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ニッポンのゆる~い日常

日韓図書協定 片務的な対応は禍根残す

2011-04-30 09:46:28 | 政府
日韓図書協定 片務的な対応は禍根残す


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110430/plc11043003230002-n1.htm


 朝鮮半島由来の朝鮮王室儀軌(ぎき)など1205冊の図書を引き渡す日韓図書協定が衆院本会議で、与党と公明党などの賛成多数により可決し、参院に送付された。

 この協定は、昨年8月の日韓併合100年に合わせた菅直人首相談話に基づく措置とされる。しかし、日韓基本条約(昭和40年)で解決済みの問題を蒸し返すことになり、際限のない補償に道を開く危険性をはらむ。


 日韓基本条約は、韓国に対する日本の戦後処理の枠組みを決めたものである。付属文書で、日本は無償供与3億ドル、政府借款(有償)2億ドルの計5億ドルの経済協力を約束し、双方の請求権が「完全かつ最終的に解決された」と明記されている。


 韓国の請求に応じ、日本にある儀軌などを引き渡すことは、互いの請求権を放棄したこの基本条約の趣旨に反するといえる。


 朝鮮王室儀軌は、李氏朝鮮時代の祭礼や行事を絵画や文章で記録した古文書類だ。日本統治時代に朝鮮総督府経由で旧宮内省(現宮内庁)に163冊が移管され、民間から購入した4冊を加えた167冊を宮内庁が所蔵している。


 当初、韓国の要求はこの167冊だけだったが、日本側で広範に調査した結果、1205冊に増えたという。その1205冊を引き渡す協定はすでに昨年11月、日韓両国の外相が署名している。


 同じころ、フランスは朝鮮王朝末期の19世紀に持ち去った図書を韓国に貸与することで合意した。「貸与」と「引き渡し」は意味が全く違う。菅政権の対応は、フランスの対応と比べても著しくバランスを失している。


 衆院本会議で自民党は、一部が韓国に渡っている対馬藩主・宗家(そうけ)の文書などの引き渡しを求めない菅政権の方針に反発し、反対した。日本にある宗家文書は国の重文に指定されている貴重な文化財で、自民党からは「片務的に過ぎる」と、疑問の声が上がっている。当然の指摘だ。


 菅政権は5月中旬にも図書協定を参院本会議で可決、成立させ、5月21日の李明博大統領の訪日に間に合わせたい意向のようだ。しかし、過度の贖罪(しょくざい)意識にとらわれた結果としか思われない一方的、片務的な図書協定は、日韓両国関係の将来に禍根を残しかねない。無理に外交日程に合わせて、成立を急ぐ必要があるだろうか。

2011.4.30 03:23





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「その場限りの対応で事態収束遅らせた」 辞意表明の内閣官房参与が菅政権を激しく批判

2011-04-30 09:43:43 | 菅直人
「その場限りの対応で事態収束遅らせた」 辞意表明の内閣官房参与が菅政権を激しく批判


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110429/plc11042919200015-n1.htm


 小佐古敏荘(こさこ・としそう)内閣官房参与(東京大大学院教授)が29日、官邸を訪ね菅直人首相宛てに辞表を提出した。小佐古氏は同日夕記者会見し、東京電力福島第1原子力発電所事故への政府の取り組みに関し「その場限りの対応で事態の収束を遅らせた」と激しく批判した。


 小佐古氏は放射線安全学の専門家。首相は原発事故で外部から助言をもらうため、6人の内閣官房参与を起用した。最も早い3月16日に就任した同氏が、公然と政権批判して辞意を表明したことは、首相の原発対応の稚拙さを改めて浮き彫りにした。


 27日に今後の原子力対策について報告書を提出した小佐古氏は、「提言の一部は実現したが、対策が講じられていないのもある。何を言っても無意味だというなら、参与に留まる意味がない」と述べ、不満をあらわにさせた。


 なかでも福島県内の小学校や幼稚園などの利用基準で、被曝(ひばく)限度を年間20ミリシーベルトと設定していることを「とても許すことができない」と非難。特に同県内の小学校などの校庭の利用に際し、この基準を使用することを問題視し、見直しを求めた。

 さらに「(小学生らに)無用な被曝をさせてはいけないと官邸に何度も言った。(このままだと)私の学者としての生命が終わる」と述べた。

 緊急時迅速放射能予測ネットワークシステム(SPEEDI)についても「法令の手順通り運用されておらず、結果も迅速に公表していない」と指摘した。

2011.4.29 19:20









「校庭放射線量」で抗議の参与辞任 東大教授「容認したら学者生命終わり」



http://www.j-cast.com/2011/04/30094618.html



原子力の専門家で放射線防護を中心に助言してきた東京大学大学院教授の内閣官房参与が、政府の対応を批判して辞任した。小学校などの校庭利用を制限する放射線量基準について、「とんでもなく高い数値」と批判している。一方、政府側は、基準値について専門家の意見をきいた上での「最終判断だ」と問題はないとの認識を示している。

2011年4月30日付の辞任届を首相官邸に出したのは、小佐古敏荘・東大大学院教授だ。4月29日、記者会見して明らかにした。小佐古教授は、福島第1原発事故をめぐる政府の対応について、法律や定められた指針にのっとっておらず、「その場限りで場当たり的」と批判した。





細野補佐官「政府の最終判断」

また、小佐古教授は、小学校などの校庭利用に関して、「年間被ばく量20ミリシーベルト」とした文部科学省の制限基準について、「とんでもなく高い数値」と訴えた。通常の放射線防護基準に近い「年間1ミリシーベルト」を採用すべきだとも主張した。現行基準について「容認したら私の学者生命は終わり」とも述べた。


小佐古教授は、原発事故後ほどなく内閣官房参与に任命され、放射線防護の分野を中心に助言してきた。

一方、細野豪志・首相補佐官は4月29日夜、TBS番組に出演し、小佐古教授が批判した校庭利用制限基準について、専門家らの意見を聞いた上での決定だとして「政府の最終判断だ」と変更する考えはないことを明らかにした。

また、菅直人首相は4月30日、衆院予算委員会で、小佐古教授による「場当たり的」との批判について、小佐古教授らの助言も含めて検討しているとして、「決して場当たり的な対応はしていない」と反論した。

