二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

日本スポーツマスターズ2011石川大会 バドミントン競技 トレーナー活動

2011年09月29日 | バドミントン
9月18日(日)、石川県で開催された日本スポーツマスターズ2011石川大会へ、石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)のトレーナー活動として、選手のケアのため活動に参加しました。


 日本スポーツマスターズ2011 石川大会 

 活動対象競技:バドミントン
 会  場    :美川スポーツセンター(白山市)
 活動場所   :2階 トレーニングルーム
 活動期間   :9月17日(土)~19日(月祝 敬老の日) 3日間



 会場の美川スポーツセンター

 

 
 トレーナーブースへの案内立て札
 

このISTは、鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師、柔道整復師、理学療法士、日本体育協会公認アスレティックトレーナーが、共通のスポーツ医学、医療に対する認識とを持ち、それぞれの長けた技能を活かしあい、石川県のスポーツ選手、スポーツ愛好家をサポートしていこうという会であり、今年発足しました。過去のブログでも何度か書いています。

そこへ指導的立場でスポーツドクターの先生方にも参加して頂き、また、石川県体育協会スポーツ医・科学委員会の事業をサポートしていく会でもあります。

スポーツ現場への実働部隊と言えば、実働部隊的立場ですね。

私はこの日、一日、同じくISTの理事で針灸師会の定池先生、柔道整復師会の山下先生、堂本先生、理学療法士会の矢野先生とともに活動させて頂きました。

午前中には会長の北山先生(スポーツドクター)、柔道整復師会の佐藤先生も少しの間、顔を出して頂きました。

バドミントンという競技はシャトルが風で流れないように体育館の窓を閉め切るんですよね。
この日の気温は、台風が日本に接近していることもあり、フェーン現象により最高気温が35℃近くまで上がり、おまけに湿気がムンムンするという一日でした。(19日は雨が降り気温が22℃と15℃近い差があったのでした)

大会出場者の人の中には「石川県ってこんなに蒸し暑いんですか?!」と質問がありました。
「いえいえ、台風が近付いているので、今日は特別ですよ」なんて話もしていたのでした。






 競技の様子

私たちはクーラーの効いたトレーニングルームにブースを設置し活動を行ったわけですが、選手の皆さまがたくさん集まった時などは、クーラーも効いているのか分からなくなるような熱気でした。

3日間で私たちのトレーナーブースを利用して頂いた選手の皆さまは、述べ約140名ほどでした。










 活動の様子


選手の皆さまには非常に好評でした。ある程度の競技レベルの人たちは、自分でも練習後の体のメンテナンスを行っている様子でしたが、仕事や家庭を持ちながら、なかなかそのようなケアができていないのが現状です。そのような中での私たちのブースでの活動ですから「本当に有難かった」「ケアしてもらったので体が動いた」「テーピングで痛みや不安感がまったくなくなった」「試合後の疲れが取れた」など、たいへん喜ばれたのが、私たちの喜びでもありました。

トレーナー活動としては、まだ2回目ですが、ここで思うのは、自分がすべて施術を行うのではなく、テーピングであったら柔道整復師、マッサージはあん摩・マッサージ・指圧師、鍼は鍼灸師、ストレッチや運動指導を理学療法士、重症の人はドクターあるいは救護室から必要であれば病院へ搬送、など、それぞれのスペシャリストが、その場にあった先生に頼んで施術ができるというのは、スポーツ選手、愛好家にとって、非常に有難いシステムだと感じました。

また、それぞれの仕事ぶりを見ていると、いろんなことが非常に勉強になります。また、スポーツ領域の中で鍼灸師やマッサージ師の役割や必要性なども感じさせて頂けるのです。

また、選手の人たちにISTの活動趣旨を説明すると「素晴らしいことですね」「素晴らしい会ですね」「こんな会が私たちの県にもあるといいですね」など、有難い言葉を頂きました。今後、本当に内容が充実していき、継続していくことで、本当に医療者間の繋がりだけでなく、素晴らしいものが構築されていくのではないかと、ワクワクしてしまいます。





 スポーツマスターズ弁当です 豪華ですよね 美味しかったです


非常に蒸し暑く、そして熱い一日でした。勉強にもなったし、選手の皆さまだけではなく、大会役員や主催者側にも、なかなか好評であり、私たちの活動が少しずついい種を蒔いていっているな~ということを実感しました。

また、来年スポーツマスターズが開催される高知の役員の方々も視察に来ており、「こんな活動は来年は私たちには無理ですね」「派遣して頂きますか?!」などのお話があったようです。これは私たち石川県民のための活動ではあるのですが、このような形で全国に有志が展開していくと、地元にとっては素晴らしいことであり、私たちISTが起爆剤になったりして…なんて思ったりもしています(これは私的意見ですからね)

