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ニッポンのゆる~い日常

公立高校修学旅行先1位 沖縄での反日教育の実態

2016-07-19 21:53:19 | 日教組
公立高校修学旅行先1位 沖縄での反日教育の実態


http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160719/dms1607191849011-n1.htm


修学旅行は生徒たちの楽しみの一つであり、社会のことを学ぶ重要な機会だ。だが、公立高校の現役校長・森虎雄氏は、「修学旅行には子供たちに“反日”をすり込む様々な罠が仕掛けられている」と警鐘を鳴らす。



 * * *



 高校生が待ちわびる修学旅行は「反日・自虐教育のメーンイベント」と化す一面があります。公立高校の現役校長である私は、その現場を何度も目撃してきました。

 反日修学旅行の担い手は、教職員組合に所属する「組合教員」や、自らも「自虐史観」教育を受けてきたノンポリ教員です。組合教員が特定のイデオロギーに基づく「平和教育」を推進し、国家観のない事なかれ主義のノンポリ教員が追従する構図です。

 かつて、反日修学旅行の実践の場は、広島が主流でした。社会科教員だった私は1992年に修学旅行の担当者として生徒たちと広島を訪れ、被爆者の声を聞き、平和記念公園にある資料館を見学しました。


 旅行前には日本の戦争加害について教える“平和教育”が行われました。その時、ノンポリ教員が「私は日本人に生まれたことを恥ずかしく思います」と生徒の前で発言したことが忘れられません。こうした自虐史観を育むことこそ、反日教育の大きな目的なのです。


 最近は、公立高校の修学旅行先として沖縄が1位になっています。実際にそこでどのような反日教育が行われるかを紹介しましょう。


 まず、修学旅行に先立つ「事前学習」として、私の赴任校では「ひめゆり学徒隊」の生存者・Kさんの講演が行われました。


 そこでKさんは次のように言いました。


 〈日本兵は沖縄県民を守りませんでした。自衛隊だって戦争になったら皆さんを守りませんよ。この学校だってどうなるかわかりません〉



 一方的な発言ですが、これは序の口です。数年前、教頭として引率した沖縄への修学旅行では、初日に沖縄戦の戦跡を巡りましたが、最初に驚いたのはバスガイドの解説です。


 バスが米軍基地の近くを通ると「基地周辺は騒音と米兵の犯罪に苦しんでいる」「普天間基地がなくならず、沖縄県民が犠牲になっている」など、反日・反米発言を繰り返していました。


 あまりの偏向に、どこでガイドの内容を学んだか尋ねると、彼女は「バス会社が招いた大学教授や郷土史家から講義を受けた」と答えました。特定思想を持つ“有識者”が若いガイドに一方的な歴史観を吹き込み、彼女たちに代弁させる。そんな構図が見えてきました。



 その後訪れたのは、沖縄戦で米軍から激しい攻撃を受け、日本兵と現地住民が一斉に逃げ込んだガマ(避難壕)です。入り口には60代と思しき地元の女性ガイドが待ち構えており、ガマの説明もそこそこに日本兵をこう糾弾しました。


 〈日本軍は沖縄の住民が邪魔になり、民家に手榴弾を投げて殺した〉


 〈日本軍は中国各地で中国人を殺しまくり、女性を手当たり次第レイプした〉


 いずれも史実で確認されていない話です。


 ガマに入るとガイドは懐中電灯を消すよう指示し、暗闇の中で「ここで日本兵は死ぬ前に『お母さん!』と声をあげたんだよ」とおどろおどろしく話しました。恐怖で数人の女子生徒が泣き始めたほどです。さらには「憲法九条があるからこれまで日本は平和だった」と言い切りました。



 続く沖縄県平和祈念資料館には、沖縄戦の凄惨さを煽り、“日本の戦争は侵略戦争”と印象づける展示物が並びます。館内を教職員組合出身の元教師が歩き回り、修学旅行生に自虐史観を植え付けていました。