インターネットの個人ブログや、関連ニュースへのコメント欄をみると、小佐古教授による「政府は場当たり的」批判について、賛同する声が多く寄せられている。特に子どもが関係する制限基準については、「専門家の意見がわかれた場合、厳しい基準の方を採用すべきではないか」といった声も少なからずあった。

2011/4/30 10:57









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「力」と決断の智略が国家なのだ

2011-04-28 10:45:56 | 正論より
4月28日付     産経新聞【正論】より



「力」と決断の智略が国家なのだ   東京大学名誉教授・小堀桂一郎氏


http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110428/dst11042803210004-n1.htm



 ◆4月28日を主権回復記念日に


 昭和27年春に対連合国平和条約が効力を発生し、「被占領国日本(オキュパイド・ジャパン)」は漸(ようや)く晴れて独立国としての国家主権を回復する事(こと)を得た。

 ところが、それ以来、半世紀を過ぎた昨今に到つても、我(わ)が国は、特に近隣諸国との国際関係に於(お)いて、未(いま)だに独立主権国家としてのその名に添ふべき実を備へるに至つてゐない。むしろ主権の尊嚴を維持する姿勢に次第に後退の気配が顕著になつてきた事を、最近の外交的事件のいくつかが示してゐる。


 国家安全保障の見地からしても実に憂慮に堪へないこの事態に鑑(かんが)み、一部有志の者が、平和条約発効の日付である4月28日を以(もつ)て「主権回復記念日」なる国民の祝日とし、以て国家主権の尊嚴についての国民の認識を確立しようとの運動を開始したのが、平成9年4月のことである。

 即(すなは)ちこの日に「主権回復記念日国民集会」を開催して広く国民に呼びかけ、この集会を過去14年間休みなく続けてきた事で、遅々たる歩みながらも運動の趣旨は漸く江湖(こうこ)の認知を獲得することができた様(やう)である。

 本年は国会議員諸氏の間にも「4月28日を主権回復記念日にする議員連盟」が結成され、集会の壇上から、この日の祝日化のために議員立法といふ形をとつての祝日法の一部改正を呼びかけて下(くだ)さる、といふ段階にまで、立法準備は具体化した。




 ◆自然の猛威から国土、国民守る


 ところが、3月11日の東日本大震災を惹起(じゃっき)した激震は東京都内にも少なからぬ被害を及ぼし、その一(ひとつ)として例年国民集会の会場としてゐた九段会館が天井崩落により使用不可能といふ事態になつた。已(や)むを得ず、集会は規模を縮小し、靖国神社境内の集会場を借りて何とか開催する事にしたのだが、恰(あたか)もこの大震災を機に、主権の尊嚴回復の思想は、又(また)新たに一の推進の動機を与へられた如(ごと)くに思はれる。

 未曽有の大地震と巨大津波の災禍に呻吟(しんぎん)してゐる我が国を、親身に支援し被災者の救恤(きゅうじゅつ)に合力してくれる同盟国・友好国が存在すると同時に、国際社会には国の直面してゐる窮状を以て少しも容赦のたねとはしない険しい悪意も亦(また)、蠢動(しゅんどう)してゐる。即ち年来引き続いての、我が国固有の領土が近隣の国による領略の危機にさらされてゐるといふ脅威は依然として緩んでゐない。


 国際関係からくる危険のみではない。自然災害の暴威に対しても亦、国家は畢竟(ひっきょう)、「力」と決断の智略を以て国土と国民を守るより他に究極的な安全保障の手段はないのだ、といふことを、此度(このたび)の大震災が又、国民全体に再認識せしめたのだと言へよう。

 幸ひにして災害救助に出動した自衛隊3軍の士気は高く、機動力は優秀であり、それに何よりも先づ真先に災害に直面した地域の警察・消防・自治体当局でその部処にある人々の責任感と使命感の堅実さには実際頭の下る思ひを禁じ得なかつた。

 伝へられてゐる如く、直接被災した人々の間に於(お)ける社会秩序遵守(じゅんしゅ)の平常心も立派であり、かつて関東大震災の惨害を現場で目撃し、人々の冷静と忍耐に感嘆した泰西の詩人の云ふ、日本人庶民の〈高貴〉の遺伝子は健在であると思はれた。

 それに引替へ、これも亦(また)、既に言ひ尽された言説であつて筆者がここで更(さら)に付加へるまでもない注釈なのだが、現民主党政府の危機管理能力の劣悪さには、災害の猛威に対するのと同じくらゐに心胆の寒くなるのを覚えた。




 ◆災害や外寇に強い国構想せず


 この政府の最大の欠陥は、本稿の文脈に引付けて指摘してみるならば、国家主権の尊嚴といふ思想を全く持合せてゐないことである。それが欠けてゐるといふよりも、むしろそれを敵視して育つてきた無法者が、偶々(たまたま)選挙といふ仕組(しくみ)の悪戯(いたずら)で政権の座に坐つてしまつた、その凶兆が表面化したまでの話なのだらう。


 民主党の領袖達は、国民の義務を尊ぶ教育を受けることを喜ばずして、市民としての権利の主張を優先する教育を歓迎して育つた世代である。

 彼等(ら)は主権の尊嚴を基軸として国家が「強い」といふ位相を嫌ひ、国が「弱い」事態の方に自分等の市民的権利の拡張が約束されてゐるといつた妄想を奉じて、その政治家生活を送つてきたものの如くである。


 だから、彼等の想像力は災害や外寇に対して強い国の在り方を構想することができず、現実に災害が生じた時に、国土と民生の安全を守るために為政者は強くなくてはならないのだ、との道理をも理解することができなかつた。反国家的市民教育の信奉者には市民を守る力が具(そな)はらないことが、今回証明された形である。

 災害からの復興には国民教育の再興が必須の前提である。その眼目の一に、強い国の再建を目指しての主権意識の育成がある。即ち記念日を制定した上での堅実な啓蒙(けいもう)を今後更に展開したい。(こぼり けいいちろう)











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「専守防衛」が救援の足かせ

2011-04-27 09:03:23 | 日本
「専守防衛」が救援の足かせ    【湯浅博の世界読解】



http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110427/plc11042707480004-n1.htm



 1995年3月20日の朝、東京で地下鉄サリン事件が起きた。当時、ワシントンで「東京でとてつもない事件が起きた」と続報を待ち受けた。それから何時間が経過しただろう。米軍の化学処理隊が、電光石火の速さで連邦議会の前庭で派手な訓練を公開した。

