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ニッポンのゆる~い日常

主権回復記念日がなぜ必要か

2009-04-28 12:55:53 | Weblog
4月28日付   産経新聞より



主権回復記念日がなぜ必要か    東京大学名誉教授・小堀桂一郎氏


http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090428/plc0904280311001-n1.htm



≪13回目の国民集会を開く≫

 4月28日といふ日付は今から57年前のことになる昭和27年のこの日に、日本と連合国との間に締結された講和条約が国際法上の効力を獲得し、真の意味での終戦が実現した記念的な日である。

 昭和20年9月2日に調印されたのは戦闘行為の停止を相互に確認した休戦協定に過ぎないのであつて、軍事占領といふ形での戦争状態はそれから昭和27年4月までの6年8カ月の間、なほ執拗(しつよう)に日本帝国の破壊工作を継続してゐた。

 この重大な歴史的事実を忘れてはいけない。日米戦争についての直接の記憶を持たない世代が国民の大多数を占める様になつてゐる今日こそ、米軍の占領がもたらした禍害についての認識は、これまでの半世紀に於けるより更に重大な、凡そ外交と安全保障の問題を考へる人にとつて不可欠の要請になつてゐる-と、さう考へてこの日を「主権回復記念日」といふ祝日とし、国民の誰しもが独立国家の主権の尊厳についての思ひをめぐらす機縁たらしめようとの運動を始めたのが平成9年のこの日のことであつた。

 その運動も既に12年の歴史を閲し、本年は第13回目の記念国民集会を催して記念日祝日化の訴へを繰り返すことになるのだが、集会自体の連年の盛況にも拘(かか)はらず、呼びかけの実際の効果は年を経てもなかなか眼に見える様な形では現れて来ないのが現状である。

 ≪いまだ占領行政の後遺症≫

 祝日化の目標は、現実には祝日法の一部改正といふ立法問題なのであるから、成否はこれに賛同してくれる国会議員の中の同気同憂の士がどれほど力を伸張し得るかにかかつてをり、運動の発起人達がいくら焦つてもそれだけの効果はない、といふ面がある。

 然(しか)し、運動の本来の目標たる国家主権意識の再生・昂揚(こうよう)といふ懸案に向けての私共の言論活動が如何(いか)に非力なものでしかなかつたかといふ惨めな結果に直面して、苦い反省と落胆に陥ることが屡々(しばしば)である。

 最近の占領行政資料の入念な探索と発掘により、あの7年に近い米軍占領期間中に我が国民が蒙(こうむ)つた言論・報道・出版の自由に対する圧迫と毀損(きそん)が、従来の認識よりはるかに深く広く、且(か)つ陰険な手口のものであつたといふ実態が徐々に明らかになつてきた。

 戦時体制からの解放を謳歌(おうか)した戦後民主主義の旗標(はたじるし)の下で、我が言論界一般が、実は屈辱的な表現の自由の逼塞(ひっそく)と、その後遺症たる言論の自己規制といふ病気から恢復(かいふく)できてゐない、といふ実態も次第に暴露されつつある。

 昨年秋の前航空幕僚長の筆禍・失脚事件は、今や痼疾(こしつ)となつたこの業病の急激な発症の一例といふより他のないものだつた。つまり、独立国家としての主権の尊厳といふ意識は、旧敵国や近隣諸国に向けての敗戦国民としての恐縮・謝罪の感情に呪縛(じゅばく)されたままになつてゐる、しかもその緊縛の手綱を握つて放さないのは今や占領の主役を演じた旧敵国ではなくて、直接の戦争相手ではなかつた中国共産党政府の脅迫に常に恐々たる我が日本国政府の閣僚達であるといふ倒錯した構図が、国際社会の視線にさらされてしまつた。

 精神の自由を麻痺(まひ)させる、この様な持続効果の強い病原菌を、我々日本人が意識の深層に接種されてしまつたのは今から50年以上も昔の占領時代の事である。その頃未だ此の世に生まれてゐなかつた世代にもこの種の麻痺性疾患が明らかに看て取れることから判断するに、この病菌は遺伝性すらも具へてゐる執拗な毒性を帯びたものであるらしい。