 私の経験上、真面目な生徒ほど、こうした案内人の偏った説明を真に受けてしまいます。旅行後のアンケートで「ガマのガイドの話をどう感じたか」と問うと、多くの生徒が「地元住人の言うことだから本当にあったのだろう」と答えました。


 高校生が戦地を訪れて体験者の声を聞き、戦争の悲惨さを学習するのは有意義なことです。しかし、史実を無視した説明と政治的な発言は看過できません


 沖縄から戻った私は観光バス会社とガマのガイド団体に抗議文を送りました。バス会社は「不適切なガイド」を認めて改善を約束しましたが、ガマの団体から返信はありませんでした。




 ●もり・とらお/1956年、東京都生まれ。上智大学文学部卒業。明星大学大学院人文学部研究科教育学専攻修士課程修了。公立高校の教員、教頭・校長を歴任し現職。森虎雄のペンネームで出版した著書『反日日本人は修学旅行でつくられる』が話題に。

 ※SAPIO2016年8月号


2016.07.19










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【民団】レイシスト桜井誠が都知事選出馬 在日「日本人だけで日本が成り立つとでも?日本は末期症状だ」「レイシストに必ず打撃を」

2016-07-15 10:56:03 | 北朝鮮・韓国
【民団】

レイシスト桜井誠が都知事選出馬 在日「日本人だけで日本が成り立つとでも?日本は末期症状だ」「レイシストに必ず打撃を」


http://gensen2ch.com/archives/63434270.html

http://mint.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1468492485/


1: 動物園φ ★ 2016/07/14(木) 19:34:45.54 _USER

<都知事選>ヘイトSの場に!?…レイシスト出馬表明に同胞ら「必ず打撃を」

 14日に告示(31日投・開票)される東京都知事選挙に、在特会(在日特権を許さない市民の会)の元会長・桜井誠氏が出馬を表明したことに対し、民団団員ら在日同胞は「公職選挙の場をヘイトスピーチの芝居小屋に貶めるもの」と猛烈に反発している。

 桜井氏は6月29日に都庁で開いた記者会見で「在日外国人への生活保護支給停止」「反日ヘイトスピーチ禁止条例制定」などを公約に掲げ、「地方自治体はヘイトスピーチ対策法にのっとり、それに応じた施策を行う義務がある。どう対応するのか」の質問には、「対策法は単なる理念法。在日韓国人が出ていけば解決する問題だ」と逃げた。

 同氏は「都民に(自説を)訴えることが目標」とし、「(自分の)武器は街宣だ。この武器を120パーセント活用して戦っていく」と語ってもいる。都知事選をヘイトスピーチの場にすることを自ら宣言したものだ。

 これまでのヘイトスピーチは対策法の対象となり、警察当局が目を光らせるほか、阻止・中止に追い込むカウンター行動も可能だ。だが、選挙活動となれば手厚く守られる。公職選挙法の225条・230条は、多数が集合して交通や集会・演説を妨げるなどの行為は罰するとしている。

 その半面、施行されたばかりの対策法はどうなのか。同法の理念から「政見」を騙ったヘイトスピーチは許されないとしても、線引きは容易ではなく、働き方が見えてこない現実に、団員らのうっ憤は募る一方だ。

 文光秀さん(52・新宿区)は「東京五輪(2020年)の顔を選ぶ選挙でもある。なぜ差別主義者が出てくるのか。『恥の文化』をもつ日本人の奥ゆかしさがどんどん失われていく」と嘆き、「ならず者の能書きと『言論の自由』は峻別されるべきだ」と指弾する。

 鄭理恵子さん(61・西東京市)は、「『在日特権』というデマを、あらゆる媒体を利用してばら撒きたいのだろう。現実の多文化共生を否定し、日本が日本人だけで成り立っている時代錯誤にとらわれた者が選挙? 日本の民主主義も末期症状だ」と論じる。