 日本で都市型テロが起こったのなら米国でも起こりうる。米国を敵視する国際テロ組織に、米国で化学兵器を使ってもムダだと思わせる対テロ抑止のデモンストレーションだった。

 日本がオウム真理教によるサリン事件を忘れてしまっても、米海兵隊は専門の「化学・生物兵器事態対応部隊(CBIRF=シーバーフ)」をひそかに創設していた。

 東日本大震災による福島第1原発の危機に、そのシーバーフ部隊の140人が横田基地に派遣された。部隊は横田基地で万一に備え、陸上自衛隊の中央特殊武器防護隊との訓練を実施していた。

 米軍は他国の都市型テロでも、自国内で起きたことを想定して柔軟に組織化する。その手法を考えれば、今回の東日本大震災の緊急対応で日本は自衛隊のどんな点を補うべきなのか。


 確かに、自衛隊の初動は早かった。艦隊司令官は、「動ける船はすべて出せ」と命じて、修理に入っていたヘリ搭載型護衛艦「ひゅうが」や海外訓練に向かうエアクッション艇搭載型輸送艦「おおすみ」も動員した。3・11の翌日未明には、20隻あまりが東北沿岸の沖合に入っていたという。その後の自衛隊の活躍は報道の通りである。


 問題は自衛隊が「専守防衛」という狭い枠の中で組織されるから、島嶼(とうしょ)奪還作戦などに有用な水陸両用戦能力がないことだ。一気に兵員や車両を運ぶ大型高速船や輸送機が欠落している。


 自衛隊には敵地攻撃能力がなく、陸海空すべての攻撃システムを米軍に依存している。米軍が攻撃の「矛」を担い、自衛隊は防衛の「盾」の役割だけを装備する。その弊害が、実は震災有事に表れる。

 空自のC130輸送機に比べ、米軍のC17輸送機は約4倍の積載能力がある。沖縄の第15旅団は、車両40台を米軍嘉手納基地よりC17のべ10機で横田へ運び、陸路で宮城県の被災地に向かった。


 強襲揚陸艦エセックスが中核の海兵隊主力は、寄港中のシンガポールから南シナ海を北上、わずか4日強で東北沖に達した。陸自は陸路を切り開きながら進むが、海兵隊は海から物資を運び上げた。輸送量とスピードで米軍にかなわない。


 日米同盟の見事なチームプレーである。もっとも、中国は日米の紐帯に驚きはするが、自衛隊の決定的な弱点を見極めている。それは海から陸に接近する水陸両用戦略の欠落である。

 日本は米軍の「トモダチ作戦」を歓迎し、日米同盟の重要性を改めて気づかされた。しかし、気がつけば米国への依存心が習い性となってしまった。

 災害時の初動救援や奪われた島嶼奪還には、この水陸両用戦能力が不可欠になる。災害時には威力を発揮し、かつ戦争回避への抑止力になる。古き時代の「専守防衛」放棄を推すゆえんである。(東京特派員)

2011.4.27 07:47













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日本政府、復興税を復興後も、維持し恒久化する方針

2011-04-26 09:53:56 | 民主党
日本政府、復興税を復興後も、維持し恒久化する方針


http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1303707769/




1 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 (兵庫県):2011/04/25(月) 14:02:49.52 ID:2ujV7/Gp0● ?2BP(3)

民主党執行部は19日、東日本大震災の復興対策の財源として消費増税論に軸足を置き始めた。
菅直人首相(党代表)や玄葉光一郎政調会長らは2011年度第2次補正予算案以降に発行する復興再生債の償還財源に、消費税を充てる案を探る。
政府部内では復興にメドがついた後に消費増税を恒久化する構想もある。
ただ菅政権下での増税には野党だけでなく民主党にも異論が強い。
政権の枠組みと首相進退が絡み、調整は難航が避けられない。

 国家戦略相を兼ねる玄葉氏は記者会見で、復興債の財源について「消費税で(増税)という議論が出てくると仮定すれば、被災地への配慮は技術的には可能だ」と表明した。
18日には岡田克也幹事長が「償還財源は税以外のものはない」との考えを示し、首相も「財政再建も含めて青写真を作れれば本望だ」と発言している。執行部の足並みは増税でそろった。

 首相の本命は消費増税だ。本格的な復興財源としてこの時期に消費増税が浮上したのは2つの理由がある。


 野党が求めるマニフェスト(政権公約)の大転換による財源捻出は「政治的敗北」となるため、受け入れられない。
国債増発にも限界がある。消費増税以外の選択肢はないともいえる。

 もう一つは、参院での逆転国会をにらんで、野党を引き込む狙いだ。
参院民主党の平田健二幹事長は19日、消費増税について「社会保障との一体改革も含め議論をしなければいけない」と語った。
社会保障財源としての消費増税は自民党も提唱している。
財務省を中心に政府部内で検討してきた時限的な復興税を将来的には恒久化し、主に社会保障財源に充てる「2段階引き上げ・衣替え論」が、民主党執行部の方針と一緒になった格好だ。

http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9693819481E3EBE2E09C8DE3EBE2E6E0E2E3E39C9CEAE2E2E2;bm=
96958A9C93819499E0E0E2E38B8DE0E0E2E6E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2





5 :名無しさん@涙目です。(東京都):2011/04/25(月) 14:03:21.58 ID:vy5kcin40
普通に消費税じゃねーかよ。


6 :名無しさん@涙目です。(神奈川県):2011/04/25(月) 14:03:31.32 ID:dXOYWuQP0
やる前から恒久かよw


10 :名無しさん@涙目です。(愛知県):2011/04/25(月) 14:04:23.41 ID:lTCYy4T30
また負担が増えるのか・・・


11 :名無しさん@涙目です。(チベット自治区):2011/04/25(月) 14:04:24.27 ID:b66/WTz/0
増税の前に
東電社員と糞役人の給料下げろよ


20 :名無しさん@涙目です。(東京都):2011/04/25(月) 14:05:46.57 ID:W4FhgdEu0
政治家の人員と給料を減らす気がないってのがマジで凄いわ


21 :名無しさん@涙目です。(チベット自治区):2011/04/25(月) 14:05:57.21 ID:00kOLBML0
民主党になってからあらゆる分野で増税しかしてねえ。
マジで投票したやつ死んでほしい。


22 :名無しさん@涙目です。(千葉県):2011/04/25(月) 14:06:00.46 ID:cG/trf7a0
それ復興税じゃないじゃん
ただの増税


23 :名無しさん@涙目です。(catv?):2011/04/25(月) 14:06:07.79 ID:iRyH9iiN0
「2段階引き上げ・衣替え論」で綺麗に移行できりゃ文句ないけどね
全く信用がない


27 :名無しさん@涙目です。(チベット自治区):2011/04/25(月) 14:06:52.82 ID:mg6hAGiG0
それより、来年度のガキ手当と高校無償化の財源どうすんだよ
「はー??シラネシラネ」って態度か?