 ≪日米同盟の逆説的な意味≫

 日本民族にこの病毒を伝染させた当時の占領政策強行者の世代は夙(つと)に隠退して、今はそれよりはるか後の世代の為政者が、先人達の用意しておいてくれた「拒否できない日本」(関岡英之氏の警世の指摘)といふ好餌の旨味(うまみ)を享受する、といふ構図になつてゐる。

 我々の側からすれば、いつたい日本人はいつまで奪はれ続け、毟(むし)られ続けるのか、国政、殊に外交の衝に当たる責任者はまだ目が覚めないのか、汝(なんじ)等に国家主権の尊厳についての意識はほんたうに欠けたままなのか、と声を大にして叫びたいところである。

 本年の主権回復記念日国民集会は、特に安全保障・防衛の問題について、切実なる現場の経験を持つてをられる自衛隊出身の方々を含めての達識者に登場して頂く。

 当然ながら、安全保障条約に基盤を据ゑての日米同盟の堅持は当面の必須の要請であることが確認されるであらう。重要なのは、その際我々が同盟相手の国の正体を見抜き、その過去の罪業と現在未来に亙つての我に対する侮弄の邪念とを判然と知悉(ちしつ)した上で彼と堅く手を結ぶといふこの逆説的な選択である。

 我が国の人士は、知識人も大衆も、とかく同盟と友交とを混同して理解する。溯れば日独同盟締結に際しても我々はその失敗を犯した。国家間同盟の厳しい意味についての甘い錯覚を防ぐのも亦、国家主権についての確たる認識である。(こぼり けいいちろう)

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NHK特番の傲慢さが悲しい

2009-04-27 09:55:10 | 正論より
4月27日付   産経新聞より


NHK特番の傲慢さが悲しい   評論家・鳥居民氏

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090427/biz0904270300000-n1.htm


≪「アジアの一等国」を観て≫

 少し前の話だが、4月5日、NHKスペシャル「ジャパン デビュー」の第1回「アジアの一等国」という番組を観た。

 悲しかった。わたしたちの祖父、曾祖父、高祖父の願いと努力に思い入る気持ちのかけらもない、辺りに人も無げな驕(おご)りぶりが悲しかった。

 もうひとつ、この番組の制作者が唯一頼りにした出演者である日本植民地時代の台湾の最後の人びとへの気持ちである。当然ながら現在70代、80代の人びとが持ったまことに複雑、微妙な日本にたいする愛情を十分理解したはずであったにもかかわらず、勝手な裁断をおこない、日本の植民地統治を罵(ののし)るために利用し、協力者の善意を足蹴(あしげ)にした、その傲慢(ごうまん)さが悲しかった。

 制作者は、1859年の横浜の開港から日本は「世界にデビューした」のだと説く。そして日本は「一等国」になろうとして、台湾を植民地にしたのだと語る。

 制作者が横浜から台湾へ話をつづけようとするのであるなら、私が思いだすのはアーネスト・サトウのことになる。英国外務省の通訳官となったサトウは、開港3年あとの横浜で日本語を学び、草書の書簡を読むことができるまでになり、薩摩、長州、各藩の国事活動家と語り、日本の進路をはっきり見定め、有能な外交官となるその片鱗(へんりん)を見せた。



 ≪日本に憎しみのない台湾≫

 さて日清戦争が終わった年にサトウは公使となって再び、日本に赴任した。台湾の樟脳(しょうのう)と砂糖、茶、阿片(あへん)を扱う横浜の英国商社の幹部たちと話し合い、日本は台湾の経営に失敗すると予測した。

 そのときヴィクトリア女王統治下の大英帝国は最盛期にあり、世界の人口の4分の1を支配していた。先進国が後進地域を取得し、統治する権利が当然のように認められた時代だった。

 植民地経営は「白人の重荷」であり、英国人に与えられた高貴な責務であった。植民地の人びとに命令を下すことができるのは英国人の行政官だけなのだ、英国人はこのように思っていた。そこでサトウと旧友らは、日本は台湾で清国政府以上のことはできないと語り合ったのである。

 それから100年以上がたつ。日本の台湾統治をどう評価したらよいのか。サトウはといえば、1929(昭和4)年に没していた。かれは自分たちが間違っていたと認めたに違いない。

