「対馬からの手紙の続き」

対馬で働いち養蘭を楽しんどる。山や花で季節を知り、海を眺めち命の鼓動を感じ、そげな好き勝手な太公望な暮らしがしてぇ~。

ちょっと愚痴

2022年02月07日 | 対馬匂い春蘭
まだ二十歳のころ
赤い2型に乗ってた。
当時は中古で50万円位
だっただろうか。
夏も冬も乗り回してた。
ある日、急いでいて
タイヤがツルツル状態と
理解していながら
ブレーキ操作を誤り
スリップしてしまった。
それを上司にバレて
通勤時はバイク禁止に
されてしまった。
仕方なく近所の
自動車屋さんで安い
中古の軽自動車を買って
乗る事になった。
これがまた夏は涼しく
冬は暖かく雨が降っても
台風来ても買い物しても
困らない自動車の便利さ
には大層有難いと感じた
それから4台の車を
乗り継いできた。
で、2型であるが、
車検が切れて時々
エンジンを掛ける程度で
倉庫に入れっぱなし。
20年位前、親父殿が来て
「母ちゃんの知り合いが
お前のバイクを欲しい
ちゃけど売ってもらえん
やろうか?と母ちゃんに
言ってきたけん
売ったけのぅ。」と言う
俺「え''!!幾らで!!」
親父殿「10万円か15万円
しかないちゃけど、
それでどうかして
もらえんやろか?と言う
から良いよと売った。」
俺「……………。」
親父殿「で俺がチョッと
パチンコに行くから
この金を貸しとけ、
すぐ返すから。」
俺「……………。」
しかしその金は待っても
待っても戻ってはこない
今も。
親父殿にしても
母上様にしても
困っている理由が
有ったのだろうし、
倉庫に入れっぱなし
自分も悪かったし、
二人に問い詰める事は
しなかった、親だし、
こんなのが多々ある。
我慢のし通しだよなー。
月日が経ちバイクの事は
忘れかけていたら、
この2型の中古価格が
高騰しているという
噂を聞いた。
聞いたもんだから何だか
ショック過ぎて
ムカムカどころか相当
落ち込み
捌け口の見当たらない
虚しさと言ったら
無かったね何故勝手にと
思い出す度に
溜め息が出ずっぱり。
それから暫くして
或る車庫に赤い2型が
停まっていた、
遠目だったが瞬時に
あの2型やな!と思った
違うかも知れないが、
近くで見たら
ハッキリするやろう、
タンクの右下部に
小さい塗装の剥がれが
有るはずだから。
事あるごとに
後悔の念であるが、
つい先日出勤時、前方の
対向車線を左折してく
赤いバイクが見えた。
何というバイクかな?
小さいな?良いね🎵
と思っていたら
甲高い咆哮が響いてきた
?!、CBXか!!
その嬉しそうに歌う声を
聞いてたら何だか
今までの後悔やら
恨みやら情けなさやらが
吹き飛び、
気持ちが晴れてしまった
このブログを通じ今の
乗り手にお礼が言いたい
現在も大切に
乗り続けて頂き
ありがとうございます。
何だかへんな終わりに
成りました、、f(^_^;
蘭はというと、数日前
匂い春蘭が咲いてました
い~匂いがするから
すぐ分かるんだよね。

対馬匂い春蘭 西龍
乾き易い用土に
植え替えたばかりだから
地際で咲いちゃった、
もう春も近いな~。
コメント
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