31 :名無しさん@涙目です。(関西地方):2011/04/25(月) 14:07:37.20 ID:LeXT/jeF0
消費税引き上げするなら解散してからやるって言ってなかったか?


40 :名無しさん@涙目です。(チベット自治区):2011/04/25(月) 14:08:30.19 ID:pcAmwrR20
はあ年収上がらないから一軒家買うのあきらめてマンションにするかーと思ってたけど、
マンションもあきらめるわはあ


51 :名無しさん@涙目です。(catv?):2011/04/25(月) 14:09:56.24 ID:QyOk8Aww0
復興って名前で反対しづらくしておいて
消費税恒久的に上げかよwwww
子供手当て名目での控除廃止に続く財務省詐欺だな


57 :名無しさん@涙目です。(関西地方):2011/04/25(月) 14:10:47.16 ID:vBH3TfkJ0
復興税と言う名の消費税増税か
本音と建前の好きな国だなほんと


63 :名無しさん@涙目です。(東京都):2011/04/25(月) 14:11:51.07 ID:OM9ub9Y+0
>>31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110421/plc11042123430022-n1.htm
”復興税”で解散する必要はないってさ。

枝野の「世論調査アテにならねー」発言と言い、民意の「み」の字も無くなったな。
こんなお灸政治が衆院満期まであと2年ちょいも残ってるんだから呆れる。


65 :名無しさん@涙目です。(千葉県):2011/04/25(月) 14:11:56.82 ID:sWBH9Hk3P
名前ごまかして曖昧にして馬鹿にはわからない状態で強行するのホント大好きだよな
原発事故に続きホント糞すぎるわ
まぁ復興税自体は必要だがな


69 :名無しさん@涙目です。(長屋):2011/04/25(月) 14:12:21.86 ID:NTuBMWnX0
恒久的に支給するための子供手当てご国債で
一時的に必要な復興予算を増税て賄おうとする不思議


74 :名無しさん@涙目です。(愛知県):2011/04/25(月) 14:13:22.12 ID:OhDz8SJU0
>>69
つまり子供手当てを税金で回収するわけだな


83 :名無しさん@涙目です。(大阪府):2011/04/25(月) 14:14:11.66 ID:7Z/ekbwg0
所得税増税じゃなかったのか
悪い方に舵切っちゃたようだな


100 :名無しさん@涙目です。(千葉県):2011/04/25(月) 14:15:49.91 ID:UrTVGPQL0
増税より先にやることあんだろ


101 :名無しさん@涙目です。(不明なsoftbank):2011/04/25(月) 14:16:07.62 ID:KAGd7qq50
>野党が求めるマニフェスト(政権公約)の大転換による財源捻出は「政治的敗北」となるため、受け入れられない。
>国債増発にも限界がある。消費増税以外の選択肢はないともいえる。

さらっと畳み掛けてくるな


131 :名無しさん@涙目です。(宮崎県):2011/04/25(月) 14:26:13.35 ID:AIRpR0G00
埋蔵金がたっぷりあるって09年8月末の選挙前にみのもんたがテレビで言ってたから民主党に投票しました(><;


134 :名無しさん@涙目です。(埼玉県):2011/04/25(月) 14:27:38.17 ID:SJEE/gBh0
やり方が汚すぎる
増税する時は選挙で信を問うと言ってたが
復興目的の増税だからって事でそれもなしにするのか?


142 :名無しさん@涙目です。:2011/04/25(月) 14:31:42.30 ID:jofoi5ld0
欧州なんかは税金が高くても病院が無料だったり実感できる行政サービスが充実してるけど
日本は金持ち優遇に使われるだけだからやる気がでんな
せめて天下り廃止法と年金制度保護を確約しろよ


143 :名無しさん@涙目です。(岐阜県):2011/04/25(月) 14:31:56.78 ID:m/4k7g/R0
震災を詐欺フェスト反故にする出汁にしてるな
外国人献金問題も吹き飛んだし、菅にとっては幸運だったのかもな


184 :名無しさん@涙目です。(catv?):2011/04/25(月) 14:59:00.34 ID:7sQ/8d0a0
消費税は福祉特化財源って約束じゃなかったのかよ!

いいかげんにしろ民主党!

消費税は2年後にアップして福祉特化財源にしろ。

復興税は時限措置で所得税にかけろボケ!


205 :名無しさん@涙目です。(長屋):2011/04/25(月) 15:29:14.95 ID:IUwPElMK0
消費税は復興地からも税金よ徴収するから効率悪い。
しかも後から還付しなきゃならんとか、単に仕事が増えるだけ。

最初っから所得税や法人税を上げるほうがいいぞ。


270 :名無しさん@涙目です。(東海・関東):2011/04/25(月) 18:35:51.61 ID:ljHcDBVeO
子供手当て廃止しないと増税なんて認めない
目の前に2兆円/年の金があるのに、これを使わないなんておかしい
10年凍結すりゃ20兆だぞ。つまり10年で東日本大震災並みの災害ってことだ


291 :名無しさん@涙目です。(関西):2011/04/26(火) 09:45:38.39 ID:qaQmlLLxO
お前ら、よく見てしっかり覚えておこう
政治心情・理念が『引いたら負け』しか無いという
野性動物以下の政権の末路を


292 :名無しさん@涙目です。(長屋):2011/04/26(火) 09:46:36.04 ID:AgppUabiP
消費税より所得税の見直しを!
1980年の所得税は
10%から75%の(19段階)の累進課税
現在
10%から37%の(4段階)の累進課税

これが財政赤字をうんだ原因
所得税を安くして消費を生み出すのが成功したのはバブルの時だけ
その後は金持ちは貯蓄に
間接税のほうが消費が冷え込む


295 :名無しさん@涙目です。(内モンゴル自治区):2011/04/26(火) 09:52:01.96 ID:hfqsdrk9O
これ、この機会に生活必需品と贅沢品の税率を変える方向にはならないの?