 「ふざけるなの一言につきる」という曺明さん(67・新宿区)は、「ヘイトデモが下火になっているのを挽回しようと花火を上げたいのだろう。有権者ばかりか日本そのものを愚弄するものだ」と指摘。郭邦植さん(62・足立区)は、「レイシストが出馬できないような社会的雰囲気がほしい。定住外国人は地域をともに構成する住民であり、差別は許されないとの意識を学校・社会を通して育むべきだ」と強調した。

 活動的な団員の多くは、前回の都知事選で極右でありながら、20・30代の支持を得て61万票(得票率12%)を集め、「超善戦」した田母神俊雄氏の前例を意識している。「桜井氏は落選運動の対象にもならない」とする一方、ヘイトスピーチが公然と展開されていいのか、これを都民に問うべく情報発信を続け、レイシストに打撃を与えずにはおかない決意を固めている。

(2016.7.13 民団新聞)

http://www.mindan.org/front/newsDetail.php?category=0&newsid=22138



2: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:36:04.34

ほー、民団新聞か。



16: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:39:03.39

まぁ都知事選に外国人は関係無いからなぁw




23: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:40:05.27

レイシストは民団だろうが、バカチョン!




24: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:40:57.66

桜井は当選しないだろうが、バンバン街宣して欲しい(=゚ω゚)ノ
マスコミが無視できないぐらいまでもってきてくれたら最高!



29: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:42:47.91

>東京五輪(2020年)の顔を選ぶ選挙でもある。なぜ差別主義者が出てくるのか。『恥の文化』をもつ日本人の奥ゆかしさがどんどん失われていく」
何が日本人の奥ゆかしさだ
日本人が大人しいのを利用して散々悪さしてきたくせに




30: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:42:54.85

小池だな。
票割りたくないし



31: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:42:54.89

効いてる効いてる




35: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:43:10.53

日本人だけで成り立つよ
在日は安心して帰国すればよろしいw



41: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:44:37.02

さすがにこれは日本人差別だろうw
古来からずぅっと日本人だけでやってきたんだから
先人もたまには間違うこともあったけどなw




42: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:45:15.91

だから桜井は勝てねえって
どれくらいの票が入るかってのが注目点なだけで、チョンには関係も影響もないだろ
いったい何を恐れているんだ




44: ぴらに庵 ◆/oBAKA4wpQ 2016/07/14(木) 19:45:26.30

在日韓国人って日本の選挙に口出しするほど礼儀知らずな害悪外国人だったのか。
出ていって当然じゃないか。




53: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:49:35.67

日本人だけなんて言ってないだろ
日本に住んでるのに日本が大嫌いな人はお帰りくださいって言ってるだけで



65: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:51:23.45

仮に日本人だけで成り立たないとしても別にチョンである必要はない



69: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:52:01.25

居ないほうがもっと成り立ちますけど




72: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:52:13.57

こういう記事を見てるといい候補者なんだと実感するな




85: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:55:06.40

これ以上日本人を変えようとか考えないで日本から出て行ってくれないかな?




86: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:55:46.45

試しに全員で帰国してみろや




87: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:56:06.99

朝鮮人が日本の選挙に口を出すな
外国人と共生するかしないかは、お前らが決めることじゃない




88: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:56:15.29

そもそも外国人参政権与えて国がつぶれたら責任はだれとるんだってこと
韓国だって参政権は一部しか与えてないじゃないか!




106: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:58:35.71

定住外国人wwww 旅行者が何か勘違いしとるわwwwwww




110: <丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん 2016/07/14(木) 19:59:28.00

✕ 外国人が要らない

○ 朝鮮人が要らない















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鳥越氏、「特異」な発言に注目集まる 「準備不足」だけが原因なのか

2016-07-14 09:28:40 | 社会時事
鳥越氏、「特異」な発言に注目集まる 「準備不足」だけが原因なのか【都知事選2016】


http://www.j-cast.com/2016/07/13272439.html?p=all


「究極の後出しジャンケン」で東京都知事選(2016年7月14日告示、31日投開票)への立候補を表明したジャーナリスト・鳥越俊太郎氏(76)だがその発言や主張に各方面から「クエスチョンマーク」がつき始めた。