 台湾の植民地統治は成果を収めた。価値や道徳は絶対的なものではない、あくまで相対的なものだ。日本の統治には失策も、大きな過ち、悲劇もあった。そのような過ち、悲劇を忘れず、民族の共通の意識にその憎しみを育てあげるのだと説く論考がある。たとえば英国人意識の源泉にフランス嫌いがあるのだと主張する。即座に隣国の韓国人意識の底にある日本嫌い、日本の後を追っての競争心を思い浮かべることになろう。

 しかし、わたしたちは、なぜ台湾の人びとが日本に憎しみを持たないのかと考えることになる。

 現在、台湾人は日本の統治時代を声高に非難しない。日本の統治を離れて60年、年若い世代を含めた台湾の人びとが、尊敬する国、移住したい国の筆頭に日本を挙げるのは、かつての日本の統治に不快感を持っていないことが大きな理由なのである。父親や祖母がその昔を語った二言、三言の記憶を自分たちが抱く日本人にたいする印象と重ね合わせて、かれらはその理解を大切にしてきたのだ。

 わたしたちは誰でも、この台湾の人びとの日本人への温かい感情を、嬉(うれ)しく有り難く思う。



 ≪「一等国」の犠牲者とは≫

 さて、奇怪極まることに、NHKの先の番組は、誰もが大事にしてきたこの感情を踏みにじろうとすることに懸命となった。

 日本の台湾統治のすべてを否定し、台湾の人びとは日本の植民地統治に恨みを抱いているのだと説いた。たとえば台湾の人びとが高く評価する台湾における後藤新平を容赦なく裁いてみせる。上水道の整備、灌漑(かんがい)設備の建設を振り返ることなどするはずもない。台湾総督府が独占した樟脳を取り上げ、植民地収奪の話に仕立てることに汲々(きゅうきゅう)としている。

 番組は「皇民化運動」で終わる。公園に集まった老人たちにつぎつぎとその昔の日本の軍歌を歌わせる。かれらは「蛍の光」を歌いたかったのだし、「荒城の月」を歌うこともできた。それにもかかわらず軍歌だけを歌わせ、「アジアの一等国の哀れな犠牲者」と視聴者に印象付け、「日本統治の深い傷」と締めくくる。

 私は制作者の「辺りに人も無げな驕りぶり」「傲慢さ」を悲しく思ったと記した。「驕りぶり」「傲慢さ」といえば、番組の題である「アジアの一等国」、その一等国民が犯した罪の第一に挙げなければならない態度、性向であろう。この制作者の振る舞いこそがまさにその一等国民そのものなのだが、このような人物が「アジアの一等国」を制作したことが、いま悲しく思う理由なのである。(とりい たみ)



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中国、ITソースコード強制開示強行へ

2009-04-24 10:17:51 | Weblog
中国、ITソースコード強制開示強行へ…国際問題化の懸念(読売新聞) - goo ニュース




 中国政府がデジタル家電などの中核情報をメーカーに強制開示させる制度を5月に発足させることが23日、明らかになった。

 中国政府は実施規則などを今月中にも公表する方針をすでに日米両政府に伝えた模様だ。当初の制度案を一部見直して適用まで一定の猶予期間を設けるものの、強制開示の根幹は変更しない。日米欧は企業の知的財産が流出する恐れがあるとして制度導入の撤回を強く求めてきたが、中国側の「強行突破」で国際問題に発展する懸念が強まってきた。

 制度は、中国で生産・販売する外国製の情報技術(IT)製品について、製品を制御するソフトウエアの設計図である「ソースコード」の開示をメーカーに強制するものだ。中国当局の職員が日本を訪れ製品をチェックする手続きも含まれる。拒否すれば、その製品の現地生産・販売や対中輸出ができなくなる。

 どの先進国も採用していない異例の制度で、非接触ICカードやデジタル複写機、金融機関向けの現金自動預け払い機(ATM)システムなど、日本企業が得意な製品も幅広く開示対象になる可能性がある。

 中国側は、ソフトの欠陥を狙ったコンピューターウイルスの侵入防止などを制度導入の目的に挙げる。しかし、ソースコードが分かればICカードやATMなどの暗号情報を解読するきっかけとなる。企業の損失につながるだけでなく、国家機密の 漏洩 ( ろうえい ) につながる可能性もあるため日米欧の政府が強く反発。日本の経済界も昨秋、中国側に強い懸念を伝えた。