296 :名無しさん@涙目です。(愛知県):2011/04/26(火) 09:52:40.41 ID:4fVeVOm70
消費低迷が一層すすむだけだなw
こんなん導入されたら最低1年は物一切買わないからなw
老人ども、公務員どものために消費する位ならとことん貯め込んでやるわw













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枝野氏を代表に民主党若返りを

2011-04-25 09:51:52 | 正論より
4月25日付     産経新聞【正論】より


枝野氏を代表に民主党若返りを    比較文化史家、東京大学名誉教授・平川祐弘氏


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110425/plc11042503290001-n1.htm



◆危機での指導力で石原4選

 
東日本大震災は「日本国難」と中国の新聞も報じた。テレビで繰り返された津波の物凄(ものすご)さに息を呑(の)んだが、私は福島第1原発の報道に一喜一憂している。一難去ってまた一難という緊張の1カ月が経(た)ち、当初の楽観的予測と違って原子炉は制御不能のままである。


 だが、知事選は行われ、都知事には選挙運動もせず石原慎太郎氏が選ばれた。石原氏には危機に際し陣頭に立つ素質があると多数が感じたからだ。16年前、阪神・淡路大震災の際は自衛隊の出動要請をためらう左翼政治家が政府中枢にいた。11年前の9月1日、石原知事が自衛隊に防災訓練への協力を要請するや、朝日新聞は社会面で冷笑した。だが、常識ある人はそんな左翼新聞の擬似(ぎじ)平和主義的シニシズムを黙殺し、国内外の苛烈な事態を正視して、歯に衣(きぬ)着せず直言する石原氏を支持した。


 石原氏は、選挙演説こそしなかったものの、沈着にホースを敷設し格納容器に向けて放水したハイパーレスキュー隊員に声涙ともに下る感謝のスピーチをした。そこには真実な感動があった。佐藤康雄警防部長、富岡豊彦、高山幸夫の両総括隊長以下の消防隊員の凛々(りり)しい表情を見て、私の脳裡(のうり)によみがえったのは、戦争中の日本で見かけた勇士たちの顔である。




 ◆戦後忘れかけていた勇士らの顔


 それは戦後私たちが久しく忘れていた面立ちであった。護国の隊員が先頭にたって放水作業を行ってくれたからこそ、事故現場で作業員もまた作業を続けてくれるのだ。禍を福に転ずべく、日本がこの機会に勇士を勇士として尊敬する社会に立ち直ってくれることを私は子孫のために願う。そしてそのためにも、第一線で活躍する人が被曝(ひばく)することのないように周到な注意を払っていただきたい。

 1923年の関東大震災の後に天譴(てんけん)といわれた。中国では76年に毛沢東が死ぬ前に唐山大地震があり、やはり天譴といわれた。施政が悪いから天罰が下ったと民衆は感じたのである。今回の大災害に際して、だらだらと戦後体制を維持してきた日本国民に対する天の警告と感じた人がいたとしても不思議はない。3月11日以後、テレビは真面目になった。辛抱強い東北の人たちはわずかの救援にも感謝を述べる。胸を打たれる。現地入りした米女性キャスター、ダイアン・ソーヤー氏が感動する。


 日本のテレビ画面からコマーシャルが消え、「こころは誰にも見えないけれどこころづかいは誰にも見える」と繰り返し流している。それを冷笑する人もいるが、私は震災以後、電車で前より皆が席を譲ってくれる事実を老人の身にしみて有難(ありがた)く感じている。NHKのアナウンサーの真面目な落ち着いた口調が印象に残る。だが、このような日本人の連帯感はいつまで続くのだろうか。スペインのテレビも伝えた天皇陛下の被災者慰問のお言葉を日本のテレビはなぜもっと伝えないのだろうか。


 被災した民衆に世界の同情が集まり、賛辞が中国大陸からも聞かれるのは有難い。それと対照的に内外で「無能」と評判が悪いのが指導力に欠ける菅直人政権であり東電である。菅内閣は安全保障会議も開かず、緊急事態の布告もしない。このような災害にいかに対処するのか、指揮系統も判然としない。災害に乗じて官邸に復帰した仙谷由人官房副長官は、テレビカメラの前で笑みをこらえていたが、支持率が低迷していた内閣が大地震が発生したおかげで延命できたとほくそ笑んでいるのか。




 ◆原発後手で無能な政府と東電


 原発事故では、技術的対策は当初から最悪事態を予想してさまざまな手をうつべきではなかったのか。いろいろな手当てが後手に回っている印象を受けるのはなぜだろうか。誰が現地の総指揮官で誰が参謀なのか。それでも、民主党政権は自衛隊や米軍に協力を要請して、国民はその活動に謝意を表している。これは進歩である。


 かつて大江健三郎氏は女子大生に向かって「自衛隊員のところへお嫁に行くな」と言った。そんな職業差別的な発言が許されたのは、背後に大江氏を担ぐ左翼系大新聞があったからだ。だが、そんな氏の思想界における運命は、政界における土井たか子氏やその補佐官だった辻元清美氏のようなものだろう。現政権を担う左翼秀才の面々は大学紛争の闘士たちである。日本国内でかつてはもてたかもしれないが、今やもてない。


 問題が深刻なのは、これが特定個人の資質の欠陥というより、日本の戦後民主主義の教育情報環境の中から出てきた秀才たちだからこうなったのだという、構造的欠陥のせいであることだ。鈍才だから妙な政治的判断を下すのではない。彼らは、戦後日本のずる賢い優等生で、左翼系大新聞の論説通りに行動してきた。左翼系大新聞の模範解答通りの答えをいうことで政権の座に就いたのである。

 ただ、そうした人たちの中にあって、枝野幸男官房長官の説明については、事態の軽重を弁別し、言葉が足りる、と私は感心している。早くこの人を代表にして民主党は若返りをしてもらいたい。(ひらかわ すけひろ)













