力ひとつで環境は随分変わる。

親が作り出す家庭の環境次第で、

子どもがどう成長するかが自然と決まってくる。

子どもの今の状態を作り出しているのは親なのだ。


サーキット(外)で頑張れるかどうかはピットクルー(親)次第。

Ｆ１の話ではよく分からない？

そんな方は、例えにモロゾフコーチを挙げてもいい。

スケートの安藤美姫のコーチだ。

彼女を復活させ、見事金メダルに導いたことでテレビでもよく見る。

技術的なことだけではなく精神的な部分にもとても気を遣っているようだ。

塾生に能力の１００％を出せるよう導くことが仕事の

僕らも彼を見習い、尊敬しないと。


言うのは簡単だが、実際はかなり根気のいることだろう。

ただ、子どものことを常に考えているような親にとっては、

当たり前のことをしているだけだと思っているのだろうが。

親は、一番子どもと長い時間接することができる。

自分の子どもをうまくコーチングしないとね。