討論会や記者会見でも質問内容とかみ合わない答えをし、選挙公約には「がん検診100%」を掲げた。告示直前の立候補で準備不足が原因と言う見方もあるが、ネットではその特異さや不安定さに疑問を向ける声が上がっている。




◇「知りません」「関心ありません」連発


鳥越氏の不安定な発言は、7月12日の出馬会見冒頭から見え隠れしていた。「私は昭和15年の生まれです。終戦の時20歳でした」とプロフィールを述べたが、これは誤りで、終戦時に鳥越氏は5歳だった。

会見中にも、東京都の出生率について「他のところよりは高いとは言われてますけれども。それでも当然まだ出生率1.4前後です」と事実誤認を露呈。数分後、話の流れを断ち切って「その前にちょっと待って。その前に、僕ね、東京の出生率1.4とか言ったんだけど、今、事務の方から『東京出生率は1.1なので、全国最低です』というメモが入りました。すいません、私の間違いでした」と謝罪した。


それに加え、会見では「知りません」を連発。東京五輪・パラリンピックの経費は「知りません、正直言って」。都知事選の争点を問われても「僕、残念ながら、自民党からお出になっている増田(寛也)さんと、それから小池(百合子)さんの公約について読んでおりません。関心がなかったから」。韓国人学校のための都有地貸し出し問題についても「ちょっと私、具体的に知りません」と答えられなかった。

不安定な受け答えは、一部メディアに「準備不足」とも報じられた。文芸評論家・斎藤美奈子さんも13日付け東京新聞朝刊の連載「本音のコラム」で、「鳥越氏の会見で判明したのは『この人は都政のことを何も知らない』ということだった」と苦言を呈し、「与党陣営は胸をなでおろしたのではないか」とも書いた。




◇選挙公約は「がん検診100%」


そんな鳥越氏の不安定な主張は翌13日も続いた。情報番組「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)に出演し、「都議会との向き合い方」をコメンテーターに問われると、なぜか「政治とカネ」の問題を追及していないとメディア批判を始めた。


質問者から「それはわかったんですけども...」と制されると、意表を突かれたように「(都議会との関係は)やってみないと分からないところもある、是々非々で臨む」と答えた。


その後、同日14時から日本記者クラブで開かれた他の3人の立候補予定者との共同記者会見では、冒頭に自身の闘病体験をもとに「がん検診100%」という公約を発表した。2代続けて都知事がカネの問題で任期途中の辞任に追い込まれ、都政が混乱・停滞するなかでの公約としては、なんとも異例だ。


他の立候補予定者らが掲げた公約は、「『困った』を希望に変える東京へ!!」(宇都宮健児・元日弁連会長、69)「東京大改革」(小池百合子・元防衛相、63)「混迷に終止符!」(増田寛也・元総務相、64)などで、これに比べると、具体的ではあるが、特異な印象を与えた。


こうした鳥越氏の発言には、ツイッター上で


 “「なんでやねんw wってつっこんだ」
「 大丈夫かな?」
 「気になるレベル」


 と疑問を訴える声が相次いでいる。


 一時は野党統一候補に票を集中させるため、立候補取り下げも噂された宇都宮氏は、13日の日本記者クラブでの会見で、鳥越氏は明確な政策を示していないと指摘し、「都知事選は政策論争が中心にあるべきで、現段階で出馬の意志は変わらない」と、この時点では出馬の意向を強調した。



(7月13日 19時40分追記 NHKによると、宇都宮氏は、野党4党が支援する鳥越氏の立候補表明を受け、都知事選出馬を取り下げる意向を固めた)