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国家と共同体を心に刻みつけた

2011-04-21 14:21:10 | 正論より
4月21日付     産経新聞【正論】より


 国家と共同体を心に刻みつけた    拓殖大学学長・渡辺利夫氏


http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110421/dst11042103060000-n1.htm



 私の上半身にはいくつもの火傷(やけど)の痕がある。大戦時の空襲により真っ赤に燃える甲府の街を恐怖に震え逃げ惑いながら負った火傷である。母の里に避難した後、我(わ)が家のあった辺りに戻った私の目の前に広がっていたのは、2つの地場の百貨店が黒く焼け爛(ただ)れて立っているだけ、他は延々の焼け野原であった。

 東日本大震災、津波が黒く巨大なエネルギーの塊となって太平洋側の町や村を次々と飲み込み吐き捨て残していった瓦礫(がれき)の山は、幼少期の経験と二重写しとなって私のトラウマを呼び戻す。「第2の敗戦」である。

 大震災以前、多くの日本人は国家と共同体に価値を求めず、自由な個として生きることを善しとする気分の中に漂っていた。国家とは口にしにくいから市民社会と言い、国民とも言いにくいので市民と言うような気分である。地球市民などという迷妄の用語を弄ぶ政治家さえいた。私はそういう気分のことをポストモダニズムと呼び、こんな軽薄な気分ではナショナリズム鬱勃たる中国、ロシア、朝鮮半島を近在に擁する日本は彼らと共存することさえ難しいと本欄を通じ何度も主張してきた。




 ≪感銘与えた自衛隊などの献身≫


 実際、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件、ロシア首脳の国後島訪問、北朝鮮軍による韓国・延坪(ヨンピョン)島砲撃事件と、日本の安全を脅かすことごとが起こったものの、民主党政権は主権国家としてのまともな対応を何もしないままに打ち過ごしてきた。のみならず、日本の安全を保障する唯一の制度的装置たる日米同盟を危殆(きたい)に貶(おとし)めて恬然であった。国家観念の希薄な政権中枢部にあっては、国益とは何かが不分明だったのであろう。

 しかし、東日本大震災がまぎれもなく顕現したのは「国家」であった。このような非常事態に際しては情報収集と危機管理を徹底して一元化し、国民的な力をみずからに引き寄せて事に当たる政治的凝集力が不可欠である。司令塔たるべき官邸のこの面における対応は信じ難いまでに拙劣であった。その責任はいずれ糾弾されねばならないが、いまは言うまい。

 司令塔は機能麻痺(まひ)状態にありながら、それゆえ行動展開には難があったのだろうが、自衛隊、消防、警察、海保などの犠牲を厭(いと)わず被災民の救済に献身する姿に感銘を覚えなかった者は少なかろう。自衛隊は総隊員数の半数10万人余を出動させ、生ける者は能う限り救助し、死せる者は積もる瓦礫を掻き分け探し求め、埋葬に携わって不眠不休の1カ月に耐えた。この光景の中に人々は国家というもののまぎれもない存在を心に深く刻みつけたに違いない。

 米軍は2万人近い兵力を投入、空母ロナルド・レーガンをはじめ20隻の艦艇、140機の航空機をもって救助活動を展開した。日米同盟という国家関係があったればこそである。日本は救助されねばならない国家だ、米国にそう認識させる何ものかを日本という国家はもっていたのである。国家なき市民社会などいう物言いがいかに虚妄であったかは自明である。




 ≪1杯のうどん譲り合う避難所≫


 東日本大震災が露(あら)わにしたもう1つは共同体の強靱(きょうじん)性である。共同体なくして人は人生を全うできない。この余りにも当たり前のことをわれわれは忘れ、個として生きることが善きことであるかのような幻想を抱いてこなかったか。温かいうどんが配られると聞いて避難所前に整列した人たちが、配られるのは20数杯だと言われて、受け取ったうどんの茶碗(ちゃわん)を後ろの人に渡し、渡された人がさらに後ろの人に渡していって最後には老人と子供にこれが行き着くといった光景をみて、私の胸はつまる。

 共同体を共同体たらしめている精神と原理が、東北地方の農漁村の共同体の中には、しなやかにも生きていたのである。共同体を蘇生(そせい)させねばならない。全うな共同体に支えられずして、全うな国家が存立できるはずはないからである。政権中枢部のぶざまな不作為は、被災地住民からなる共同体の忍耐強い相互扶助によって、辛くも救われているのではないか。




 ≪「天罰」ではなく「天恵」に≫


 日本人の精神の一番奥深いところにある共同体の精神と原理が消失していない以上、いずれ被災地は復興するに違いない。長い平成不況の中を漂い、かといって食うに困るわけでもなく、ただ寡黙に沈殿してきた日本の国民に、国家と共同体の重要性を悟らせたものが東日本大震災であったとすれば、これは「天罰」ではなく「天恵」であったと受けとめねばならない。

 「被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体(からだ)を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者とともにそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています」

 陛下のこのお言葉の中に、私どもが求めねばならない国家共同体のありようが、深々と表出されていると私は思うのである。(わたなべ としお)









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1日で破綻!東電“超楽観”工程表、高濃度放射能またまた想定外?

2011-04-20 10:43:33 | 日本
1日で破綻!東電“超楽観”工程表、高濃度放射能またまた想定外?


http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110419/dms1104191629018-n1.htm



 東京電力が17日に発表した福島第1原発の事態収束に向けた「工程表」が早くも破綻した。放射線量の着実な減少(ステップ1)に3カ月、放出を管理し大幅抑制するのにさらに3-6カ月(ステップ2)と初めて具体的な作業工程を明示したものだが、発表からわずか1日でスケジュールの変更を余儀なくされていることが分かったのだ。東電幹部と政府首脳はまた「想定外」を連発するつもりなのだろうか。


 工程表では、事態収束まで最長9カ月とされている。それなりの長期間ではあるが、それでも「来年までの我慢か」と自らを納得させた人も多いだろう。だが、その思いは1日で崩れた。

 東電は18日、2号機の使用済み燃料プールからあふれた水を受け止めるタンク内の水から、高濃度の放射性物質を検出したと発表。プールに保管されている燃料が損傷した可能性があるため、近くで作業するには新たに遮蔽の作業が必要となる。4号機でも、新たに原子炉建屋の地下で深さ5メートルのたまり水が発見されており、発表翌日にして計画通りの対策実施は事実上困難となった。


