少し寒が緩むとの予報でしたが
相変わらず寒いよ~の対馬です~。
冬支度を済ませ、
半数は半地下に、、
半数は屋内の裏部屋に取り込んだ。
春まで水クレに気を使う事になる。
城下で雑用を済ませ、
出かけたついでに蘭行脚に行く。
目的地の一ヶ所目と二ヶ所目は
鼻息荒く勤しんだ割りには採れなかった。
来たからには1本でもとポイントを巡らす。
十数年前、
ある名蘭が採れるという坪を聞き、
雨が降ろうが、
雪が降ろうが、
台風真っ只中だろうが、
日没まで二時間もあれば
2~3日置きに通っていた時期があった。
坪を教える方も、
他人に採られては不味いので
詳しくは教えてくれない。
だから
聞いた地形に似たようなポイントを
此処でもない
彼方でもないと
右往左往しながら探すのであるが、
その時に聞いた坪とは
全く違う坪に行き当て、
小さい苗を採ってきていた。
誰も知らない坪の蘭だから
良いか悪いかも分からないので、
粗末に扱ったとまではいかないが、
いつのまにか何処かにいってしまってた。
長くなりましたが、
それからずぅ~っと行かなかったので
その坪に行こうと決め、、
たは良いが、、
何しろ十数年前だから
山の中の地形は起伏が変わるし、
雑木も見違えるほど大木になっている。
二時間ほど彷徨き、
なんとかデボは免れた。
運動とボケ防止に良いようだね~。
12月とは思えない暖かさを感じていましたが、
今日は、
背中に冷気が隙入るように寒くなった対馬です。
久留米の田園風景か、
はたまた、
対馬の上槻の風景か、、
乗り物酔いと道中の不安が
意識レベルを朦朧とさせる。
振り返ると、
あっという間の12月、、。
2011年は
数十年ぶりの大寒波に始まり、、
凍害で蘭の大株枯が起き、
何も手が着かず、蘭を止めてしまおうかとも思った、、
そんな時、
唯一残った着蕾株の宋梅が咲き、
心洗われるような翆緑色とジックリと対話し、
本年の有り様を思い描く事が出来た、、
蘭友の誘いで、
遠退いていた
春蘭・寒蘭の山採りを再開し、
険しい山道を歩き、
大自然を見ながら弁当を食べ、
夢を語らい、
明日を生きる希望が涌いた、、
田舎に帰るついでに
エギングタックルで、
誰も攻めないようなポイントを目掛けてランガンすると、
数は少ないが
粋の良い肴として土産に持って行けるし、
日頃の喧騒を忘れさせてくれた、、
人に会って出る話しは
決まって猪談義、、
展示会に
スーツで出ようと発句するにはどんなものか?
それにはまず自分で実践!?、
身嗜みがキ チッとする事で、
気分的にも晴れやかに軽やかに感じる、、
前回撮影していた花画像は
パソコンの故障で消えてしまい、
印象も薄らいでいたが、
数年ぶりに開花株が展示され、
秋季に咲いた春蘭・荷々弁無点花を見られて安堵した、、
本年は寒蘭の早咲き年に見舞われたが、
そんな中でも中隈強し!
中隈賞を作らなければ…
との声が出るほどの
例年に無い競演を見られた、、
幾つかの不満は有るものの、
知恵や道理を知る上で
先輩の話を聞く事は大切であり、
習わしを引き継ぎながらも
蘭道を切磋琢磨していかなければならない、、
対馬名物の1つに
ロクベエと言う食べ物が有るが、
素となるセン団子は、
極寒の頃、
サツマイモを原料に
幾度となく
凍てつく水に曝しながらデンプン採りをし、
丸めて乾燥させた
石のように硬い団子であるが、
これがまた出てくる猪が芋畑を荒らし、
原料の芋不足で超品薄状態である、、
猪予防柵では
防ぎきれないところにきているのではないだろうか?
先人の知恵を借りる方法が残っているのでは…。