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世界の秩序崩壊に日本は耐えうる国家に

2016-07-08 16:42:45 | 正論より
7月8日付     産経新聞【正論】より


中露連携、テロの大波…世界の秩序崩壊に日本は耐えうる国家に  京都大学名誉教授・中西輝政氏


http://www.sankei.com/column/news/160708/clm1607080007-n1.html


「世界秩序の崩壊」といえるような事態が進んでいる。この1カ月間だけでも、内外から伝えられるニュースに多くの日本国民は驚きを禁じ得なかったはずだ。


 ≪各地に広がる衝撃と懸念≫

 6月9日からの1週間の間に、まずロシアと中国の海軍艦艇が、時を同じくして、尖閣諸島の領海のすぐ外側の日本の接続水域に侵入した。ついに尖閣周辺に中国海軍が「出てきたか」との思いとともに、「中露連携」の可能性は当然ながら大いに気になるところだ。しかもその数日後、中国海軍の軍艦が今度は鹿児島県の口永良部島の領海を通過し、さらに16日には沖縄県北大東島の接続水域にも侵入した。もはや、その「メッセージ」は明らかで、恐れられていた事態がついに現実になったのである。

 参院選公示の翌々日の6月24日、英国の欧州連合(EU)離脱を決定した国民投票のニュースが日本をはじめとする世界のマーケットに激震を走らせた。

 しかしそれ以上に、この出来事は「戦後世界の秩序の支柱」であったEUの「終わりの始まり」と目され、それと表裏一体の存在である北大西洋条約機構(NATO)の安定も大きく揺るがすことになるのでは、との懸念が今、世界中に広がっている。アメリカを中心とする戦後世界の代表的な安全保障の枠組みであるNATOが動揺すれば、日米安保体制にも影響するのは必至だ。こうしてEU離脱は、地球の裏側にまで歴史的な波紋を及ぼす、という声まで聞かれ始めた。しかし、さきの中国海軍の動きを見れば、それはあってはならない事態である。


 そして7月1日の夜、突如としてバングラデシュの首都ダッカでのイスラム過激派によるテロで日本人7人の貴い命が奪われた、という衝撃的なニュースが飛び込んできた。これほどの日本人の犠牲者を出したのは、2013年1月のアルジェリアのガス田施設でイスラム武装勢力によって10人の日本人を含む多数の犠牲者を出したテロ事件以来だ。しかしこの翌々日にはイラクのバグダッドでも、過激派組織「イスラム国」(IS)の仕業とみられる爆弾テロが起こり、5日までに250人に上る死者を出している。




 ≪秩序は崩壊のプロセスに入った≫


 まさに4月8日の本欄でも書いたように「テロの大波」が地球を覆い始め(「『妖怪』生んだ米国の戦略的過ち」)、ついに本格的にアジアにまで波及し、日本人にも繰り返し悲惨な犠牲者を出すようになったのである。

 「冷戦後の世界秩序」と称されたものが、今や本格的な崩壊のプロセスに入っていることは明らかだ。

 実は、今から20年余り前の1990年代半ば、国際政治の担当教員として京都大学に赴任したときから、私は毎年4月の学年はじめに「冷戦後の国際政治の動向」と題し次の5つの趨勢(すうせい)を列挙して講義をスタートさせた。いわく、(1)中東秩序の崩壊とテロの蔓延(2)ロシア民主化の反転(3)中国の膨張と軍事大国化(4)EU統合の挫折(5)唯一の超大国アメリカの衰退と「孤立主義」化-である。


 このように話し出すと、はじめは神妙に聞き入っていた学生たちも(3)から(4)に及んでくると、「この先生は教授とのことだが、果たして大丈夫か」と心配げになり、そして(5)に至ると、もう腰を浮かせ「他の授業を見にいこう」と教室を出ていく。はじめの内はなぜだか分からなかったが、考えてみると当時、日本のメディアや学界・経済界で広く大勢になっていた見方とこれはあまりに違いすぎる。さすがに京都大学の学生は優秀で、世間に流布している情報はよくフォローしているな、と妙に感心したものだ。




 ≪回避し続けた憲法9条改正≫


 しかし、これは学者としての確信に基づく持説だから、如何(いかん)ともしがたく2012年の定年退職まで一貫して私はそう論じてきた。そして、とりあえず今のところ(5)を除くと、これらの私の予測は大筋で的中しているのではないか。