 中国は当初、08年5月に実施規則を公表し、09年5月から適用する予定だった。各国からの反対で、中国当局が今年3月、制度実施の延期を表明したが、これは適用開始までの猶予期間を設けることを指していたと見られる。

 猶予期間はメーカー側が提出する書類を用意する時間に配慮したものだが、いつまで猶予するかは不明だ。日米欧の政府は詳細が分かり次第、中国側に問題点を指摘し、制度の見直しや撤廃を求めていくことになる。

 ◆ソースコード=コンピューター用の言語で書かれたソフトウエアの設計図。企業の重要な知的財産で、ソースコードが流出すれば開発成果を他社に利用される懸念がある。マイクロソフトは基本ソフト「ウィンドウズ」のソースコードを機密情報として扱い、巨額の利益につなげた。





パクリ国家の本領発揮です

自分とこで開発する能力がないので

何かしら口実を付けて技術をぱくってしまおうという

いかにも支那人らしい発想です



日本企業はとっとと撤退するのが賢明です

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日中首脳会談で温首相が「完全理解」を連発

2009-04-18 16:15:49 | Weblog


日中首脳会談で温首相が「完全理解」を連発

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090417/plc0904170131001-n1.htm



首脳会談で握手する麻生首相(左)と中国の温家宝首相=11日、タイ・パタヤ タイで行われた麻生太郎首相と中国の温家宝首相による11日の会談で、北朝鮮のミサイル発射に対する日本の立場を訴える麻生首相に対し、温首相が繰り返し「完全に理解する」と表明し、「その通りだ」と大声で応じる場面があったことが16日、分かった。

 外務省は、この会談などでの麻生首相の訴えが、国連安全保障理事会の議長声明への「(北のミサイル発射は)安保理決議違反」という文言盛り込みにつながったとみている。

 「北朝鮮のミサイルが頭上を飛んでいった東北地方をはじめ、国民感情を考えると(公式記録に残らない)報道声明でいいとは絶対いえない」

 会談でこう麻生首相が主張すると、温首相は「日本国民の関心と日本政府の立場は、完全に理解する」と深くうなずいた。温首相は会談中、4~5回にわたりこの言い回しを用い、日本側に理解を示したという。

 その上で、麻生首相が国連安保理の文書について「形式も重要だが、内容も重要」と指摘すると、温首相は、手にしたペンを頭上に掲げるようにして「是的(シーダ=その通りだ)」と大声で賛意を表明してみせた。

日中首脳会談は、互いに事務方が用意した文書を読み上げることが多いが、「この会談はまさに実質的な『交渉』となった。麻生首相は先頭に立って戦う姿勢を示した」(外交筋)という。会談は予定の30分間を超えて、50分間に及んだ。

 この結果、続く日中韓首脳会談で温首相は「文言は専門家に任せよう」と折れてきた。外交筋は「米中両国は、米国の素案にあった安保理決議に『(北は)従っていない』との表現でほとんど決着していたが、それを『違反』に格上げしたのは麻生首相の力だ」と話している。







バー通いや漢字の読み間違い、ささいな失言をことさら取り上げ

鬼の首でも取ったかのような反日マスコミの報道

国民に伝えなければならないことを御座なりにして

さして重要でもないことを大げさに伝えるニュース番組

安部さんの時もそうだったが保守色の強い政治家たいしては

その傾向は強まるようだね

功績のほうはほとんど報道しないけどね



民主党の鳩山幹事長がバカなことを言っております

党大会で日章旗も掲揚しない政党、民主党です

http://www.youtube.com/watch?v=1BBomcbCy_s

日本列島は日本のものです

あほ鳩山さんwww


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ひとりでも多くの方に

2009-04-04 15:42:23 | Weblog
動画のUPの仕方が分からないので

URLだけ貼り付けます

申し訳ないですがコピペして見てください


http://www.youtube.com/watch?v=kHQAdWwi1ZI

小沢一郎 ~ 闇の系譜



10分の動画です

ひとりでも多くの方に最後まで観て頂きたく思います




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