 こうした事態を予測したのか、勝俣恒久・東電会長は工程表を発表した17日、日程の確度を問われた際に「自信はない」と語っていた。菅直人首相も「これで一歩前進かな…」と確答を避けており、東電と政府の“甘すぎる見積もり”は発表時点で予想されていた。


 米FEMA(連邦緊急事態管理庁)の外郭団体IAEM(国際危機管理者協会)の国際コーディネーターで、日本戦略研究フォーラム復興支援・国際連携室室長の唐川伸幸氏はこう苦言を呈す。

 「1、3号機の格納容器や2号機の圧力抑制室が正常な状態なら、クールダウン(=冷却安定化)に9カ月、燃料棒除去に6カ月が妥当ですが、今回は原発のユニット全体が破壊されておりクールダウンにもっと時間がかるのは確実。燃料棒除去にしても、部分メルトダウンによる放射能漏れがひどく、ロボットによる作業は不可避。地震も続いており、最低2-3年はかかると推測され、見通しが甘すぎると言わざるをえない」


 さらなる暗雲も立ちこめている。米国製の遠隔操作ロボット「パックボット」が約50分かけて1、3号機建屋内部の線量調査を行った結果、それぞれ毎時10-49ミリシーベルト、同28-57ミリシーベルトを記録。2号機はさらに高濃度であることが推測されており、工程表に基づく作業員の作業時間がほとんど確保できないことが確認されたのだ。作業員の被曝量には限界があるため、それなりの技術を持つ交代要員が必要だが、今後の人員確保の見通しは工程表には反映されていない。

 大量の注水作業の継続により、格納容器にたまった汚染水の漏出リスクも続く。汚染水を集めて保管する集中廃棄物処理施設の受け入れ準備が整ったとして、東電は早い段階での移送を始めることにしているが、大量の水が注入されて巨大な重量となった格納容器の強度は未知数。移送と前後して、破損箇所が拡大し、汚染水が大量漏出する事態となったら…。


 原子炉設計が専門の川島協・前九州東海大学長は、「(工程表が)荒唐無稽とは言わないが、期限を決めて作業を完結するのは決して簡単ではない」と懐疑的だ。

 「4つの原子炉の損傷状況が判然としない中、相手は目に見えない放射性物質。構造を熟知し、現象を一番よく分かっている東電の工程表が、十分な分析の下に策定されたタイムリミットなのか、あるいは単なる“腹づもり”なのか。うまくいくかどうかは、やってみないと誰にも分からないというのが実態だ」

 川島氏は工程表の中でも、ステップ2の「3~6カ月」の幅に着目。この3カ月の幅が、東電が考えている事態収束に向けての“不確かさ”という。





 ■安全委は早くも白旗


 仮に、破損状況が外部から推測するより軽かったとしても、タービン建屋の地下だけで6万トンに及ぶ汚染水の処理という難題が待ち受ける。原子炉の構造がまったく違う仏原子力大手、アレバ社の“助言”に政府が振り回されて、さらに現場が混乱する恐れもある。

 「東電は、ゴールをもっと前倒ししたかったのかもしれませんが、この幅を長いとみるか短いとみるかは判断が分かれるところ。被害の全容がいまだにはっきりせず、条件も刻々と変わる中での発表だけに、東電も相当の覚悟を持ってこれだけの幅で時間を区切ったと信じたい」とわずかな期待を示す川島氏。一方で、「(9カ月で)やってくれとしか言いようがない」とも話す。


 しかし、内閣府原子力安全委員会の班目春樹委員長は18日、「(工程表の実現は)相当のバリアがある。スケジュールありきで安全がおろそかになることは避けてほしい」と語るなど、発表翌日に早くも“白旗”をあげた。

 現地では巨大な余震が頻発。夏には風向きが変わり、秋には台風が襲来する可能性も高い。再び大量の放射性物質拡散を起こせば、日本は間違いなく世界から猛批判を受けるだろう。

2011.04.19











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菅マヌケ震災でも中国優遇…支援の裏で“スパイ”活動も

2011-04-19 22:18:05 | 菅直人
菅マヌケ震災でも中国優遇…支援の裏で“スパイ”活動も


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110419/plt1104191149000-n1.htm


 昨年9月、沖縄・尖閣沖で起きた中国漁船衝突事件で、那覇検察審査会は18日、公務執行妨害容疑で逮捕され、那覇地検が起訴猶予処分(不起訴)とした中国人船長を起訴相当とする議決を下した。菅直人政権の「中国優遇」ぶりが取り沙汰された事件だが、東日本大震災でも、菅政権の中国“特別扱い”は問題視されている。

 「外交関係のけじめをつけるためにも(起訴相当)を議決した」

 検審は議決書にこう付言した。菅政権の外交姿勢への批判が感じられるが、菅首相に反省はなさそう。震災への支援に感謝するため、中国にだけ首相特使を派遣したのだ。


 特使を務めたのは笹森清内閣特別顧問。今月10日に訪中し、11日に北京で戴秉国国務委員と会談。胡錦濤国家主席あての首相親書を渡すとともに、中国政府の支援に謝意を伝えたという。12日には、菅首相自身が中国の温家宝首相に電話し、感謝を述べている。

 今回の震災で、中国は3月13日にレスキュー隊員15人を派遣。ガソリン1万トンやディーゼル油、テント、毛布などの支援物資を提供してくれた。日本人としては素直に感謝したいが、こうした支援をしてくれたのは中国だけではない。


 外務省によると、諸外国・地域・国際機関からの救助チーム・専門家チームの受け入れは23。諸外国などからの物資支援は37にのぼる。特に、同盟国である米国は地震直後に空母「ロナルド・レーガン」などを被災地沿岸に急行。「トモダチ作戦」と名付け、大規模な支援作戦を展開した。菅首相は3月30日、オバマ大統領に電話で感謝を伝え、今月17日に来日したクリントン国務長官にも謝意を述べたが、特使を派遣した記録はない。


 その一方で、菅政権は震災直後、世界各国から緊急救助隊が駆け付けるなか、中国と韓国の救助隊だけを外務副大臣が空港で出迎えている。自民党閣僚経験者は「民主党の『親中疎米』という本音がよく分かる」とあきれる。