 これは何も、自らの予測の正しさを誇示して言うのではない。むしろ私自身、他のだれよりもこうした事態の到来を何とか避けることができれば、と心から願っていた。どれ一つとして、この日本という国にとって耐えうる事態ではないからだ。


 それにもかかわらず、この二十数年間、日本は「眠り続けた」のである。日本にはなぜ、かくも先見の明が欠けていたのか。それは安全保障、外交の自立、とりわけその大前提である憲法9条の改正に真剣に取り組むことをひたすら回避し続けてきたからである。

 しかも他の国ならいざ知らず、日本だけはこうした世界情勢の悪化にことのほか耐えられない国であるにもかかわらず、この全く初歩的かつ自明な課題にすら解決の努力を怠り続けてきたのである。世界の変化を見落としたのも当然のことだった。

 今こそ、憲法9条の改正に正面から取り組めるような参院選の結果を心から望んでいる。

(京都大学名誉教授・中西輝政 なかにし てるまさ)









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片山さつき氏、立川駅で演説中に“襲撃”受ける 約20人が取り囲んで罵声

2016-07-05 20:14:11 | 社会時事
片山さつき氏、立川駅で演説中に“襲撃”受ける 約20人が取り囲んで罵声


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160705/plt1607051700005-n1.htm


自民党公認候補として参院選(10日投開票)の比例代表から出馬している片山さつき元参院外交防衛委員長(57)が、暴漢に襲われたことが分かった。都内で街頭演説中に、左翼系団体とみられる集団に取り囲まれて、罵声を浴びせかけられたうえ、手をたたかれたという。党関係者は、警察への被害届提出も検討しているようだ。



 事件が起きたのは2日午後7時半ごろ、東京・JR立川駅北口で街頭演説の準備を始めたところ、約20人の男女に取り囲まれた。


 片山氏は「彼らは『アベ死ね』『戦争法反対』『脱原発』などと書かれたプラカードを持ち、『やめろ!』『片山帰れ!』『黙れ!』などと口ぐちに叫んでいました。私は冷静に話し合うため、まず握手をしようと手を差し伸べたら、その中の1人がいきなり私の手のひらをピシャリとたたいてきたのです。痛みがジンジン残りました」と語った。


 街頭演説に同行していた、自民党の江口元気・立川市議も、緊迫した現場について以下のように証言する。

 「片山氏は暴力にもひるまず演説を始めましたが、1人の女性がずっと大声で罵倒していました。その尋常ならぬ雰囲気に、われわれは身の危険を感じずにはいられませんでした」



 ただ、異常な集団とは別に、サイレント・マジョリティー(物言わぬ多数派)は冷静かつ賢明だった。片山氏はいう。

 「うれしかったのは、一般の人々が騒動に気付いて足を止め、私の話をじっくりと聞いてくれたことです。最終的には数十人になりました。ビラもたくさん受け取ってもらえました」


 今回の参院選では、安倍晋三首相も3日、東京・JR渋谷駅前での街頭演説中に、片山氏のケースと似たような20~30人の集団に罵声を浴びせかけられる事態が発生している。

 片山氏は「不当な圧力には絶対に負けません」と闘志を奮い立たせた。

2016.07.05










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尖閣すでに戦争状態 中国機「攻撃動作」6月に複数回 空自機を正面から威嚇

2016-07-01 22:38:30 | 支那(中国)
尖閣すでに戦争状態 中国機「攻撃動作」6月に複数回 空自機を正面から威嚇


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160701/plt1607011140002-n1.htm


東シナ海の軍事的緊張が高まっている。中国海軍の艦艇が日本の領海や接続水域に相次いで侵入していたが、ついに中国軍の戦闘機が航空自衛隊の戦闘機に攻撃動作を仕掛けてきたのだ。空中戦寸前といえる事態は、6月に入って複数回発生しているという。暴走して完全に一線を越えた中国軍。日本は現在、参院選(7月10日投開票)の真っただ中だが、政治家も国民も「今そこにある危機」を認識すべきではないのか。



