日頃の喧騒の中で、心も体も疲れ果て、
無気力状態の自分に嫌気がさしているところですが、
そんな時に、ドアの開閉や人の動きによって、
時折動く微かな空気に乗せられてやってきた
ニオイの香りが、生きる屍のように横たわる
自分に精気を注ぎ込んでくれています。
あ~、なんという良い香りなのでしょう、、、
ニオイに限らず中国春蘭類には有香性の品種が
殆どだそうですが、ニオイを含め以前より流通している
中国春蘭は花が控えめなうえ、葉に埋もれて
目立ちにくいので、香りを感じて、初めて開花を
確認する次第です。ですが、花をよく見ると
見飽きる事が無く実に味わい深い表情をしているのです。
視覚的には、過大にアピールするわけでもないし、
誰や彼やに媚を売るわけでもないのですが、
ここぞという時には、しっかりとした
自己主張が出来る蘭達です、、。
そんな人間になりたいな、、。
このところ対馬では雨の日が多く
気温も高めです。
自然界は上手く出来ているもので、
春蘭の花茎を伸ばせるように時季に合わせて
雨を降らせてくれるのですね。
もしかしたら逆に、蘭が学習して
適合したのかもしれません・・・。
蘭は最も進化した植物だと言われています。
世界各国には数え切れない程の蘭が生息しています。
種類も豊富で、その土地その環境に合わせて
よくぞ適合させたものだと感心させられます。
私も蘭に見習って社会に適合しなければ・・・
と思うのですが、、、、。
「蘭を養い、蘭に教わる」という言葉が
いつも頭の中をグルグル回っています。
対馬は今日未明から雨・・・だけど
昼過ぎに放送で「山間部では雪の為・・・。」うそ~っ!
ホントだ、真っ白だ。
スノータイヤ&チェーンを装着して気を付けて帰って下さいね~。
でも、酘豆、内山、佐須方面の方々で見てる人、、居ないだろうな~。
街角で職人の技を前に足が止まりました。
ようやっとるわ~。
施工段階を想像すると、とりあえず石を置いてみて、
「ここの隙間にはこの石を挟んでみようか?」などと
石を上げたり下げたり、あーでもないこーでもないと
施主のお人柄が窺えます。
心が和みます。
見慣れているせいでしょうか。
隙間に挟まった事を思い出しました。
田舎に戻ろうかな~。
しみじみ思ってしまいました・・。
コナラという木で、皮が分厚いやつで
ジューシィーで、頭に亀裂模様の入る
ちょっと値が良いですけどね。
焼きしいたけ、肉挟み揚げ、中華料理
の材料、そして乾しシイタケはダシにはもってこい!
今だから思うのかもしれないけど、なんにも無いけど、
田舎っていいな~。