春蘭赤花産地で有名な場所に出掛け、
当ても無く、むやみやたらに山に入り
探しまくってた頃、
芋数個、新芽は無く、
親木一本で葉も2枚残して枯れたジジババに目が止まった。
どうやら葉の中間あたりにボヤらしき葉色の薄い部分が有る、、
何回見直しても有るように見える。
十数分悩んで「焼けだろう・・。」と決断し
そのまま帰路に着いた。
が、、帰ってからも頭から離れず、
色んな本を読み漁るうちに「色花の気があるかも・・。」
と、、いてもたっても居られず、
次の日また出掛けた、、。
が、、イメージしていたほどでは無くボヤは曖昧で、
また十数分悩み「やっぱり焼けだ!」と決心し、
そのまま帰った。
が、、またしも帰り着くと「やっぱりアレはオカシイ、、。」
と、、何も手に付かない有様、、
どうしても諦めきれず
仕事が終わって一目散にその山へと向かった。
その場で数分考えはしたが、
思い切って掘り採ってきてしまった。
新芽が出ると、葉色が薄いような、、
紺が乗りだすと葉先や所々に黄斑を残すような、、
偶に緑縞を流すような、、
偶に葉先が割れるような、、
何かしらの気を持っているようなヤツなのです。
数年後、初花が咲きましたが、
完全無遮光で開花させ、
これまた黄花の成り損ないのような、
緑色の乗り損ないのような、、
陰筋の数本乗った中途半端な花なのでした、、。
以来作を落として花が着かず、
今年久方ぶりに蕾が着いてくれたのです、、。 仮) 玉調 暈
月日が経つのは遅いようで早いものですね、、
自分なりに山あり谷ありの人生を走ってきて
とうとう折り返し地点まで来てしまいました。
この世に生を受けたあの日あの時を思いながら
生まれてきた理由、、やり遂げなければならない事柄を
今日一日考えてみたいと思います。