 「中国軍艦の領海侵犯と同じように、空でも少しずつステップアップして、それを常態化させる狙いだろう。空自機はミサイル攻撃を避ける『チャフ・フレア・ディスペンサー』(ミサイル誤誘導装置)を使ったようなので、パイロットの負担は相当だったはずだ。このまま放っておけばエスカレートして、空自機が撃墜される事態も起きかねない」


 軍事ジャーナリストの世良光弘氏はこう指摘した。



 中国機の暴挙は、元空自航空支援集団司令官、織田(おりた)邦男元空将が6月28日、インターネットのニュースサイトに「東シナ海で一触即発の危機、ついに中国が軍事行動」という記事を発表し、産経新聞や毎日新聞が29日、防衛省幹部らの証言を加えて報じ、一気に広まった。


 萩生田光一官房副長官は同日の記者会見で「17日に中国軍用機が南下し、自衛隊機がスクランブル発進をしたことは事実」としたうえで、「攻撃動作やミサイル攻撃を受けたというような事実はない」と説明した。


 ただ、産経新聞は30日朝刊で、政府関係者の「あれだけの距離に接近したのは前例がない」とのコメントに加えて、以下のように伝えた。


 《空自機は中国機の周囲を大きく回り込み、後方から真横につけるポジショニングを試みた。中国機パイロットの顔が見える位置から信号射撃などを行い、退去を呼びかけるためだ》


 《中国機は想定外の行動に出る。空自機に対し機首を向け、正面から向き合う体勢をとったのだ。織田氏は『これはいつでもミサイルを撃てる戦闘態勢で、事実上の攻撃動作といえる』と指摘する》


 《空自機は不測の事態(=空中戦に巻き込まれるなど)を避けるため同空域からの離脱を図ったが、中国機はこれを追尾。空自機は敵機のレーダー誘導ミサイルなどを撹乱する装置を噴射しながら危機を脱した》


 何と、こうした事案は6月に入って複数回発生しているという。



 緊張状態が高まっているのは空だけではない。

 中国海軍のジャンカイI級フリゲート艦が6月9日、沖縄県・尖閣諸島の接続水域に侵入したのだ。中国の軍艦が尖閣周辺の接続水域に侵入したのは初めてで、約2時間20分も航行した。

 さらに、中国海軍のドンディアオ級情報収集艦が6月15日、鹿児島県・口永良部島の西方海域の日本を領海を侵犯した。同艦は約1時間半も領海侵犯を続けた。


 日本の領土・領海・領空を守る自衛隊の現場は、極度の緊張感を強いられているようだが、参院選では浮世離れしたような議論もみられる。


 共産党の藤野保史政策委員長が26日のNHK番組で、「軍事費が初めて5兆円を超えた。人を殺すための予算でなく、人を支えて育てる予算を優先させていくべきだ」と発言して、引責辞任に追い込まれたが当然だ。同党は綱領に「自衛隊の解消」を掲げ、沖縄からの米軍基地撤去まで主張しているが、一体、国民の生命と安全をどうやって守るつもりなのか。



 日本の安全保障論議のひどい現状を、カエルの世界に例えた小説『カエルの楽園』(新潮社)がベストセラーとなっている作家の百田尚樹氏は29日、自身の短文投稿サイト「ツイッター」に、「いよいよ中国が軍事行動を取り始めた」と書き込み、こう続けた。


 「軍艦の接続水域侵犯および領海侵犯から、どんどんスピードが早まっている。それなのに、マスコミはなぜ騒がない! 『カエルの楽園』をそのままなぞるつもりか!」



 「中国はとてつもなく恐ろしい国だということを、なぜテレビは言わない! 中国は第二次世界大戦前のドイツに似ている。今も多くの人は戦争なんか起こらないだろうと思っている。しかし、第二次世界大戦が起こる一年前も、こんな大戦争が起こるとは誰も思っていなかったのだ。戦争は突然起こる」



