東洋医学研究所のコラムが更新されました
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『糖尿病のお話 ~糖尿病と熱中症~』
東洋医学研究所グループ 二葉はり治療院 中村弘典 先生
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今回は、糖尿病と鍼の研究、そして治療を中心に行っている中村弘典 先生が担当です。
糖尿病と熱中症は関係ないように思えますが、その辺りのところを米国の調査などを元に解説されています。熱中症についても分かりやすく書いてありますので、ぜひご覧ください。
人間の体は皮膚を隔て、外界とは隔離された世界のようですが、体は絶えず外界に影響され、身体を正常に働かせるように調整しています。
人間の体はミトコンドリアという場所で、エネルギーをつくると同時に熱をつくり絶えず体の温度を一定に保ち、体が機能的に働くよう体温が保たれています。気温が暑くなれば、身体の熱を放散して体内の熱も上昇しますので、体内の熱を放散することが大切となります。それが出来ないと体の中に熱がたまり「うつ熱」という状態となり、熱中症などを発症し、重篤な場合は脳障害や死に至る場合もあるのです。
さて、糖尿病は知っての通り合併症が怖いのですが、それは体の大小血管が砂糖漬けのように硬くなり障害され起こるわけです。
体で産生された熱を運ぶのは血液です。血液は血管をとおって体の隅々に栄養や酸素などとともに熱を運びます。ということは血管が障害されれば熱をうまく放散できなくなる=熱中症にかかりやすくなるというのは当然かもしれませんね。
また、体調というのは、いろんな体の機能が関わっているのですが、その大きな柱の一つが自律神経機能です。鍼治療をすることで、この自律神経機能のバランスを調整されることが知られています。その中枢は脳幹にあり、体温調整中枢とも密接に関わっているようです。
鍼治療により体調を整えておけば、熱中症にかかりづらくなるということも理解できますよね。
今夏は
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日本各所で猛暑が続いております。日本は沖縄や北海道を除き、ほぼ湿気の多い夏です。身体の熱は汗をかくことにより、冷やされ、さらに蒸発することにより気化熱として熱が奪い去られていきます。湿度が高いと汗をかいても蒸発しづらいため、気温が低くても熱中症に陥りやすいのです。予防には…北海道に移住しましょうか
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な~んてね。
違う話ですが、西暦2000年を過ぎた辺りから太陽の活動の低活動期が続いたようです。最近、黒点も多く出るようになり、太陽の大規模な爆発も観測され暑い夏、晴天の続く夏の要因になっているようですね。
約11年周期で低活動期と高活動期を繰り返してきた太陽が、長い低活動期から活発に活動するようになってきたのでは…なんて見られてもいるようです。
太陽から地球はすべての恵みを与えてもらっています。しかし、その逆もあり得るということも言えるでしょう。なんせ太陽の中に地球がすっぽり100万個入るのですから、太陽がいかに偉大か分かりますね。
地球は太陽系に属するわけですが、銀河系全体からみると、このような地球に似たような惑星は60億個とも1000億個存在するとも言われています。
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似たような環境ってことは知的生命体がいるということ…
糖尿病の話から、宇宙の話に広がり、大きく話はそれてしまいましたが、「糖尿病のお話 ~糖尿病と熱中症~」を、ぜひご覧になり、この暑い夏を乗り切ってくださいね
二葉鍼灸療院 田中良和