 ただ、中国は支援の裏で、したたかな動きも見せている。公安関係者は次のように語る。

 「中国のレスキュー隊員15人は、岩手県大船渡市で活動した。救援活動も一生懸命やってくれたようだが、被災地の様子や自衛隊の活動状況などをカメラで数多く撮影していた。警察関係者の中には『まるで諜報活動だ』ともらす者もいた」


 自衛隊が10万人規模の部隊を被災地に投入していた3月26日午後には、南西諸島西側の東シナ海の日中中間線付近で、中国の海洋調査船搭載ヘリコプター「Z9」が、警戒監視中の海上自衛隊の護衛艦「いそゆき」に急接近するという“事件”もあった。


 外交安保が専門の日本政策研究センターの濱口和久研究員は「世界各国の支援を受けながら、1カ国にだけ首相特使を送るのはおかしい。特に、米国は内心おもしろくないはず。民主党外交には『中国に接近して米国を牽制する』というフシがある。中国はそんな民主党を試すように挑発している。民主党のこうした外交姿勢には、国民も不信感を持つのではないか」と語っている。

2011.04.19









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ヒラリー来日で菅政権にクギ「原発対応ひどい!情報出して」

2011-04-19 09:13:57 | 菅直人
ヒラリー来日で菅政権にクギ「原発対応ひどい!情報出して」


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110418/plt1104181219001-n1.htm


 ヒラリー・クリントン米国務長官が17日来日し、菅直人首相や松本剛明外相らと会談した。東日本大震災や福島第1原発事故の復興・収束に向けて、日米両国が協力をしていくことを約束したが、来日の真の目的は原発情報を明確に出さない菅政権にくぎを刺すことだったという。

 「今回のクリントン氏の来日は、震災のお見舞いと今後の相談。内々に『原発情報をきちんと出してほしい』と直接言い伝えにきたようです」


 ホワイトハウスや米国務省の高官に知己が多い国際関係学研究所の天川由記子所長はこう語る。天川氏は、クリントン氏の先乗りで来日した米政府高官から真意を聞き出したという。

 クリントン氏は17日昼過ぎ、特別機で羽田空港に到着した。菅首相や松本外相と会談後、皇居を訪問して、天皇・皇后両陛下に大震災に対するお見舞いの言葉を伝えた。わずか5時間の滞在で日本を後にした。


 天川氏は先週まで1カ月、訪米していた。米政府高官から「大震災に対するお見舞いや同情の言葉をたくさんもらったが、それに匹敵するくらい『原発対応はひどい』『菅政権は何をやっているのか』という言葉を聞かされました」といい、こう続ける。


 「米国は事故直後から無人偵察機などを飛ばしてデータを収集し、『全面的に協力する』『(原発処理の)ノウハウがある』と申し出たが、菅政権は『自分たちで解決できる』と断ったそうです。ところが、しばらくして『助けてほしい』と言い始めた。米政府高官は『最初の判断ミスだ』『危機管理能力がなさ過ぎる』とウンザリしていました」

 「前任の鳩山由紀夫政権に対する不信感が強すぎたため、昨年6月の菅政権発足直後、米政府高官らは『菅首相はリアリストだ。現実に沿った政治や外交ができる』と期待していました。しかし今回の原発事故で、期待は失望に変わった。『小泉純一郎氏が首相なら、こういう判断はしなかっただろう』という意見も聞かされました」


 菅首相は、強いリーダーシップを維持して、首相を5年半務めた小泉氏を強く意識しているといわれる。米政府高官が2人を比較していたとは皮肉なものだ。


 天川氏は、米政府内に広がる「技術大国・日本」への不信感も指摘した。

 「ある高官は『事故から1カ月たつのに事態収拾の見込みが立たないなんて信じられない。日本の技術はそんなものなのか?』と話していました。放射性物質が含まれた汚染水を太平洋に放出したことも『Terrible(恐ろしい)』と表現していた。原発だけでなく、日本の輸出製品全体に悪影響を及ぼしかねません」

 クリントン氏の“脅し”で少しは目を覚ましてほしいが…。

2011.04.18









菅“厚顔無恥”原発対応で開き直り!「全ては知らないが…知見ある」


http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110418/dms1104181549015-n1.htm


 参院予算委員会は18日、菅直人首相が出席して集中審議を行った。菅首相は、批判が殺到している福島第1原発事故への対応について、「しっかりとやっている」と自画自賛。さらに、原発事故を想定した昨年秋の防災訓練の中身を忘れていたことを暴露されながらも、「私が細かいところまで承知していない」と開き直ったのだ。


 いったい、菅首相はどれほど、ずぶとい神経をしているのか。

 自民党の脇雅史参院国対委員長は集中審議で「国民の7、8割が首相にリーダーシップがないと言っている。なぜか?」と質問した。毎日新聞の最新世論調査では、78%が菅首相は指導力を「発揮していない」と答えている。これらを念頭に置いての質問だ。


 しかし、菅首相から返ってきたのは自慢話のオンパレード。

 「事実をぜひ、国民のみなさまにもみていただきたい。震災後、2つの本部を作った。自衛隊に指示して、自衛隊はすぐ現地入りした。初動が遅れたという指摘は当たらない。十分な対処ができている」


 原発事故についても「原子力災害対策特別措置法に基づいて、内閣として、しっかりしたことができている。全力を挙げてやっている」と胸を張ったのだ。


 ただ、あぜんとするようなボロも発覚した。

 脇氏が、菅首相を本部長として、昨年10月に行われた「原子力総合防災訓練」について、「どういう想定で行われたか覚えているか?」と質問したところ、菅首相は「いろいろな事態を想定したはず…」などと、明確に答えられなかった。


 これに対し、脇氏は「非常用冷却装置と複数の設備故障により、放射性物質が放出されたときを想定だった」と指摘。まさに今回の原発事故と同様のケースであり、脇氏は「本当に記憶はないのか?」と詰め寄った。

 菅首相は自身の不覚をわびることもせず、「私が細かいところまですべてを知っているかと言われれば、承知していない」と開き直り、「東海村の臨界事故や、チェルノブイリなどは、私なりに知見を持っている」と話題をそらした。

 どうして、ここまで厚顔無恥になれるのか。

 脇氏は「真摯に反省せずに言い訳をする。国民は見透かしている。国民に頭を下げるべきだ」と厳しく指摘した。


2011.04.18














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