 今回の参院選では、現実的脅威を見据えた安保論議が必要だ。政府も国民も「国防」に対する意識と覚悟が求められることになる。


 前出の世良氏は「(現場が脅威と感じた事案は)いつどこの空域で何があったか『5W1H』(=When、Where、Who、What、Why、Howの略)をハッキリさせる必要がある。取り返しがつかないことになる前に、日本政府は中国に対し、(領土・領海・領空を守り抜く)断固とした態度を明確にすべきだ」と警鐘を鳴らした。

2016.07.01









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泥船AIIBを仕切る中国 ADBの役割を「補完」どころか「破壊」している

2016-07-01 18:32:07 | 支那(中国)
【お金は知っている】

泥船AIIBを仕切る中国 ADBの役割を「補完」どころか「破壊」している


http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20160701/ecn1607011550001-n1.htm



英国の欧州連合(EU)離脱を支持する国民投票結果が、国際金融界を震撼させている最中の6月25日、北京では中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の第1回総会が開かれた。総会で韓国代表、柳一鎬(ユ・イルホ)経済副首相兼企画財政部長官が「AIIBは金融危機緩和に役立つ」とはよくぞ言った。AIIBは資金調達力がなく泥舟同然なのだ。


 金立群AIIB総裁は参加国数が同じくインフラ支援を行うアジア開発銀行(ADB)をしのぐ情勢だと胸を張るが、肝心なのは資金力である。AIIBは国際金融市場での信用に欠け、資金源は中韓の外貨準備をあてにするしかない。金総裁は中国政府がAIIBの特設ファンドにポンと5000万ドル(約51億円)を提供すると言うが、年間で5000億ドル(約51兆円)以上も外貨が減る中でやっとひねり出した。韓国はAIIB債を一部引き受けたそうだが、外貨不安がつきまとっている。



 AIIBに助け船を出したのはADBである。ADB総裁の中尾武彦氏は財務官出身で、「現役当時からかなりの親中派として知られる」(財務省OB筋)。金総裁は鳩山由紀夫元首相に諮問委員会の委員就任を打診したそうだが、中尾氏ら対中協調派を目立たなくするための目くらまし工作なのだろう。


 ADBはこのほど、パキスタンの高速道路プロジェクトでAIIBとそれぞれ1億ドル(約102億円)を受け持つ協調融資を取り決めた。AIIBはこのほか3件のプロジェクトに融資する計画を発表したが、単独融資はバングラデシュ向けの1・65億ドル(約168億円)だけである。残りは欧州開発銀行や世界銀行との協調融資で、合計4件でのAIIB融資額は5億900万ドル(約519億円)。

 さてこの資金はどこからくるのか。


ADBの金融報告書によると、昨年末時点でのADBからの最大の借り入れ国は中国である。その未実行額は76・7億ドル(約7827億円)もあり、昨年中に承認した新規分は20・5億ドル(約2092億円)もある。これらの融資はもちろん中国のプロジェクト用だが、なんか変だ。そもそも、みずからの主導でAIIBを設立し、「豊富」と自称する外準を使って他国にカネを貸すゆとりがあるのに、なぜ新規に借り入れるのか。



 ADB対中新規融資額はAIIB融資額の4倍にも達する。北京がADB資金を流用すると断じるわけではないが、ADBから入ってくる外貨を利用すれば、外準を減らさなくても悠々とAIIB資金を工面できる計算になる。



 借金国が他国にカネを貸してもおかしくないし、AIIBは膨大なアジアのインフラ資金需要に対応できないADBを補完できる、と中尾氏はAIIBを一貫して擁護してきた。ならば、中国はADBからではなくAIIBから融資を受ければ済むし、ADBは中国に融資せずに、インフラ資金の不足している国にそっくり融資するのがスジというものだ。AIIBを仕切る中国はADBの役割を補完するどころか、破壊している。 

2016.07.01










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