この品種にも相当な
18.10
想い入れをされている方が居る。
中国春蘭 万字
亡き黒崎陽人 氏が
所有していた個体を
一般流通の個体と識別し、
敬意を表して黒崎萬字と称する。
黒崎氏が著した所謂 蘭本
「東洋ラン・花物」の中に
掲載されていた画像は、
いくら見比べても万字とは
別品種と思えるほどの違いがある。
見れば見るほど渋さというか
灰汁が強い個性が秀でていた。
どうしても欲しくなり
伝を頼りに辛うじて
ご念願の棚入れが叶われた。
そんな故事に聞き惚れ、
自分も咲かせてみたいとの
衝動にかられ、
無理とは承知しつつも
分譲をお願いし、
数年後に分けて頂いた。
おそらく断腸の思いで
在られたであろうと推測する。
あれから
10年以上は経ったであろう。
我棚で初めて花芽が着いた。
話によると二苦労はこれからで
花芽が上がる段階で
トボレる事はザラであり、
巧く咲かせるのは難しいらしい。
それでこその中国春蘭であり
黒崎萬字 此処に有りである。
果たして巧く咲いてくれるだろうか❔
果たして巧く咲いてくれるだろうか❔
黒崎萬字のラベル、
18.10
となってましたね。
11年前って、
寝る間を惜しんで
蘭の勉強をしてたな~。
好みの蘭を探し回り、
品種の見分け方、
自作肥料作り、
用土作り、
水遣りの仕方、
蘭花撮影方法、
蘭鉢の多様さに驚愕❕
中国蘭❔九華❔奥地蘭❔何ぞや❔
計算違い❗
この18とは平成の18だから
13年前だな~。
楽しく、思い出深く、
忘れられない一時であった。
あの時が有ったから
今があるんだよな~、、感謝です。