実りある一日でした


二葉鍼灸療院 田中良和
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第61回全日本実業団バドミントン選手権大会 金沢大会 トレーナー活動

2011年07月15日 | バドミントン
6月29日(水)~7月3日(日)に行われた、第61回全日本実業団バドミントン選手権大会金沢大会へ、石川県スポーツトレーナー連絡協議会(IST)のトレーナー活動として参加しました。

ISTの北山会長がバドミントンとの繋がりが強いこともあり、今年のトレーナー活動として、実業団バドミントン大会での活動が可能となりました。6月29日~7月3日の5日間、IST理事と一定のトレーナー講習を受けて、スポーツトレーナーとして活動が可能な認定会員(講習免除者)とで、午前と午後に別れ、常時2~3名体制でトレーナー活動をさせて頂いたのでした。

私は、7月1日(金)、一日診療を臨時休診させて頂き、トレーナー活動に参加しました。


 午前中、一緒に活動を行った島田先生(理学療法士&石川ブルースパークストレーナー〈バスケ〉)


 受付


 活動ブース

バドミントンというと、遊び程度にやったことがあるくらいだし、テレビでもそうめったに見ない競技でした。事前に、急性のケガはほとんどなく、膝、足首など下半身が中心で、腰や肩など慢性疲労的な状態が多いだろうと打ち合わせの時に聞いていました。確かに腰から下半身にかけての訴えが多かったですね。


 練習風景

試合や練習を少し見学したのですが本当に激しく、スピーディーな競技なんだなと改めて自覚しました。これは膝や足関節に負担が大きいなというのが一見して理解できます。私は野球はいつも現場に見に行きます。そう教えられましたし、実際、選手一人一人動きが違います。「こんな動きしてるんだね」「だから、ここが痛くなるんだ」「そしたら、こうすればいいんじゃないの」と見てるとイメージが湧いてくるわけです。現場でトレーナー活動ができるというのは本当にありがたく、勉強になります。


 試合風景 ~1~


 試合風景 ~2~


 試合風景 ~3~


それに実業団ともなれば、レベルも高く、皆さんよく練習されている体をしていました。チームとしてトレーナーが帯同してきている所は少なかったですね。ただ今回は帯同していないだけで、それぞれトレーナーが存在するチームもあるようでした。トレーナーがいないチームもあります。会社事情というのもありますから。

この大会は、男子が147チーム、女子が35チームがエントリーして行われました。ISTトレーナーブースでの活動が一番忙しかったのは、大会2日目で、予選が行われているときでした。このブース、講習会のとこでもお話したように、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師、日体協公認ATが一緒に活動しているところがミソなのです。

鍼治療あり、運動療法あり、テーピングあり、運動指導あり、応急処置あり、マッサージあり、選手の皆様には様々なケア方法で適切な処置をすることが可能なので~す。


 お昼に一緒に活動した鍼灸マッサージ師会 宮川先生と見学の針灸師会 大内先生

それぞれの技術を活かして、選手をケアするということですね。今回は、ドクターがいることはなかったのですが、スポーツドクターもこれから一緒に活動する場合も出てくるわけです。理学療法士の方の体の構造や運動方法、ストレッチなどの的確な指導や、柔道整復師の方の芸術的なテーピングの仕方などなど、これこそ本当に資質向上の場だな~と思いましたね。


 午後に一緒に活動した針灸師会の中村先生
 トレーナー活動、撤収の午後7時過ぎまでお疲れ様でした~

今回のトレーナー活動では、予選から勝ち進んだチームに利用率が高かったと思われます。トレーナーがいない、あるいは、帯同していないケースです。そのようなチームの皆さんには、「このブースがなかったら、ここまで試合ができませんでした」「こんなブースがあってくれて、たいへん有難い」という声が多かったです。大会本部からも、なかなか好評であったとの報告を受けました。




 ケアの風景、「ACT SAIKYO」という山口県のチームです。他の選手も利用して頂きました
 「ブログにのせていいですか」というお願いに、快く「オッケー」して頂きました
 ちなみに「ACT SAIKYO」は予選から勝ち上がりベスト8でした。
 男子の「宇部興産」(山口県)の選手の皆さまも多くご利用頂きました。こちらも予選から勝ち上がり、初のベスト8でした


最初の活動としては、いい出だし、いい出航となったと感じます。

次のトレーナー活動は、9月に開催されるスポーツマスターズ2011石川大会のバドミントン競技です。バドミントンの体の動きがなんとなく理解できましたので、次回までにしっかり勉強して、次の活動にレベルアップして臨みたいと思ってます

大会関係者の皆さま、ブースをご利用頂きました選手の皆さま、ありがとうございます


二葉鍼灸療院 田中良和
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